思いやりが欠ければ、どうなるのか

 思いやりのない人、思いやりに欠ける人を箇条書きにしてみると、 

気まま・わがままな人
損得だけで考える人
八方美人な人
約束を守らない人
お金にルーズな人
手段を選ばない人他人に迷惑がかかってもなんとも感じない人
人を支配しなければ気の済まない人
自信過剰な人
勝ち負けでものごとをとらえる人
結果論で判断する人
責任転嫁をする人
自分には思いやりがあると思っている人 (こんなこと書いていいのかな)

 ほかにもいろいろとあげられるとは思いますが、思いつくままに書いてみました。

 このような人を好きになれませんね。

 自分の身の守り方を間違うと、逆に失ってしまうものの方が多くなってしまうのです。 自分の身を守っていると信じていたことが、自分を破滅の道に追い込んでいるということは珍しいことではありません。 このような意識ができていないから、「自分は努力しているのに、なんでこんなにつらい思いをしなくてはならないのだろう」となってしまうのではないでしょうか。

 思いやりに欠けるということは、当人は意識していなくても、なにごとも自分本位になるということであり、決して人に好かれることはないのです。 まして、人に信頼されることは無理なことなのです。 思いやりに欠ける人は、どうしても相手を自分に有利になるように動かそうとせざるを得なくなります。 そうすると、常に相手の言動が気になり、相手の動きに注意せざるを得なくなり、素直さがなくなり神経をすり減らしてしまいます。

 どうしたら、相手は自分の思い通りになるのか、そんなことばかり考えていると、相手もその手を喰わないように注意せざるを得なくなります。 お互いに自分に有利になるような駆け引きを展開することになり、足の引っ張り合いを演じるようになります。 こんな人間関係が長続きするわけがありません。 そのような人たちの付き合いは、お互いに相手を利用することばかり考える集団となり、社会から孤立してしまいます。 そのような付き合いは「金の切れ目が縁の切れ目」となります。 心安らぐ人間関係を築くことはできないのです。

 思いやりを持つことと、人のいい人になることとは、まったく別のことです。 この点を行動してはならないと言えます。 本当に思いやりのある人は、決して人のいい人(相手に利用されるような人)ではないのです。 生き方、考え方に対しての厳しさも、同時に併せ持っているのです。

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