トップ > オリジナルゲーム

● Take Them All ●

Designed by Hammer (2001)

ジャンル: リスク管理
時間: 20分
人数: 4人
難度: 3 (ふつう)

 カードを集めて得点を獲得していくゲームです。場にどんどん得点カードがたまっていきますが、とれるチャンスは限られています。欲張り過ぎるとカードが取れなかったり、得点が下がったりしてしまいます。どこでカードを取るかが重要なゲームです。


● 用具

カード 60枚 (内訳は後述)

● 準備

 カードをよくシャッフルして、山札にします。適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。

● セットの進行

 各セットごとに、山札の 60枚のカードを取っていきます。プレイヤーはセットを通して 3回までしかカードを取ることができません。セット中にいくつかのラウンドを行い、カードを取っていきます。

● ラウンドの進行

 ラウンドの開始時に 1枚ずつ、参加者数 - 1 列 のカードの列を作ります。山札が足りない場合は、足りる分まで列を作ります。
 スタートプレイヤーから時計回りターンが回ってきます。自分のターンになったら、次のことを順番に行います。

1. 列にカードをつける

 山札からカードを1枚引いて、そのカードをどれかの列につけます。そのあとで、もう1枚カードを引いて、どれかの列につけることができます。ただし、2枚とも同じ列につけてはいけません。また、1つの列には 8枚までしかカードがつきません

2. カードを取る

 カードをつけたあとで、どれかの列をとることができます。カードを取る場合は、列のカードをすべて取りそのラウンドから抜けます(自分のターンが来ません)。3回カードを取ったら、以降のラウンドには参加できません。取らない場合は、次のプレイヤーのターンになります。

- カードをつけられる列が 1列しかない場合

 2人が列を取ったり、列のカードが 8枚になったりして、カードをつけられる列が 1列しかない場合は、ターンの開始時にカードをとることができます。カードを取った場合は、もちろんラウンドから抜けます。あとは、通常のルールに従います。

- カードをつけられる列がない場合

 全部の列が 8枚になったり、山札がなくなったりした場合は、カードを取るか、パスするかを選びます。カードを取った場合は、通常のルールに従います。パスした場合もラウンドから抜けますが、カードを取ったことにはなりません。

 列のカードがなくなるか、全員がパスするまでラウンドを続けます。ラウンドが終了したら、カードの列が残っていたら捨て札にし、次のラウンドに進みます。次のラウンドのスタートプレイヤーは「最後にカードを取ったプレイヤーの次のプレイヤー」になります。

● セットの終了

 誰か1人以外が 3回カードを取るか、ラウンド終了時に山札がない場合にセットが終了します。残ったプレイヤーは、山札のカードをすべて取ります。
 各プレイヤーが集めたカードについて得点計算し、最も得点を稼いだプレイヤーがセットを取ります。トップが同点だった場合は、その全員がセットを取ります。
 山札を切り直して次のセットを行います。誰かが 2セット先取した時点でゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利になります。

● カードの内容

[得点カード] (40枚)

・ 3点 (8枚)

 1枚につき 3点になります。

・ 2枚組の 7点 (8枚)

 2枚集めて 7点になります。1枚では 0点です。4枚集めればもちろん 14点になります。

・ 2枚組の 8点 (6枚)

 2枚集めて 8点になります。2枚組の 7点より枚数が少なくなっています。

・ 3枚組の 15点 (5枚)

 3枚集めて 15点になります。2枚以下では 0点です。

・ ジャックポット (6枚)

 集めた枚数に応じて得点が上がります。1枚増えるごとに 2点、5点、10点、18点、30点、50点になります。

・ トップ 15点 (7枚)

 このカードを最も多く集めたプレイヤーに 15点が入ります。トップのプレイヤーが複数いる場合は 0点です。

[減点カード] (18枚)

・ -2点 (6枚)

 1枚につき -2点になります。

・ 2枚組の -5点 (6枚)

 2枚集めると -5点になります。1枚では減点されません。

・ 3枚組の -10点 (6枚)

 3枚集めると -10点になります。2枚以下では減点されません。

[特殊カード] (2枚)

・ ワイルド (2枚)

 得点計算時に、未完成の 2枚組か 3枚組のカードを補って組を完成させます。どのカードとして使ってもかまいませんが、可能な限り余らないようにしなければなりません。余ったワイルドは 0点です。

例 1:
 未完成の 8点、7点、-5点が1枚ずつとワイルドが1枚あります。この場合は、ワイルドを 8点として使って、8点を完成させます。

例 2:
 ワイルドを 1枚持っていますが、未完成のカードは -5点が 1枚しかありませんでした。この場合は、ワイルドで -5点が完成してしまいます。

例 3:
 ワイルドを 2枚持っていて、未完成のカードは 15点が 1枚と -5点が1枚ありました。この場合は、2枚のワイルドを 15点として使って、15点を完成させます。

例 4:
 ワイルドを 2枚持っていて、未完成のカードは 7点が 1枚しかありませんでした。この場合は、7点を完成させ、1枚は余りになります。


トップ > オリジナルゲーム