ティム・ローゼンボー
| 我が家に衛星放送が入り、NHK-BSでNFLを観始めたのは1989年のシーズンから。この頃はモンタナの絶頂期で、SFが勝ちまくっていた時期だ。当然のことながら、SFの試合はたくさん放映されたと思うのだが、久し振りに観るNFLのゲームに胸躍らせ、ほとんど全てのゲームを録画して観ていた。
古いビデオを引っ張り出してきて観たのが1990年10月21日にジャイアンツ・スタジアムで行われたNYG戦。このビデオを観て、ローゼンバックがどんなQBだったのか記憶が蘇ってきた。 彼はロールアウトから投げるのが上手いパサーで、スクランブルからもパスをよく投げたし、自らもキープでよく走った。肩も強くロングパスも通したが、まだまだ若く、無茶投げをしてインターセプトを喰らうことも時々あった。 少々荒っぽいところがあったが、粋のいいQBで観ていて気持ちよかった。まあ、とにかく、よく動きながら投げるQBで、今で言うファーブのようなQBだった。 彼を思い出すために、もう1試合10月28日にホームで行われたシカゴ戦も観たが、この年のカージナルスはRBにジョニー・ジョンソンといういいランナーがおり、パスとランのバランスが良く、観ていて楽しいオフェンスだった。 1990年シーズンのカージナルスは5勝11敗だったが、ジョンソンの走りとローゼンボーの活躍から、「これだったら来年は期待できるな」と当時思ったのを覚えている。 彼は1990年のシーズン、3098yd、16TDパス、17INT、470ydランという成績を残したが、次のシーズンから忽然と消えてしまった。良く調べてみると、91年シーズンのトレーニング・キャンプで膝を故障して1年を棒に振り、92年シーズンには復帰を期待されたが、クリス・チャンドラーにスターターの座を奪われている。 その後、彼は引退してしまったのか、何処かのチームに行ったのかは分からない。しかし、あの怪我さえなかったらと残念で仕方ない。怪我が無ければその後スーパースターになれたかというと、それは分からない。しかし、将来を期待させる、ワクワクするようなQBだった。 2003.4.13 |