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● ゲームマーケット2019春 ●

 2019年5月25日と5月26日、ゲームマーケット2019春が開催されました。今回も簡単にですが、当日レポートをお送りします。


- 事前準備 -

 今回は、通常の土日の開催なので、前日には前夜祭はできず、前の週に実施することにしました。このあたりのスケジュールは、連休前半に調整した感じですね。連休が使えたので、搬入出の大まかな打ち合わせも、このタイミングでできました。

 今回から、会場が青海展示場に変わるということで、ロケハンを2回ほどしました。1回目は公共交通手段+徒歩で位置関係をつかむことに。東京テレポート駅から出てすぐなので、出口を間違えなければ簡単なルートでした。併せて、2日目に遅れることが確定していたので所要時間の大まかな計算もすませたりとか。

 2回目は、車搬入を想定した移動で、前の週の前夜祭の日に実施しました。一方通行があり、思ったルートでは展示場には入れないことが分かったので、十分な収穫があったものと思われます。少なくとも、来年の春までは青海展示場を使うことが見えていますので。

 作戦会議は、資料をギリギリでまとめてという感じでしたが、前の週ということもあり、集合時間とメンバーを決めるという感じでした。かなりスムーズに進められたかと思います。


- 当日 -

 今回の更新分から、前日、当日は分けて記載することにしています。

●1日目

 前回の反省もあり、1日目は距離を詰めることで、起きる時間を少し遅くすることにしました。それでも 5:50 に起き出していますが、そのままの出発だと 5:00 起きになりますね。ホテルの朝食をとって、チェックアウトして徒歩で会場入りすることに。

 8:00 前くらいに設営を開始、箱数は多いものの 9:00 には設営作業が落ち着きました。サンプルの提出をすませて、休憩を挟みつつ開催を待つことに。

 今回は、予約対応の受け渡しが中心でしたが、かなり慌ただしい感じでした。取り回しは少し工夫した方がいいところはありそうな気がしています。このあたりは、後述で。喉もすぐに渇く感じだったので、適宜水分をとりながらと言う感じに。途中休憩が 12:00 からでしたが、13:00 からの体験卓に立つ必要があったので、45分の持ち時間でした。

 1回目の体験卓は、20分くらいで完了。商売往来の体験卓までいることにしたので、14:30 ころにブースに戻ることに。2巡目が回りにくいスケジュールでした。この時間帯に地震があったようでしたが、推定震度は 3くらい。アナウンスは特になかったですね。

 15:30 からの体験卓は、前の体験卓の時間が押して、後ろがギリギリなので、時間を確保できずに中止することに。場所的に、流量がそこまで多く無いので、ピンポイントで体験卓を回すのは少し難しいでしょうか。早めの時間帯であれば、まだ流量はあるのですが。

 2回目の巡回は 15:50 から、さすがにこの時間帯になると、撤収されているブースもあったりするので、見て回れなかったところも出てきたかと思います。気になるところはギリギリ 1巡目で巡回できたのですが。

 終了後は、いったん箱にしまう作業のみで終了。車が入れる時間帯が遅いので、それまでの待ち時間が多かったという感じでしょうか。

●2日目

 2日目は、通院があったため、ゲームマーケットで初めての遅れての参加です。欠席は1回ありましたが。10:25 ころには会場に到着しました。

 2日目は早いうちに「商売往来」の体験卓がスタートしていました。メンバーはかなり増員されて、楽になりました。今回はほぼブース前か、体験卓にいる感じで。「みんなのお茶請け」は 11:30 からの卓もあったので、休憩はそのあとに取ることに。

 2日目はさすがに余裕があったので、キッチンカーに回れました。12:45 から 1時間ちょっとで余裕を持って見て回れました。

 午後の時間帯は、人数に余裕があったので体験卓におりました。体験卓で1回くらいはものすごい展開が見られるのですが、今回も「商売往来」で、カード3枚でギリギリ回しきる展開が見られたりとか。4巡で依頼3回達成はなかなか見られないですね。テストプレイで、枚数は5枚くらいでしたが、同じような展開に持ち込んだことはありました。

 2巡目の休憩は、15時台の後半から。買い残しがないかのチェックですが。2日目の2巡目は早めに撤収されているところが多い印象はありました。2日目は余裕があったので、色々と説明したりというシーンもありました。

 今回は、在庫が多めでしたが、スーツケースには収まる範囲だったので、そのまま入れての帰宅でした。在庫を入れる箱が古くなったので、スーツケースを開けるまでに時間がかかったりもしましたが。帰宅は、新宿駅の抜け方を工夫して 19:20 ころでした。


- ひとり反省会 -

 今回も、ひとり反省会を。

 まずは、新しい会場、青海展示場についてですが、5月の時期は空調も効いていて、人口密度もそこまで高くなく、トイレの混雑もなく快適でした。水分の消費は激しいので、水は多めに盛っていった方がいいですね。1日目は 1.3L では足りず、途中に補充が入りました。2日目は 2Lほどを準備しました。公共交通手段の場合、駅から会場までが近いのがうれしいところです。

 前日入りについてですが、荷物の搬入が解決しているのであれば、活用すべきですね。プランとしては朝食ありにしましたが、さすがに集合時間の兼ね合いと、朝食のオープン時間の兼ね合いで、朝食なしにして、部屋ですませた方が睡眠時間は確保できそうな感じはします。とはいえ、暖かい朝食はテンションも上がるので一長一短です。

 ブース運営についてですが、新作の組み合わせの値段は抑えておいた方がいいですね。今回は OKAZU brand の春新作が 7,500円、メトロックスを含むと 8,700円、Hammer Worksやうっかり本舗の作品を含むと 9,300円、春の新作一式で 11,100円でした。パターンがいくつかある場合の鉄則ではあるのですが。

 持ってくるものですが、箱開けは持って行くと助かりますね。あとは、赤マジックはあった方が良さそうな気がしました。予約箱を分ける際に目立った方がいいので。モビロンバンドがあった方がいいケースになりましたが、こちらは状況に応じてでしょうか。

 今回は、1日目の予約受け取りが中心だったのですが、受取時間のスタートは厳守で行きたいところです。列数を減らすことになるので、あまりに早いと、通常の受け渡しが遅れる原因にもなるので。キーナンバーは覚えていない方も多くいらっしゃいました。返信メールの1画面目に収まるところに、キーナンバーが表示されるようになると、わかりやすいかもと思ったりとか。2段階認証というより、管理上、ソーティングのためという側面もあるので。

 受け取り管理で蛍光ペンを使っていますが、地味に後ろ側にキャップが刺さらないタイプだったので、キャップを無くさないように気をつけつつ、連続対応に備えるという感じでした。なので、列がはけていないのが見えていたらキャップを閉めずに連続で対応していました。ノック式蛍光ペンが楽かもしれません。

 余談ですが、予約は英語では pre-order と呼んでいました。まれに英語の対応が入ることもあるので、覚えておくといいですね。今回は、1日目を中心にマルチリンガルの方がヘルプに入られたので、とても助かりました。日本語/英語の対応の他に、中国語も話されていたので、これまでにないスムーズな対応になりました。

 体験卓ですが、1日目に時間が押してしまい、次のゲームまでの時間が確保できないため、スキップが発生しました。これはどうにかして、なくしたいところではありますが、日程自体が当日の状況を見て決めるというのもあるので、難しいところもあります。プレイ時間の把握が特に難しいです。

 今回は、Aホールでしたが、後ろの時間帯は、人の流量自体がそこまで多くなかったような感じです。ブース出展に流量が集中する感じと思われたのですが、全体的にまったりとした感じになっていたような気がします。

 今回の新作についてですが、シンプルな作品で、一発ネタでも無く、地味なところなので、数は伸びませんでした。これを書いている時点で、少し情報が出てきたので、ここからロングテールで伸びることがあればいいのですが。過去に、このパターンで伸びたのは自分の作品では「シティー ビジョン」、委託作品では「アンリミテッド富豪」くらいでしたが。

 ここ最近は、情報戦というより、宣伝合戦の様相を呈しており、体験会などのイベントに積極的に参加するのが一番ではあるのですが、参加コスト(時間と体力)が高く、ままならない状況ではあります。キャッチーな、説明動画などがあるといいのですが、そちらにコストをかけるくらいなら、ゲームバランスの調整や、当日の体力にコストをさきたいところではあるので。

 事前に、英語ルールを有志で作った方がいらっしゃいました。スタンスとしては、反応はしておき黙認ということにしました。英文ルールなどのバイリンガル対応は自力で可能ではあるのですが、現状の生産数などから、オーバーコストのため作っていないというのが実情です。

 もうひとつ、Blogでも書きましたが、OKAZU brand with H に統合してから、予約の no-show が一定確率で発生していますが、自分の作品は OKAZU brand の数分の一くらいしか個数が出ないこともあり、影響を受ける事態が発生しました。単独参加自体は no-show はゼロだったので、率としてはレッドゾーンに入っている状態です。次回の様子を見て、今後の動きは判断します。

 過去に何回か書いたかと思いますが、ゲームマーケットは歴史上、ダミーサークル問題があったりなどで、出展の手引きやカタログにディーラーダッシュの禁止が書かれています。出店者のみ優先で買い物ができるということはなく、逆に、開始後30分間は一般参加者を優先するようにということなので、それに従って運営しています。ブースからなかなか抜けられない、出展者側でも安心して購入できるようにというのが「取り置き予約」の文化です。他のイベントでは、個数をかなり絞ったグッズ以外はあまり見ない感じではあります。

 取り置き予約の管理ですが、確実に在庫を確保するために、準備段階で予約用の在庫を分けていたり、受付フォームを作成したり、当日受け取りの対応をしたりと行ったコストがかかります。メリットは、ある程度、個数が読めることとのことですが、ある程度個数が出るような状況にならないと、振り幅が大きいという感じはしています。母数が多くなると no-show は一定確率で発生するのですが、受け取りを前提にしている仕組みなので、確実に受け取れるようにしましょう。さすがに 14:00 締め切りとなると、出展者側だと少しきつい感じですが。


 いつもの挨拶になりますが、ブースに来てくださったみなさま、スタッフのみなさま、いつものメンバーに感謝です。

 次回は、11/24〜25 の2日間です。そして来年春は連休前の開催ということで、秋向けと春向けをある程度並行して進めていくものと思われます。


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