不安から逃げるから、よけい不安になる

 これは「人間を努力に駆り立てるもうひとつのもの」を、逆から見たものと思ってください。

  私たちは不安なことがあれば、一般的にはその不安に立ち向かうよりは、避けようとする意識が強いと思います。 ちょっと考えると、その場はそうした方が楽に思うからです。 不安は自信の欠如、知識や知恵の欠如、人間関係のまずさに起因することが多いと思います。 不安を避けていれば問題がいつまでも解決しないので、ますます不安がつのるだけなのです。

  そのとき楽な道を選んだことが、結果として自分の生き方をよけい苦しいものにしてしまうのです。 人生には「逃げ場がある」と考えたことが、そもそもの間違いだと思います。

  不安を解消するには、不安に立ち向かう以外に方法はないのです。 自分の弱さを克服するには、自分の弱さに立ち向かう以外に道はないのです。

  やっぱり原因となるものは元から断たなければ、いつかまたぶり返してしまうのです。 そして、この繰り返しになるのです。 どこかで決断しなければ。

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