西暦3000年、地球上に生き残った人類はわずかになり、山奥の小さな集落で暮らしていた。そこにはかつて科学技術で栄華を誇った人類の姿は無く、獣の皮をまとい、狩猟と採集によって飢えをかろうじて満たしている人類がいた。とある集落でくらす青年ジョニーはより豊かな土地を求めて山を降りようと村の長達に直訴する。しかし彼らの部族には伝説があった。人類の神は失われ、悪魔が天から降りてきたと。そして山を降りると悪魔に見つかってしまうと。そんな伝説におびえる老人達に嫌気が差したジョニーは恋人を置いてひとり山を降り、新天地を探そうとする。しかしその途中、謎の生命体によってジョニーは捕獲されてしまう。彼らこそ伝説の悪魔である、宇宙最強の異星人、サイクロ人だったのだ・・・。
この映画を最後まで見れた人は大したもんです。はっきり言いましょう、近年まれに見る駄作だと。まずあのサイクロ人。なんなんだ。わかりやすく言うと、頭は陽気なレゲエミュージシャン＋落ち武者、顔はスタートレックのクリンゴン、文明が進んでいるくせに歯磨きをする習慣が無いらしい素晴らしい前歯、身にまとう服は日本の甲冑を黒塗りにしたようなもの、そして足元はお洒落な厚底ブーツ、極めつけは地球の大気が体に合わないのでしている鼻の穴に突っ込むマスク。あんた・・・どこからきたのよ・・・。もうとにかく中盤からは呆れるのを通り越して笑ってしまいました。馬鹿丸出しです。おまけに彼らの戦争の目的がなんと人間的な事か。さすがサイクロ人、空気もわけわからんもんを吸ってます。なんと放射線と反応して爆発する気体です。もうまいった。原作は米国で300万部うれたベストセラー。映像化は不可能と言われていたそうですが、今回の映像を見ると不可能でなくやるとまずいってだけか？ただ、ここまでつまらないかつ笑えると一度は見る価値があるかも(笑）怖いもの見たさで見るのがお勧めです。原作小説は全6巻。今回の映像化は2巻まで。さあ・・・これは続編があるってことか？ちなみに続編が作られたら絶対に私は見に行きます(爆) 。