ハイサイおじさん

 半年ぶりに沖縄に行ってきました。今回の滞在中に私は2度も「ハイサイおじさん」と紹介されてしまったのですが、それはどう言う意味なのかな・・・・・・、と今でも考えております。

 「ハイサイおじさん」といえばまず思い出すのが歌ですよね。その意味は明るいおじさんというようなことかな、ぐらいに思っていましたが、そのままの意味は「こんにちはおじさん」とか「今晩はおじさん」というようなことになるそうで、ますますわからなくなります。しかもどんな人が「ハイサイおじさん」かというと、髭をはやしたおじさんがそう呼ばれるとのこと、「なんじゃそりゃ!」という感じですよね。とにかく私の顔は沖縄でも親しんでいただけるような顔なのだということなのかな?それはとっても嬉しいことですが・・・。

公設市場の魚達
沖縄の魚達


 沖縄に行ったらこれだけは食べたいというものが「ソーキそば」。これはPEANUTのらーめんの中にも書いてあります。この沖縄そばが私は大好きで、あっさりとんこつのスープに固く太い麺、その上に堂々としたソーキ。ソーキとは豚のスペアリブのこと。これがよく煮込んであっておいしいです。今回食べた「那覇そば」(空港の側や、国際通りの三越の向かいにある)のソーキは骨が軟骨の部分だけなので、骨まで食べてしまいますよ私は。コラーゲンの大爆発です。

 それから沖縄で食べたいものといえばA&Wのオニオンリング。もちろんルートビアを飲みながら食べるのが最高。ルートビアとはビールではなく、飲むサロンパスという感じのソフトドリンクです。心のこりもとれるなんちゃって。

 ところで今回ものすごいことに気がついてしまいました。それはこのルートビアについて。それはグラスのサイズが3種類、スモール、レギュラー、ラージとあって値段が違うのに、どのグラスも飲み放題。わかります?どのグラスも飲み放題ならばどうしてサイズが3種類もあるのだろう・・・。これは地下鉄漫才の地下鉄の車両はどこから入っているのだろう?というのに匹敵するようなことだと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

 今回帰りの便を朝一番の便に変えるために、はじめてキャンセル待ちをしたのですが、結局乗れず、那覇空港で4時間程うろうろしていました。はじめはおみやげ屋さんを物色して、どこが一番安いかを研究していましたが、ただ疲れるばかり。次にはベンチで眠ろうと思いましたが、けっこう色々なことが気になって眠れません。「そうだ本を買ってお茶を飲みながら読もう」と思い立ち、U牧師に聞いた沖縄オバァ研究会編「沖縄オバァ烈伝」という本を1300円で買い、空港ビル4階のロイヤルの窓際の席に座り、コーヒーをお代わりしながら読みふけりました。なんかすごく楽しかったんですよこれが。お店でお茶を飲みながら本を読むなんて久しぶりのこと。けっこう贅沢な時間の過ごし方ですね、これは(本が本ですが)。

 「沖縄オバァ烈伝」とは沖縄女性のパワフルな生態をリポートした本なのですが、まあ面白いです。たとえばこんなことが書いてありました。

 ある人がそばやさんでそばを食べていたら、どんぶりの中に髪の毛を発見、その店のおばさんにそのことを言ったら「大丈夫、ゆうべシャンプーしたから」と言われた。本の中ではさらに話が展開してゆきます。

 あるおばさんがケーキ屋さんに入ってケーキを買うときに、ショーケースを指差しながら「これとあれとこれをください」と言うので店員の人が、「名前で言ってください」と頼むとおばさんは「なんのだれそれです」と自分の名前を言った(これはユーモラスな話です)とか、すごい話が満載の本です。

 この本は庶民の生活がパワフルだったことを証明していると思います。なぜかというと、このオバァ達のストーリーが時々私の母と重なる瞬間があるからです。沖縄では、男ひとり養えないようじゃ本当の沖縄の女とは言えないんだそうです。迫力があります。このオバァの力強さが夫を支え家を支えているんですね。

黒く長いのが
イラブー(海蛇)の燻製
イラブー


 沖縄。それは遠いようで近く、近いようで遠い日本。その暮らしぶり、物事の成り立ち方を見、感じながら、生きるということがリアルに迫ってくるのは私だけでしょうか。

 オバァ達は強いけれども、大海原の中に浮かんだ小さな島の上に生きているということを知っている沖縄の人達は、与えられた中で、のびのびと大きく生きることを知っている素敵な人達だと思います。
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