自分の責任範囲を主張できなかった、守れなかった

  自分のやったことの責任は自分で負わなければなりませんが、他の人の責任まで負う必要はないのです。 世の中には「お人好し」といわれるひともいて、自分の責任でもない責任までも押しつけられて苦労したり、あげくのはてには会社をやめさせられたりすることも、決して珍しいことではないのです。

  お互いに自分の責任を明確にしあってこそ、人間関係はうまくいくものと思います。 お互いに平等の立場で行動できるから、お互いの間に不満もあまりたまらず社会が円滑に運営されるのです。 だれかに一方的に責任を押しつけたり、押しつけられたりしていれば、そこには円滑な人間関係は成立しないのです。 だから自分の負うべきでない責任を押しつけられたときには、そのことをはっきりと拒絶することが必要なのです。 そうすれば、相手は「あいつには、うかつなことは言えない」と思うようになり、自分一人がよけいな苦労を背負い込まないで済むのです。

他人の負うべき責任を押しつけられて拒絶できないひとは、弱い自分を責めるでしょう。 「どうして自分は断れないのだろう」と。 自分を責めればどうなるかは、「ノーと言えなかった」を読んでもらえば分かると思います。

  自信をつけるためにも、いまある自信を失わないためにも、断るべきことは断らなければならないのです。

 この件に関しては、私には忘れられない思い出(思い出したくもない)があります。

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