自分や他人を信じられなくなった

  ここは「いま自分を信じられなくて苦しんでいる人」には大変きつい言葉になります。 自分を信じられない人は他人に依存はしても、他人を信頼することもできません。 自分を信じられない。 もちろん他人(家族さえも)も信じられない。 でも他人に頼らずには生きていけない。 いまの社会には若い人にも、そのような人生き方に陥っている人が多いように思われてなりません。 私の考え違いであればいいのですが。

  小さいときから、家族以外の人と接する機会が少なくなったからだと思います。 お互いに心を通わせあえる場がなくなったからだと言えます。 自分の心の痛みだけを相手に分かってもらおうとして、相手の心の痛みを理解できなくなったからだと言えます。

  なにも信じられない人に、自信を持てと言うこと自体が無理な話だと思います。 自分に自信を持てない人は、どんなにつらくても、どんなに恐ろしくても真実の自分と向き合うことが必要でしょう。 そして自分の正体を見つめることが必要でしょう。 このことから逃げながら自信をつけようとしても、それは見せかけだけのものであり、いつまで経っても自信を持つことはできないと思います。 いま自信がなくて苦しんでいるひとは、つらいでしょうが自分の正体に気づくことがなによりも必要でしょう。 そして気づいた自分から目をそらさないことです。

  努力してもなんども失敗し、同じことを繰り返すのは、本当の自分をみることを避けているからではないでしょうか。 根本的な原因を解決しないままで努力しようとするから、いつも同じところに戻ってしまうのではないでしょうか。 やっぱり本当の自信を得るためには、心の奥底の自分を見つめ直さなければならないのです。

  自分が苦しみながらも享楽的な生き方をしないでいる人は、それだ強い人間と言えるのかも知れません。 まだ生きることの希望を持っているからです。

 どうしたら、自信を持てるのか。 それは、自分を好きになるしかないと思います。 そのためには、あるがままの自分を見つめ直して、自分が考えるあるべき自分に近づけていくしかないのです。

 それが、自分を好きになる、ひいては自信を持つと言うことに繋がるのです。

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