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12 「 」を正しく使って書こう(その2)「 」のいろいろな使い方
東田 昌樹
指示1 読んでごらんなさい。
(1) 「少しの間、静かにしてね。」
   父と相談を始めた母が言った。
説明1 会話文はこのように「 」を使って書きます。
発問1 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 こんにちは。弟は言いました。
指示2 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 「こんにちは。」
 弟は言いました。
発問2 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 娘さんは、はい。と答えました。
指示3 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 娘さんは、
 「はい。」
と答えました。
指示4 読んでごらんなさい。
(2) 「何回も練習した。」と、自分に言い聞かせてた。
説明2 思ったことにも「 」を使います。しかし、行は変えません。
発問3 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 ああ、そう式だ。と、ごんは思いました。
指示5 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 「ああ、そう式だ。」と、ごんは思いました。
発問4 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 わたしは、かつぞ。と心にちかいました。
指示6 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 わたしは、「かつぞ。」と心にちかいました。
指示7 読んでごらんなさい。
(3) 図書館で、「印刷の歴史」、「二十世紀の芸術」という本を借りた。
説明3 本の題名などにも「 」をつけます。行は変えません。
発問5 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 好きな本は、宝島、坊ちゃん、走れメロスです。
指示8 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 好きな本は、「宝島」、「坊ちゃん」、「走れメロス」です。
指示9 読んでごらんなさい。
(4) キューリー夫人の伝記に、「希望を持って、信じる道を進みなさい。」と書かれていた。
説明4 本に書いてあることを引用する時も「 」を使います。
発問6 次の文に「 」をつけて書き直しなさい。
 吾輩は猫であるという本の書き出しは、吾輩は猫である。です。
指示10 できたらノートを見せにいらっしゃい。
 できていたら、ノートに○をつける。
 ○をもらった子どもは、黒板に書かせる。

 「吾輩は猫である」という本の書き出しは、「吾輩は猫である。」です。
指示11 あなたの好きな本の紹介作文を書きましょう。
指示12 できたらノートを持ってきます。○をもらったら黒板に書きなさい。
指示13 発表します。

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