他人との比較で、自分の存在を判断するようになった

 この世の中は、他との比較なしにものごとを考えることは不可能ですが、他との比較にばかりとらわれて生きていくことは不幸になるだけでしょう。 自分というこの世で唯一頼ることのできる自分の考え方を捨てて、他人と自分という相対的な生き方の中に自分の生き方を見いだそうとすれば、自分の生き方が不安定になって当然でしょう。 他人との比較で自分を考えれば、目につくものは自分の悪いところだけでしょう。 悪いところとは、他人よりも劣っているところという意味です。 そうすれば自分の自信を持てなくなっても不思議ではないと思います。

  大切なことは自分というものを信じて生きていくことです。 自分で自分を頼りにして生きていくことだけが必要なのです。 ものごとは他人との相対関係の中で捕らえるのではなくて、自分というものを基準にして考えることだと思っています。

 他人と比較すると言うことは、言葉を換えれば他人との優劣でものごとを判断すると言うことです。 他人との優劣を争えば、心が安まることがなくなってしまうのです。 ものごとを優劣で考える限り、毎日がつらく、苦しくなり、生き甲斐を感じ取ることができなくなると言えます。 人生は優劣で考えてはならないのです。 みなさんの周りの人を見渡せば、私の書いていることは納得してもらえるのではないでしょうか。

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