| 【2019.9.6】 CHIのQBトゥルビスキーはエースなのか |
| 2019シーズンのオープニングゲームはGB@CHIのサースデイナイト。面白いカードだとは思った。とともに、気になったのはやはり両チームのQB。GBのロジャース、CHIのトゥルビスキー共にプレイシーズンではプレイしていない。ロジャースがプレシーズンでプレイしないのは分かる。ベテランで実績もあり、それこそ怪我でもしたら大変だから、レギュラーシーズンに間に合うようにじっくり調整すれば良い。 でも、トゥルビスキーはどうか。2017シーズンにスターターを任されたが、大した成績を残していない。OCがマーク・ヘルフリッヒに変わった2018シーズンにCHIは一気に12勝4敗となったが、トゥルビスキーが大躍進したかと言えば、そこそこの成績を残しただけであり、躍進の原動力はディフェンスだった。要はディフェンスのお陰で勝ち星を重ねたのであり、オフェンスはまだまだ改善の余地があった。 にもかかわらず、今年のCHIはプレシーズンでトゥルビスキーを一度もプレイさせなかった。プレシーズンで調子を整える必要が無いようなQBにはとても思えなかったのだが。本来なら、プレシーズンでオフェンスの調整をして改善して行かなければいけなかったのではないのか。今シーズンのRAIDERS勝敗予測をするにあたり、CHIがプレシーズンでトゥルビスキーをプレイさせなかったことに違和感を感じていた。 今日のゲームはその違和感が現実になった。トゥルビスキーはダウンフィールドが全然見えていなく、明らかにリリースタイミングが遅れていた。プレッシャーが無くてもミドルゾーンのパスはことごとくカットされた。試合勘が戻っていないのか、変に自信を付けてディフェンスを見過ぎたのかは分からない。でも、ボールを持ち過ぎていたことは確かだ。 前半が終わった時だったか、解説のコリンズワースは「トゥルビスキーはリリースタイミングが速い時はパスが決まっている」といった事を話していた。僕も同じ様に感じていた。ダウンフィールドが上手く見えないのなら、決め打ちのタイミングパスにランを混ぜて刻んで行った方が良いのではないかと思っていた。このオフェンスが出たのは、4Q最後にエンドゾーンでインターセプトされて万事休すとなったシリーズのみ。ディフェンスがプリベント気味になったからゲインしたという意見もあるだろうが、なぜ、OCはもっと簡単で単純なパスを早い時期から投げさせなかったかが疑問だ。 トゥルビスキーは発展途上のQBで、まだまだ押しも押されぬスターターという訳ではない。今日の様なちょっとしたプレイコールのミスで自信を失うことだってあり得る。大事に育てなければいけないQBを過信してしまったOCのミスが今日の敗戦に繋がったと思う。万一次週の@DENでトゥルビスキーが結果を出さないと、CHIは大変なことになる。そんな想いを抱いた開幕ゲームだった。 |
| 【2019.2.5】 つまらなかったスーパーボウル |
| つまらないスーパーボウルだった。ディフェンス合戦になったからという理由では無い。確かにディフェンスは両チームとも良かった。だが、LARオフェンスにもう少し打つ手は無かったのか。LARオフェンスのあまりに単調なオフェンスにガッカリしてしまったというのが率直な感想だ。 LARディフェンスはDL中心にQBブレイディにプレッシャーを掛け良く頑張った。セカンダリーのカバーも素晴らしく見ごたえのあるディフェンスだった。NEを10点に抑えたディフェンスは十分に機能したと言えるだろう。一方でオフェンスはどんなゲームプランだったのか。また、前半を終えたところでプランに変更は無かったのか。LARのOCがどんな考えでゲームに臨んだのかを聞きたい。 NEディフェンスは真ん中中心にLBのブリッツも含めてラッシュを掛けまくり、QBゴフにプレッシャーを掛けるだけでなく、ホールを潰してランも止めに来た。これに対してLARは中央のランとドロップバックあるいはプレイアクションからのミドル以上のパスで攻め続けた。単発でランがゲインしパスが決まる事はあったが、ドライブに繋がらないままズルズルとパントを繰り返して前半を終えた。 後半になると少しはゲームプランを変えて来るのかと思ったら、まったく変わっていない。真ん中に詰めて来るNEディフェンスに対してピッチからのオープンランやWRのスラント、クイックスクリーンなど、フィールドの中では手薄になりがちなアウトサイドをどうしてもっと攻めなかったのか。あるいは、ゴフをもう少し左右に流れさせてブリッツから逃れさせなかったのか。RBガーリーが復調していないのは明らかで、C.J.アンダーソンにオープンのランをコールするのには無理があったかもしれない。それでも、何らかの手は無かったのか。 QBゴフは安定したクォーターバッキングでLARを躍進させた。というのが一般的な見方だろうが、僕は少々違う。ゴフはスローが大きく少しボールを持ち過ぎると入団当時から思っていた。それでも活躍できたのはRBガーリーのランがあったから。ガーリーのランで進んだ後にプレイアクションから大きくドロップバックすることで、ゴフは十分に余裕を持ってパスを投げる事が出来た。 しかし、昨日の様にランが止められると球離れの遅いゴフのパッシングだけで窮地を脱するのは厳しくなる。それは2018シーズンの記録を見れば明らか。LARが負けた3試合は、いずれもランオフェンスを100yd以内に抑えられている。特に14週の@CHIではランを52ydに抑えられ、パスも44回投げて20回成功の180ydに抑えられている。CHIの戦い方をNEが参考にしたのは当然だろう。ペナルティで物議をかもしたチャンピオンシップゲームもランは77ydに抑えられており、ペナルティフラッグが投げられていたらNOがスーパーに進んでいた可能性もある。 ランを止められたら苦しくなる事はLARのOCも百も承知のことだろう。当然NEがランを止めにかかり、その上でQBゴフにプレッシャーを開けけて来る事は分かっていたはずだ。それでも、戦い方を変えなかったのは一発勝負に賭けていたのだろうか。パスプロが全然持たなかった訳では無かったのだから、そのチャンスが無かったとは言えない。 3Q終盤にFGで3-3の同点にした場面の少し前、1st downでWRクックスに投げたパスはTDにしなければいけないパスだった。このパスはリリースタイミングが少し遅れたことで、ワイドオープンになったWRクックスにSマックティが追い付いた。ランが出ているゲームだったら、Sマックティの動きが遅れて結果は違っていたかもしれない。4Qにインターセプトを喫し万事休すとなった場面では、ひとつ前のダウンで同じくクックスに投げたが競り合って勝てなかった。 この辺のところをNEと比べると、エデルマン、グランコウスキイという絶対的な信用のおけるレシーバーが不在だった事もLARにとっては厳しかった。例えば、フィッチジェラルドやホプキンスの様なレシーバーがLARにいれば結果は違っていたかもしれない。 LARが一発逆転を狙っていたのではと思った時に、僕は1998年10月11日に行われたSD@OAKのゲームを思い出していた。RAIDERSは1度のインターセプトを挟み、16シリーズ連続でパント。しかも、その内14シリーズが3&outという貧攻で0-6で負けていた。QBホラスは全くダメで、最後に出て来た39歳のベテランQBウィルソンが、残り時間1分38秒でWRジェットに68ydのTDパスを決めて逆転勝ちを収めた。 このゲームは当時GAORAで放送があり、タージン、濱田さんのコンビ。TDパスの映像と、濱田さんの「アララララララ〜」という喜びとも驚きともつかない声が脳裏をよぎる。ウィルソンは1月31日に60歳の若さで亡くなってしまったが、彼が亡くなったニュースのお陰でこのシーンが何時の事だったのかを思い出させてくれたのは何とも奇遇だ。 RBガーリーの膝がまだ本調子では無く、アンダーソンのインサイドランに頼らざるを得ない中、ここ一番でロングパスに頼らざるを得なかったというのが正直なところか。僕は、外にもう少し早いタイミングのランやパスを使って行けば、活路は開けるのではと思っていたが。2度のチャンスの内どちらかが決まっていた、あるいはインターフェアのペナルティをもらっていたら、LARが勝っていた可能性もある。ゴフのリリースタイミングがもう少し速かったら…。 |
| 【2019.2.1】 盛り上がらないスーパーボウル |
| スーパーボウルが近づいて来た。しかし、何かどうでもいい感じだ。「最後のオープン戦が1試合あるけど、どっちが勝つのかなあ〜」って感じで全然盛り上がらない。その原因はと言えば、当然いかさまNEの出場。LAR@NOがペナルティで揉めているが、僕に言わせりゃ「じゃあ、NEはどうなの?」と言いたくなる。 AFCチャンピオンシップの大事な3rd downでブレイディがもらったラフィング・ザ・パサーはどう見てもペナルティいじゃ無い。あのシリーズは確かTDになったから、ペナルティが無ければNEがゲームを落としていた可能性がある。NEはLAC戦でもオープニング2ドライブの3rd downでいずれもインターフェアのペナルティを得てオフェンスが続き、両シリーズともにTDまで持って行った。際どいプレイでNEはペナルティをもらい、相手チームはペナルティをもらえないという図式はタックルールのスノーボウルからずっと続いている。誰もがNEに有利な判定が分かっているはずなのに、なぜそれを言わないのか。アンチNEのRAIDERSファンはいつでも頭に来ている。 スーパーボウルはLARのDLがブレイディにプレッシャーを掛ける事が出来れば勝てる可能性がある。ただ、プレッシャーを掛けて来ることはNEも先刻承知で、ラッシュを逆手に取ったランやショートパスを繋いで来るだろう。一方のLARはRBガーリーとC.Jアンダーソンのランでガツンガツン攻めながら、プレイアクションからQBゴフがパスを決めて来る。NEは思い切ったラッシュを掛けて来そうだが、それでもLARオフェンスが有利だと思っている。 ゲームはLARが有利に進めるが、際どい場面でNEがペナルティにより助けられて息を吹き返し、最後は勝つ。そんなストーリーが用意されている様で嫌な予感がする。NFLの判定を公平にするのならば、ペナルティフラッグが投げられたケースでその内容をリプレイブースで確認すべきだろう。ただ、スローで観ればほとんどのプレイで何らかのペナルティ行為は発生しているから、匙加減が非常に難しい。この辺をどう判断するかだ。 問題なのはフラッグが投げられなかったケース。リプレイで明らかにペナルティの発生が認められた場合、その場でペナルティを課すようなシステムになると、これまた一気にペナルティが増えてゲームの興味を削いでしまいそうな気もする。ゲームでは、審判に見えないところで絶えずペナルティが起きているのは明らか。それを隠すのもテクニックと言えばテクニック。明らかなペナルティの見落とし以外は目をつぶるべきだろう。 それにしても、NFCチャンピオンシップは大事な場面でのペナルティがゲームを決めるかもしれないと予想した通りの結果になってしまった。スーパーボウルでも同じ様な事が起こり、NEに有利に働く事だけは無いようにして欲しい。思う事はただそれだけ。NEに不利な判定があっても、有利な判定だけはもうこれ以上許せない。こんなことが続けばNFLに嫌気が差し、興味が薄れてしまう。70年代の荒っぽいNFLに郷愁を覚えるオヤジにとって、チマチマしたNEのフットボールと、それを助ける判定ほどムカつく事は無い。 |
| 【2019.1.19】 D・Pの感想とチャンピオンシップ予想 |
| ディヴィジョナル・プレイオフは手に汗握るNFCに比べ一方的なAFC。何となくHPを更新する気にもなれずにいた。 IND@KCは予想以上の大差だった。KCディフェンスは徹底的にQBラックにプレッシャーを掛けてきた。このディフェンスプランが当りQBラックのパスだけでなく、RBマックのランも封じた。ラックは今シーズン復活した。しかし、その中でひとつだけ気になっていたことがあった。パスのコントロールや投げるタイミングは良いが、こんなにパスが緩かったか。まるで、マニングの晩年を観る様な感じだった。この緩いパスがブリッツに遭ってさらに勢いが無くなり、際どい所でカットされたり、短かったりした様に見えた。この辺がひょっとするとINDが一方的に敗れた原因かもしれない。 LAC@NEはLACの完全なゲームプランミスだと思う。NEは3rd downでのペナルティにも助けられたが、オープニングから2ドライブ連続でTDを上げた。LACディフェンスはブリッツを入れずにゾーンで守っていたが、QBブレイディはこのディフェンスに対してタイミング良くパスを決めた。ブレイディはミドルまでのタイミングパスは小気味よく決めるが、ロングパスの成功率は低くなっている。どちらかと言えば、ロングパスではインターフェア狙いのパスが多い。 最初の2シリーズが終わった時点でLACはマンツーマンに変えてブリッツを入れて来ると思った。しかし、LACは同じディフェンスを繰り返し、ターンオーバーからの失点も含め前半だけで35点を奪われた。オフェンスは最初のシリーズでロングパスが決まってTDを奪い7-7とした後は、ロングパスを投げては決まらずという拙攻が続いた。NEはプレッシャーを掛けて来たが、QBリヴァースはロングパスを投げる時間があった。であれば、なぜもっと短いパスを確実に決めなかったのか。あほらしくて、前半を観ただけで僕はもう一度ベッドに入った。このゲームは終わりだ。 LARはオフェンスもディフェンスもライン戦でDALを圧倒し、地上戦で完勝した。強いDALのLB陣が何も仕事をさせてもらえないようなシーンは観た記憶が無い。特に怪我から復帰したガーリーでは無くC.Jアンダーソンのパワーランの凄かったこと。OLが良く穴を開けてくれたが、そこからはパワーと信じられない様なカットバックでガンガン走った。この走りはDALも予想していなかったのではないか。まるでリンチのビースト・モードを思い出させた。 DALオフェンスはRBエリオットのランを出せなかったのが響いた。パスがある程度通っても、やはりDALオフェンスの軸はエリオットのラン。これを封じ込まれると、DALオフェンスの脅威は半減する。タイム・オブ・ポゼッションで大きく引き離されたDALに勝ち目は無かった。 PHI@NOは4Q終盤にWRジェフリーの両手をパスがすり抜けてインターセプトされた時点でゲームは終わった。このパスが決まっていたら、そのままドライブが続きPHIが逆転するのではないかという流れがあった。ジェフリーは一瞬ボールを見るタイミングが遅れたのか、それともQBフォールズが僅かに速いタイミングで投げ込んだ、あるいは力が入ってパスのスピードが上がってしまったのか。この微妙なところがどうだったのかが興味深い。 PHIの2TD先制で始まったが、このゲームは途中から完全にNOのペース。それでも凌いで、最後のブレイクで逆転を狙ったフォールズのパッシングオフェンスは流石。NOは昨シーズン、信じられない様なMINのパスで最後に敗れた。あのゲームで勝っていれば、PHIではなくNOがスーパーに進出していたかもしれない。そのNOが今回は信じられない様なインターセプトで勝利をもぎ取った。これが勝負のあやというものか。ドラマを感じた。 さて、チャンピオンシップだが、NE@KCはKCの勝ちと予想する。NEはゲームプランを練って来るだろうが、QBマホームズのパスはゲームプランで止められるものではない。ひょっしてNEディフェンスはLACがBAL戦で取った様な、LBの代わりにSを入れるような手を考えて来るかも知れない。それでも、マホームズは簡単に止められないだろう。点の取り合いが予想されるが、ホームのKCがクラウドノイズを利用して勝つだろう。いや、ひょっとするとKCの一方的なゲームになるかもしれない。まあ、このチームはどっちが勝ってもムカつくから、どうでもよい。 難しいのがLAR@NO。ポイントとなるのはライン戦だろう。オフェンス、ディフェンス、どちらも両チーム遜色ないラインを持っている。ただ、ディフェンスはLARの方が強い感じだ。LARのランが出る様だとLAR有利、出ない様だとNO有利というところか。もうひとつは、NOのOLがQBブリーズを守ることが出来るかどうか。これは予想が難しいゲーム。順当に行けばNOだろう。あとは、ターンオーバーがどちらのチームに発生するか。もうひとつは、大事な場面でのペナルティ。どっちが勝ってもおかしくない。 |
| 【2019.1.12】 ディヴィジョナル・プレイオフ予想 |
| 明日はいよいよディヴィジョナル・プレイオフ。どのカードも何とも勝敗の予測が難しいカードだ。こんなものはいちいち細かく分析するよりも感覚的に予想した方が当る。とはいえ、レギュラーシーズンにおけるディフェンスを調べてみた。オフェンスは何となく何処が良いのかは分かるが、そのオフェンスが止められるのかどうかは、記録を見ないと分からない。 まず、最初に行われるIND@KC。本音を言えば、INDに糞KCをボコボコに叩いて欲しいところだ。ディフェンスを比べると総喪失距離でKC31位、IND11位と明らかにKCディフェンスが悪い。KCはランもパスもディフェンスの弱さをオフェンスでカバーしている。そんなKCディフェンスの中で唯一トップクラスなのがサック数。こうしてみると、KCはオフェンスに支えられ、思い切ったギャンブルディフェンスをしているように思える。 INDは強力なOLを有するが、KCのラッシュをキチッと処理出来るかがひとつのポイントになるだろう。INDオフェンスはHOUの強力ディフェンスに対しても、OLがQBラックをしっかりと守り確実にボールを進めた。RAIDERSとの最終戦でKCディフェンスはランを止めることが出来なかった。OLの強力なINDはRBが走りまくるだろう。そうなればパスも決まる。多分30点前後はKCも覚悟しないといけない。 KCオフェンスはRBハントを解雇した後、QBマホームズのパスとスクランブルに頼っており、レギュラーシーズン前半に比べてオフェンスは苦しくなって来ている。INDディフェンスはHOUのモバイルQBワトソンをしっかりと抑えた。しかし、QBマホームズはワトソンに比べて遥かに動きが速く、どんな体勢からでもパスを投げることが出来る。おまけに俊足WRヒルがいる。HOUの様に抑えることは出来ないだろう。問題はやはりQBマホームズにプレッシャーを掛けることが出来るか。 最終戦でRAIDERSはブリッツを多用して前半マホームズのパスを抑え込んだ。RAIDERSよりも成績の良いINDディフェンスも当然ブリッツを多用し、パスを投げなさせないのではないだろうか。LACは脚のあるBALのQBジャクソンに対してLBの代わりにSを拝するという奇策で臨んだ。これはモバイルQBを止める一つの流れかもしれない。RBハントがいないKCに対してINDも似たようなディフェンスをして来るかも知れない。KCのホームで午前中は雪が降り続くが、ゲーム中は雪が止みそうな気配。IND有利と見るが、アウェーのやり難さを考えた時五分といったところか。それでもINDの勝利を予想してこう。 何とも難しいのがDAL@LAR。LARは最後の2ゲームを勝ったが相手はARZとSF。その前@CHI、PHIは連敗している。シーズン前半をぶっ飛ばして来たLARだが、後半に調子を落としている感がある。これに対してDALは最後に何とかプレイオフに残り、SEAにもしぶとく勝った。LARディフェンスは全般的にDALよりも成績が良く、インターセプトの数も18回と多い。力はLARだが流れはDALという気がしている。それでも、屋外の自然芝というホームでLARが有利ではないか。LARの勝利と予想しておく。 NEは16週にホームでBUFに勝ったが、ラン主体でQBブレイディのパスは24回で13回成功、TD、2INT、126ydと惨たんたる成績。このゲームでは、ランが良かったからランで攻めたとのコメントもあったが、ブレイディのパスがおかしかったのも確か。翌17週のゲームでブレイディは33回で24回成功、4TD、250ydと復調したかのような成績を残した。しかし、実際にはショートのタイミングパスがほとんどで、ラン・アフター・キャッチで稼いだ距離が多い。しかも、相手は勝って知ったるNYJだ。 LACディフェンスは許した距離でパス9位、ラン11位、総合9位とディフェンスが良く、特にセカンダリー陣は強い。NEのOLもかなりいい感じはするが、LACのプレッシャーを受けてブレイディのパスが乱れるとインターセプトを喰らう可能性がある。NEディフェンスは下から3分の1という位置で、決して強くは無い。これに対してLACオフェンスは、RBゴードンのパスに加え、QBリヴァースのパスがしぶとい。肌に感じる気温はマイナス5℃と予想されているが、雪は無い見込みだ。アウェーとはいえ、LAC有利で際どく勝つのではと思っている。 NOはパスディフェンスが良いのに対してランディフェンスが悪い。これに対してPHIはランオフェンスが良いとは言えず、やはり頼りになるのはQBフォールズのパス。フォールズは何か持っているのではないかという位なクォーターバッキングをCHI戦で見せている。一方のNOはQBブリーズのパスがこれまた良い。パスディフェンス29位のNOと30位のPHIの対戦では、ノーガードの撃ち合いの様なパッシングゲームが予想される。 パスが同じ様に決まったとして、ラッシングオフェンスが良いNOがやや有利なのではないかと思うのだが、ランディフェンスはPHI9位、NO2位と両チームともに良い。こうなって来ると、ミスをした方が負けという展開になって来そうだ。クラウドノイズを考えた時に、やはりホームのNOが有利と予想せざるを得ないが、QBフォールズが神がかっているだけに何とも難しい。それでも、順当に行けばNOの勝利ではないだろうか。 ディヴィジョナル・プレイオフは、とにかくKCとNEが負けさえすれば、NFCはどうでも良い。この2チームが勝ち進むという展開にだけはなって欲しくない。ただ、それだけだ。 |
| 【2019.1.8】 WCプレイオフ結果 |
| WCプレイオフの予想は2つ当って2つ外れた。一番自信があったのはINDの勝ちで、他のゲームは何とも判断しがたいというのが本音だった。INDは順当勝ち、LACはDCの見事な采配勝ち、SEAとPHIはどっちが勝ってもおかしく無いゲーム。全体を総括すればそうなるだろう。 INDは予想通りOLが強かった。このゲームは前半所々をライブで観た後はフラッグの練習があったことから帰宅後にコンデンスモードでざっと観た。攻守ともにINDが圧倒。OLにプロテクトされたQBラックは誰にも止められないという感じだった。
ディフェンスのラインナップを見ると4DLの後ろに3人のDBが入り、その後ろにはCBとSが2人いる。中継の途中ではDBには3人のSが入ったり、2人のSが入ったりという説明があった。要は6DBどころか、7DBでLBが誰も居ないことがあったということだ。このユニットがどうプレイしたかと言えば、4人のDLが思い切ってギャップにスタンツしてOLのブロックスキームを壊す。もしスタンツが逆手に取られてホールが出来たとしても、そこを素早いSがカバーする。 この厳しくてスピードのあるDLのラッシュにBALのOLは対応することが出来ない。タイミングパスをカバーされ、QBジャクソンがスクランブルに出ようとすればSが素早く対応して走らせない。OLのブロックが崩れたことでRBの走るコースも制限され、素早く上がって来たSにことごとく止められる。 前半BALが獲得したFDは僅か3回で獲得距離は69yd。ジャクソンのパスに至っては8回投げて2回成功、僅か17ydという惨たんたる成績。この流れは変わらず、ジャクソンのパスが決まり始めたのは4Qになってから。実を言うとディレイで観ていたことから、このゲームはもう決まりだと最後を飛ばしていたら2TDが入り、TD差までBALが詰め寄っていた。あわてて最後はしっかり観たが、ジャクソンのファンブルで終わり。 2TDのシーンは敢えて見直さなかったが、LACディフェンスがノーマルに戻してプリベントを引いたのではないかと想像する。一方のLACオフェンスはこれまたBALのディフェンスに苦しんだが、ターンオーバーの好機も含めてQBリヴァースのしぶといパスと地道なランプレイで進み、FGで得点を積み重ねた。QBの差が出たなと感じたゲームで、LACのディフェンスに感服した。 LACはセカンダリー陣が良いから出来たのかもしれないが、LBの代わりにスピードのあるSを入れDLはギャップを潰するというディフェンスは、スクランブルの多いQB対策として他のチームが採用するかもしれない。3Q序盤に、スタジアムからはジャクソンに対してブーイングが起こり、QBをフラッコに代えるのではと思っていたが、BALは最後までジャクソンで押し通した。来シーズンBALはジャクソンで行くのだろうか。走れるがパスを上手く決められないジャクソンはフランチャイズQBになれないと思うのだが。 SEA@DALはこれまたフラッグの練習と午後の子供達のフラッグ教室の間にライブで観ただけで、結果を知ってからコンデンスモードでサッと観た。これはどちらが勝ってもおかしく無いゲームで、たまたまDALが勝っている時点でゲームが終わったというのが感想。実力はほぼ均衡していた。ただ、RBエリオットが復活してきた分だけDALが強かったとも言える。パッシングydは両チームほぼ同じだが、エリオットのランが総獲得距離の差に現れている。 PHIの勝利はまるでミラクルだった。最後のドライブでTDで逆転したが、2ポイントコンバージョンはダイブが僅かに足りずに失敗。ビデオ判定があったが、何とも微妙だった。この後のCHIオフェンスでは右のコーナーパターンのバックショルダーをQBトゥルビスキーが良く投げ最後は43ydのFG。入れ頃、外し頃の何とも微妙な距離は、タイムアウトを挟んでキック。左のアップライトに当り、弾んだボールがクロスバーに当って手前に落ちるという映画の様な幕切れ。もう少しアップライトの内側に当っていたら入っていたFG。レギュラーシーズンゲームでFGとPATを一番外しているというKの記録が、ここ一番で証明されてしまった。 それにしても、フォールズというQBはどれだけダウンフィールドが見えていて、度胸の座ったQBなのかと思う。いや、度胸が据わっていたのはHCか。残り時間を残さない様に最後のドライブでは2度ランを使ってCHIにタイムアウトを使わせ、3rd downでもパス失敗。時間を使うことは出来ても、このパスが失敗すれば負けてしまう4th downで、右に流れながらここしかないというところにパスを投げて逆転のTDを奪った。そして、PATはスーパーボウルで見せたフォールズが右のWBにシフトしたところで、ダイレクトスナップを受けたRBスモール・ウッズがダイブするという手の混みよう。PATは失敗に終わったが、参りました。 フォールズのパスでは1本目のTDパスも凄かった。ライブ映像ではワイドオープンになったTEゴーダートに簡単にパスが決まった様に見えた。しかし、リプレイを見ると、ゴーダートは一度左にフェイクを入れて右のショートポストを走った。ポストに切れ込んだ瞬間にワイドオープンになったのは一瞬で、この一瞬のタイミングにパスが来ている。リプレイを見ると、ゴーダートがフェイクを入れてポストにコースを取る時には既にフォールズはパスを投げている。 このパスのリリースタイミングにはたまげた。この他にも緩いのに通ったフォールズのパスは何本もあった。フォールズはディフェンスの動きとパスコースから、どのタイミングで誰が空くか完璧に読み切って、レシーバーが空くところに速いタイミングで投げ込んでいる。だからインターセプトされないのだ。1本エンドゾーンでインターセプトされたパスがあったが、あのパスはディフェンスに腕をヒットされなかったら、エンドゾーン奥のレシーバーに決まっていたかインコンプリートになる際どいコースに飛んだはず。このパスにもまた、フォールズの凄さを感じた。彼はジョー・モンタナレベルかもしれない。 WCプレイオフは2日目に十分に楽しませてもらった。戦略とQBの能力を堪能できた面白いゲームだった。 |
| 【2019.1.2】 WCプレイオフ予想 |
| レギュラーシーズンが終わり、NFLはいよいよプレイオフに突入する。RAIDERSは予想通りプレイオフ出場はならなかった。しかし、後半のチーム状況を見れば来シーズンの今頃はプレイオフに名を連ねているに違いない。 さて、WCプレイオフだが何処が勝ち上がるだろうか。まずはAFCのIND@HOU。INDはOAKLANDでRAIDERSとの対戦を観た時に、QBラックの復活でプレイオフに残るかもしれないと思った。実際に快進撃を続け、レギュラーシーズン最終戦でTENを一蹴してプレイオフに勝ち残った。INDはOLが強く、特にLGのブロックは凄まじい。 パスプロが持てばラックは間違いなくパスを決めるし、強力なパワーブロックで開ける穴をRBマックが一気に駆け抜ける。このオフェンスをHOUが止めることが出来るか。スクリーメージでの戦いが注目されるが、ここはINDのOLが上回るのではないか。一方、HOUオフェンスだが、開幕当初はもたついたものの、中盤の9連勝で一気に走った。QBワトソンとホプキンスのホットラインは怖いし、ワトソンには脚がある。これに対してINDディフェンスは思い切った仕掛けをして来ることが予想される。 HOUの連勝は対戦相手に恵まれた感もあり、後半はIND、PHIに負けている。INDも対戦相手はHOUと同じ様に恵まれている感があるが、チームの勢いを考えた時にINDの方が上回っており、今回の対戦もINDが勝つのではないか。 LAC@BALは何とも難しい。16週にLACはホームでBALに負けている。このゲームではオープニングドライブでQBリバースのパスがインターセプトされ、LACはオフェンスのリズムを崩した感がある。BALディフェンスは強力で、今回の対戦でもLACは容易に進むことは出来ないだろう。 BALオフェンスはQBジャクソンに代わってからは連勝を続けている。これはジャクソンの走りに各チームがまだ対応できていないところが大きい。ただでさえランディフェンスが弱いLACはジャクソンのランを止めることが出来ないだろう。このゲームはBALが勝つと予想。BALは大嫌いなチームだが仕方ない。 NFCのSEA@DALはずばりSEAと予想する。DALのQBプレスコットは今シーズンどうもパッとしない感がある。WRクーパーの加入で成績は良くなったが、どこか安定感が欠ける様に僕の目に映っている。これに対してSEAのQBウィルソンは、ここ一番でのしぶとさを感じる。同じ様なQBの対決になるが、QBのしぶとさでSEAの勝利と読んだ。最終戦を休んだDALのRBエリオットの怪我の状態が気にはなるが。 難しいのがPHI@CHI。PHIは最終戦を勝ってプレイオフに滑りこんだが、QBフォールズの怪我の状態がどうなのか。肋骨を痛めたが、たぶんCHI戦には出場するだろうというレポートだ。フォールズがキチッと仕事をこなすことが出来た場合、CHIディフェンスを打ち破ることが出来るのか。 CHIは2年目QBトラビスキーが安定しており、この対戦は新旧QB対決となる。感覚的にはCHIディフェンスの強さに軍配が上がりそうに感じるのだが、そこはベテランのフォールズ。そう簡単に押さえるのは難しいかもしれない。両チームともに終盤勢いがあって予想が難しいゲーム。順当に行けばCHIだが、ここは敢えてPHIと予想しておこう。何となくPHIが勝ちそうな気がする。 |