現実を直視することから逃げていては、楽になれない

 これから書くことは、「現実と向き合わなければ強くなれない」とほぼ同じことなので、ここではなぜ「現実を直視できなくなったのか」についてだけ書きます。 一口で言えば、弱い自分を見つめることが恐ろしい、恥ずかしいからではないでしょうか。 要するに、本当の自分を知ることが恐ろしいのです。 本当の弱い自分を知ってしまえば、これから先どうなるのか見当もつかないので、自分を見つめることから逃げざるを得なくなるのです。

 しかし、どんなに自分から逃げても「自分から逃げている自分がいる」ことを隠すことができないのです。 どんな人でも自分自身を騙すことができないのです。 このことこそが、自分を苦しめ続けるのです。

 現実から逃げるということは、本当の自分を知ることから逃げていると同じことです。 だから、現実から逃げている限り、本当の自分を知ることから逃げている限り、なにも解決しないばかりか、逃げれば逃げるほど苦しみが大きくなってしまうのです。

 必要なことは、どんなに恐ろしく、つらいく、恥ずかしいことであっても、自分を見つめ直すことからはじめるしかないのです。

 自分の周りにいる現実から逃げている人たちを観察すれば、現実から逃げていいのかどうか一目瞭然だと思います・

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