自信を持てるようになると、世の中はどう見えてくるのか

  自分に自身を持てれば、自分や周囲のことはどのように変わるのでしょうか。 それとも、なにも変わることはないのでしょうか。 あるとき私のところに、そんな質問が届きましたので考えてみたいと思います。

 2001年は私にとっては、いろいろなことがありました。 そして自信を失ったときと自信が持てたときとでは、すべてのことがこれほどまでに違って見えることに愕然とさせられました。 自信を持てれば「すべてのことが変わる」と言い切れます。 外面的にはなにひとつ変わっていないのですが、内面的にはすべてが変わってしまうのですね。 たとえば日の光の色でさえ、違って見えます。 通勤途中で毎日見ている建物や草花の色さえ、違って見えます。 まして人の姿は大きく違って見えます。

  自信があるとないとでは、本当にすべてが別物に見えてしまいます。 このことは経験しなければ、決して分からないことではないでしょうか。 だからいま自信をなくして苦しんでいる人には、時間がかかっても自信を回復して欲しいのです。 自信さえつけば、そこには自信のないときには想像もできなかった世界が見えるはずですから。 そのことを信じて生きて欲しいと願っています。

 以下に具体的に自分の経験を含めて書いてみます。

いままでは他人の笑い顔を見ると自分が笑われていると思っていたことが、「そうではなかった」と分かる
いままでは周囲の人が自分の噂をしていたと思っていたことが、「そうではなかった」と分かる
いままでは自分が責められていたと思っていたことが、「そうではなかった」と分かる
自分には能力や取り柄がなかったと思っていたが、「そうではなかった」と分かる
八方美人になって生きることが、自分をどんなに苦しくしていたかが分かる
「相手に求めるだけで、相手に与えようとしないこと」が自分をどんなに苦しくしていたかが分かる
「すべてのことは自分に原因があった」と分かる
 ※ これはすべてが自分が悪かったという意味ではありません
 ※ すべてのことは考えようで、どうにでも理解できると言うことです
世の中は他人を中心にして動いているのではなく、自分を中心にして動いているということが分かる
「すべて自分のせいだ」と思っていたことが、自分にだけ責任があったのではないと言うことが分かる
責任転嫁をしてもなにも解決しないということが分かる
他人や社会を恨んでも、なにひとつ解決しないばかりか、自分がつらくなるだけだということが分かる
自分は孤独でないということが分かる
 ※ 自分のことだけを考えるから、よけいつらい生き方になっているのだということが分かる
自分だけがつらいのではないということが分かる
 ※ みんなつらい思いをしながら生きているということが分かる
自分をつらくしているのは、自分の考え方だということが分かる
 ※ 理解したくないのですが、他人が自分を苦しめているのではないのです
どんな生き方をしても、自分ひとりだけでは生きていけないということが分かる

 このほかにも色々のことがあげられますが、すべてのことが変わって見えるのです。 外見からはなにも変わっていないのですが、そう見えてくるのです。 「ものは考えよう」といいますが、「本当にそうなのだ」と確信します。

 自信や思いやりを持てれば、すべてが変わってしまうのだと確信できます。 とても信じられないことなのですが、自分の身を守ること、自分の利益だけを考えるから生きることが苦しくなるのだと思うのです。 もちろん決して自分の身を守らなくてもいい、自分の利益はどうでもいいと言うのではありません。 自分を守れもしない人が、他人を守ることはできないのです。 自分の相手との接点をとの辺におくのか、それこそが大切なことだと思います。

 自信を持てなければ、すべてのことは上に書いたことと逆になってしまうのですね。

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