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● シャッフル ●

 カードを使うゲームでは、カードを「切る(シャッフルする)」ことがほとんどです。カードをシャッフルすることによって、どの札がいつ来るかが分からなくなり、ゲームをより面白いものにしているわけです。今回は、シャッフルについて少々書きたいと思います。


- 一般的なマナー -

 シャッフルの話をする前に、関連の一般的なマナーについてちょっと書きます。

 シャッフルする時は、カードの表側が誰にも見えないようにする必要があります。トラブル防止のためですね。また、当然の話ですがどのカードがどこに来るかが分かるようにシャッフルしてはいけません。ゲームとして成り立たなくなります。

 カードを配る時なのですが、ルールに明記されていない限り、配る人(ディーラー)の左隣のプレイヤーから時計回りに1枚ずつ配っていくのが通例です(ピットなど例外はありますが)。特に、ディーラーから配ってはいけないそうです。このあたりも、不正防止の点からでしょう。

 配られるプレイヤーは、すべて配り終わるまでカードを手に持ってはいけません。これは、配りときのミスを防ぐためにも守って欲しいです。

 カードを持つ際は、他のプレイヤーから見えるようにしなければいけません。また、持っているカードの枚数はルールで示されない限り公開情報です。

 一般的なマナーなので、仲間内でやるときは厳密にやらなくてもいいでしょう。しかし、カードを扱うゲームをやるうえで覚えておいて損はないと思います。


- シャッフルの種類 -

 シャッフルの方法は人によって違います。ここでは、よく使われるシャッフルの方法を紹介していきます。

● ヒンズーシャッフル (Hindu Shuffle)

 私たちがカードを切る時に普通やる方法がヒンズーシャッフルです。カードの山を片手に持ち、もう片方の手で山の下から数枚を山の上に持っていきます。文章で説明するよりも実際にやってみたほうが分かりやすいです。日本人はヒンズーシャッフルを使いますが、ちなみに他の国ではそうとは限らないらしいです。

 ヒンズーシャッフルは、カードの枚数がそんなに多くないならば、最も手軽なシャッフルの方法になります。カードが多い場合は、いくつかの山に分けて行うしかありません。普通はヒンズーシャッフルだけでも十分です。

 この方法の難点は、どうしてもカードがよってしまうことです。同じ種類のカードが捨て札にたまるゲームだと、そのままシャッフルしただけでは山に同じ種類のカードが固まって入ることになります。

 全員にカードを配るタイプのゲームならば、あまり気にしなくてもいいのですが、山札からひとりずつ何枚も同時に引くようなゲームだと、ちょっと困ったことになってしまいます。このような場合は、別の方法と併用する必要があるわけです。

● リフルシャッフル (Riffle Shuffle)

 手品師とか、カジノのディーラーとかがよくやっている方法です。カードの山を半分ずつ両手に持ち、親指を使って交互になるようにバラバラとカードを落とします。これも、図がないと分かりにくいですね。

 リフルシャッフルは、ヒンズーシャッフルと比べてカードが固まりにくいという利点があります。ヒンズーシャッフルだけではカードが偏ってしまうゲームも、リフルシャッフルと交互にやればうまくいくでしょう。

 この方法の難点は、技術を要することです。何回も練習しないとなかなかうまくいきません。プラスチック製のトランプを使って練習するのがいいでしょう。

 あとは、カードを傷めることです。シャッフルの過程でカードをそらすため、紙製のカードだとすぐにいたんでしまいます。また、失敗するとカードが折れることもあります。プラスチック製のカードでも折り目が残ったり、そこから割れたりする場合があります。

 私の場合は失敗するとまずいので、自分のプラスチックのトランプ以外ではリフルシャッフルはしないことにしています。

 また、スリーブを使えば、リフルシャッフルを簡単に行うことができます。両手にカードを半分ずつ持って、カードの底をテーブルで支えながら、片方の山にもう片方の山を入れるようすれば、リフルシャッフルと同じことができるのです。

 最後に、完璧なリフルシャッフルを何回かかけると山の状態が元に戻ってしまうそうです。1〜8の順に並んでいる 8枚のカードに対して完璧なリフルシャッフルをかけてみると下のようになります。普通にやる分にはどうでもいいことだと思いますが、一応念のため。

はじめ:1 2 3 4 5 6 7 8
 1回目:1 5 2 6 3 7 4 8
 2回目:1 3 5 7 2 4 6 8
 3回目:1 2 3 4 5 6 7 8

● ショットガンシャッフル (Shotgun Shuffle)

 普通にカードを配る要領で、いくつかの山に分け、それぞれの山を適当な順番で1つの山にする方法です。調べたところ、あまり一般的な方法ではないようです。おそらく MAGIC のプレイヤーあたりが始めた方法なのでしょう。

 山の数は、少なすぎても意味がないし、多すぎても大変になります。ゲームによって違うのですが、私の場合は 7つか 5つの山に分けています。4人で 1枚ずつカードを引くゲームに対して、4つの山に分けてもしょうがないので気をつけて下さい。

 また、完璧なリフルシャッフルと2つの山に分けたショットガンシャッフルは等価になります。

 このシャッフルは簡単にできる上、カードが偏らないのでヒンズーシャッフルだけでは不十分なゲームにはお勧めです。

 難点は、カードを配るのと同じことをやっているため、どうしても時間がかかってしまうことでしょう。また、トラブルのもとになるので、ヒンズーシャッフルなどの他のシャッフルと必ず併用してください。


- カットについて -

 最後にシャッフルに関係して、私たちのまわりではあまりなじみがない「カット」について少々書きます。

 厳密にゲームをやる場合に「いかさまはしていません」ということを示すために、ディーラー以外のプレイヤーが山札をカットするということを行います。

 カットの方法は簡単で、ディーラー以外の誰かが山を適当な場所で2つに分けるだけです。ディーラーは残った山を分けた山の上に置きます(逆にすると意味がないので注意)。

 仲間内でプレイする場合は、普通はカットまではしませんがこういった方法があるというのも知っておいて損はないと思います。


 以上がシャッフルについてでした。シャッフルはカードをランダムにする手段ですが、このときに不正行為がされるのを防ぐために、マナーとしていろいろなことがあります。このようなマナーあるのは、トランプをはじめとするカードを使うゲームの歴史が長いからなのではないのでしょうか?


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