結果を過度に恐れるようになれば、なにもできなくなる、自信もつかない

 このことは、言葉を換えて何度も書いてきたので、おおよそのことは分かってもらえると思います。

 自信のない人は、なにごとをも決めることがむずかしいし、たとえ決めたとしても悪い結果しか考えられないのもです。 マイナス思考と言うことです。 悪い(よくない)結果しか考えつかなくなれば、なにごとも及び腰になり、自分を強くしてくれるはずの経験という機械を自ら放棄することになります。 

 経験(現実)から逃げるから、ますます自信を持てなくなり、そしてまた現実から逃げるという悪循環に陥ってしまうのです。

 この悪循環を断ち切るためには、現実(結果)を受け入れる勇気が必要なのです。 これもどこかに書きましたが、勇気はあるから出せるものではなく、ないのに出さなくてはならないのです、 いつかは、どんなに恐ろしくても現実に立ち向かい、そしてその結果を受け入れなければならない日が来るのです。

 このことを避けている限り、人生の悩みや苦しみは決して軽くなることはないのです。

 なにごとにも失敗はつきものです。 この世の中には、失敗の可能性のないことはひとつもないと断言してもいいでしょう。 だから、失敗の恐れ方と、その失敗から立ち直る方法(術)を知っておく必要があるのです。 成功ばかりを夢見て、失敗に備えるということが欠けていると、人生は立ち直れなくなることが多すぎるのだと言えます。

 失敗への対処の仕方を学ぶことが、人生を楽にしてくれるです。 失敗をどのように理解するかによって、人生はいかようにでも変わってしまうのです。

 失敗を正しく恐れましょう。

トップページへ戻る