地球温暖化・・・事実と仮説の見極め

小学校/５・６年生/総合/エネルギー
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「地球温暖化問題・・・事実を見極める」授業

ＴＯＳＳ熊本　・　東田　昌樹

　地球温暖化問題を通して、事実かそうでないかを見極める力をつけるための授業です。１００年間で２度上がっている現在の気温の上昇は、過去１万年間で１０回程度起こっている現象である。目新しいことではありません。しかし、ヨーロッパや日本にとって、地球温暖化は大きな問題であるのです。学習を通して、事実を正しく理解した上で、自分の意見を持つことを教える授業です。
　　授業サイトが必要な方は、東田までお問い合わせください。
　「所属」「お名前」「どのような授業で使うのか」をお書きください。また、授業終了後、感想をお聞かせください。

　発問１　現在、「地球の気温がどんどん上がっている」と言われています。
　　　　　　これは、事実ですか。事実とは言えないと思いますか。

「事実」

　発問２　「地球の気温がどんどん上がっている」ことは、何と言われていますか。

　「地球温暖化」

　発問３　グラフを読みとります。「表題」は何ですか。　

「世界の年平均気温の推移」

　発問４　「出典」は何ですか。

「ＩＰＣＣ第４次評価報告書」

　発問５　「年度」はいつですか。　

「2007年度」

　発問６　「横軸」は何ですか。

「年」

　発問７　「縦軸」は何ですか。

「気温」

　発問８　グラフはどのように変化していますか。

「だんだん上がっている」

　説明１　「地球温暖化」にあることは事実です。

　発問９　「地球の気温は、かつてないほど速いペースで上昇している」
　　　　　　これは事実ですか。事実とは言えないと思いますか。

　説明２　１００年間で２℃程度上がっています。
　　　　　　しかし、このペースでの気温上昇は、過去１万年だけを見ても、１０回程度起こっています。

　発問10　「地球全体が悲鳴を上げている」
　　　　　　　これは事実ですか。事実とは言えないと思いますか。

「事実とは言えない」

　発問11　5000年ほど前のグリーンランドです。現在のグリーンランドです。
　　　　　　どのように違いますか。

「可能性が高い」

　発問12　グリーンランドで生活するならば、5000年前と現在では、どちらの方がいいのですか。

　説明３　エジプト・メソポタミアなどは、5000年ほど前は、雨が多く湿潤な地域でした。
　　　　　　そのため、文明が栄えました。現在は、砂漠地帯です。
　　　　　　5000年前は、地球温暖化しており、雨が降るための前線がこの地域にあったため、良い環境となっていました。

　発問13　地球温暖化は、誰にとって問題なのですか。
　　　　　　　現在の気象状況がよい地域です。例えば、どこですか。

　「ヨーロッパの国々」

　説明４　資料を正しく読みとり、事実かどうかを判断することが大切です。

　指示１　今日の学習の感想を書きなさい。

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