テリー・ブラッドショー
| テリー・ブラッドショーというと、現在では何処にも残っていないだろう、あの独特のフェイスガードが目に浮かぶ。ブラドショーも途中から今のQBが付けているようなタイプの黒いフェース・ガードになってしまったが、あの、顎がほとんどノーガードのフェイスガードがカッコ良かった。今でこそQBのフェイスガードも顎をガードするタイプのものになってきたが、当時のQBは二本歯タイプのフェイスガードのQBも多かった。
ブラッドショーの印象は、とにかく肩が強かったことと、ヘルメットからはみ出した金髪とは裏腹に、ヘルメットを脱ぐとハゲ上がった頭だったことだろうか。 実際にTVで観たダラスとのスーパーボウルではその肩の強さに驚かされた。バックペダルで前方を見ながらドロップバックし、セットアップするとどんな態勢からでも手首のスナップだけでロングパスをボンボン投げていたという印象がある(ブラッドショーはバックペダルでのドロップバックの方が印象深い)。恐らくブラッドショーは手首のスナップだけで50yd位投げる事が出来たのではないだろうか。 ブラッドショーのロングパスといえば、スーパーボウル]でのリン・スワンへの64yd逆転TDパスというのがある。この時、パスを投げた瞬間ブラッドショーはノックダウンされ、スワンがパスを獲るシーンを見ていない。ビデオでこのシーンを観たことがあるが、ギリギリのタイミングで、滅法肩の強いブラッドショーが投げたパスらしさがあった。 その後ブラッドショーは肘を痛め、手術をして再起を図ったが、確かリハビリに失敗し、1983年のシーズンで引退した。モンタナなどと同じ怪我だったというが、手術後のリハビリを急ぎ過ぎたのが失敗だった、という記事を読んだ覚えがある。彼の引退を知った時は、まだ年齢的には大丈夫なのに、とガッカリした覚えがある。 もうひとつの印象であるハゲ頭というのは愛嬌があった。昨シーズン、スカパーでNFLを観るようになったが、ハーフタイムにTVの解説者として出てくるブラッドショーの頭は、さらに見事になっていた。 ところで、彼の現役時代のインタビューなどはほとんど聞いた事が無く、どんな感じの人かは知らなかったが、昨年のNFL中継で彼に対する印象が変ってしまった。私はもっと重々しい感じの人かと思っていたのだが、ハーフタイムにまあ、良く喋ること、喋ること。 そういえば、現役時代、シーズンオフはカントリー・ウエスタンの歌手をやっていたという記事も読んだことがある。人前で歌を唄うというのだから、喋りもその頃身についたのだろうか。 ピッツバーグはRaidersの宿敵で、何度も苦杯を飲まされた。それでもテリー・ブラッドショーというQBは好きだった。豪快で、いつも何か大きなことをやってくれそうな予感を漂わせたQBだった。 2002.3.10 |
| BBSより |
| mashさんの仰る通り、肩が強く精神的にもタフな選手。成績的にはちっとも優秀じゃないんですが、本当の勝負所を知るQBだったと思います。ここぞというときのロングボムは胸がすくものがありました。本当に頼りになる男でした。キャラ的には「大事を為す男は寡黙」という日本的な考えとは正反対の男で、今でもCMなどで本領を発揮していますね。 1981年作の「キャノンボール」というハリウッド映画があったのです。ディーン・マーティンとサミー・デービスJr.、ロジャー・ムーア(当時の007)、ファラー・フォーセット(!)、バート・レイノルズ、ピーター・フォンダといった当時の各界ビッグスターと共にブラッドショウが出演しています。彼の役はジャッキー・チェン(この映画がハリウッド出演第一作目!)の相棒。アメリカ横断ラリーレースに参加するのですが、スタート後いきなりプールに車ごと突っ込んでリタイアするというお話だったそうです。 2002.3.13 by debiyamaさん |