事前に、新聞等の4コマまんがを印刷したものを子どもの人数分用意しておく。
山に、こぶしの花がさきました。くまのかあさんは、ふゆごもりのあなから出たばかり。二ひきの子ぐまは生まれたばかり。木のめ、草のめ、かあさんはおいしいものをさがします。空が明るくまぶしくて、足のうらがくすぐったくて、子ぐまたちはくふくふわらいます。かあさんは木にのぼります。なんてじょうずなこと。ほら、もうあんなにたかいところ。青空にゆれるこぶしの花をたべています。
『春のくまたち』国語二年上 平成四年度版(教育出版)の改作 |
説明1 この文章には「段落分け」がありません。段落分けをします。 |
山に、こぶしの花がさきました。
くまのかあさんは、ふゆごもりのあなから出たばかり。
二ひきの子ぐまは生まれたばかり。
木のめ、草のめ、かあさんはおいしいものをさがします。
空が明るくまぶしくて、足のうらがくすぐったくて、子ぐまたちはくふくふわらいます。
かあさんは木にのぼります。なんてじょうずなこと。ほら、もうあんなにたかいところ。青空にゆれるこぶしの花をたべています。
|
子どもたちは、「後の文章」という考えになるだろう。
説明2 「段落分け」をした方が読みやすくなります。 |
指示4 読んでごらんなさい。 |
花だんには、色とりどりのチューリップがさきほこっていた。どれもかたを寄せ合うように楽しそうにゆれている。見上げると、さくらの木は、花びらを落とし、葉ざくらのじゅんびにとりかかっている。 |
指示5 この文章を2つの段落に分けて、書き直します。ノートに書いたら、見せに来なさい。 |
正しく書けていたら、○をつけ黒板に書かせる。間違えているところは直させる。
花だんには、色とりどりのチューリップがさきほこっていた。どれもかたを寄せ合うように楽しそうにゆれている。
見上げると、さくらの木は、花びらを落とし、葉ざくらのじゅんびにとりかかっている。
|
指示6 まちがえた人は直しなさい。書けなかった人は写しなさい。 |
説明3 この文章の前の段落は「花だんのチューリップのこと」、後の段落は「さくらの木のこと」が書いてあります。 |
運動場で遊んでいると、授業の始まりのチャイムがなった。私は、遊ぶのをやめて教室に急いだ。しょうこうぐちまでくると、一年生の女の子が転んで泣いていた。そこで、もえこちゃんといっしょに保健室へ連れていくことにした。女の子が泣きやまないので、私がおんぶしてあげた。教室に帰ると、もう勉強が始まっていた。私ともえこちゃんは、先生にわけを話して席についた。 |
指示8 この文章を3つの段落に分けます。ノートに書いたら、見せに来なさい。 |
正しく書けていたら、○をつけ黒板に書かせる。間違えているところは直させる。
運動場で遊んでいると、授業の始まりのチャイムがなった。私は、遊ぶのをやめて教室に急いだ。
しょうこうぐちまでくると、一年生の女の子が転んで泣いていた。そこで、もえこちゃんといっしょに保健室へ連れていくことにした。女の子が泣きやまないので、私がおんぶしてあげた。
教室に帰ると、もう勉強が始まっていた。私ともえこちゃんは、先生にわけを話して席についた。
|
説明4 場所が変わっています。「運動場」「昇降口」「教室」と変わるので、段落も変わります。 |
4コマまんがを印刷したものを配る。
指示10 4コマまんがを見て、作文を書きなさい。1つのコマで段落を1つ書きます。全部で4段落になります。 |
指示11 できたらノートを持ってきます。○をもらったら黒板に書きなさい。 |