いつもだれかを攻撃していないと気が済まない人
世の中にはいつも他人を非難したり、攻撃したり、悪口を言ったり、あげくのはてはうわさ話ばかりしている人がいます。 なぜそんなに他人の悪口などを言わざるを得なくなったのでしょうか。
そのような人は相手のことをそんなに非難できるほどの、人格者なのでしょうか。 実態は逆のことが多いと言えます。 そのような人は相手を非難していなければ、自尊心が傷つくから相手を非難しているだけなのです。 相手を非難することで、自分の優越感を満足させようとしているだけなのです。 そのほかに理由はないのではないでしょうか。
優越感ほど人に満足感を与え、心をいやしてくれるものはないからです。 そのような人は相手に自分の欠点や間違いを指摘されれば、きちがいのようになって(言い過ぎか)相手を非難し、自分を弁護するでしょう。 自分は劣等感と不安にさいなまれているから、相手を非難することでしか心の安らぎを得られないのです。 そのような心の安らぎが、安らぎといえるかどうか問題ですが。
もし身近にそんな人がいるなら、「あの人は劣等感と不安に苦しんでいるのだなぁ」と思ってみると、いままでは見えなかったその人の性格が分かるかも知れません。