なにが、いつ、どこで役立つかは、だれにも分からない

 生きていると、いい意味でも、悪い意味でも考えられないようなことが頻繁に起こります。 ありとあらゆることが、起こりうるのです。 ときには、それらを奇跡と言ってみたり、悪いことであれば「なぜ、私だけに起こった」と嘆いてみたりするのです。

 人生には成功もあれば、運不運もあれば、、失敗も、栄光も、挫折もあります。 結果がよいときは問題はあまりないのですが(実は問題はおお有り)、結果が期待通りにならなければ、恨んだりしてしまいます。

 しかし、成功した人の話を聞いていると「あのとき、あんな経験をしたから、いまの自分がある」という言葉を数多く聞きますね。 あのときの失敗があったからこそ、そのことを反省材料として、いまの自分があると言うことです。 逆に、あのときあの成功がある勝ったから「いまの自分がある」という言葉はほとんど聞きません。 成功は人に教えてくれるものが少ないのです。

 なにごとも、考え方次第でまったく異なった結論に達するのです。 成功が失敗だったと言うことも、決して珍しいことではありません。 なぜなら、成功は人に慢心、おごりをもたらしやすいからです。

 逆に失敗は、その人の欠点やいたらなさを教えてくれ、それを反省材料として自分をよりよく変える機会を与えてくれるのです。 本当の成功は、短期的には失敗という形を取ることが多いのです。 すなわち、失敗の原因を突き止めることによって、次回は同じ失敗を繰り返さなくなり、それが大きな成功を呼び込むのです。

 失敗や挫折をマイナスのまま終わらせるのか、それともそれを土台にして成功への道を歩むのかは、人それぞれの考え方次第です。 たから、失敗したからと言って、いつまでも落ち込んでいては、失敗は本当に失敗になってしまいます。 「失敗を成功の母」とできるような考え方を持っていれば、失敗はいつかは成功へと変身するのです。

 逆に、成功が失敗に変身することもあるのです。 謙虚な心を持っていないと、成功が失敗に変身する確率は高くなってしまいます。

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