8 「 」を正しく使って書こう(その1)会話文にはかぎをつける
東田 昌樹
 男の子の絵がある。そのふき出しに「はい。」とある。次の文を提示する。
 ぼくは、はい。といいました。
指示1 読んでごらんなさい。
発問1 かぎをつけて書き直します。
 「ぼくは、はい。といいました。」
発問3 これでいいですか。
 「違う!」という意見が出されるだろう。
 ぼくは、「はい。といいました。」
発問4 これでいいですよね。
「違う!」という意見が出されるだろう。
 ぼくは、「はい。と」いいました。
発問5 これでいいですよね。
 「違う!」という意見が出されるだろう。
指示3 では、ノートに正しく書いてごらん。
 ぼくは、「はい。」といいました。
 これもばつになる。
説明1 実は正しくはこのように書くのです。
 ぼくは、
「はい。」
といいました。
指示4 ノートに写しなさい。
 女の子の絵がある。そのふき出しに「さようなら。」とある。
 わたしは、さようなら。といいました。
指示5 ノートに正しく書きなさい。
指示6 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。
 わたしは、
「さようなら。」
といいました。
 ぞうの絵がある。そのふき出しに「パオー。」とある。
 ぞうは、パオー。といいました。
指示7 ノートに正しく書きなさい。
指示8 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。
 ぞうは、
「パオ-。」
といいました。
指示9 先生が今からすることを作文に書きなさい。その時,1回はかぎを使います。
 教師は、簡単な行動をする。「教室に入ってくる。」「窓を開ける。」など。
 その際、必ず声に出す。「おはよう。」「さようなら。」など。
 第1文は揃えてもよい。「せんせいがきょうしつにはいってきました。」など。
指示10 できたらノートを持ってきます。○をもらったら黒板に書きなさい。
指示11 発表します。