◆酢はなぜいいのか? |
*酢の主成分は「クエン酸」と「酢酸」、それ以外の「有機酸」があり、有機酸の中には「クエン酸」も含まれます。このクエン酸は、体内のエネルギーを作り出す回路ともいえる「クエン酸サイクル」の原動力になっています。 「クエン酸サイクル」とは、体内で消化・分解された食物は、その栄養分がクエン酸によって数種類の酸に変化しながら、熱を出してエネルギーとなります。このエネルギーを作る回路がクエン酸サイクルです。
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◆リンゴ酢 |
*リンゴ酢は、リンゴ果汁に酵母を加えて発酵させたワインを種酢として、酢酸菌を加えて発酵・熟成させて作られます。甘い香りとさわやかな酸味が特徴です。 |
◆黒酢 |
*黒酢には天然の有用成分がたくさん含まれています。その代表がアミノ酸です。わたしたちの体の主要な部分を作っているたんぱく質はいろいろなアミノ酸が結合してできている者です。このアミノ酸は全部で20種類ありますが中でも体内で合成できないため、食物などから摂取しなければならないのが【必須アミノ酸】と呼ばれる8種類の有用成分です。これらのうちどれかひとつでも欠乏するとたんぱく質を合成できません。しかし、黒酢には十分な種類の必須アミノ酸が含まれているのです。 |
◆玄米酢 |
*天然玄米酢は、原料となる玄米の優れたたんぱく質のおかげで、醸造酢の中でもアミノ酸含有量が特に多いです。それから、赤血球の細胞膜を安定させるとともに、血管壁の細胞を軟化させる働きがあります。さらに、豊富なアミノ酸が血液の粘りを解消する作用もあり、体の各細胞や機構を活性化することにより、血圧を下げると考えられています。 |
◆もろみ酢 |
*長生県・沖縄を代表する酒、泡盛。沖縄で古くから作られてきた泡盛は、南国特有の歴史と風土によって生まれた蒸留酒です。クエン酸を生成し、黒麹菌を用いて作られるのが、その特徴です。この泡盛を蒸留する際アルコール分と酒粕に分かれますが、その酒粕を搾ったものが「もろみ酢」です。もろみ酢には、体内で作ることが出来ない必須アミノ酸全9種を含む18種類のアミノ酸、黒麹菌が生み出すクエン酸などが豊富に含まれています。 |
◆きび酢 |
*きび酢(さとうきび酢)は、奄美大島加計呂麻島に伝わるお酢で、さとうきびだけを原料に、酵母菌と酢酸菌による自然発酵で出来る天然醸造酢です。きび酢の栄養成分として、ミネラル分が多くバランスよく含まれますが、ナトリウムが少ないのが特徴です。またポリフェノールも豊富に含まれます。 |
◆中国酢 |
*中国の黒酢には大抵ふつうの酢よりも多くの天然アミノ酸が実にバランスよく含まれています。アミノ酸といえば私たちの髪、肌、体細胞などを構成するたんぱく質の素となる栄養素です。 |