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[416] 近況 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/31(Thu) 22:25 サントリー美術館の会報で、当サイトを紹介していただきました。 そのせいでしょうか、ここ数日はアクセス数も多いようです。 ご来訪の皆様に、少しでも興味を持っていただければ幸いです。 先日、東京雑学大学(NPO法人)で演奏したのですが、 喉と眼が乾き、呼吸が苦しく、意識も朦朧としていたため、 納得のいく演奏が出来ませんでした。 前の晩に、アレルギー原因物質を含む食品を、そうと知らずに食べていたのです。 自己管理の意味で、出張演奏の項目にページを作りました。 >尾崎さん レスが下になってしまいました。 いよいよ、今週末が天白ホールですね。 ご盛会をお祈りいたします。 [415] ありがとうございます。 投稿者: 尾崎良忠 投稿日:2002/10/29(Tue) 18:06 >共通の祖師・荻野検校を顕彰する会、私も協力いたします。 >(先日、案内状は頂いております。近日中に手続きいたします。) ありがとうございます。 >何かまた告知できることがありましたら、遠慮なく、投稿して下さいませ。 こちらでご案内させて頂きまして、他の方からメールも頂きました。 広く案内させて頂くことが出来ました。ありがとうございます。 >余談ですが、荻野検校が生まれた広島の猿楽町というのは、 >いま、原爆ドームがあるあたりだそうですね。 そうなんですね、今はアーケードの繁華街になっていると父から聞きました。 また寄らせていただきます。 [414] 偉大な業績あってこそ 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/27(Sun) 00:11 >尾崎さん レス遅くなりました。 『荻野検校』の初めの方に、失明以前の幼い頃の逸話がありますが、 これを見ると、「非凡な才能を持っていた者が中途失明して、 それまでの素養を基礎に平曲を修得したのだ」ということがわかります。 その荻野検校の偉大なる事業があってこそ、私も平曲を語れるのです。 尾張に残った平曲は、「波多野流」と伝えられていると聞いたことがあります。 弘前に伝わった平曲は、「前田流」となっています。 でも、学術上では、尾張も弘前も「前田流」とされています。 これは、尾張と弘前の共通の譜本「平家正節」を編纂した荻野検校が、 波多野流と前田流の双方を修めたため、 文字資料を検討していくと、同一のものになるからでしょう。 共通の祖師・荻野検校を顕彰する会、私も協力いたします。 (先日、案内状は頂いております。近日中に手続きいたします。) 何かまた告知できることがありましたら、遠慮なく、投稿して下さいませ。 余談ですが、荻野検校が生まれた広島の猿楽町というのは、 いま、原爆ドームがあるあたりだそうですね。 [413] お返事ありがとうございます。 投稿者: 尾崎良忠 投稿日:2002/10/23(Wed) 21:12 たまたま、父の名前で検索していたところ父の本を参考文献として 載せていただいているのを発見し、思わずカキコミさせて頂きました。 父にお返事をプリントして渡したところ とても喜んでおりました。 実際のところ、私は平曲についてあまりよく知りませんので、 以下、父の伝言を載せておきます。 ご参考になれば幸いです。 「津軽系の平曲も名古屋の平曲も、「平家正節」を語っています。 その「平家正節」の編者である荻野検校は、共通の祖師ということになります。 したがって、荻野検校の遺業を顕彰し「平家正節」を保存することが、 平曲の保存・普及につながると思います。 「荻野検校顕彰会」の趣旨は、七百年の伝承の歴史をもつ伝統文化を、 次の世代に受け継いでいきたいという願いです。 日常の生活の中で平曲に触れる機会は、ほとんどありません。 先ずは、広く多くの方々にご参加頂き、平曲に関心を持って頂くことから 始めていきたいと考えています。当面は、平曲鑑賞会を中心に、 会報を通じて平曲に関する情報提供などができればと思っています。 [412] めったにない催しですね 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/22(Tue) 21:49 >尾崎良忠さん こんにちは、はじめまして。 荻野検校の末裔の方でいらっしゃいますか? 「平家詞曲研究室」と銘打っている以上、 数少ない伝承者たちの演奏情報も載せたいのですが、 多くの催しが、伝承者か主催者の自宅を連絡先としているため、 管理人からの告知は控えております。 ですから、尾崎様からのご案内は嬉しく思っております。 名古屋が近ければ、是非とも伺いたい催しです。 残念ながら伺えませんが、ご盛会をお祈り申し上げます。 >皆様 荻野検校(おぎのけんぎょう)は、18世紀末、尾張藩にて 「平家正節(へいけまぶし)」という平曲の譜本を編纂した盲人です。 検校とは、盲人に与えられる最高の位のことです。 「平家正節」は、『平家物語』すべてに平曲のための譜がついているもので、 規範となる譜本であるとともに、教則本の役割も果たしています。 尾張藩の伝承でも、弘前藩の伝承でも使われているものです。 「鱸」は、平家正節において最初に教習する句で、 平家が栄える様子を、さまざまな曲節(旋律形式)を用いて語ります。 今井検校は、現在、盲人としては唯一の平曲伝承者で、 名古屋を拠点に活動なさっています。 ご興味のある方は、尾崎さんにメールで問い合わせてみてください。 [411] ご案内 投稿者: 尾崎良忠 投稿日:2002/10/22(Tue) 20:35 初めて寄らせて頂きました。 名古屋の尾崎と言います。 検索で偶然見つけました。 早速ですが、11月3日に名古屋の天白区(名古屋女子大天白ホール)にて 荻野顕彰会を開催致します。 今井検校の「鱸」を主とする平曲鑑賞会です。 費用は、会費として2千円です。 解説とともにお聞き頂くことになりますので、 わかりやすいかと思います。 ご興味のある方がいらっしゃいましたら ご連絡下さい。 詳しい時間、場所をご案内させて頂きます。 管理人の方へ 内容が不適切でありましたら、削除お願い致します。 [410] 15006 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/15(Tue) 22:42 21時頃に15000を越えた模様です。 皆様、ありがとうございます。 そしてついに、国際的な相互リンクも果たしました。 当初、私の演奏風景を(ちょっと写りが悪いもの・・・)を 無断で載せていた、イタリアのサイトです 肖像権とか著作権は、国によっても考え方が違うのでしょうね。 拙い英語で事情を話しましたら、すぐに対処してくださったので、 お礼に、そこそこ写りが良くて、それでいて小さな画像を送りました。 イタリア語は読めませんけれど、 海外でも日本の伝統文化に興味を持つ方がいらっしゃるというのは、 嬉しいことですね。 [409] 金銅琵琶 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/14(Mon) 21:51 >きのうろさん こんにちは。 金銅琵琶をご覧になったのですね。 楽器は、木で造るのと同じように構成されているように見えました。 きちんと糸を張れば、楽器内部の空洞に反響して、音が鳴るはずです。 絹糸に張り替えるのか、あのまま金属弦にしておくかによっても 音の印象は違うでしょうね。 サントリー美術館の「源平の美学」展も、あと一週間。 もう一度くらい足を運びたいのですが、混んでいるかな・・・。 [408] 金剛琵琶 投稿者: きのうろ 投稿日:2002/10/14(Mon) 17:08 こんにちわ。 今日、サントリー美術館に金剛琵琶を見に行きました。 小さい鋼の琵琶。大体、誰でも思ったであろう、 「どんな音がするのかな?」と思いました。 ありがとうございました(^__^) [407] 警告 投稿者: 管理人 投稿日:2002/10/08(Tue) 17:07 ここは平家詞曲の理解を深めるための掲示板です。 不適切と判断した投稿は、予告なく削除します。 売買(しかも平家琵琶ではない楽器)に関する投稿はお断りします。 管理人が削除した不適切な投稿を再度投稿するのは迷惑です。 ちなみに、ここにあった投稿です。私、ちょっと未熟者なので、晒します。 TIME : 2002/10/08(Tue) 14:46 NAME : 蔵出し直送便 TITLE: 中古琵琶、あります。 初めまして。全国の旧家より骨董・古民具を直接買い付ける買い出し人です。 この度、琵琶を買い付けました。薩摩琵琶か筑前琵琶か判りませんが、状態は良いです。 ご興味がある方はご連絡ください。安価にて、お譲り致します。お値段はご商談に応じます。 TIME : 2002/10/08(Tue) 11:26 NAME : 蔵出し直送便 TITLE: 中古琵琶、あります。 初めまして。私共、全国各地の旧家を伺い骨董・古民具の直接買い付けをする買い出し人でございます。 この度、琵琶を買い付けました。状態は良いです。弦と撥はついておりません。 ご興味のある方は、ご連絡ください。安価にてお譲り致します。 [406] 焦らずに 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/10/02(Wed) 22:01 >めぐみさん 伝統芸能とか伝統文化といわれているものの多くは 日本の歴史の中で育ったにもかかわらず、 現代の日本人は、それを知る機会に恵まれていませんね。 402の説明は、ちょっと不十分でした。すみません。 でも、めぐみさんや、ここを見てくださる方に、 「どうも琵琶というものには、いろいろあるらしい」ということが伝わるだけでも、 当サイトの意義があるのではないかと思っています。 いろいろある琵琶を、焦らず探してみてください。 めぐみさんが求めているものと出会えると良いですね。 何かありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。 [405] ありがとうございました 投稿者: めぐみ 投稿日:2002/09/30(Mon) 20:38 行かせて頂きました。なるほど、やっとわかりました。 …というか私基本的なことを間違えていましたね。どうもすみません。 何より「詞」が大切という以上、(趣味として)楽器を演奏するというだけでの 生半可な気持ちでは出来ませんね。また一つ大切な事を知ることが出来ました。 平家詞曲を聞く上でも違ってくると思います(常識かもしれませんが…)。 まだ始めるかどうか決めてないのですが、もし始めるようになって、 またお尋ねすることがあった時はよろしくお願いします。 [404] こちらをお読みください 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/09/29(Sun) 22:46 めぐみさん 今まで、いろいろな方から質問を受けたのですが、 「琵琶」を習いたいと仰る方のほとんどが、 「薩摩琵琶」とか「筑前琵琶」というジャンルの琵琶をイメージしていらっしゃるのです。 下のURLをクリックすると、琵琶のジャンルについての説明がありますので、 まずはご覧下さい。 あと、平家詞曲の詞は、「詩(うた)」ではなくて、「詞(ことば)」です。 平家詞曲の場合、伴奏に琵琶を使用しますけれど、 何より大切なのは「平家物語」の「詞(ことば)」なのです。 その点が、琵琶を習いたいと仰る方のイメージと、最も異なる点と言えます。 http://www4.plala.or.jp/heikebiwa/heikyoku/biwa0.htm [403] アドバイスをお願いします 投稿者: めぐみ 投稿日:2002/09/29(Sun) 22:35 すみません、「平家詩曲ではなく筑前琵琶か薩摩琵琶」とは どういう意味でいわれてるんでしょう。いや、一寸よくわからなくて。 私の感覚に対しての解答として仰られたのだと思うので。 調てみたのですがどうもよくわかりませんです。 形的にはやっぱり平家琵琶が一番いいんだけど(苦笑)… つまりその程度でやってみたいなあと思ってる訳ですが。 [402] いろいろな種類がありますので 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/09/25(Wed) 23:46 めぐみさん、はじめまして。 琵琶の独特の音、独特の形には、何とはなしに惹かれるものがありますよね。 平家詞曲の場合は、伝承者が少ないこともあり、 趣味として楽しもうとなさっている方に、 伝承者になってほしいと期待をしてしまう傾向があります。 また、『平家物語』が持つ重さも、プレッシャーになりがちです。 でも、めぐみさんの行間を見ていると、 めぐみさんが興味を持っているのは、平家詞曲ではなくて、 「筑前琵琶」か「薩摩琵琶」なのではないかと思うのです。 このサイトのリンクページを利用して、いろいろな琵琶のサイトもご覧になってみてくださいね。 [401] はじめまして 投稿者: めぐみ 投稿日:2002/09/25(Wed) 22:23 どうもお初にお目にかかります。 私は小さい頃「耳なし法一」の話しを知って以来、琵琶が好きになってしまった単純な者です。 しかし琵琶は、三味線と違ってとってつけたような形でない、あの独特の形が、 何だか私に不思議な気持ちを起こさせます。 それはさておき、私は何時か琵琶を習ってみたいと思っていたのですが、 どうも詩曲の内容とか見ると、余り気楽にやるものではないのかなー。 やられている方々の思い入れを鑑みますと、成る程仰るとおりだと思いますし、 そうなるとこれは趣味で楽しむものではないのかもと ちぃと身を引いてしまいそうなんですが…どうなのでしょうか。 [400] 14046 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/09/05(Thu) 17:24 トップページのカウンターが(一昨日あたりに)1万4千を超えました。 いろいろな方に、平家琵琶のことを少しでも知っていただけると思うと 励みになります。 どうもありがとうございます。 [399] 励みになることもあります 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/08/12(Mon) 00:27 加藤様 素直な気持ちでの拍手は、それほど不快には思いませんし、 催しの趣旨や会場の雰囲気によっては、拍手が励みになることもあります。 とはいえ、多少の違和感を覚えるのも事実です。 それで、現在は、演奏前に拍手に関する説明をするように心がけております。 「奈良炎上」という特別な句(392参照)を語るなら、なおさらです。 あらゆる意味で、「その時のこと」は、よい経験になりました。 いろいろとご意見をいただき、ありがとうございました。 [398] Re[397]: 行間 投稿者: 加藤 投稿日:2002/08/11(Sun) 00:42 >行間を読み取られた加藤様には敬服いたします。 と、あえて皮肉っぽく表記されるということは、 この客には相当いやな思いをさせられたわけですね。 私が考える拍手とは、あくまでも演者に対するリスペクトの行為です。 拍手という言葉に対する世間の認識も、おそらく同様のものだと思います。 ですから、そこに冷やかしや揶揄といった悪意が込められている場合は、 たとえそれが手を叩く行為であっても、 拍手ではなく、邪魔や妨害行為の類だと、私は考えます。 つまり、貴殿と私では、 拍手という単語そのものに対する認識のずれがあったということですね。 当事者間の事情も知らず、字面のみをとらえて言及した部分については、 こちらも反省いたします。 ただ、何も知らず素直な気持ちで拍手をしてしまった人には、 きちんと説明をしてあげていただきたいと思います。 正義を振りかざすだけでは、決して良い結果は得られないものです。 例えば、言葉の意味のわからない外国の方が、 琵琶の音色そのものに感動することだってあり得るわけですから(実話)。 [397] 行間 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/08/10(Sat) 23:30 加藤様 お名前を明記されてのご意見、ありがとうございました。 昨晩、395の返信を投稿してから、393を読み返してみました。 >>さまざまな悪条件 >>悪評 などを思い出しながら393を書いていたので、 行間に感情が入ってしまったのかも知れません。 「善意に根ざした拍手」とは、到底思えなかったものですから・・・。 そうだとしたら、行間を読み取られた加藤様には敬服いたします。 以後は、「差異」と「優劣」が混乱しないような表記を心がけます。 [396] Re[395]: 成立・伝承・受容の違い 投稿者: 加藤 投稿日:2002/08/10(Sat) 16:06 勘違い!!!、ですか…。まあ勘違いというのなら、 私は別の意味で貴殿のサイトを勘違いしていたのかもしれませんね。 よく読んでいただければわかると思いますが、 私は平家琵琶の成立、伝承…といったことに関して、一切言及しておりません。 貴殿が、平曲についての世間の誤認を払拭しようと努力されるのは、まことに立派なことです。 しかし、貴殿がそうした啓蒙を趣旨として活動するならば、 なおさら393にあるような表現は慎むべしだと思います。 これは私個人が気分を害したなどということではありません。 >>どうやら、平家琵琶を「大衆芸能」と見なしていたようです。 (伝えて下さった方は、私が未熟という意味にとっておられましたが。) 私は、平曲を「文化」として考えています。それで、拍手に不快感を覚えるのだと思います 普通に国語教育を受けた者ならば、この記述にあるのは、平曲と他の芸の「差異」ではなく 「優劣」と感じるのではありませんか?ということを言いたかっただけです。 また、無知から来る拍手についても、基本的には善意に根差しているわけですから、 ここで「(あまりにも不快で)涙をこらえたのを覚えています」と書くくらいなら、 その場できちんと教えてあげれば済む話ではありませんか?。それとも、 平家琵琶を「大衆芸能」と見なすような人々には文化!である平曲は理解できないとでも? 何にせよ、伝統文化の継承は大変なことだと思います。益々のご活躍をお祈りいたします。 [395] 成立・伝承・受容の違い 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/08/10(Sat) 00:33 匿名の方へ ご気分を害されるほど、私の発言が至らなかったことについては、お詫び申し上げます。 しかし、あなた様は、このサイトの趣旨、および掲示板の趣旨を勘違いしておられませんか? 日本の伝統的な芸術は、研究者が少ないためでしょうか、 千年余り続くものも、昭和になって誕生したものも、 十把一絡げに扱われる傾向にあります。 平家琵琶も、成立・伝承・受容の背景を無視され、 あるいは別の芸能文化と混同されて来ました。 その結果、日本の音楽教育・古文での教育などに偏りが生じ、 「雅楽」も「平家琵琶」も「歌舞伎」も「浪花節」も「落語」も、 同等のものとして扱われる傾向にあります。 このサイトは、その偏りを少しでも小さくするために製作しております。 また、当掲示板では、発言に責任を持っていただくために、 お名前・メールアドレス・URLのいずれかの明記をお願いしております。 なお、私が「大衆芸能」という言葉を用いたのは、 (最適な言葉かどうかはわからないので、「」をつけて用いました。) 江戸時代以降に成立し、「町人」が中心となって育んできた「芸能」には 「聴衆の拍手」が存在すると考えているからです。 つまり、成立・伝承・受容の違いが伝わっていなかったことを嘆いたのです。 あなた様の定義による「大衆芸能」が、何を指しているかは存じませんが、 もしほかに誤解を招くことの無い用語があるのでしたら、どうかご教示願います。 [394] Re[393]: 拍手 (追伸) 投稿者: 通りすがり 投稿日:2002/08/09(Fri) 22:05 演奏後の拍手についてのご意見はごもっともです。 しかし、大衆芸能を低く見るような記述はいかがなものかと存じます。 平曲(文化)>大衆芸能ってことはないでしょう。 大衆演芸を見るような人間は、マナーが悪くて当然ってことですか? 以前、一部の落語家が「落語は芸術である」と称し、 他の演芸を軽んじる発言をしていましたが、 下記の書き込みにはその時と同様の違和感を感じてしまいます。 平曲、大衆演芸、落語、漫才…、その道の人が努力をしている世界に上も下もありません。 もちろん、鈴木さまにおかれましては、そんな趣旨で書いたのではないとは思いますが、 これでは誤解をまねきかねません。 鈴木さまの真意をお聞かせください。 [393] 拍手 (追伸) 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/07/20(Sat) 18:28 以前、奈良炎上の演奏を依頼され、一部分を語ったことがあります。 そのときは、さまざまな悪条件が重なったせいもあるのですが、 演奏後に「拍手」をいただき、(あまりにも不快で)涙をこらえたのを覚えています。 奈良の都に住む人々が命からがら逃げこんだ先にも火が放たれ、 大勢が焦熱地獄の中で死んでいく場面だけを語ったのです。 そのあとの拍手・・・・・・。 後日、人づてに悪評も聞きました。 どうやら、平家琵琶を「大衆芸能」と見なしていたようです。 (伝えて下さった方は、私が未熟という意味にとっておられましたが。) 私は、平曲を「文化」として考えています。 それで、拍手に不快感を覚えるのだと思います。 伝承者の中には、平曲を「芸能」と考え、拍手を励みにしている方もあるので、 他の方の演奏会では、会場や句組(くぐみ=演目)の様子で判断してみて下さい。 あー、でも、お能のときの拍手は不要だと思います。やっぱり。 [392] 拍手 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/07/17(Wed) 00:30 本日(日付では昨日)は、平家物語講座の中で演奏させていただいたのですが、 実は当初、「奈良炎上」を演奏してほしいという依頼がありました。 平家物語には、「三井寺炎上」「善光寺炎上」などという話が5つあり、 平家正節(へいけまぶし=平家琵琶を語るための節がついた教則本)では、 これを「炎上物」といって、特別扱いします。 語っておりますと、灼熱地獄で命を失った人々の苦しみとか、 消失してしまったお寺やご本尊様の悲しみのようなものが感じられますので、 人前で軽々しく語ってはならないのだなぁと思います。 私は、平家琵琶の演奏は、儀式や法要と近いものと考えておりますので、 演奏の後に拍手をいただくのは、どうも違和感を覚えます。 とりわけ、合戦や炎上で、数多くの犠牲者が出た場面を語った後は、 拍手によって、犠牲者の魂が鎮まらないような気がしてくるのです。 (お葬式や法要の読経のあとに、拍手はしないですよね?) 事前に「拍手はなさらないで下さい」と言えない時には、 句組(くぐみ=演目)を選ぶ必要がありますね。 [391] 13000 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/07/16(Tue) 17:28 トップページのカウンタが、ちょうど13000でした。 細々と運営しているサイトですけれど、嬉しいです。 本日演奏した講座の受講生のひとりが、 「先日ある講演で、数種類の琵琶を聴いた」と仰っていました。 その講演の講師は、 以前は平家琵琶に関して誤解を招きそうな文章を書かれていたのですが、 受講生の情報から、きちんと理解できる講演をなさっていることがわかりました。 平家琵琶は、なにぶんにも情報の少ないものですので、 より的確な言葉で説明していただけることは、ありがたいことです。 [390] いらっしゃいませ 投稿者: 鈴木まどか 投稿日:2002/07/09(Tue) 08:40 >香乃さん はじめまして、こんにちは。レスが遅くなってすみません。 ネットサーフィンをして、共通の話題を持った方と出会うと嬉しいですよね。 平家物語を取りあげたサイトは数多くあります。 リンクのページで紹介しているものもあります。 ここにこだわらず、いろいろなページを探してみてくださいね。 [389] はじめまして。 投稿者: 香乃 投稿日:2002/07/07(Sun) 18:04 子供の頃から 平家物語に惹かれて続けてきました。 このページを知って とってもうれしくなりました。 だって、身近に話せる人が いなかったんです。 私は まだ平曲は聞いたことがありませんが、ぜひ聞いてみたいですね。 また、遊びに来ていいですか? ◆ 過去ログにもどる |