すべてのことは、自信を持つことから始まる
「自信を持てれば、すべてが変わる」と書きましたが、その続編になります。 自信がついてくると自分の外界の物理的ことはなにひとつ変わっていないのに、すべてがいままでとは違って見えてくるのです。 外の環境や相手の心が変わったのではなくて、自分のものの見方や考え方が変わったからです。 自分が分かると言うことは、本当にすべてが変わることなのです。
突然失恋したときの世に、世界は変わって見えてくるのです。
まず自分が変わらなければならないというと、「それは負け犬のいう言葉だ」という趣旨の反論があります。 それは私に言わせれば、自信がなくて他人の意見を聞く耳も持つことができない人のいう言葉だと思います。 自分が変わることによってしか人間関係がよくならないとすれば、自分を変えることは決して「負け犬の遠吠え」ではなくなると思います。 逆に、勇気ある行動だと思います。 お互いに自分が変わらなければ、人間関係はよくならないと分かり合えたときに、本当に人間関係の軋轢から解放されると思っています。
でも、自分から変わることは至難の技なのです。 人には自尊心があるからです。 自尊心を傷つけられることには、だれでも猛烈に反抗しますから。
まず自信がなければ、ものごとは自分の心にどのように映るのでしょうか。
マイナス思考になってしまう | |
他人の善意も素直に受け取れない | |
自分は他人の道具になっている | |
他人の動向が気になって仕方がない | |
八方美人になってしまう | |
他人の顔色が気になって、自分の意見を言えない | |
自分に正当な理由があっても、他人の依頼を断れない | |
自分を責めてしまう | |
いつも他人に利用されるだけ利用されて、真っ先に捨てられる | |
自分を嫌ってしまう | |
すべてのことは押しつけられていると感じてしまう | |
自分は被害者だと感じてしまう | |
いつも不安に負けてしまう | |
自己主張ができない | |
他人ばかりでなく、自分をも信じられない | |
依存心ばかりが強くなる (自立できない) | |
優柔不断になる | |
その場しのぎをしてしまう | |
すぐに他人を恨んでしまう |
では自信を持てれば、ものごとは自分の心にどのように映るのでしょうか。
プラス思考で考えられる | |
他人の善意を素直に喜べる | |
他人のために尽くすことが苦痛でなく、よろこびになる | |
自分で自分をコントロールできる | |
「自分は自分、他人は他人」と割り切ることができ、他人の顔色を気にしなくなる | |
自己主張ができるようになる | |
自分にできないことは、断れる | |
自分を責めるのではなく、反省として自分をよりよくできる | |
不安があっても、それに負けなくなる | |
自分を信じられるようになり、他人も信じられる | |
ひとつひとつのことをきちんとけりを付けられる | |
なにが起きても、現実をごまかさないで見つめられる | |
すべてのことは他人から押しつけられているのではなくて、自分が引き起こしていると分かる | |
他人を恨むことが少なくなる (他人に感謝できる) | |
八方美人になる必要がなくなる | |
逆境にあっても、自分と未来を信じられる ・一時的に他人を恨むことはあっても、最終的には他人も信じられる |
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不安はなくなるのではなくて、克服できると信じられる |
本当に自信を持つことができるようになれば、世界は変わります。 いま自信をなくしてつらい日々を送っている人には信じてもらえないかも知れませんが、すべてが変わると言いたいのです。
そして自信をつけるには、その場しのぎをしないで、ささいなことをひとつひとつ確実に処理していくことが大切だと思います。 汗をかきなから、恥をかきなから、達成感を味わい充実感を味わうことです。 充実感を持てたらなにかしようとするから、結局はすべてを失っていくのです。 汗をかくこと、恥をかくこと、失敗を覚悟の上でなにかやってみることです。
自信を持つためには自分が傷つくことは避けられないのですが、若者の多くは自分が傷つくことを過剰に避けるから、いつまでたっても自信がつかないのではないでしょうか。 それと、時間がかかるのです。
不幸なことには、日本の社会では失敗は人間性のないことと同じことと考えから、失敗が恐ろしくてなにもできなくなるのではないでしょうか。 もっともとっと失敗の持つ意味について、考え直すことが必要だと思います。
本当に「ものは考えよう」だと思わずにはいられません。 ある失敗や挫折は考えようによっては、本当に失敗や挫折のままで終わることもあるし、考え方を変えれば大きな成功にすることもできるのです。 詭弁ではありません。 本当にそうなのです。 そのことが分かれば、傷つくことをそんなに恐れることもなくなるのではないでしょうか。