JRをよく利用する旅行者でなくても1回ぐらいは青春18きっぷという名前を耳にしたことがあるでしょう。名前は良く聞くけど、どんな切符だか知らないと言う方の為に簡単に紹介いたします。
学生の休み期間を中心に発売される日本全国のJR普通列車&快速列車が1日分(1日あたり2300円)乗り放題となる切符で5回分利用できるが、5回分1組の販売でばら売りはしていない。(但し同一行程であれば2人以上でも同時に使用できる)
ありません。よく年齢制限があると勘違いされる方が多いようですが、子供でも大人でも値段は変わりません。
基本的には普通列車(快速、新快速、特別快速、通勤快速なども含む)の自由席と宮島航路ですが、普通列車の指定席車両(全席指定席の「ムーンライトながら」や「ムーンライトえちご」など)でも別途指定席券を購入すれば乗車できます。またホームライナー、湘南ライナー、セントラルライナーなどについても、やはり別途乗車整理券等を購入すれば乗車することが出来ます。
まだ第3セクターには原則として乗車できませんが(次項参照)、快速「みえ」(伊勢鉄道:河原田〜津間490円)・予土線(土佐くろしお鉄道:窪川〜若井間200円)などJRの列車が第3セクターの路線を通過している場合や普通列車が全く走っていない為に乗車券だけで特急列車に乗車できる区間(石勝線:新夕張-新得間と宮崎〜宮崎空港間・津軽海峡線:蟹田〜木古内間)があります。あくまでも乗車できるのは前述の区間だけで、1駅でも過ぎて乗っていると乗車券&特急券を請求されますので注意しましょう。でも石勝線の場合は接続考えるとダイヤ的には乗らないと厳しいかも・・・
新幹線・特急・急行には乗車できません。乗車する場合は、特急券などの他に乗車区間の運賃も支払わないと乗車できません。また、バス・私鉄・第3セクターも乗車できません。また、JR博多南線の博多〜博多南間と越後湯沢〜ガーラ湯沢間は乗車できません。
切符に日付を入れてもらった日の0:00〜24:00までが有効時間となります。ここで特殊なのが夜行列車など日付をまたいで走る列車の扱いです。
例えば、ここでは下りの大垣臨時夜行で説明すると・・・
品川駅(23:55発)→(0:05着)川崎駅(0:06発)→(0:14着)横浜駅(0:15発)→
品川駅と川崎駅の間で日付が変わっている為、品川駅から又はその当日(品川駅発の日付で)既に青春18きっぷを利用している場合は、午前0時を過ぎて最初の停車駅である川崎駅までが有効となります。つまり、その日品川駅から乗車する以前に使用し続けている場合は川崎駅まで乗車できるのですが、品川駅から青春18きっぷを使用すると品川〜川崎間で1日分が終わってしまいます(T_T)このような場合は午前0時を過ぎて最初の停車駅である川崎駅まで別途乗車券を用意し、川崎駅から青春18きっぷを使用するようにすると<品川駅〜川崎駅間の乗車券>+<青春18きっぷ1回分>となり青春18きっぷを24時間フルに利用することが出来ます。これは、夜行列車を使う際に有効な常套手段です。
上記で午前0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効、と書きましたが例外があり東京・大阪の電車特定区間(東京では大船・千葉・取手・大宮・高尾などに囲まれた区間、大阪は京都・奈良・和歌山・西明石などに囲まれた主な路線)については、午前0時を過ぎても、終電まで有効となります。
使用可能期間 |
春季:03/01〜04/10(発売期間は02/20〜03/31) 夏季:07/20〜09/10(発売期間は07/01〜08/31) 冬季:12/10〜01/20(発売期間は12/01〜01/10) |
値段 |
11500円(5回分1セット・1セット単位でのみ発売の為ばら売りはしていない) |
発売場所 |
全国のJRの主な駅(みどりの窓口など)・旅行センター・旅行会社 ※車内では購入できません、また早朝や深夜など窓口業務が営業していない時間帯にも購入できないのでご注意を! |
乗車出来る |
全国のJRの普通(快速)列車の普通車自由席 一部例外あり |
1日分の有効時間 |
切符に日付を入れてもらった日の0:00〜24:00まで有効 |