ネパールトレッキングについて


ネパールについて

気候 :首都のカトマンズは標高1300mですが緯度は沖縄と同じくらいで5月から9月まで雨季をもつ熱帯モンスーン気候。

    訪れるとなるとその季節をはずす事になりますが4月には30度ぐらいまで上がります。一番寒い1月でも20度

    近くまであがります。ところが高地の為もあり最低気温との温度差は17度ぐらいあります。この気温差が体力を

    消耗させます。日本から行く場合に日本との気温差、時差に加え高地、一日の温度差等の悪条件が重なるので体力を

    できるだけ温存する事が必要になります。(時差は3時間15分)

観光 :今回のようなトレッキングツアー、セスナによる遊覧飛行、宗教(ラマ教、ヒンズー教)寺院、釈迦生誕地

お土産:民芸品(ヤクーのセーター、絨毯、仏画、宝石類、サリー、紅茶等)、香の物

習慣 :イギリスの影響を受けている事もありチップがあります。又、時間感覚としては「ビスターリ」というのが基本。

    (ゆっくり行こうぜという感じ)

その他:首都でも水道や道路、電気といった社会基盤がそんなには整備されていない為、水には気をつけないといけない。

    コーラのような瓶物も高地に行けば量が減っており素直に飲むには少し恐いです。

    治安はそんなに悪いわけではないですが、日本人はお金を持っているのが分かっていて中には悪意を持って寄って

    くる人もいたりする様です。値付けも基本的に高い様なので必ず交渉するべきです。又、物も不足しているので

    Tシャツやバンダナのような衣類も求めてきたりします。その中にはチベットからの難民もいる様です。

トレッキングについて

現地スタッフ:トレッキングに同行するスタッフはサーダー(チーフガイド)、シェルパ(ガイド)、コック、ポーター、

       キッチンボーイと役割がありトレッカーと同じくらいの人数ぐらいがつきます。

一日の流れ :朝起き抜けにキッチンボーイがモーニングティをテントまで持ってきて一日が始まります。それを飲み

       終わる頃顔を洗うためにボウルに入れたお湯が配られます。朝食の前に当日行動中に必要のない荷物を

       パッキングします。その内朝食の準備が終わりダイニングテーブルで朝食になります。これはテントの中か

       天気が良ければ外に準備されます。朝食をとっている間にシェルパ達はテントや食料等をまとめポーターの

       荷物を仕分けします。サーダーさんの指示のもと今日の行動予定を決めコース、食事をとる場所、テントを

       はる場所を確認しポーターはそれぞれのペースで出発します。朝食がすめばシェルパの道案内にて当日の

       コースを進みます。シェルパは先頭と最後尾に位置しトレッカーが迷わない様にそしてそれぞれのペースで

       進める様に案内してくれます。トレッカーは好きな場所で写真を撮り景色や花を愛でながら自分のペースを

       保つ事が出来、メンバーのペースが会わなくても大丈夫です。人数によってはその一人がサーダーさんの

       チームもあるようです。昼食地点や夕食地点に到着する時には紅茶が準備されその休憩後食事になります。

       夕食地点でテントが設営されます。ここでは寝る為、食事の為の他トイレの為の小さなテントも有ります。

       トイレのテントは穴を掘ってその中に用をたすという風に使います。翌日それを埋めるという事で片づけ

       ます。尚、夜中にはシェルパが交代で夜通し盗難等がないか監視しています。

食事    :朝はパンを中心に目玉焼き等の卵料理、昼は麺類や御飯にスープ系、夜は時間があるので御飯系に肉料理

       やスープ、ポテト等がでますが、僕らのツアーでは日本から郵送した物が3割りぐらいありました。又、

       日本からのツアーも受け付けている会社の為、コックさんも日本向けの味付けに慣れている様でした。

       飲み物は紅茶が中心です。

その他   :トレッキングの風習はイギリス人がシェルパ族に教え込んだ物が基本になっているらしく、一日の流れは

       それに基づいて作られたものらしい。紅茶を飲み物の中心としているのもその流れの様です。

       イギリス貴族になった気分でトレッキングを楽しめると最高だと思います。