独立への道




8章 
資格の問う意味

世の中には、検定とか資格といったものがいったいどれくらいあるのだろうか?
見識を深めたり、専門知識を掘り下げるには良いきっかけにはなるかもしれません。
しかし、平成12年の4月のけちけち日記でも述べたように、転職の武器になるといった安直な考えで学習をはじめるのには少し問題があると思う。
資格取得が原因で、直接給料アップの条件につながったり、人事担当者の心象を得るような万能な資格は、そうは存在しないと言うことが理由である。
まあ仮に資格手当てなるものが会社の規定の中にあっても、資格を取得するために費やした費用や時間を相殺すると明らかに損失を被っているかわかるでしょう!
わずかながら、技術系の一部に"おいしい"といわれる資格が存在するが、取得困難な一部の難しい資格を除けば、結局、他のほとんどの資格や検定はあくまでもその業界で生きていくための最低条件に位置付けにしかならないのである。
土木・建築関係に携わっている関係上、入札条件としての資格は絶対不可欠なのであるが、価値論から言えば、それ以上でもそれ以下でもない。資格保有が終身雇用の保険になっているとは思わないし、実務上において役に立ったということはあまり聞いたことがない。
こんなに消費が冷えているのに、何をいまさら資格保有の管理職が必要なのであろうか?
そんなところに時間を割くよりも、自分を磨いた方が早道であるように思えてしまう。
多くの人と出会い、多くの仕事をこなし、そして自分流のサ−ビスなり技術を作り上げた方が、賢い生き方だと思う。
世の社長さんに問う!あなたは資格保有者ですか?
大体の経営者が否と答えるであろう。
それよりも折衝能力やディベ−ト力、日本の文化を語れる語学力、計数管理能力、特殊な技術力、統率力等、何か人よりも秀でたものを築き上げる方が手っ取り早い方法ではないかと思う。

今、独立を目の前にしてつくずく思うことがある。
なぜもっと早く気が付かなかったのだろうかということを................


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