なにごとも中途半端が自分を苦しめる

中途半端  …  物事が完結せず、不十分な状態にあること

  私もずいぶんと中途半端な人間でしたから(いまでも、そう変わりはありません)、このことは痛いほど分かるつもりで書いています。 中途半端がなぜ自分を苦しめるのか。 それは「ひとつひとつのことにケリがついていない」からです。 これについての詳しいことは、「ひとつひとつのことにけじめをつけられれば、自信は持てる」を読んでください。

  聖書のどこかに書いてありますが、イエスの言葉として「あなたがたは熱くあって欲しい、でなければ冷たくあって欲しい」という意味の言葉があります。 この年になって、この言葉の意味を少しでも分かってきたように思います。

中途半端がなぜ自分を苦しめるのか。

  まずなにもしなければ、

成功しなくて当たり前だ
できなくて当たり前だ
自分はなにもできない人間だ

と、考えてありま深く考え込むこともないと思います。 もともとなにもしない人は、中途半端以前の性格の人が多いと思いますから、考えもしないのではないでしょうか。

逆に一生懸命がんばって失敗すれば、

結果の如何に関わらず、「自分はできる限りのことはやった」と納得できる
失敗の原因を究明し、次回に活かせる
かならず、なにかを得ることができる
  ・ ときには失敗という形で得るものがあることもある
「自分はできる限りのことはやった」と、自分に誇れ、自分への信頼が深まる
あるいは無力感にさいなまれることになる

と、考えて結果のいかんによらず積極的志向になります。 ただし、最後のことは問題ですが。 それにしても一生懸命がんばるだけのやる気があるのですから、そのような無力感からも立ち直れるのではないでしょうか。

  もし中途半端のままで失敗すれば、

「自分はがんばったのに」となり、相手や社会を恨みがちになる
自分を責めてしまう
「もっと他にやり方があったのに」となり、自分への信頼を失う
「やらなければよった」ともなりかねない
どうしても、どっちつかずの考えになってしまいがち

  中途半端は、「メリハリがない」、「開き直れない」とも同じことかも知れません。 人生は善し悪しは別にして、どこかで開き直れないと、生きることがつらくなるだけだと思います。 このことは、別の所に詳しく書いてあります。

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