神経系の診察もまた高度な技術が必要であり、診察から得られた所見に対する解析にも
豊富な知識と経験を要することは改めて述べるまでもないことです。
臨床研修は、これらが自然に出来るようになるための最初の一歩となります。着実に歩み出すために、まず 神経系のどこの部位のどんな機能から調べていくのか、その観察にはどんな手技を用いるのかについて、 イメージトレーニングを繰り返しておきます。次いで、もし神経系に異常があると、 それはどんな所見として表現されてくるのかを復習します。 神経疾患の診断には、詳細な病歴と的確な身体所見からの情報がとくに不可欠なことは広く経験されることです。 臨床実習のときは、とくにこれらの情報の把握の仕方について十分学んで下さい。 その上で、得られた情報の解析法についても学習を行います。 |
精神状態の観察は病歴聴取のときやバイタルサインの診察のときに、また脳神経系の観察は 頭部・顔・胸部の診察のときにすませておきます。そこで、話しかけは次のようになります。 |
反射などの観察を始めることを伝えます。
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観察は系統立てて行います。 |
神経系の観察項目
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観察は系統立てて行います。 |
脳神経系の観察項目
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なお、神経系の診察の仕方や異常所見を観察したときの考察法などは、 |
「 診察の仕方と問題解決ハンドブック 」 (南江堂)を参照して下さい。 |
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Also, let's get further information. |