熊本でキャッチボール

 10月中旬。今年二度目の熊本でのこと、チャペルコンサートが終わって皆さんと雑談をしているとき、いつしか熊本人気質がどうのこうのというような話題になってゆきました。そして熊本は男性が強いばかりじゃなく、女性も強いという話になり、だんだん熱い舌戦がくりひろげられてゆきました。
 
 話の輪の中に、若い二人の姉妹がいて、お互いに相手のことを自分勝手だと言い合っていました。妹さんの方が「何を言ってもお姉さんは絶対に自分の意見を押しつけてくるんだから」と言えば、間髪をいれずお姉さんのほうが「私は会話が楽しくて、あなたと言葉のキャッチボールをしてるんよ」と言い返します。

 そんな言葉の応酬が続いている最中、横にいた青年がぽつりと「なるほどキャッチボールね・・・・・・・・。でもお互いの籠には自分のボールがいっぱいに入ってるよな・・・・・・・。」その場は大笑いでした。

 僕も笑っていましたが、少しはっとしました。じつは僕も人の話をちゃんと聞かずに言葉を返してしまう人間だからです。良い聞き手ではなく、乱暴な話し手であることが多いんですよね。

 時には親しい関係の中で、悪ふざけとしてゆるされる場面もあるとは思いますが、あんまり安心しきっていると、投げたボールの先に誰もいないということもなきにしもあらずですよね。

 ところで熊本では天草や阿蘇の火口の良い写真が撮れたのですが、コンピューターのトラブルで消えてしまいました。残念。
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