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● Sell Out ●

Designed by Hammer (2002)

ジャンル: 読みあい
時間: 10分
人数: 4人〜6人
難度: 2 (簡単)

 品物に値段を付けて売るゲームです。高い値段を付けてしまうと売れませんが、あまりにも安すぎると儲けがありません。売れるかどうかは、他のプレイヤーの付けた値段次第なのです。


● 用具

筆記用具と紙(人数分)
得点を示すもの

● ラウンドの進行

 このゲームは、ラウンド制で 5ラウンドに分けておこなわれます。各ラウンドでは、品物に値段を付けて、売れたかどうかを判定します。最終ラウンドが終了した時点で、一番得点を稼いだ人の勝利となります。

1. 値段を付ける

 各プレイヤーは、他のプレイヤーに知られないように、このラウンドの売値をつけます。売値は 1以上の整数で、値段を紙に書きます。

2. 売却の判定

 全員が売値を決めたら、一斉に公開します。売値の安い順に売却の判定をおこないます。
 一番安い値段を書いたプレイヤーは、確実に売ることができます。売却した金額はそのまま得点になります。
 次に安いプレイヤーは、一番安いプレイヤーとの値段の差を比べます。差が 10以下であれば売ることができます。以降も同様に、直前のプレイヤーとの差が 10以下であれば売ることができます。
 ただし、誰かが 11以上の差で売れなかったときはその時点で売却の判定が終了し、それより高い値段を付けたプレイヤーも売却することができません。
 一番安い金額を書いたプレイヤーは書いた金額 +10点、2番目に安い金額を書いたプレイヤーは、書いた金額 +5点、それ以降は書いた金額そのままの得点が入ります。
 同じ金額を書いて、ボーナス点がある場合は人数分で頭割りをします(端数は切り捨て)。また、1人しか売却できなかった場合、売却できたプレイヤーは、書いた金額 +15点になります。
 最後の 5ラウンド目は、売却できたプレイヤーに入る得点が 2倍になります。安い金額を書いたときのボーナスも 2倍になります。

3. ゲームの終了

 5ラウンド目が終了した時点で、ゲームが終了します。一番得点が高かったプレイヤーの勝利となります。


● 売却の例

例1:

 5人プレイで、プレイヤー A, B, C, D, E がそれぞれ 8, 17, 17, 30, 32 と値段を付けたとします。
 まず、一番安い金額を書いたプレイヤー A が売却して 8 + 10 = 18点が入ります。次に、安いのは B と C の 17 です。A との差は 9 なので売却できます。それぞれ 17 点とボーナスの 5点を 2人で割った 2点の 19点が入ります。
 次に安いのは C ですが、直前との差が 13なので売却することはできません。これで売却の判定は終了します。D も売却することができませんでした。

例2:

 同じく 5人プレイで、プレイヤー A, B, C, D, E がそれぞれ 12, 23, 25, 34, 43 と値段を付けたとします。
 一番安い A は売却することができます。次に安い B は 11の差で売却することができませんでした。得点が入るのは A だけで 12 + 15 = 27点が入ります。B があと 1 安くつけていれば、全員が売却できました。


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