福岡エクセル紀行

#2、潜伏場所は何処に


  前回はイルパラッツォ様まで紹介しようと思ったのですが、ちょっと無理でしたね。
  というわけで、エクセル福岡紀行「アクロス編」第2回目はイルパラッツォ様とエクセルのコンビです。まぁ、この2人は連載当初からの主要キャラですから、セットの方が相応しいのかな?

イルパラッツォ(ILPALAZZO)

○理想推進機関アクロスの総帥。世界征服の第一歩として某都市(笑)の市街征服を目指す。色々と謎の多い人物。そう言えば、この人の過去はまだ明らかにされていないですね。で、この方と同じ名前の建物も、福岡にはちゃんと存在します。しっかし、良く見つけたなぁ、と思うのですが、地図を見れば一発か。普段からその辺を通っている私らのほうが気付きにくいですね。

○「ホテル・イルパラッツォ」。福岡最大の歓楽街中州の中でも、一般に西中州と言われる那珂川西岸の南側に存在するホテル。福岡市中央区春吉3丁目13−1。
  建物は、なんでもイタリアの建築家アルド・ロッシという人が設計したそうで、レンガ造りの上に緑のひさしという色合いがえらく目立ちます。近くを通る国体道路から見るとすぐわかるのですが、見える位置に名前が出ていないので本当にここか自信が持てないあたりが面白いというか何と言うか……。かなり惑わせてくれます。建物の中には趣向を凝らしたバーがあって、雰囲気はかなり良い様ですが、バーに行きつけていない私にしてみれば全く縁のない世界ですね。
  ただ、唯一にして最大の問題点は、背後にラブホテルが控えてるってことですか。なんせあまりにも瀟洒すぎて、かえってとけこんでいるのですよ、背後の建物達と。いやぁ、おかげで怪しさ大爆発ですね。近所に高級料亭もあるので、昔からそれなりの場所だったのでしょうが、ねぇ。夜になると辺りに「いかにも」な女性の方々が目立ち始めますので、怪しさがさらに増していたりします。なんか、こうしたあたりはイルパラッツォ様そのままだなぁ、なんて思ったりしていますが。
  というわけで、ホテル・イルパラッツォを訪れる場合は、必ず夜の雰囲気も味わうようにしましょう。

  • 交通アクセス
      博多駅前バスターセンター1F市内線発着場から国体道路経由のバス(行き先はどれでもOK)、もしくは博多駅前3番乗り場から100円循環バスに乗車、南新地で下車、天神方面に向かって歩き、那珂川を渡って左折。約5分。運賃は大人100円。
      天神福岡ビル前、天神コア前、大丸前から100円循環バス、もしくは天神三越警固神社前、天神南(エルガーラ前)から国体道路経由博多駅方面行きに乗車、南新地で下車、天神方面に歩き、那珂川を渡って左折。約5分。運賃は大人100円。

    エクセル(EXCEL)

    ○理想推進機関アクロスの最初期からの構成員(だと思う)であり、市街征服の一番手たるべく努力する日々が続いている。エクセルの過去も謎が多く、イルパラッツォ様とどこで知り合ったのかも疑問。彼女が過去に記憶を取り戻す日はあるのかなぁ……なんて考えていると、こちらも見つけました。

    ○「博多エクセルホテル東急」。ホテル・イルパラッツォと同じく中州の繁華街にあるが、こちらは西中州ではなく中州の中心とも言える東中州に建っているホテル。福岡市博多区中州4丁目6−7。場所は那珂川沿いで、ホテル・イルパラッツォが見える位置なのはある意味必然なのでしょうね。
      付近には開放的な店が多種多様にそろっており、加えてポン引きさん達が活躍しているような場所でもあるため(^^;)、夜遅くになっても人が絶えません。エクセルが持っていた怪しげな服って、この辺りで働いていた時に手に入れたんでしょうかねぇ。
      東映グランドをはじめとして映画館も結構集中しており、編集人達は良くこのあたりに出没しています……だよね、taraxさん、せつなっち(^^)。なお、エクセルホテルの建物自体も(確か)紫色でなんとなく目立っています。
      辺りの雰囲気といい、建物の色といい、結構エクセルの性格っぽいのもやっぱり必然なのかなぁ?

  • ・交通アクセス
      博多駅前バスセンター1F市内線発着場から明治通り経由のバス(行き先はどれでもOK)、もしくは博多駅前3番、5番乗り場から100円循環バスに乗車、東中州で下車。川沿いの道路を左折。すぐ。運賃は大人100円。
      天神バスセンター三越前、天神東海銀行前から明治通り経由吉塚営業所行、九大前行、100円循環バス、もしくは天神福銀本店メリルリンチ福岡前から明治通り経由博多駅前行に乗車、東中州で下車。天神方面に引き返して最初の川の手前で左折。徒歩約5分。運賃は100円……ですが、バス停は一個か二個ですので明治通りを素直に歩きましょう。

      次回はハイアットの特集です。……って、なんで特集なんだろう?(笑)

    1999/09/08作成

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