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● 普通電車で行く東京旅行記(1) ●

 今回はちょっと毛色を変えて、2001/3/8 〜 2001/3/10 の期間で東京旅行をしてきたことを書きます。


- はじめに -

 今回のテーマは「常磐線に乗って東京まで行く」ことにしました。いつもは新幹線で行くのですが、仙台にいるのだから常磐線には乗りたいと前から思っていたので、そうしました。旅行の目的はボードゲームの購入なのですが、移動過程も楽しもうということです。

 旅行前は、安くあげるためにいろいろと調べて18切符を購入したり、時刻表とにらめっこをしてプランを立てたりしていました。いくつかプランを立てていたのですが、行きは常磐線、帰りは東北本線で行くことにしました。

 ここでは、行きと帰りの様子を紹介していこうと思います。


- 1日目 -

 1日目はテーマ通り、常磐線で仙台から東京にはいることにしました。仙台には5年くらい住んでいるのですが、まだ常磐線に乗ったことがなかったので、使ってみようと思ったわけです(そもそも、常磐線沿線の方には行く機会がありませんから)。

● 出発前

 東京に早めに着きたかったのと、前日から雪が降っていて駅まで時間がかかりそうだったので 6:10 に起きました。とにかく寒いです。外を見たらまだ雪がちらついていました。東北では 3月でもまだまだ寒く、雪が降ってもおかしくありません。当日の最低気温は 0度くらいだったと思います。

 朝食をとって出発。天気が悪いのと、平日なので通勤時間と重なることから、7:10 頃に家を出ました。

● バス

 私の家は仙台駅からちょっと離れているので、バスを使わないと駅に行くのは大変です(歩くと1時間弱かかります)。家の近くでは 5:50 始発で 7時台や 8時台は 5分に1本くらいの割合で駅に行くバスが出ています。

 仙台市内では、仙台市交通局と宮城交通の 2社のバスがあります。仙台市内では市バスの方が明らかに強いですね。本数も数倍多いです。

 ちょっと待って 7:14 バスに乗車。ダイヤから 2分ほど遅れていますが、バスなので仕方がありません。雪が降ったりすると、もっとひどいことになります。道路の関係上、渋滞が起こりやすいのが仙台の交通事情です。ひどいときは駅から家の近くまで2時間以上かかるときもあるそうです。

 バス内は通勤時間と重なっているためやや混雑していました。平日の昼なら座っていけるのですが、結局駅まで座れませんでした。これもよくあることです。道路はまだ混雑していなかったため 7:35 に駅に到着しました。所要時間は 21分、普通で25分かかりますから、結構早いほうですね。

 バスを降りてからちょっと歩いて駅へ。駅までは 3分くらいかかります。バス停から駅までは以外とかかるので、なれていない人は注意が必要です。仙台のバス離れていないと乗りにくいかもしれません。私も仙台に着たばかりの頃、循環線の逆回りに乗ってしまったことがあります。

 仙台駅で飲み物などを買って改札を通って電車を待ちます。この時点で 7:50 です。ちょっと早すぎたようです。

[ひとこと - 仙台市内の交通事情]

 仙台駅まで行くときは、バスの待ち時間(昼間で運が悪いと10分以上待つ)やバスでの移動時間(渋滞していると40分かかる)、駅までの移動時間(ホームまで5分かかる)などを考慮して、出発時間の 1時間前に家を出るようにしています。しかし、今回のように何もなければ結構時間が余ってしまいます。



● 常磐線

 今回利用した 1本目の電車は 8:10 発いわき行きです。常磐線に初めて乗ったのですが、ボックス席がないこと以外は東北本線とあまり変わらなかったような気がします。

 6両編成ですが、原ノ町で切り離しを行って、先頭の 2両がいわきに着くようになっています。ふつう常磐線は仙台が起点となりますが、通勤時間だけは利府が起点になります。この電車もそうです。

 ここからは、停車駅ごとに気付いたことなどを書いていきます。とはいっても、停車駅数があまりにも多いのですべての駅について何か書くことはできませんが。


[宮城編]

1駅目 仙台 (8:10, 0km)

 東北の中心都市です。東北の県庁所在地は、秋田以外なら行ったことがありますが、やはり仙台が一番大きな都市ですね。

 平日の朝で、仙台を離れる方向なので電車は空いています。ゆうゆうと座ることができました。ちなみにこの文章は、車内にメモ帳を持ち込んでいろいろと書いたことをもとに作っています(かなり間抜けですね)。

2駅目 長町
3駅目 南仙台

 このあたりはまだ仙台圏のまっただ中です。住宅街が続いています。仙台からしばらくは東北本線と一緒なので、私から見る特別変わったことがないわけです。実家が福島にあるので東北本線は何回も利用したことがあります。

4駅目 館腰

 仙台空港のアクセスポイントです。駅自体は国道4号線沿いにあります。この辺もまだまだ住宅が多いところです。私の実家も4号線沿いにありますから、郊外店などの雰囲気が実家のあたりとかなり似ているのです。

5駅目 岩沼

 このあたりになると畑や工場が多くなってきます。もうそろそろ仙台圏を出ます。岩沼から先は、東北本線と常磐線が別れます。ここからは未体験の路線に突入します。

6駅目 逢隈

 常磐線に入ったら一気に畑が多くなったような気がします。常磐線に分かれてから線路が単線になっています。これは知りませんでした。

7駅目 亘理

 ここで下り電車を待つため 4分停車です。単線なので駅以外の場所で電車が交差できないからです。停車中に駅の様子を見ると、下りのホーム(仙台方面)がやけに混雑していました。この時点で 8:44 ですから、通勤などでしょうか?

 名物「はらこめし(はらこごはん)」の看板が見えます。はらこめしとは、しょうゆ味のシャケご飯の上に、しょうゆでつけたイクラをのせたどんぶり物です。私はシャケが大好きなので、はらこめしももちろん好きです。

8駅目 浜吉田
9駅目 山下
10駅目 坂本

 宮城県から福島県へ抜けるところです。この辺は本当に海沿いを走っているわけではないので、景色は単調です。まだ 9時前なので外は寒いです。

 東北地方では、暖房の効率を上げるために電車のドアの脇に開閉ボタンがあります。電車を降りるときは「開」ボタンを押さないと開きません。外から入るときも同様です。


[福島編]

11駅目 新地
12駅目 駒ヶ嶺

 福島県に入りました。とはいっても、この辺はまだ景色も代わり映えがしません。いつの間にか入っていたような感じです。

13駅目 相馬

 比較的大きな都市です。沿線には国道6号線が見えてきます。福島県内の 6号線は 4号線とあまり雰囲気が変わりません。相馬には何回か行ったことがあるのでなじみがあります。地図を見れば分かると思いますが、福島からは南北に離れていないのでそんなに遠くありません。海産物はおいしいですよ。

14駅目 日立木
15駅目 鹿島

 この辺も国道6号線と併走しています。外を見ると、かなり天気がよくなってきました。地元の人じゃないと分からないのですが、福島県は天気予報の区分が、東から浜通り、中通り、会津の3地方に分かれています。常磐線は浜通りを走っており、浜通りは県内で一番過ごしやすい気候(冬は暖かく、夏は蒸し暑くならない)をしています。

16駅目 原ノ町 (9:33, 73.8km)

 ここで後ろ4両は切り離しになります。切り離しのため13分ほどの停車です。2両目に座っていたので、切り離し作業を見ることができました。待っている間はそんなに寒ありませんでした。

17駅目 磐城太田
18駅目 小高
19駅目 桃内

 この辺はトンネルがあったりして東北本線に乗っているみたいな感じがしました。福島県中部は景色が単調だけにつらいところかもしれません。

20駅目 浪江
21駅目 双葉

 福島第一発電所のあるところです。この辺になってちょっと都会っぽくなってきたような気がします。

22駅目 大野
23駅目 夜ノ森
24駅目 富岡
25駅目 竜田
26駅目 木戸
27駅目 広野

 ここら辺は意識が飛んでいました。福島県中部は海沿いからちょっと離れたところを走っているので、海が見えてきません。だんだんいわきに近づいています。

28駅目 四ツ倉

 ついに海が見えてきました。海沿いを電車で走るのは気持ちがいいです。天気もだいぶ良くなったので見晴らしも抜群です。

29駅目 草野

 もうすぐ 1本目の終着駅になります。すっかり街の中に入った感じです。乗客もかなり多くなってきました。この辺で線路は複線になっていました。これで逆方向の電車待ちをしなくてもすみます。

30駅目 いわき(11:06, 151.3km)

 常磐線の1本目はこれで終了です。常磐線のいいところは乗り換えが少ないことなのですが、単線区間で待ち時間があるのが難点です。ここまでで、すでに3時間近く経過しています。

 いわき市は日本一大きな市です。あまりいわきには行ったことがないのですが、市街地も結構広々していたような覚えがあります。中心地は駅から少々離れたところにあるみたいです。

 常磐線の2本目 11:22 発の上野行きに乗り換えます。実は 11:11 発のスーパーひたちがあるのですが、18切符では特急には乗れません。ここはあきらめて普通電車に乗り継ぎます。いわき駅はそんなに広くないので、すぐに乗り換えは完了しました。

 時間をつぶすため駅構内をぶらぶらと歩いた後で出発です。そのまま乗っていると上野に行けるわけですが、昼食をどこかで食べたいので、適当なところまで乗るようにします。

31駅目 内郷

 2本目は、6両か8両編成だったような気がします(メモを取っていなかった)。東北地方から離れるので、ドアは全自動です。ボックス席がある車両とない車両に分かれていました。

32駅目 湯本

 名前の通り温泉がある街です。福島の周辺には結構温泉があるので、温泉に行くために足をのばさなくてもいいのですが、湯本温泉は1回だけ行ったことがあります。ここら辺は海からは若干離れています。

33駅目 泉
34駅目 植田

 この辺は海から離れたところを走っているので海は見えません。長かった福島もそろそろ終わりです。

35駅目 勿来

 この駅が福島県の最後です。駅名は「なこそ」と読みます。ここから北は厳しい東北地方に入るので警告の意味も込めて勿来(来るな)と名前が付いたそうです。


[茨城編]

36駅目 大津港

 勿来を出てすぐに県境があります。県境を越えるあたりがちょうど海沿いできれいなところです。

 東北は脱出しましたが、この駅だとまだそんな感じはしません。いわきの方の病院の看板とかがあるせいでしょうか?

37駅目 磯原
38駅目 南中郷

 海沿いをずっと走っています。天気が良ければ、ここら辺の区間が一番景色がきれいだと思います。

 このあたりは結構スピードの出る区間で、電車がかなり揺れます。私は乗り物には酔わない方なのですが、この区間でゲームボーイなどをやっているとさすがに酔うかもしれません。

39駅目 高萩

 車両基地があるため、線路数がやたら多くなっています。このあたりはずっと国道6号線に沿っています。ここまでくると関東に入ったという感じがします。

40駅目 川尻
41駅目 子木津

 日立の付近というわけで、さすがに日立関係のビルなどが目に付きます。そろそろ空腹になってきたので、降りる準備をします。

42駅目 日立(12:23, 213.8km)

 ここで途中下車。昼食をとります。駅構内で海の方に出そうになりましたが、さすがになにもなさそうだったので回ってきました。

 場所柄か、貨物列車が止まっていたりとか、やたらとホームが長かったりとか、トラクターとかが全部日立社製だったりとか、いろいろと印象に残りました。

 ほとんど、思い立って降りた感じなので(水戸まで待てなかったので)、駅周辺があっさりとしているのには驚きました。後で調べてみたら、駅の真ん前に公園があって、ちょっと離れたところに繁華街があるみたいでした。

 電車の関係から町中を歩ける時間があまりなかったので、とりあえず近くで昼食を取って、すぐに駅に戻りました。もっと時間を取って市街地をまわってもよかったかもしれません。

 昼食も取ったところで3本目に乗り込みます。13:14 発水戸行きに乗って水戸を目指すことにします。

43駅目 常陸多賀
44駅目 大甕

 ここら辺は日立圏内ですね。住宅地も多くて発展しているような感じです。いつの間にか海沿いから離れていました。

 3本目はおそらく 4両でボックス席が多いタイプでした。一番短い距離なのであまり気にしていませんでした。

 このあたりから東京に出るのは結構大変なことが分かりました。普通電車だけだと 2時間30分 〜 3時間くらいかかります。普通電車の旅も半分を少し超えたあたりまできました。

45駅目 東海

 あの東海村ですね。思ったよりも都会っぽかったような気がします。

46駅目 佐和
47駅目 勝田

 ここら辺はすっかり水戸圏内です。2駅手前でもう都市圏に入っています。都市圏が広いのは関東の特徴ですね。

48駅目 水戸(13:45, 245.4km)

 これで3本目は終了です。わずか 6駅で、長い福島県を越えた後だったので、本当にあっという間という感じでした。

 東京方面に向かうために、4本目に乗り換えます。ちょうどすぐ隣のホームだったので、すぐに完了しました。水戸駅は水郡線とか水戸線とかがあるのでかなり広いです。乗り換え時間が11分しかなかったのであまり駅構内を回れなかったのが残念です。

 4本目は 11両編成の 13:56 発 上野行きです。首都圏に入る電車なのでボックス席のないタイプだったような気がします。あとは乗り換えなしで行きます。

49駅目 赤塚
50駅目 内原
51駅目 友部
52駅目 岩間
53駅目 鳥羽
54駅目 石岡
55駅目 高浜
56駅目 土浦

 この区間も意識が飛んでいました。首都圏までもうすぐだと思っていたらまだまだあるような感じでした。気づいたときには土浦で結合のための待ち時間になっていました。

 特急とかがありがたくなるのは水戸から先だという話を聞きました。確かに、福島県内はよく止まる上にあまりスピードが出ませんからね。

57駅目 荒川沖
58駅目 ひたち野うしく

 この辺はまだまだ発展しそうな感じの都市です。特急の通過待ちがありました。

59駅目 牛久
60駅目 佐貫
61駅目 藤代

 ようやく首都圏に入ったという感じです。住宅の密度も上がってきました。この辺から上野までは1時間くらいなので通勤圏なのでしょうね。

62駅目 取手

 茨城県最後の駅です。途中下車したからかもしれませんが、茨城県も思ったよりも長いような気がしました。


[千葉編]

63駅目 天王台
64駅目 我孫子
65駅目 柏
66駅目 松戸

 千葉県内は一気に抜けた感じです。ここまでくると本当に住宅も密集してきます。松戸のあたりから通過駅がだいぶ多くなったような気がします。ここに来てスピードアップした感じです。


[東京編]

67駅目 北千住
68駅目 南千住
69駅目 三河島
70駅目 日暮里 (15:57, 360.7km)

 最終区間も一気に抜けた感じですね。ただ、北千住までが長かったような気がします。東京都に入るとさらに建物の密度が上がってきます。常磐線は上野が終点なのですが、新宿に行く都合があったので日暮里で下車して山手線に乗り込みます。


- 常磐線の総括 -

 長い長い常磐線の旅は、日暮里で終了です。色々と感じたことがあるのでちょっとまとめます。

● 常磐線の行程

1本目 仙台〜いわき
151.3km を 2時間56分 (52km/h)

2本目 いわき〜日立
62.5km を 1時間1分 (61km/h)

3本目 日立〜水戸
31.6km を 31分 (61km/h)

4本目 水戸〜日暮里
115.3km を 2時間2分 (57km/h)

全体
360.7km を 6時間30分 (55km/h)

 乗り換えは少ないのですが、単線とか通過待ちとかで待機時間がだいぶ多かった気がします。福島県中部と水戸をすぎたあたりからが景色が単調なため、つらいところかもしれません。いや、寝ていくのならあまり関係はないのですが...

 今回は、途中下車を含めて電車を降りたのは3回でしたが、電車をうまく選ぶと普通電車のみでも乗り換え1回で上野まで行くことができます。そのあたりが常磐線の強みかもしれません(もちろん新幹線を使えば乗り換えはないのですが)。

 海沿いの区間が思ったよりも短かったような気がします。海を見たいのなら、勿来〜日立の区間が一番いいかもしれません。この区間は仙台と上野間だとちょうど真ん中あたりになります。

 あと、途中下車は 2時間くらい時間をとった方がいいかもしれません。特に18切符を使って移動する場合は、1か所くらいはゆっくりと見て回るところを作った方がいいと思いました。


 帰りの様子は、「普通電車で行く東京旅行記(2)」に続きます。帰りは東北本線を使って上野〜仙台を移動しました。


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