他人は騙せても、自分を騙すことはできない

 こんなことはだれでも知っていることであり、いまさら書く必要もないことかも知れません。 でも、非常に大切なことだと思います。 それは「自分をだませない」ということが、どんな意味を持っているかということです。 

  「他人はだませても自分はだませないということが、自分を苦しめているのではないか」と言いたいのです。 自分をだましている自分がいるということを隠すことができないからこそ、自分を嫌いになっていくのだと言いたいのです。 だから自分を責めてしまうのです。 自分をだましながら自分を好きになることは不可能なのです。 自分をだますことができないからこそ、すべての苦しみが始まるのだと思います。

  自分をだましてはいけないのです。 とは言っても、大変なことなのですが。 自分をだまさなければ(自分に嘘をつかなければ)、問題がどんなにあっても生きることは苦労はあってもそんなにつらくならないはずです。 「自分をだましている弱い自分がいる」ということが、問題の根本にあるのではないでしょうか。

  嘘を隠すためには、また嘘をつかなければならないからです。 まるで国会議員や東京電力社員のようですね。 嘘を隠すために嘘をつくようになると、いつもびくびくして生きなければならなくなります。 そして、その嘘はいつかはばれるのです。 そんな生き方をしてしまうと、はやく嘘がばれてしまった方が自分は楽になれると思うようになります。 自分で自分を罰することができないからこそ、このような生き方はつらくなると思います。 いっそのこと、法律で早く罰してもらえた方が楽になれるのです。

  自分で自分をだまさないようにする。 これはできそうでできないことでね。

 ここは、自分への戒めのために、あえて書きました。

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