トップ > Hammer Works > 活動記録
「テーブルゲームフェスティバル2007」が2007年11月25日に開催されました。3連休の最終日と日取りもよく、海外ボードゲームの大敵である、ボジョレーの解禁日からも1週間ずれた開催になりました。出展者側での参加は3回目ですね。今回もまた定点観測レポートをお送りします。
今年のTGFは、募集時期までネタがなく、Go or Notがなかなか決められない状態になっていました。Treasure Boxは、まとめ始めたのもいつもより遅いですし、テストプレイの時間がとれていなかったことも一因としてあげられますね。 といいつつ、Treasure Boxが無事にまとまったので、出展を決めました。
参加費と、反応の関係もあり、今回はテーブル数を1つに減らし、負担を下げるということにしました。あとは、スタッフ内でテストプレイを回せるように、多めに人を集めました。これは、参加者募集の締め切りぎりぎりに、外出が入ってしまい、メンバーを集める時間が十分にとれなかったというのもありますが。
今年は、最初から頒布物は作らないことにしました。これは、去年の反応があまりよくなかったことが一因ですね。
Treasure Boxだけの予定でしたが、調整中の「東京乗車券」がまとまりつつあり、完全オリジナルではないのでどうしようか迷っていました。最終的に一緒に出展してみようということになり、こちらも急遽準備してという感じになりました。
過去の作品よりも、今年の作品をということで、過去のものはあっさりと準備してという感じにしました。このあたりはペース配分の問題もあったりなかったりします。
今回は、「Treasure Box」を新作として出すことにしました。適正人数が多めなことと、見た目よりも中身で楽しむ感じのゲームではあるので、スタッフ込みで1回くらいテストプレイができればと思っていました。
もう一つ「東京乗車券」はマップも作ったので、明らかにこちらの方が目を引くだろうという予想でした。おととしの「ほんのきもちです」に近い感じになると思っていました。
他には、OKAZU Brandからの出展物もあるということで、こちらの方の紹介も。
タイトルが確定していませんが、2人用の55個のコマを使ったゲームは、作者らしい悩ましいアブストラクト系のゲームです。「サクリファイス」と同じ作者の作品というと、納得してもらえるかもと思います。非常にうっかりした理由で作られたゲームではあるのですが。
もうひとつは、アクションパズルダイスゲームで、こちらはソロプレイ戦という感じです。こちらも非常にシンプルではあるのですが、ダイスの「向き」がいい味を出しています。好き嫌いの分かれそうなジャンルですが、個人的には、実物を見て「ほしい」と思う品物です。
さらに、参考出展ということで、9月くらいから異様な回数テストプレイしていた「18TK」がありました。こちらも私の作品ではありませんし、作者は当日会場には来られていませんでした(が、終了後にお会いしています。)
前々日は、いたストオフ、前日早朝にそぞろ歩き、昼からJAGAという強行軍のまま、朝早くに出かけて、会場集合。今回は荷物がそれほど多くなかったので、比較的スムーズにという感じです。
到着後、いつものところで朝食をと思っていたら、奇遇に遭遇したりとか、作戦会議とかを経て、会場入りでした。今年は去年の2倍の会場ということで、かなりゆったりとしていましたね。今回は、準備もそこそこにブースで待機していました。
出だしは、TGFの場合まったりとしていますが、それでもバネストには行列ができていました。TGFといえども、挨拶に来られる方などもいらっしゃるわけで、買い物はある程度依頼して、最初の1時間くらいはブースにいることにしています。
今年は、新作もものすごく欲しいものがなかったりとか、時期的なものとかがあったりしましたが、いつもだと大惨敗するはずが、あまり買い物をしていなかったような気がします。といっても、小箱のゲームを中心にいろいろと買っているわけですが。
「東京乗車券」はマップを出すだけで反応する人が多かったですね。あまり情報を出していなかったので、二度見されるくらいになれば勝利と思っていましたが、マップだけでも目を引いていました。
今回の一番の収穫は、「チケット トゥ ライド」はファミリーでプレイされるゲームだと認識できたことです。とかく、ゲーマー内でプレイしていると、ファミリー向けの視点を忘れがちになりますからね。いろいろと反応を見たりしつつ、ボード、カードを改善していければと思います。楽しんでいただけたようで安心しています。
「Treasure Box」も 1回プレイできました。ラウンド数の短縮とか、そのあたりをいろいろと入れて、ゲーマー向けの設定になったものの、ひとつの方向性をつくることはできたのではと思います。リファレンスの類はちゃんと作り込んだ方がよさそうですね。
「18TK」も反応してくださった方がいらっしゃいました。こちらも 18XXシリーズはそこまで詳しくないので、どこまで説明できたかは分かりませんが。
2人向けゲームは、持ってきた方がいいというのがありますが、今回は OKAZU Brandの作品がまさにその役割を果たしていました。
今年は、「物販はないのですが?」というのが何件かありました。製作作業はかなりの手間がかかるため、しばらくは物販をしない予定ではあります。逆に、リクエストなどがあったりすると、ゲームマーケットに反映されるかもしれません。
あとは、15:30くらいから今から始めたいというリクエストもあったりとか。タイミング的に東京乗車券がプレイされており、人数が足りずに流れてしまいましたが、ゲームのプレイはお早めにというのはあります。終了時間が来てゲームが打ち切られてしまうのもよろしくないでしょうから。
最後の最後に、ちょっとだけ抜け出して「トランスアメリカ」のあのマップをプレイしました。これも、話自体は上がっていたわけですが、急遽作ってやってみるという形になりました。やはり身近な地名が出てくるというのは格別なものがあったりします。
終了後は、荷物が少なかったのでアフターまで参加してきました。今後の話とか、フィードバックとかをしつつという感じでした。
今回の反省点などもまとめておきましょう。
手続きですが、今年は若干不手際があり、スタッフの確保が遅れてしまいました。Go or Notで迷っていたことはありますが、参加表明をした時点でスタッフを集めておくべきでした。人数を多く集めるというのは、いい方向に作用したと思います。
持ち込みゲームのラインナップとしては、こんな感じでしょうか。ただ、布についてはちゃんとサイズのあったものを用意すべきだったかもしれません。逆にプレイアビリティーが下がっていたような気がしてなりません。
毎回直面する昼休み問題ですが、今年も見事に昼食が 13:30になりました。混雑を避けるという意味ではOKですが、同時のタイミングで一気に抜け出すのは若干NGかもしれません。テストプレイヤーを多めにしていったので、本当の意味での昼休みと割り切った方がいいかもしれませんが。
テーブル数も、今回はたまたま15分くらいオーバーラップしてしまったためフリープレイを一時使う場面がありましたが、基本的に1テーブルで十分でしょう。15分程度のオーバーラップであれば、テーブルが空くのを待ってもよかったかもしれません。
テーブル配置ですが、今年は妥当だったと思います。メビウス、バネストともに奥の配置になっており、影響はあまりなかったような感じでした。
出だしは買い物からというのは、ゲームを買う立場でもそう動く方がいいと思っているので、あまり気にしていません。欲しいゲームを先に買い、それからゆっくり遊ぶというのでいいと思います。
来年も、おそらく新作発表の場ということでまったりと参加することになるのではと思っています。ネタができあがっていることが条件ではあるのですが。
今回も、TGFスタッフや、OKAZUさん、テストプレイをしてくださった方々に感謝です。不特定多数にテストプレイをしてもらえる機会はそうないので、大事にしていきたいものです。
トップ > Hammer Works > 活動記録