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23 「体言止め」を使って書こう
向山洋一氏実践『教え方のプロ・向山洋一全集22子どもの知性を引き出す作文の書かせ方』(2001,明治図書)の修正追試
東田 昌樹
指示1 先生の後に続いて読みなさい。
  もえこは昨日福岡へ行った。
 声を揃えて読ませる。揃っていなければやり直しをさせる。
指示2 全員で読みなさい。
発問1 この文を、「もえこ」で終わるように書き直しなさい。。
指示3 書けたらノートを持って来なさい。
 正解者が激減するだろう。ほとんどの子どもは、正解するだろう。
 昨日福岡へ行ったもえこ。
説明1 画面のようになります。できた人?間違えたら直しなさい。
発問2 この文を、「昨日」で終わるように書き直しなさい。
指示4 書けたらノートを持って来なさい。
 正解者が激減するだろう。ほとんどの子は次のように書くだろう。
 もえこは福岡へ行った昨日。 
 この文章はおかしい。
 「もえこは福岡へ行った。昨日。」
とするなら、これでも良い。しかし、1つの文となると問題である。次のようにならなければならない。
 もえこが福岡へ行った昨日。
 まちがっていたら×をつける。半分ほどが正解したところで説明をする。
説明1 画面のようになります。「もえこは」の「は」を「が」に変えないと、文がおかしくなります。できた人?間違えたら直しなさい。
発問3 「福岡」で終わる文にしなさい。
指示5 書けたらノートを持って来なさい。
 これは正解者が多数になるだろう。一度学習しているからである。
 もえこが昨日行った福岡。 
説明1 「もえこ」「昨日」福岡」などものの名前で終わる文を「体言止め」と言います。
発問4 ものの名前で終わる文を何と言いますか。
 「体言止めです。」
発問3 体言止めとは何ですか。
 「ものの名前で終わる文です。」
指示6 体言止めの文を作ります。「わたし」か「ぼく」で終わる文を作りなさい。
指示7 書けたらノートを持って来なさい。
 できた文はしっかり誉めた後、黒板に書かせて、発表させる。
 それがまだ書いていない子どものヒントになる。
 最後に作った文を提出させる。
 詩は、学級通信に載せるなり、掲示するなりして評価する。

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