ムーンライトえちご（ＭＬえちご）

運転区間：新宿〜新潟／村上→新宿

下りは新宿から新潟、上りは村上から新潟を経由して新宿を結ぶ夜行快速列車です。以前ムーンライトながらが普通（鈍行）列車の大垣夜行だった頃から快速列車ムーンライトとして運転されていたので、今では夜行快速の代名詞？とも言うべき愛称である「ムーンライト」シリーズの元祖でした。大垣夜行が特急用車両による定期の快速列車として「ムーンライトながら」に格上げされ、他にも「ムーンライト」を冠した夜行快速（臨時列車）が登場したのに伴い「ムーンライトえちご」と愛称を変更しました。全車指定席として毎日運行されていますが、新潟、上信越方面だけでなくシーズンには青春18きっぷで日本海側を縦貫して北海道へ行くのにもよく利用されます。古い車両の塗装を塗り替えて運行されていますが、シートは中古のグリーン車のシートなので座り心地がよく、かなりの角度までリクライニングします。また途中で多少減灯してくれるので、意外（失礼！）に快適です。

２００２年１２月の改正で下りは新潟止まりになりました。

指定席券の入手

この列車は編成がやや複雑で普段は６両編成なのですが、突然９両に増結していたり、閑散期は３両編成に減車して運転されていることもあります。指定席区間は上り、下りともに全車全席が新宿〜新潟間ですので通して乗る場合は新宿〜新潟で指定席を取りましょう。普段は結構空いていますが青春１８きっぷのシーズンはＭＬながら程でないにしろ混みますので指定席券の入手はお早めに。特に夏は北海道へ向かう人で一杯になります。ただ満席でも直前まで諦めずにアタックをかけてみましょう。増結されて指定席券が入手できる場合もあるようです。但し、指定席券が310円の時期はキャンセルが出にくいのと、お盆や年末年始などは最初から９両での運転が決まっているので早めに購入しましょう。 遅くとも２週間前までには入手しておいた方が無難です。ちなみに新潟〜村上間は全車自由席＆禁煙です。

青春１８きっぷ利用時の乗車券

青春１８きっぷを利用する場合は日付が変わるまでが有効でしたね。ちなみに下りの村上行きでは午前0時を過ぎて最初に止まる駅が高崎なので発駅から高崎間の乗車券が１回分のほかに必要です。山手線内〜高崎間の普通運賃は1890円なので新宿を発車する当日、発駅〜高崎までが2300円以上かかるようでしたら、２回分使った方が当然得です。

少しでも安く行きたい人には、1本前の上野発新前橋行き普通列車（９８５Ｍ）に乗車して、高崎（0：56着でＭＬえちごは1：00着の1：30発）まで先行しムーンライトえちごに乗り換える方法があります。この普通列車は北鴻巣駅で日付が変わるので発駅〜北鴻巣間の乗車券で済みます。新宿〜北鴻巣間は普通運賃が950円（東京からも同じ）と新宿から乗車した場合に比べて約半額に押さえることが出来ます。上りの新宿行きでは、午前0時を過ぎて最初に止まる駅が新津駅(停車中に日付が変わる)なので発駅〜新津間の乗車券が１回分のほかに必要となります。

余談ですが、私が快速フェアーウェイを利用しようとした時に新潟県が大雨の影響で夜行列車全てが遅れる事態となり フェアーウェイとして運行される列車（上りＭＬえちご）が帰ってこないので１時間遅れでしかも大宮発となり仕方なく上野まで出て東北本線で 北上した事がありました(^^;)

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