便利になることは、しあわせになることか

 いまの社会は、とっても便利になりました。 コンビニは24時間営業していますし、買い物も電話一本で届けてくれたり、インターネットでも買うことができます。 金融機関もほぼ一年中営業していますし、まさに世は至れり尽くせりの世の中になりました。 そういう意味では大変住み易い世の中になったと言えます。

 最近では老人向けの宅配も出てきました。 私も、そろそろそのようなサービスを受けれることを考えるような年齢になってきました。

  しかし、次のようなことを考えたことはあるでしょうか。 自分の生活が便利になると言うことは、そのかげで苦労しているvs
が増えているということです。 具体的に説明すると

24時間営業していると言うことは、夜も寝ないで働いている人がいるということです
電話一本で配達してくれるということは、車やバイクで危険を冒して届けてくれる人がいるということです
インターネットがいつでも使えるということは、やはり寝ないで機械の保守管理に当たっている人がいるということです
いつでもお金が引き出せるということも同じです
急病になってもすぐに医者に診てもらえるのも同じです

  このように自分の生活が便利になる陰には、必ず新たに苦労をする人がいるのだと言うことを忘れないようにしたいものです。 考え方として、お金を払っているのだから、それなりのサービスを受けるのは当たり前だという意見もあるでしょうが、自分の家族が夜も寝ないで働いていたらどう思うでしょうか。 もう少し、相手の立場を考える心のゆとりが欲しいものです。

  現代はあまりにも便利になりすぎて、かえって人間が機械に管理されている社会ではないでしょうか。 そこには心の安らぎやゆとりはあるのでしょうか。 いつもなにかに追い立てられているというのが、実感のような気がします。

  みなさんは、どう思われますか。

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