| 【2018.8.17】 NEのオフェンス |
| プレシーズンゲーム2戦目にNEのQBトム・ブレイディが登場した。前回スーパーボウルの再戦となったPHI戦で、ブレイディはパスを決めまくり、NEオフェンスの仕上がりの良さが目立った。NEは何の変哲もない様なパスが次々と決まる。どうしてこんなに簡単にパスが決まるのか。そう思いながら観ていて思った。NEのパスはランと同じ様にアサイメントが決められているのではないかと。 WR2枚とSBをセットさせたフォーメーションだったとする。あるパスコースでは、ディフェンスの体型により各レシーバーの成功確率がどうなるかを事前にチェックしておく。スクリーメージにセットしたブレイディは、ディフェンスの体型を見て、事前に頭に入っている成功確率の高いレシーバーに、決められたタイミングで投げる。 決して、カバーを読んで1番目のレシーバーを見て、次に2番目のレシーバーを見てというのでは無く、スクリーメージにセットした時に投げるレシーバーは決まっているのではないか。でなければ、あんなに良いタイミングでパスを決めまくることは出来ないはずだ。パンプフェイクでさえ、決められた時間をしっかりと稼ぐ手段の一つとなっているのだろう。 当然のことながら、若干レシーバーにはオプションルートはあるだろう。しかし、タイミングパスではほとんど決められた場所に、決められた時間で走り込む練習を徹底的に積んでいるに違いない。OLのパスプロテクションはパスルートによって最低限守る時間を決めてあり、そのために最善のブロッキングを、いろんな角度からブリッツを入れた中で練習させる。こうして、ランオフェンスと同じ様なパスオフェンスを作り上げている気がしてならない。 ブレイディは年をとった。しかし、経験は豊富でディフェンスを読む力はピカイチのはずだ。時間を費やして、キッチリと仕上げれば無敵のオフェンスになる。そのオフェンスをどうしたら破ることが出来るだろうと考えてみた。 まともではブレイディに読まれる。スクリーメージに7名セットさせ、そこからブリッツを入れたりゾーンで守る。場合によってはDLを2枚だけにする。あるいは、DLを真ん中に1名だけセットさせ、6,7人のLBを3yd付近に並べる。ここからLBが色んな動きをしてブレイディが読めない様にする。そんな、想定外のディフェンスをポイントポイントで入れてシステムを崩すしかないのではないか。 現代のフットボールは複雑になって来ており、どのチームも多かれ少なかれNEと同じ様にパスを構築していると想像する。ただ、その内容が非常に緻密で、その緻密なオフェンスをキッチリとこなすことが出来るブレイディが居るから、NEオフェンスの強さが目立っているのではないだろうか。この分析は当らずとも遠からずだと思う。 |
| 【2018.8.16】 またもやRAIDERSファンとの遭遇 |
| ナンパされてしまった。それもちょっと年下のオヤジに(笑)。
背中に“COMMITMENT TO EXCELLENCE”と書かれたTシャツを着て、頭にはRAIDERSのキャップ。自転車にはRAIDERSのフラッグが立っている。確かにこんな恰好をして静岡の街中を歩くのは僕以外にいないだろう。彼は5月15日にアップした、ジムでRAIDERSファンと巡り合えた話を読んで、ひょっとしたら会えるかと思っていたという。 それにしても、僕のHPをずっと観ていてくれたRAIDERSファンが静岡にいたとは。RAIDERSファンはおろか、NFLファンに会うことも滅多にない静岡でだ。僕は嬉しくてたまらなく、おもわず話しこんでしまった。ついでにHPにアップするからと写真まで撮らせてもらった。彼のTシャツの胸にラスベガスの文字があったのは何とも奇遇というか。
「それにしてもRAIDERSファンは年をとった人が多いねえ」と笑うと、「一時期弱かったですからねえ」と答える。そう70年代から80年代の強くて暴れ者だった時代にRAIDERSファンになった人は多く、90年代にRAIDERSファンになった人は少ないかもしれない。当時からずっと、弱い時期も含めてRAIDERSのファンであった人達は筋金入りのRAIDERだ。 彼とは、一緒にRAIDERSのシャツを着て、駅前に出来たSEAファンの店“トゥエルブ”に殴り込もうじゃないかと話をして別れた。5月15日にも書いた通り、こんな出会いが3ヶ月後にまたあるとは思いもしなかった。偶然というか、奇跡の様な出会い。でもその出会いは、街中をRAIDERSウエアに身を固めながら歩くという努力の賜物でもあると僕は考える。 これで、静岡RAIDERSで一緒にプレイしているMOTOIも加われば、4人のRAIDERSファンが揃ったことになる。これはいよいよ“RAIDER NATION SHIZUOKA”を設立するしかないだろう。もし他にも僕のHPを見てくれている静岡のRAIDERSファンがいたらぜひ連絡して欲しい。一緒に酒を飲みながら、RAIDERSについて語ろうじゃないか。 |
| 【2018.8.14】 プレシーズン開幕、AFC-Westライバルチームは |
| プレシーズンゲームが始まり、NFLから目が離せなくなって来た。特にAFC-West各チームの動向は気になる。今シーズン、DENとKCはQBを代えることになった。まだまだ調整期間はあるものの、スターターQBがどんな状態なのか。 まず確認したのがKCのQBマホームズ。昨シーズンのプレシーズンに彼のプレイ振りを見て、「これは近い将来スミスに代わってスターターになるだろう」と感じた。それほど落ち着いて良いプレイをしていたマホームズが、スミスの移籍で回って来たスターターとしてどんな働きを見せるのか。結果は、これがあのマホームズなのかという感想。思ったよりも悪い。というか、オフェンス全体が冴えない。 対戦相手だったHOUのディフェンスが強かったこともあるが、KCのOLはボロボロでオフェンスそのものが成り立っていない。マホームズはTEケーシーに単発でパスを通すものの、プレッシャーもあり自由に仕事をさせてもらえない。OLが1st チームだったかどうかは分からないが、この状態ではマホームズ云々ではない。KCのオフェンスには良いプレイヤーが多いが、問題はOLだろう。 今年は対戦が無いが、HOUはオフェンスもディフェンスもラインが充実している。QBワトソンが完全復活すれば、恐ろしいチームになる可能性がある。今シーズン、対戦が無くて良かった。 KCはディフェンスに関してもDLが弱く、HOUに走られまくった。昨年も悪かったディフェンスは改善されていないという感じ。このままシーズンを迎えることは無いと思うが、ディフェンスが相変わらず悪く、OLが弱い状態が続くと、今年のKCは昨年よりかなり戦力ダウンが予想される。この後のプレシーズンゲームで、オフェンスが良くなって来るかに注目だ。 DENはMINをホームに迎えた。DENのスターターはMINから獲得したキーナム。彼はまだレシーバー陣とのタイミングが合っていないという感じで、評価するには早過ぎる。ベテランだからレシーバー陣との息が合い始めれば成績も上がっていくと思われる。彼はもう少し様子見というところか。 2番手で出てきたQBリンチも相変わらずダメ。逆にMINがDENから獲得したQBシーミアンは良いパッシングを見せた。昨年のRAIDERS観戦ツアーでもリンチの先発でホッとし、リンチの怪我でシーミアンが出てきた時には肝を冷やした。2人のQBを比べると、明らかにシーミアンが上だと思うが、どうしてDENは彼を出したのか。サラリーの関係だとしても、リンチとそれ程変わるとは思えないのだが。 MINのQBカズンズは既に完璧という感じ。キーナムを出し、ブラッドフォードを出し、ブリッジウォーターまで出してしまったが、カズンズをスターターに、シーミアンをバックアップにという体制であれば、昨シーズンよりもチーム力はアップするだろう。戦力も充実しており、NFCを制する可能性も十分にある。 LACはQBリヴァースが出場せず、ジョーンズが先発したがまったく振るわなかった。リヴァースに万一の事があった時に、LACは大きな戦力ダウンになること間違いない。 RAIDERSが昨年とは違ったところを見せたのに対し、KC、DEN、LACともにピリッとしたところが無かったプレシーズン初戦。2戦目以降、スタータークラスの出場機会が増える中で、3チームがどんな戦いを見せるのだろうか。 |
| 【2018.5.22】 ピンチをチャンスに |
| 日大のレイトヒット問題は、宮川選手の記者会見により、今まで関係者の話として流れてきた情報が事実だったことが判明した。これを受けて日大がどういった対応するかがこれからの焦点となる。それにしても、内田監督が言ったという「関学のQBを壊せ。交流戦が無くなっても構わない」という発言には驚いた。度を超している。関学を痛めて秋のシーズンに勝てない様にするためには、伝統の交流戦が無くなっても良いとは。独裁者の奢りとしか考えられない。 僕は1976年に大学に入りアメフトを始めた。当時の情報誌といえばTD誌とAFM誌があったが、AFM誌はNFLを中心とした雑誌で、技術的な事はTD誌で学んだ記憶がある。TD誌には、当時関学の監督だった武田健氏がコラムを書いていた。武田監督は選手を叱るのではなく誉めて伸ばす指導法だった。昔は怒鳴りまくっていたが、何かがキッカケで変わったと書かれていた記憶がある。 一方の日大は、篠竹監督のスパルタ・トレーニングで徹底的に鍛え上げたチームだと知った。両チームともに甲子園ボウルの常連校であり、多くのファンがいたと思うが、僕は日大をどうしても好きになれなかった。当時であっても、ハードに鍛え上げるという考え方は古く、武田監督の様に論理的でかつ、選手の長所を伸ばして行く方が絶対に良いと思っていた。 もちろん誉め上げるだけではダメで、最後の最後に力を出すためには根性も必要だと分かっていた。ただ、普段から叱りまくり、ゲーム中でもミスをするとフィールドの周りをランニングさせるという日大方式は時代遅れだと思っていた。篠竹監督のやり方が通用したのは80年代までで、その後は関東でも勝てなくなった。 話は変わるが、静岡はかつてサッカー王国と言われていたことがあった。高校選手権では毎年の様に決勝にコマを進め、Jリーグ創成期にもジュビロ磐田と清水エスパルスが強かった。しかし、日本中でサッカーが盛んになるにつれ、静岡のサッカーは全国で通用しなくなった。要は、他の都道府県でまだサッカーがあまり盛んではなかった時代には、静岡のレベルが高くて勝てたが、全国的に流行るとレベルが全体的に高くなり勝てなくなった。 僕は日大が90年代に勝てなくなったのは、同じ様な理由に寄るのではないかと思った。関西では立命館がスタッフを集め、アメリカのチームの様な環境で強くなった。関東でも、早稲田が強くなったのは同じ理由ではと思った。昨年東海リーグでは名古屋大学が優勝したが、多くの女性スタッフが分析をしまくって強くなったという様な話も聞いた。日大だけがアメフトという時代ではなく、どのチームも合理的で科学的な練習を取り入れた時に各校のレベルは上がり、根性論だけでは日大も勝てなくなったと感じた。 関学は京大に苦杯を喫したり、立命館に負けることがあったりしながらも、ここまでずっとトップチームとして続いている。これはミシガン大学帰りの武田監督が、アメリカの合理的なフットボールを取り入れたからだろう。関学は常に新しいスタイルを取り入れて生き残り、日大は昔ながらの侍フットボールで衰退した。そう判断して大きな間違いは無いと思う。 ではなぜ日大が昨年甲子園ボウルで優勝できたかと言えば、林というスーパー1年生ルーキーQBがいたからに違いない。日本のフットボールはほとんど観ることが無く、NFLばかり観ている僕にとっても、昨年の林選手が見せたパッシングオフェンスには度肝を抜かれた。まるでアメリカのカレッジフットボールを観ているのかと思う様なQBの登場。TVを観て、「林選手がいたから勝てたのであり、並みのQBでは甲子園にも出て来れなかったのでは」と想像した。内田監督の力というよりは、林選手の力による勝利だったと思う。それを内田監督も分かっていたはずなのに、奢ってしまったのだろうか。 世の中は情報社会になり、ちょっとしたこともあっという間に広まる。僕が今回のレイトヒットを知ったのはFacebookに投稿されたタージンさんの動画。一目観ただけで、完全にレイトヒットでQBの膝を狙ったものだと分かった。自分もサイドラインを割って気を抜いた所にタックルを喰らい、右膝靭帯を痛めたことがある。その時よりも明らかに時間が経った後のタックルだった。 今の時代、こういった映像は直ぐに拡散される。それを内田監督以下のスタッフは分からなかったのか。僕は60歳だが、この年代はネットに対応している人と、まったく対応していない人に分かれる。内田監督は後者だったのだろうか。時代は変わり、今まで通用してきた事が通用しなくなる。それはフットボールの戦術であり、情報の内部統制でもある。今回の事件は、こういったことを読み違えたことに寄る悲しい出来事だった。 この事件は毎日ワイドショーで放送され、素人の訳の分からないコメントも目立った。観ていて腹が立つようなトンチンカンなものもあった。ただ、ひとつ言えるのは、誰もが今、アメフトというスポーツに何らかの関心を持っているということ。ここで、アメフトがどんなスポーツで、プレイするだけでなく観るスポーツとしても如何に面白いスポーツであることを、何とか知らしめることは出来ないだろうか。 苦情でお客さまのところに行く。散々怒られた後、そのお客さまが良いお客さまになることは自分も経験している。ピンチはチャンスでもある。我々アメフトに関わってきた者にとって、今回のピンチをただのピンチに終わらせず、アメフトを普及させるチャンスに変えられないだろうか。普段は興味を持ってくれない人も今なら話を聞いてくれるかもしれない。 10万人のアメフト経験者が1人でもアメフトのファンに導くことが出来れば、10万人のファンを増やすことが出来る。悲しい事件で、被害者の関学QB、そして加害者の日大DEには辛い想い出になるだろう。しかし、この機会を単に事件だけで終わらせてしまって良いだろうか。今はアメフトというスポーツを多くの人に理解してもらえる絶好のチャンスと僕は考える。みんなでこんなに面白いアメフトをもっと広めようじゃないか。 |
| 【2018.5.15】 忘れ物が導いてくれた |
ジムに着いてロッカーの前でトレーニングを終えた人と重なった。僕が使おうとしているロッカーの上のロッカーを彼は使っているようだ。僕はトレーニング着で来ているから「直ぐに終わりますから」と声を掛けた。「大丈夫ですよ」と声を掛けてくれた彼が次に発した言葉。「RAIDERS OAKLAND
RAIDERSですね」。「えっ」。耳を疑った。25年以上、僕はいつもRAIDERSのロゴが入ったTシャツでトレーニングしているが、RAIDERSのロゴと知って声を掛けて来る人にジムでは巡り合わなかった。それがいきなり「OAKLAND RAIDERS」という言葉になって返ってきた時には、一瞬自分の耳を疑った。一体何があったというのだ。どうしてRAIDERSを知っているのだ。 「背中のロゴで分かりました。僕は30年位前にSFに行き49ersではなくRAIDERSの黒いスタジャンを買った(ゲームも観たと言った気もするが、30年前だとLAだったはずだ)。そのスタジャンを着てNYまで行ったが、RAIDERSファンはNYにもいて、『RAIDEEEEERS、RAIDEEEEERS』と声を掛けられました」と嬉しそうに言う。「RAIDER NATIONはアメリカの各地にありますからね」と僕は返答。 彼はRAIDERSのプレイヤーや細かいことは知らないが、ずっとRAIDERSファンでNFLを観ているらしい。TシャツがOAKLANDにあるRicky'sというRAIDERSファンが集まるスポーツバーのロゴであることに加え、僕は40年以上のRAIDERSファンであること、現地に行ってゲームを観ていること、HPを書いていること、静岡RAIDERSというフラッグフトボールチームまで作ってしまったこと等を話した。短い時間だったけれど、静岡で初めて出会ったRAIDERSファンとの会話は楽しく、トレーニングでも力が出た気がする。 今日、家を出てジムに出掛ける時に、途中で財布やらスマホやらが入ったバッグを持っていないことに気付いた。家を出て1km近く自転車で走っており、これは今日のトレーニングを止めろという布石なのだろうかと一瞬考えた。気を取り直して家を出た時には、このロスタイムはどういう風に影響するのだろうかとボンヤリ考えていた。僕はこういった場合に、遅れたことがどういう結果になって現れるのかを必ず考える。運命はどう変化するのかを想像するのだ。 もし、今日忘れ物をしなかったら、彼には会えなかったかもしれない。ひょっとしたら、ジムエリアの中で出会い、同じ様な会話をしていたのかもしれない。全ては運命のいたずらだと思っている。こんなことがあるから人生は面白い。今までずっとRAIDERSのロゴが入ったTシャツを着続けた甲斐があったというものだ。自営業で酒を一緒に飲む時間があるか分からない感じだったが、彼とはいつか一緒に酒を飲んで語り合いたい。“RAIDERS NATION SHIZUOKA”設立に向けた話を。 |
| 【2018.5.10】 HPの更新頻度 |
このHPを始めたのは2000年1月だから、もう18年も続けていることになる。HPを始めたきっかけは、あちこちのページを見ても面白い記事が無く、「それじゃあ俺が面白いページを作ってやろうじゃないか」という、ちょいと偉そうな想いから。当時の僕は東京勤務を終えて岡崎での勤務が2年半になった辺り。7月の転勤で磐田勤務になり、自宅通勤になってからHPの更新頻度は増えた。その更新頻度が今は減った。もちろん、NFLのシーズンになればRAIDERSを中心に増える。しかし、NFLがシーズンオフの今は極端に更新頻度が落ちた。ひとつには、Facebookやtwitterのお陰で新しい情報がドンドンと入るようになり、あの頃の様に英語のページを四苦八苦しながら訳してアップする必要が無くなった。もうひとつは、長いことアメリカのニュースを読んでいる中で、オフシーズンに発信される地元からの記事は提灯記事が多く、その内容は疑わしいものだと分かってきたからだ。 ドラフトが終わり、ミニキャンプに入ると耳触りの良いニュースがたくさん聞こえて来る。それらの記事はファンの気持ちを高ぶらせてくれ、来たるシーズンへの期待を高める。だが、実際にシーズンが始まる頃には現実が見えて来る。そんな記事を読んだり、キャンプの動画を見るよりも、プレシーズンゲームで選手の実際の動きを観た方が、よほど真実が分かる。 ドラフトで獲得した選手も、実際にプレシーズンゲームでプレイを観ない限り評価できない。全ては実戦における働きで無ければ判断することは出来ない。練習は練習であり、ガチの勝負とは違う。要するに、今聞こえて来るニュースは、かつての大本営発表のニュースとあまり変わらないのだ。ファンを楽しませることは出来ても、それが秋のシーズンに繋がるとは限らない。 ニュースが速く伝わること、今のニュースは秋を見据えた時にはあまり意味が無いこと。そんなことで、HPを更新する気持ちが薄くなってきてしまった。というのが更新頻度が減った理由だが、実際にはもう1つ大きな理由がある。忙しくなって来て、じっくりと情報を読む時間が減ったことと、頭が疲れてしまっているのがもう1つの原因だ。 2000年当時、出向先の東京から戻っての仕事は面白みに欠けた。磐田に異動してからもそれは同じだった。東京の仕事は刺激的で面白過ぎた。その反動は大きく、日々が退屈だった。大きな会社で生活が安定しているのは有り難かった。でも、家庭の事情で静岡に落ち着かざるを得なくなってからというもの、仕事そのものは面白みに欠けた。その退屈さを紛らわすためにHPの更新に没頭していたというのが正直なところ。その状況は関連会社に出向してからも同じで、退職するまで続いた。 僕は退職後にフラッグフットボールを普及させたいと考えていた。55歳で退職しようとした時には、残念ながらそのキッカケは無かった。2016年7月、58歳6カ月で退職した後にそのキッカケが出来た。2017年2月に浜松海浜公園競技場で行われるオーシャンボウル(日本プライベートフットボール日本一決定戦)で小学生を対象としたフラッグフットボール教室の開催を頼まれた。 始まりはオーシャンボウルでその後は、隼ボウルやJPFF秋のリーグ戦と子供達を対象としたフラッグ教室の開催が続き、これをキッカケに隔週で子供達にフラッグを教えるようになった。隔週だと十分時間があるように思えるが、毎回反省して次回のメニューをどうするかと考え始めると、あっという間に2週間は過ぎ去る。その状況が今年の2月から続いている。
最近は、定年後に孤独になってしまうとか、図書館通いで何もやることが無いといった記事を読むことが多い。僕は40歳を少しばかり過ぎた頃にHPを始めて外を見始めた。うっすらとフットボールに関わって行こうとその頃から考え始めた。 結果的にその考えが正しかったのではと最近思う。フラッグフットボールチーム静岡RAIDERSは、若い人ばかりでなく、定年したオヤジどもが孤独にならずに遊べる受け皿になれたらと思う。プレイ出来なければ、子供達の指導に協力してもらえばそれも良い。 人生100年等と言うが、実際に元気に動き回れるのは70歳前後だろうか。それまではフラッグで汗を流しながら、秋にはNFLを楽しむ。自分がプレイ出来なくなってきたら、子供達を教えながらフラッグやアメフトの普及に寄与する。こんな風に人生を送りながら最期を迎えるというのも悪くない。僕の考えに共感出来る静岡市近辺在住アメフトファンはぜひ静岡RAIDERSに足を運んで欲しい。色んな年代の仲間が待っている。 |
| 【2018.4.3】 フラッグ普及のキックオフ |
| 昨夜は寝つきが悪く(といっても0時には寝たかな)、朝も早くから目が覚めた。何てことは無い。昨夜から興奮状態にある。静岡市小学校の中学年で、今年度からフラッグフットボールまたはタグラグビーが必修になるという情報を得て、教育委員会教育センターに出向いたのは3月12日。 その場で、2009年からの活動、昨年2月、6月、9月にアメフトのゲームに合わせて開催したフラッグ教室、その後現在も継続している“フラッグフットボールで遊ぼう”等を説明し、我々としても協力出来ることをPR。センター担当者からは、今年の体育授業研修会の1コマ(1時間)でフラッグフットボールの研修を実施することは出来るかという命題を頂いた。即答で「出来ます!」と答え、後は担当者が上司に相談して1コマに入れてもらえるかの結果待ちとなった。 3月末までには決定するということで、ひょっとしたら新年度になって落ち着いてから連絡が来るかもしれないと思っていた。しかし、その電話を待ちきれない。昨日こちらから電話を入れた。結果は採用! 6〜8時間の授業スケジュール案を作成するとともに実技を教えるという研修。その内容のことを考え始めたら、あれこれと考えがめぐり、就寝時になっても頭が冴えてしまった訳だ。 研修会は7月27日。まずはタグラグビー教室の動画を見てフラッグとの違いを明確にする。次にフラッグにおける指導ポイントをまとめる。その後は授業の組み立てを考える。こういった進め方になるはずだが、静岡市内小学生が劣っている投てき力を向上させるために、フォワードパスをどう取り入れて行くか。 きっと、資料の作成やら要員の確保等、悩むことも多いだろうが、新しい動きにワクワクしている。何も変化の無い人生なんてクソ喰らえ。障害に向かって動いてなんぼの人生だ。先生達の信頼を得ることが出来るように頑張ろう。さあ、キックオフだ! |
| 【2018.2.5】 劇的なスーパーボウル |
| 今日のスーパーボウルは、いつものようにRNJの黒豹さんとFBでチャットしながらの観戦。当初はCMも観たかったからGamepassで観ようと思ったが、これだと黒豹さんとのタイム差が生じる。さらに、Gamepassが時々渋滞を起こすことからNHK-BSで観戦。解説等どうでも良いから英語の方で観ようと思ったのだが、歓声が何も入ってこないことから日本語の放送で。 NHKの放送を観るのは何年振りかだが、解説がうるさい。うるさいというのがまったく適当。チーム事情を知ってか色々と、今のシーンはああでもないこうでも無いと解説するが、そんなもん分かるかいという感じ。解説が想像であれこれ言うべきでは無く、このプレイヤーはどういうプレイヤーだとか、統計的なことを話してくれれば十分。おまけに1Q終了には「それは違うんじゃない」という解説が。 9-3とPHIがリードした後のNEオフェンスで、3rd & 7から、SBアメドーラへの左アウト&アップの50ydパスが通ったシーン。あのパスはSBをカバーしていたDBが後ろに任せるシーン。ミスしたのはCBの方で、ポストに走ったWRをSに渡さずにカバーしてしまった。解説はSBをカバーしていたDBが一瞬QBを観てSBを離したのがミスと言っていたが、あれはどうみても違う。 この後も、今はこういうことを考えながらやっているとかいった解説がずっとあったが、どう考えても違うんじゃないかというシーンが何度かあった。フットボールというのは観ていて感じれば良い。それをいらんことを言うものだから、鬱陶しいったらありゃあしない。昔の大塚アナと後藤貞夫さん、タージンと濱田さんのような楽しい放送を心掛けるべきで、余計なことを言うべきではない。本当に鬱陶しい放送だった。 とまあ、解説の悪口はこれ位にして、ゲームは予想通りPHIがボールコントロールしながらじっくりと時間を掛けて得点を重ねるという展開。PHIはショートのパスを多用し、これにランを上手く挟んだ。僕はPHIのランオフェンスが鍵だと思っていた。前半に2ポゼッションゲームにして、後半も確実に追加点を上げて行けばPHIにも勝ち目はあると見ていた。 ところが、PHIのディフェンスは想像以上にやられてしまった。特に後半は3シリーズ連続してTDを取られる等、いくらオフェンスがTDを上げて引き離してもすぐに追いすがられてしまう展開。NEは後半QBブレイディのパスを投げるタイミングが少し早くなったように感じた。PHIは基本的に4メンラッシュでブリッツをほとんど入れて来ない。それでもブレイディがボールを長く持った前半はプレッシャーが掛かった。 しかし、後半パスのタイミングが早くなるとプレッシャーが掛からない。後半最初のシリーズでTEグランコウスキーにパスを集めてTDを決めた後は、彼にマークが集中する隙を突いた。ゾーンカバーの切れ目で1対1になるレシーバーをQBブレイディがスクリーメージに着いた時に良く見極め、ポンポンとパスを投げた様に見えた。 さらに、RBの縦に速いランを入れてきたことから、4メンラッシュがすれ違ってゲインを許す。ブリッツを下手に入れればショートパスを決められ、ゾーンで守れば切れ目へのパスやカムバック系をバシバシ決められる。そこに時々速いランが来る。PHIディフェンスはどうして良いのか分からない様な混乱状況に陥っていた。 このゲームは得点を入れられないオフェンスシリーズが出た方が負けという、チキンレースの様な感がしていた。PHIのオフェンスは後半息切れするかと思っていたが、プレイが多彩で、しかもQBフォールズが良くをパスを決めて粘っていた。お互い一歩も譲らすTDの応酬が途切れてしまったのは4Q最初のPHIオフェンス。WRアグノーアが右からモーションして左へのリヴァースの様な動きをした後、もう一度右に出てパスを受けるプレイをDEフラワーが見破った。 このプレイも凝ったプレイだったが、策に溺れてしまったか。そんな感じでFGの3点が追加されるのを観た。PHIのディフェンスは混乱している。ここでTDをNEが上げて一度逆転すれば、たとえ点の取り合いが続いたとしても、試合巧者のNEに追いつけずに終わってしまうのではないか。PHIが勝つためにはディフェンスにビッグプレイが飛び出す以外にないとチャットで書き込んだのは、NEがTDを上げて33-32と初めてリードを奪ったシーンだった。 残り時間は9分22秒。PHIはどれだけ時間を使って得点を上げることが出来るか。それも、FGではダメ。TDでなければ意味が無い。勝負は自陣45ydでの4th & 1。残り時間5分30秒余り。パントを蹴ってディフェンスが3点以内に押さえることに賭け、最後のシリーズでTDを狙うという選択肢もあると思った。もし、ここでギャンブルをして失敗すればその時点でゲームオーバー。今が勝負なのか、もう一度次に勝負の時を期待するのか。そんなことを考えながら観ていた。 PHIの選択はギャンブル。QBフォールズはプレッシャーを受けながらも、TEアーツへのパスが決まりFD。アーツはオープニングドライブでゴール前2ydまで迫ったオフェンスでフォルス・スタートのペナルティを犯し7点を取るチャンスを逃した。さらに、2Qにもアーツはフォルス・スタートのミスを犯しオフェンスは3&outに終わっている。このパスをもし落としていたら、彼は戦犯としてPHIに帰ることが出来なかったかもしれない。 ここからのQBフォールズはしぶとかった。しぶといというのがぴったり当てはまる様なFDを更新するパスの連続。職人のようなパスだった。それでも、ゴール前11ydで2nd downからジェフリーへのTDパスが失敗に終わった時にはダメかと思った。スラントのコースに走り込んだTEアーツにピンポイントで投げ込んだTDパスは見事。NEは前に人を配し、マンツーマンカバーだったか。OLは良く守り、フォールズは落ち着いて良く投げた。 残り時間は2分21秒。少し早過ぎるTDだった。だが、ここで2ポイントが決まれば40-33とTD差になり、TDを追加されても同点。RBクレメンツへのパスだったが、プレッシャーを受けたせいかほんの少しタイミングが遅れた分カットされてしまった。38-33と5点差で2分21秒。NEに逆転を許した後に、どれだけ時間が残っているか。たぶんNEは2ポイントも決めるだろうから、38-41と3ポイント差になるのは間違いない。まったく、最後の最後に来て際どくなって来た。 次のシリーズの2nd down。何事が起ったのか良く見えなかったが、転がったボールをDEバーネットが押さえている。プレッシャーを受けたブレイディがファンブルしたようだ。パス失敗じゃないだろうな。タックルールはもう無いぜ。そう思いながらリプレイを観入る。ブレイディの右腕は前方に動いているが、明らかにファンブル。これがパス失敗には絶対にならない。後は時間を使ってFGをきちんと決めることだ。それにしても、ファンブルしたボールをNEが押さえればまだ分からなかった。DEバーネットの前にコロコロと転がったボールが全てだった。
8点差でもTD2ポイントでまだ同点だけに、残り時間58秒、タイムアウト無しでもまだ怖い。ただ、前のシリーズでビッグプレイを決めたディフェンスには最後の勢いがあった。フェイルメアリーとなった最後のパスがエンドゾーンに落ちた時、全てが終わった。PHIが勝っている状況でタイムアップ。ただそれだけのことの様に思えた。 PHIの勝因はと言えば、OLの良さだったと僕は思う。パスプロテクション、ランブロックとOLはほぼ完璧な仕事をした。QBフォールズも頑張ったが、あのOLの素晴らしい仕事が無ければパスを決められなかったはずだ。MVPはフォールズになったが、僕はOLの5人こそがMVPだと思う。 最後に、今日のゲームでもTDのインスタントリプレイが気になった。3QにRBクレメンツに決まったTDパスは、今のルールではインコンプリートと判断されても仕方ないプレイ。このプレイをインコンプリートと判定することは可能だっただろう。しかし、肉眼で観ている限り明らかにTDというプレイを、スローでひっくり返して一体何の意味があるのだろう。ボールの確保に関しては、シーズン中もあまりにも厳しいのではという判定を何度も見て来た。来シーズン、ボール確保のルールをもっと現実的なものにし、インスタントリプレイの味気悪さが無くなることを期待したい。 |
| 【2018.1.23】 チャンピオンシップのターニングポイント |
| 昨日の今頃、ちょうどAFCチャンピオンシップを観ていた。ひょっとしたらと思わせるJAXの頑張りがあったものの、20-10では危ないだろうなと思っていた。結果はその通りで、面白くも何ともない結果となってしまった。NFCチャンピオンシップはMIN有利だろうが、屋外の@PHIがどう影響するだろうかと思っていた。確かチャンピオンシップゲームで屋内のチームは12回連続で屋外のチームに敗れたというテロップが流れたが、その流れをMINは断ち切れずに惨敗した。 この2つのゲームは生中継を観戦しながら、RNJの黒豹さんとFacebookでチャットしながら観ていた。AFCはクソ面白くも無い結果に、NFCは予想外の大差に終わった結果に、ゲーム後には感想をまとめてHPにアップする気にもなれずに寝てしまった。しかし、明け方早くに目が覚め頭の中で書きたいことが湧きあがって来て、今日は朝からPCに向かっている。 AFCのゲームには大きなターニングポイントが2つあった。ひとつは2Q残り1分23秒からのNEオフェンス時に犯したJAXのパスインターフェア。敵陣45ydというポジションと残り時間を考えるとミドル以上のパスでインターフェア貰いのパスを投げて来ることは予想されたはずなのに、JAXはまんまと罠にはまった。その前のグラコウスキーへのアンネセサリー・ラフネスは、確かに15yd罰退が痛かったものの、グラコを壊したという意味では大きかった。しかし、このインターフェアは痛かった。 オンタイム、そしてスローによるリプレイでこのシーンを観たが、WRとCBはお互いの手を絡めながら走っており、邪魔し合いながらサイドラインを出た様に見えた。これがインターフェアなのか。またもやNEルールが飛び出したのかと思わざる得ないペナルティ。黒豹さんは「そんなこと無いでしょ」と言うが、僕にはこのプレイがインターフェアとコールされる確率は五分五分で、ノーペナルティもあり得たと思う。 NFCチャンピオンシップゲームでは、後半最初のドライブで31-7とPHIが付き離した後のMINオフェンスで、ゴール前で際どいシーンがあった。1st & goalから4回パスを投げて失敗に終わったが、2nd downと4th downはディフェンスのパスインターフェアではないかと感じたが、フラッグは投げられなかった。 パスインターフェアがゲームに与える影響は大きい。オフェンスが犯せばロングゲインやTDを取り消されることがあるし、ディフェンスが犯せば一気にピンチに落ち入れられるなど、ペナルティひとつがゲームの流れを変える。負けているゲームの後半にRAIDERSがロングパスを投げて勝負に行かないと、「何で勝負に行かないのだ。投げればたとえパスが通らなくてもインターフェアでチャンスになるかもしれないのに」とよくTVに向かって叫ぶことがある。 ロングパスは通るか通らないかだけでなく、インターフェアを貰えるかどうかの大きなギャンブルでもある。この大きなギャンブルの判定があまりにも微妙で、同じ様なケースでも取ったり取られなかったりが多い。スローでリプレイを観れば、多かれ少なかれWRとCBは競り合いの中でインターフェアを犯しており、あとはそれがフラッグに結び付くかどうかだ。 スローで見れば明らかなインターフェアも、実際には猛スピードのプレイの中で発生する。その現場を一番近くで観るのがレフリーだが、お年寄りが多い。レフリーの方には失礼かもしれないが、動体視力の衰えて来るお年寄りが、本当にスピードのあるプレイの中でインターフェアをしっかり見分けることが出来るのだろうかと疑問に感じる。それは、ケースバイケースでイエローフラッグが投げられたり投げられなかったりするシーンが、NFLではあまりにも多いからだ。 これもNFLだといえばそうなのだが、インターフェアはペナルティ一発でゲームの流れが一気に変わる。それだけに、スポット・オブ・ファウルでオートマティックFDのパスインターフェアは、その判定基準をもう少し明らかな妨害行為に限定し、小競り合いの中でのあいまいな適用、不適用だけは何とかしてもらえないかという気がしてならない。 話がパスインターフェアにそれてしまったが、このパスインターフェアのチャンスをNEが見逃すはずはなく、NEはTDを上げて14-10とJAXが3点リードで前半を終えた。後半立ち上がりもJAXはディフェンスが踏ん張ってNEオフェンスを止め、オフェンスは2本のFGを追加して20-10と10点差で4Qを迎えた。ここで次の大きなターニングポイントとなるプレイが発生した。 NEは進まないオフェンスに苛立ち、スペシャルプレイを使い始めた。右WRヘの横パスから逆サイドのRBルイスへのパスで一気にJAX陣まで進んだと思ったところで、タックルに行ったLBジャックがボールをかき出してそのままボールを押さえターンオーバー。一気にNEを突き離すチャンスを迎えた。TDで27-10、FGでも23-10とリードを広げるチャンスで、NEの追い上げを考えると、2TDで追いつかれないためにもTDを追加したいところだった。 ところがこのオフェンスは3&out。ゲーム開始当初進んでいたRBフォーネットの中央は後半になって止められていた。観ていてもオープンへのピッチプレイが出そうな雰囲気があったが、最初のプレイはフォーネットの中央で2ydゲイン。パス失敗を挟んで再度左に投げたパスは1yd足りずにパントとなった。このシリーズの失敗がJAXにとっては痛かった。 前半、JAXはRBフォーネットやグラント、イェルドンへのオープンへのパスを有効に使い、彼らの走力を活かした。しかし、後半になるとこのパスが影をひそめたばかりか、プレイアクションパスも減り、単調なオフェンスになっていた気がする。特に20-10とリードした以降のオフェンスは思い切った攻めが影をひそめた。最後まで攻め続けないとNEにはやられるという教訓がJAXには無かったのか。この3&outも大きかったが、全般的には後半の消極的オフェンスが、JAX敗戦の大きな理由だと感じる。 MIN@PHIは立ち上がりのドライブでMINがTDを上げて勢いづくかと思われたが、QBキーナムの無茶投げインターセプトからのリターンTDでゲームは振り出しに。このゲームでMINにとって痛かったのは、2Qに7-14と逆転された後の2シリーズ目のオフェンス。敵陣16ydまで迫りながらQBサックに寄るターンオーバーは試合の流れを大きく変えた。 このシーン、右タイトSBに入ったモーガンが左にプルアウトしてDEバーネットをブロックに行ったが間に合わずにQBサックを許した。その後のPHIオフェンスに対しては、QBフォールズをサック直前にまで追い込みながら53ydのTDパスを決められた。少なくとも10-14の4点差、上手く行けば14-14の同点となるところが一気に7-21と突き離されるキッカケとなったこのターンオーバーから、後半オープニングシリーズでPHIがTDを上げるまでの流れでゲームは決まってしまった。 QBキーナムはバックアップQBから這い上がり良く頑張った。MINで開催されるスーパーボウルに出場させてあげたいと思っていた。しかし、NO戦で起きた様な奇跡は再び起こらなかった。NO戦でもキーナムは危ないパスを2,3本投げたが、幸いにも大事には至らなかった。しかし、この日は最初の危ないパスがインターセプトされて流れが変わり、自らのファンブルがその流れを2度と手の届かない所に追いやってしまった。ディヴィジョナル・プレイオフで運を使い果たしてしまったのか。そう思わざるを得ないキーナムの敗退だった。 |
| 【2018.1.16】 PITの4th & 1 |
| ディヴィジョナルプレイオフで予想が当ったのはTEN@NEのみ。予想通りTENはNEにボコボコ日やられた。たまたまラッキーでプレイオフに出て来て、これまたラッキーなQBマリオタ~マリオタへのパス等でKCに勝ったが、実力はKCの方が上。間違ってプレイオフに進出した様なチームがNEに勝てるほどNFLは甘くない。 ATLが@PHIで負けたのも驚きだったが、それ以上に驚いたのはPITがホームでJAXに負けたこと。JAXのディフェンスが良いのは分かっていたが、あのオフェンスではPITに勝てるとは思っていなかった。それが、あんな結果になるとは。 JAX@PITに関しては既に色々書かれているが、まずPITが犯したターンオーバーが痛かった。2つのターンオーバーの内1本は1プレイで、もう1本はそのままリターンでJAXのTDに結び付いた。1本目は先制TDを許した後、お互いにパントを蹴り合った後のシリーズ。自陣深いところでTEマクドナルドに投げたパスをCBジャックがカットし、そのまま浮いたところをサイドライン際で確保。CBジャックの足が。あともう少し前に出ていたらOBになっていたところ。 このターンオーバーからRBフォーネットのラン1発で17yd走られTDを献上し、0-14と2ポゼッションゲームになったことはPITにとって誤算だった。オフェンス力のあるPITとディフェンス力のあるJAXの対戦で、いきなりディフェンスの強い方に14ポイントのアドバンテージが付くと、気分的にも厳しい。 2本目のターンオーバーは2Q終盤で、TDを上げて7-21とした後。JAXオフェンスをパントに追い込み、最後は前半の時間を上手く使ってTDに持って行きたいというシーン。サックを受けてQBロスリスバーガーがファンブルしたところを、LBスミスが拾い上げそのままエンドゾーンに走り込んだ。この場合も、ボールがスミスの前に転がり、そのまま上手く拾えたことからTDに結び付いた。前半を10-21か14-21で終わる青写真が7-28。PITとしてはさすがに不味いという感じになる。 ターンオーバー2本は、運が良ければそれぞれパスインコンプリート、ファンブルリカバーで終わった可能性がある。PHIが勝ったゲームでもゴール前でRBアジャイがこぼしたボールをQBフォールズが押さえて次の4th down gambleでTDを上げた。このファンブルがATLに押さえられていればPHIは負けていた可能性がある。そう考えると、JAXもPHIもツキがあったと言うべきだろう。 PITの場合は、この2本のターンオーバーがあったにもかかわらず、信じられない様なブラウン、ベルのTDキャッチもあり、3Qには21-28と1ポゼッションまで詰め寄った。この流れならPITが同点に追い付いてもつれるかもしれないという雰囲気が漂い始めた。おそらく、ハインツ・フィールドのPITファンも同じ思いだったに違いない。 その勢いが現れたのが4Q最初。JAXのパントをSゴールデンがディフレクトしてボールはJAX陣48ydで止まった。完全に流れはPITになった。このチャンスにPITはRBベルに3度持たせたがFDを更新出来ずに敵陣39ydで4th & 1。実際にはボール1個半位しか無い。1Q終盤にあったJAX陣21ydでの同じ様な場面では、タイムアウトまで取ったあげくに、RBベルの右ピッチでターンオーバーになったが、今回はQBロスリスバーガーのスニークだと思った。ところがRBへのダイブフェイクからアクロスのパスを投げて失敗。
残り時間は十分にあった。この場面でFDを更新すればFG圏内に入り少なくとも24-28と4ポイント差まで詰め寄ることが出来る。確かにここで裏をかいてTDを上げれば見事なプレイコールだと称賛されるかもしれない。だが、やっと7点差以内に詰め寄るチャンスでこんなギャンブルをすべきだったのか。僕は、このシーンも1QのシーンもQBスニークだと思っていた。1Qはボール1個も無かっただろう。彼の体格なら前に倒れ込むだけでFD更新だ。どうしてここで固くFDを取りに行かなかったのかが不思議でならない。 1Qは敵陣21ydでギャンブルに失敗した後にTDを許し0-21と、4Qは敵陣39ydでギャンブルを失敗した後にTDを追加され21-35と、2度とも突き放されている。ビッグプレイでTDを上げたPITは、インターセプトとファンブルで2度もターンオーバーを犯してJAXにTD許したにもかかわらず、十分に勝つチャンスはあった。神様は何度もPITにチャンスを与えてくれた。それを自らのギャンブル失敗で手放した。これはもう、JAXを甘く見ていたとしか思えない。 最後のTDはどうでもいいとして、PITの4TDパスはいずれも素晴らしかった。あの体勢からエンドゾーン奥にコントロール良く投こんだQBロスリスバーガー、最後まで手を出さすにボールを目で追い、CBにカットされないようにワンハンドキャッチしたブラウンとベル。カバーされながらこれまたギリギリのタイミングで両手を出してキャッチしたブラウン。どのTDパスも観ていて思わず唸り声を上げた。と同時に、今のRAIDERSにあれだけのビッグプレイメーカーはいないとも感じた。 PITの素晴らしい4本とTDパスと4つのターンオーバー。インターセプトとファンブルは流れの中で仕方ないだろう。しかし、あとの2つは自ら放棄するような形でギャンブルを失敗してのターンオーバー。こんな戦い方をしたPITに神様がほほ笑んでくれなかったのは当然だ。NFLに限らず勝負の世界にタラレバは禁物だ。しかし、PITはギャンブルさえ上手く成功していれば、勝てた可能性があっただけに残念で仕方ない。 RAIDERSファンとしては長年の宿敵PITに勝ち進んでもらい、アウェーで超ムカつくNEを叩いて欲しかった。JAXのディフェンスは良い。しかし、ミスマッチを仕掛けて来るNEにはやられるだろう。PITの弱いディフェンスに対して進んだJAXのオフェンスがNEにも通用するようには思えない。PITだけがNEを倒せると思っていたプレイオフの望みは断たれてしまった。 |
| 【2018.1.8】 QBブリーズのパスタッチ |
| 本当はRAIDERSが出場するはずだったプレイオフ。そこにRAIDERSがいないのは寂しい。さすがにフラッグフットボールの練習を休んだり、朝3時に起きて生観戦という気にはならない。昨日は練習から帰って来て、コンデンスモードでTEN@KCを観た後、ATL@LARをCMを飛ばしながら観戦。今日は、パソコンで7時から追っかけ再生でBUF@JAX、CAR@NOを観戦。 FBで僕は土曜日に、簡単に次の様な予想を書いた。 一番面白そうなのは、明日の10時15分キックオフのATL@LAR。ATLがLARを倒す可能性が十分ある。LARはRBがーリーの出来がポイントか。天然芝の屋外というところが気に掛かるがATL勝利と予想。 その他のカードは順当にホームチームが勝ちそう。TEN@KCはどう見てもKCの方が地力がある。BUF@JAXはBUFの怪我をしたRBマッコイが出場するかもしれないということだが厳しいだろう。CAR@NOはCARのQBニュートンのクォーターバッキングがまた雑になって来たのが気になる。QBブリーズ率いるNOに完敗と見る。 勝敗の予測だけを見れば、TEN@KCを除いて当てた。唯一外したTEN@KCも、QBマリオタがゴール前でディフレクトされたパスを自らキャッチしてTDという信じられない様なパスが決まっていなければ、勝敗はどうなっていたか分からない。こういうプレイが出てKCが負けると、HCリードはPHI時代から勝ちに見放されていると感じるが、それは自分自身の問題でもあるのではないか。 KCは後半得点できずに終わったが、今までの刻んで少しずつ進みFGで追加点を積み重ねるという戦い方が失せてしまった。TEケーシーの退場は痛かったが、他にもタレントはそろっている。なのに、妙にQBスミスからのロングパスに頼り自滅してしまった。このプレイを選択したのはHCリードだから、敗戦の責任は彼にあるだろう。プレイオフで勝てないのは、運だけではなく、こういった所に起因しているのだと思う。 BUF、CARは予想通りの負け。BUFのQBテイラーはあまりにもパスが悪い。シーズン中もそうだったが、オープンになったレシーバーへのミススローが多過ぎる。足があることから時間を稼ぎ、プレイが崩れたシーンでパスを決めることが出来ても、タイミングパスをキチッと決めることが出来なければダメだ。ムラがあることから、後が無いトーナメント形式のプレイオフで勝ち残るのは厳しい。 それは、CARのQBニュートンにも言える。いや、CARの場合はシステムに問題があったのかもしれない。ニュートンは自分の足で稼ぐことが出来るが、最近は我慢してパスを投げるようになった。クイックスローでコントロールの効いたパスをキチッと決められることから、オフェンスに幅が出てきた。ただ、今日のゲームでは前半レッドゾーンに3度攻め込みながら、全てFGに終わったことが敗因となった。 ゴール前の攻防を見ていると、NOはプレイが良くデザインされ、TEやWRがオープンになることが多い。対するCARはゴール前オフェンスが単純なのか、ゴール前に迫るとQBニュートンがディフェンスを良く読めないのか、プレイに詰まっているように見えた。WRとCB1対1のパスでも、微妙なコントロールでQBブリーズに負けていた。この細かい差が、CARとNOの差だったように思う。 NOは前半から、ここ一番の3rd down等で厳しいパスをレシーバー陣が良くキャッチした。ここしかなという所に投げたブリーズのコントロールも素晴らしいが、そのパスをドロップしなかったレシーバー陣も素晴らしい。NOのレシーバー陣にはどうして、こんなにスーパーキャッチが生まれるのだろう。そんなことを考えながら観ていて、ふと気が付いた。レシーバー陣が上手いだけではなく、ブリーズのパスが良いのだと。
緩いパスはレシーバーが目を切ってドロップに繋がることがある。差し出した両手の間に、適度のスピードで綺麗に入って来るパスは、たとえターンボールであったとしてもレシーバーにとってキャッチし易い。ブリーズのパスは正にそんなパスなのだ。 今シーズンも何試合かNOのゲームを観たが、いつでもQBブリーズのパスは綺麗で良く決まると思っていた。その理由について深く考えたことは無かったが、今日のゲームで両チームのパスを観ていて確信した。その典型的なパスが、4Q残り3分22秒で左バンチフォーメーションからWRトーマスに投げたバックショルダーパスで、このパスは芸術的で思わずため息が漏れた。こんなに綺麗なパスには滅多にお目にかかれない。 手の届く範囲をキャッチ出来ないのはレシーバーの責任と良く言う。僕もそう思っている。一方で、パスは「キャッチしろ」と投げるのではなく、「どうかキャッチして下さい」と投げるものであることも確か。レシーバーはQBにとってお客さんと同じだ。ベテランQBブリーズのパスには、レシーバーに対する愛情が感じられた。 |