湖に囲まれて〜漁岳
〜支笏湖とオコタンペ湖〜
平成17年4月30日 | 同行者: HYMLの仲間 3名 | ||
何度行っても決して期待を裏切らない山がある。札幌近郊の山、漁岳がそうである。 残雪期のこの山は登りやすく、かつ、すばらしい眺望が期待できる。 僕の三度目のこの日もすばらしい天気だった。今回はスキーを使わずにつぼ足での登行となった。たまたま同行の仲間がスキーを使わないということで僕もそのようにしたのである。もちろん、スキーを使った方がはるかに早く下山することができるのだが、ときにはのんびりつぼで歩くのもいい。 この時期の漁岳には多くの人が入る。それだけこの山から見える景色はすばらしいのだ。なんといっても、支笏湖、そして氷に覆われているオコタンペ湖。周囲には恵庭岳や樽前山、風不死岳それに天気がよければ白老三山から徳舜、ホロホロそれにニセコから羊蹄まですきっと見渡すことができる。もちろん、無意根山周辺もだ。 ルートも明快で地図読みができる人なら、まず迷うことはないだろう。ただし、トレースをあてにしてはいけない。4月末でも雪は降りトレースは消えるし、ガスがかかってホワイトアウト状態になるところだ。 林道をつめて、稜線にあがったところで一休み・・・。 直下のコルから臨む漁岳。どんどん、人が登っていくのが見える。 漁岳ピークから臨む恵庭岳、そして手前にはオコタンペ湖、青い支笏湖。 イチャンコッペ山そして紋別岳が見える。 この山に来て、山の魅力に取りつかれたという人も少なくないだろうと思う。山を愛し、自然を愛し、そして、人を愛す。多くの人がこの想いになっていただければと切に願う。(了) |