フランコ・ハリス
12月24日に最終週の土曜日に行われた試合の様子を少しでも見られないものかと、CNNのスポーツニュースを見ていた。デンバーのQBグリーシーがフィールドに叩きつけられるシーンもこのニュースの中で見た。CNNスポーツニュース中では、途中何かの特集があるのだが、この日はいきなりピッツバーグ・スティーラーズのロゴが出てきた。何をやるのかと思ってみていると次のシーン、ひげ面のおっさんが現れた。何処かで見たことがある。そう、ピッツバーグのかつての名RBフランコ・ハリスだ。 フランコ・ハリスといえば、70年代にもう一人のRBロッキー・ブライヤー、QBテリー・ブラッドショーらと共に、ピッツバーグの黄金時代を築いた名RBだ。その走りは華麗と言うには程遠いが、力強い戦車のようなRBだったという記憶がある(なにしろ、この頃はTV中継もなく、写真でしかその勇姿を見ることはできなかった)。 さて、CNNだが何をやるのかと見ていたら、1972年のプレーオフ、Raidersとの試合のフィルムが流れてきた。「ひょっとすると」と思ってみていると、案の定、話題はハリスのミラクルキャッチのことだった。私も何かで見た覚えがあるが正確なシチュエーションは分からない。さらに、CNNはこの時英語の放送だったので内容もよく把握できていない(後で、日本語バージョンを見るつもりで忘れてしまった)。
ニュースはハリスがこの時のことを振り返るものだった。スリー・リバー・スタジアムでハリスは「この辺でボールをキャッチし、その後左のサイドライン際をこんな風に走り、エンドゾーンに飛び込んだ」と楽しそうに語っていた。 もう、30年近くも前になる話である。この後ピッツはチャンピオンシップで、このシーズン確か負け無しのマイアミと対戦し、惜しくもスーパーは逃した。きっとRaidersの怨念がマイアミに乗り移り、ピッツのスーパー行きを阻止したに違いない。「俺たちに運だけで勝ちやがって、スーパーまで行けると思ったら大間違いだぜ」というRaidersの面々のつぶやきが聞こえてきそうな気がする。 2000.12.29 |
| BBSより |
| 過去・現在も含めて私の最も好きな選手がハリスです。彼の走る姿は、俗な言い方ですが、とにかく恰好が良かった。これは主観の問題だと思うのですが、mashさんが仰るような「純粋な重戦車RB」ではなく、同じ大型でもゾンカやキャンベルとは随分違ったとおもいます。体型的にも頭が小さくてバランスがとれていた上に、手をよく振って足もよく上がるスタイルだったとおもいます。密集も強かったけど外への意外な出足の速さが印象に残っています。 彼は勝つために走るRBでした。Steelers在籍12年でレギュラーシーズン173試合で165試合出場。12年連続でチームのリーディングラッシャーとなり1000ヤード以上のシーズンも8回ありました。この間チームは一度も負け越しておらずシーズン10勝以上も8回です。先発としてスーパーボウルを4回勝ったRBは史上彼一人だけです。 2002.3.8 by debiyamaさん |
| ハリスはあの時期最もバランスのとれたRBでした。LOSを抜けるスピードではOJやフォアマンの方が勝っていた気がしますが、ともかく人に強く、それでいていたづらにDEFを煽る(カチアゲ)ことなく、サッサとゴールへ走っていく姿が印象的でした。 相棒のブライヤーもよかったですね。体資本のプロではボディブロックはあまりみないのですが、自分の2倍もありそうなDEにむかって捨て身のボディで膝を狙い、ハリスがそこを駆け抜けるスラントは力強さを感じましたねー。 2002.3.8 by 大根坊主さん |
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| ハリスがどういうRBだったかは、大根坊主さんに書いて頂いた通りです。 >それでいていたづらにDEFを煽る(カチアゲ)ことなく、とありますが、彼の紹介文にも同様の記述があります。 he sometimes drew criticism about his willingness to step out of bounds instead of pushing for that extra yard. "In truth, he’d blast when the yardage was vital, but his cerebral running style helped save his body for a long career." 実際、生涯ラン獲得距離10,000ヤード以上のRBはだいたい皆、視野が広くバランスが良い、中型(180cm95kg前後)のデイライトRBばかりです。大型突貫タイプでこの中に入っているのはリギンスぐらい(ディッカーソンは大きいけれどタイプ的にはスピードランナー)で、前述のゾンカやキャンベルもキャリアは決して長くなかったと思います。 ハリスが188cm・108kgの体躯ながら丈夫で長持ちだったのは決して単純なパワーランナーでは無かったことを表していると思います。 彼の映像をテレビで最初に見たのが、75年1月のスーパーボウルです。TBSで一週間遅れの土曜日か日曜日の昼間(あるいは成人の日?)に放送したと思います。私にとっては「試合としてアメリカンフットボールを見た最初のゲーム」でした。それより前にも深夜の時間帯NET(現テレ朝)の放送は何度か見ていたのですがマニアック過ぎて理解不能でした。 私は中学入学前のガキでしたから、走りまわる#32の恰好良さに痺れ、以来「フットボールはRB」という天動説を今でも信奉しております。 2002.3.9 by debiyamaさん |