十四羊交差点
8月の日記


8/31

▼今日で夏休みは終わり。なのは高校生までで、
大学生は9月いっぱい休みだった気がする。もう忘れた。

▼熟練した行動は「体が覚える」というけど、
これはつまるところ、完成した行為に
意識は必要ないってことなんだよな。
人の自意識は尊いものと教え込まれているけど
本来、自動的である方がより高位であり、
要は意識というのは不完全であるがゆえに
発生しているもので、循環参照に陥った
計算式のようなものに過ぎないんじゃなかろうか。
完全であると多様性が失われるという理屈はたぶん嘘で
最善の公式の中に揺らぎを意図的に組み込むのは
別に当然そうあるべきことだと思うんだよな。

はてブとかその他投稿型ニュースサイトや系列のいろいろで
いちいち既出と叫びたくなる心境がちょっとわかるこの頃。

▼エロゲ発祥の表現手法はこれまでも色々と世に広まってきたけど
エロゲムービーに垣間見られる熟練されたフラッシュ芸は
そろそろメジャーデビューしても良いんじゃないかと思う。
まあ最近ちらほら見かける気もするけどな。


8/27

▼一日の犬が、公園のベンチの上に鎮座して
ぼんやりと池を眺めていた。

無為に時を浪費するのは
人間の特権みたいな思いこみが
どこかに有ったかなと、ふと。

は虫類とかなら、体温が上昇するのを
待っているのかなあとか思うんだけど。
鳥類だったら、四六時中餌を探してる感じ。
しかしほ乳類の皆さんは
見ると割と時間を持て余している様子で、
やつらはそんなとき、一体何を
考えているのだろうかなあと思う。

▼ゲーム購入意欲が最高潮に(30パワーくらい)高まったので
とりあえずFF3は時間かかりそうなのでスルーして
ここはひとつ牧場物語あたりでハアハアしておこうかと
DSLを買いに出掛けてみたけど近所のゲームショップ数件まわって
何処にも売ってなかったのでまたタイミングを逃した感が強い。

ちなみにXBOX360は値段を見て
ちょっと躊躇ってしまったのが敗着か。
360って、360ドルのことだったのかーとはふと思った。

一般ゲー復帰への道は険しい。


8/26

シマノ鈴鹿ロード行ってきた。
思っていた以上に大きい大会だった。
(というかまだ終わってないけど)
よくもまあというチャリの群れ。
900番台のゼッケンは見かけたので、全種目で
まあそれだけの数のチームはいたんだろう。
おれが参加したのは2時間エンデューロという種目なのだけど
ちょいと調べたら参加チーム数は750だった。

安全上当然の措置だろうけど、鈴鹿サーキット逆走コースは
ホームストレートがしょっぱい登りになるので
へばへばで戻ってくると、ちょいダサな姿を
衆目にさらすことになって、割と残念めです。


8/25

▼いつからだろうかあまり自覚がないのだけど
くっきりとしたメッセージが込められたものに
価値を感じなくなった。

感性だけで作られたような意味不明なものや
あるいは作品ですらない偶然の産出物に
勝手に意味を見いだし妄想して楽しむ日々。
(まあ人間の脳みそって本来そういう風に
出来ているような気もするのだけど。)

というのも
何もかもが何処かで見たことがあるような
気がしてならないんだよな。

おれが日々摂取しているもの全て、
自分が日々吐き出している言葉や絵とかも全部。
このサイトのログを観察してみても
6年前から何一つ変わっていないように見える。
確かに(たぶん)ツールの違いから来る誤差はあるけど
本質的な部分は何も変わってないように思う。
それともおれ個人が変わっていないだけなんだろうか。
ここにある絵や言葉は「今」を生きている人には
古くさく感じられるんだろうか。

改めて思えば、
いまおれが消費してる文化は
食事のようなものなんだよな。
ちょっとおもしろいなと思うものも、
いつも塩をかけて食べてるものに
今日は醤油をかけてみたみたいな。
その程度の意外性に過ぎなくて、
どこかの誰かにとっては、それは
きっと日常的なことに過ぎないのだ。

世界に未知が無くなったとはいわないけど
個人にはちょっと道のりが長すぎるものばかりしか
残っていないように思える。

ひとりの人間が個として完成するのはもはや不可能で、
こうして無力感は全能感へとすり替えられ、あるいは揉み消され
動物的ないくつかの欲求に還元されていくのだろう。

そんなことを考えながら、しかしそれを
せこせこと書き残しているのは、
これらが、いつかどこかでもしかして
何かの部品として機能するかも知れない
という妄想じみた期待以外に
縋れるものが何もないからなのよ。


8/19

▼細田時かけのヒロインは
最後まで他人の人格に対して無神経だよな
現代っ子だよなと思っていたけど、
ふと物語を回想してみたら
あれは最後に気が付いたんだよな。
彼女にとって、あのデタラメな日々も
かけがえのない時間だった。

…と思うんだけど。いまいち自信がないなあ。
少なくとも明示的な表現はなかったような気はする。

うーん、もう一回観るべきか。

▼ということで取りあえず絵コンテ本で復習してみたけど
やはり彼女の世界観は好意的に見積もっても
「君と僕」止まりのようだった。いや、「君」の存在も危ういか。
なにしろ魔女おばさんの攻撃は熾烈を極めたが、
彼女には殆ど効果がなかったように見える。

だってさ、1時間数十分(物語内の時間で
何日くらいだったか覚えてないけど)
なにせよ彼女以外のみんなの悩みや苦しみや
あるいは喜びや、それに決意と行動と結果は
彼女ひとりの意志で全部水泡。みずのあわ。
これで、あのすがすがしさはちょっと気になるよな。
自分の記憶には残っているからOKみたいな?

今にしてみれば、ヒロインは最後の一回は
使うべきではなかった
と思うんだ。

いいかげん、セカイとの接し方も
ぼちぼち見なおさなきゃな。
と思い始めた今日この頃。


8/16

▼ひぐらし。
今回も新作出てるんだろうということで
店頭で一番新しいのくださいといって入手。
(ぶっちゃけ**編という名称では判別不能なおれ。
ジャケットは記憶になかったので
ダブってる心配はなさそうということで
帰宅してまじまじ観察してみたら
今回で完結のような記述が。なんだと。

…聞くとどうもそのようらしい。(きちんと確認してないけど。

ううむ勝手にあと2話残ってるものだと思っていた。
最終話がリリースされる前に既刊読了が
おれのひぐらしアクションプランだったので
これはショックを隠せない。
じゃあおれは2話途中で止まっているこれを
いつまでに消化すればいいというのだろうか。
期限のないプロジェクトはどれだけの確率で成功するのか。

まあいいや、一緒に買ってきただらよでもインストールしよう。

▼今回はとくに誰にも頼んでなくて
委託待機予定だった上海アリスの新作だけど、
何故か手に入ったので聴取中。ありがとうございます。
ちょっと前に受け取ってはいたんだけど、
実家に光学ドライブを持っていかなかったので
帰宅するまでやや生殺し状態であった。
今回はゲームにそのまま使えそうな曲が多いかな。
新作も多めで良い感じです。

やはり音楽CDはブックレットが付いていると落ち着く。
最近の同人ゲーは冊子が殆どはいってないけど、
気持ちだけで良いので冊子を付けて欲しいなとは思う。
まあ、コスト的に割に合わないのかな。

だらよは一個目の爆弾解体終了。仕掛けがえぐい。
初回からこれで最後までたどり着けるのか。


8/15

時をかける少女観てきた。
おもしろかった。

すみからすみまで、
細田守氏独特の映像手法と作品の雰囲気が
これでもかというくらい調和してた。
あと、ヒロインのころころと変わる表情を
見ているだけでも幸せになれる。

ジュブナイルだったかどうかというと
ちょっとおれにはわからなかったけど、
それはおれが歳をとっただけなのかな。
今の中高生に見せたいと思うよりは先に
ノスタルジーが生まれてくる感じではあった。
入場者の3割くらいは、40代以上と思われる
おじさんおばさんだったしなあ。
といっても、席自体全体の1割程度しか
埋まっていなかったけど。もったいない。

これもたぶんいつも通りなのだけど、
シチュエーション先行な感じで、
物語の芯が見えにくかったというのは
実際の所あったような気はする。
あと、タイムパラドックス回避に関して
割と致命的と思える失敗が、よりによって
クライマックス部分で発生していて、
そこで生じた混乱をエンディング付近まで
引っ張ってしまったのがちょい消化不良。
※おれ自身が単に状況を飲み込めなかっただけで
矛盾自体は最後まで解消してないと思う。
具体的には、(以下反転)千昭が巻き戻した時間を
真琴が認識してしまっているところ。
実はあのシーンを真琴が覚えていない、というのは無しだと思う。
人称視点ルールがあそこだけ崩れることになるし

しかし物語説明上そうせざるをえなかったのだろうな。

まあ些細な問題。非常に良作です。みるがよい。


8/14

▼本屋で見かけたフタコイオルタナティブGという本
書き下ろし小説と脚本原文完全収録でなにこれ
こんな本出てたんだと速攻買って読んで奥付見たら
初版発行日が未来の日付になってた。
まあ七月末には出回っていたようだけど。
世間はおれの趣向を中心に廻っていますか?
同制作チームが新作放映中っちゃあだけど。
世間的に、何故今なのかなあとは少々思う。

ちなみにその新作のコヨーテざらっと見たけど
忌憚無く述べると積極的にダメな感じで残念です。
絵や音はがんばっている様子だったけどシナリオがが。
一つ一つの考証が雑すぎて全部が滑稽に見えてくる…
あるいはそれすら意図的なものなんだろうか。

▼部屋の前(屋内)で蝉死骸が転がっていてびびった。
蝉も静かに死んでいくのだな。


8/13

今日はコミケ最終日であったけども
今回に関しては全く関わる気持ちはなく楽勝でスルー。
忙しいといいながら強引に連休取って実家に戻っております。

コミケは、今後よほどの理由がなければ
行かないだろうなという予感はある。
一消費者あるいは表現者たる我々にとっては、
コミケが持っている機能は、本来それ以外の
簡易なシステムで実現することが可能であるしなあ。

まあ、盆と正月に親族が顔を合わせるような
意味合いだと思えば割と効率的なシステムなのかな。
結局、精神は肉体と一体ものであったりするわけで、
信号でつながっているだけでは足りないのだろうな。

旋光の輪舞を初めて遊んだ。
素人同士でガチャプレイやってただけだけど
操作感に慣れれば一気に世界が広がりそう。
思ったより格ゲー寄り。バランス取りの苦労が忍ばれる。

しかしなんか盆と正月くらいしかゲームに触ってないな。
まあ、ひとんちでしか遊ば(べ)ないので割と当然だけど。
なんかゲーム機が欲しい欲求が強まっている今日この頃で
XBOX360は、何げにランク急上昇中。
でも360を買ってしまうと、PS3も買ってしまいそうだ。
ちなみにwiiはどちらにしろ買わないだろうとは思う。
あのコントローラを振り回す自分が想像できないしな。
しかしDSだけ買って満足しておくべきだろうか。

ゲーム買うとなると良い画面が欲しいところであるのだけれど
テレビ専用機は買いたくない、それじゃあWUXGAモニタ。
という帰結になるけど、七尾のはHDCP対応していない…
となるとI/Oくらいしか選択肢が? ビミョウー。


8/11

▼僕も君も死なない理由を見つけるだけで精一杯。
ひとつの部屋に冷暖房自動切り替えのエアコンが2台あったら
一台が冷房、一台が暖房になるのが世の摂理。
人を量るなら、彼の信念ではなく哲学を観察すべきだよな。


8/7

▼自宅食時に刃物が使われるようになった。
といっても、生野菜や生果物をザクザク切り刻んで
ザクザク食ってるだけなんだけども。

最近…とは言っても、半年前か1年前か2年前か
忘れてしまったけども、コンビニ弁当を
食べれなくなってからというもの、
どうも日々摂取される養分にかなりの
偏りがある気はしていたのだけど、
ここに来て、充実野菜のみでは危機であろうと
からだが判断したようで、何しろ生野菜が旨い。

ちなみに、電子レンジを購入しようと思い立ってから
何年経ったかも忘れてしまったけど、
ついに買ってしまいそうな予感さえするこの頃。

それにしても、ここ最近のおれの時間感覚は、
最近とかこの頃とか言っても、
数ヶ月以上レベルで誤差を抱えている
場合が多いようなので、多用している割に
全く基準になりません。残念なことです。


8/5

▼このままいずこともなく消失しそう。

そうだな。花火を見た。
飛行機が点滅しながら横切って、
犬が泣き叫んでいた。
花火自体は正直退屈だけど、
断続的に訪れる空白はそんなに悪くない。


8/1

▼ワア8月ダア!
ナニソレ!

というわけで世の人々は、
もう少し落としどころというものを
知るべきだと思います。
あと、落としどころは、おまえがひとりで
決めるものではないです。

ところでweb2.0ブームはそろそろ終わりですかね。
というかただ、おれが飽きただけですかね。

あんまり情報提供者たる我々にとって
有益なシステムに成れない予感が弱まらないんだよな。

ところで「.0」っていったい何なのかなあ。
いつから小数点以下が標準化したんだろうか。
水物っぽいイメージがあってあんまり好きくないんだけどな。
プレステ3.0とかだとさすがに購買意欲が低下するだろう。


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