ワシントン条約の結果、戦艦の保有量でアメリカ海軍に差を付けられることになった日本海軍は、唯一優位に立った航空母艦と制限がない巡洋艦以下の補助艦艇でその戦力差を補う方針を選択する事になった。ここで対戦艦打撃力の中心として据えられたのが魚雷だったが、魚雷自体の性能向上と共に、そのプラットフォームたる艦艇として巡洋艦に加え、それまで水雷艇などの小型艦艇撃滅用とされていた駆逐艦をも当てる事になった。この駆逐艦には荒天時でも航洋可能な性能が求められ、そうした要求の上で設計が進められたのが特型駆逐艦である。
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基準排水量
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1680t
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t
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公試排水量
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1680t
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t
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全長
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109.5m
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m
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全幅
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10m
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m
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機関出力
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42000hp
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42000hp
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最大速力
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38.5kt
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kt
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航続力
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4000海里/18kt
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4000海里/18kt
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兵装
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50口径12.7センチ連装砲2基
50口径12.7センチ単装砲1基 61センチ三連装魚雷発射管3基 |
50口径12.7センチ連装砲2基
50口径12.7センチ単装砲1基 61センチ三連装魚雷発射管2基 |