肘装具について

上肢装具用ダイヤルロック継手を用いた肘装具 下肢装具用C.C.A.Djointを用いた肘装具

上の写真は両方とも上腕骨の遠位骨折に処方された肘装具です。
左は従来通り肘用のダイヤルロック継手を使用したものです。
右は下肢装具用の膝・足継手に使用されるC.C.A.Dジョイントを肘継手に使用したものです。

任意の角度で固定したい場合やワンタッチでロックが解除出来るようにするにはダイヤルロック継手が必要ですが関節可動域制限のみにて使用する場合は右のC.C.A.Dジョイントがかさばり具合や装具重量に対して有効ではないかと思います。

多くの義肢装具士がアレンジするであろうことだと思いますが、上肢装具は上肢用の完成用部品の中から選択するだけではなく下肢装具用の完成用部品も使えるものは使えるよう頭を柔らかくしておくことがユーザーにとってもメリットがあるんだと思います。

その時々で臨機応変に対処できるように頭は柔軟に保ちたいものです。

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