宗谷岬

道北地方−北海道



最北端の碑
2000/10/09撮影

間宮林蔵の像
2000/10/09撮影

岬公園からの最北端碑
2000/10/09撮影

丘の上に佇む宗谷岬灯台
2000/10/09撮影

 データ 

北緯45度31分14秒、日本最北端に位置する岬。オホーツク海に突き出た突端には北極星をモチーフにした日本最北端の三角錐型の地碑が立ち、付近には探検家間宮林蔵の立像や宗谷岬音楽碑もあり、土産物店から流れてくるダ・カーポの「宗谷岬」が最果ての地への旅情を更にかき立てる。晴れた日は宗谷海峡の向こうにサハリン(樺太)を望むことができる。

日本最北端の土産物店柏屋では最北グッズが売られ、日本最北端到着証明書もここで売ってます。併設の流氷館(無料)では本物の流氷が動物の剥製と共に冷凍室に展示されており夏でも流氷を見ることが出来ます(笑)

また、岬の反対側階段状に広がる宗谷丘陵の高台は宗谷岬公園として整備され、売店、喫茶店を併設した宗谷岬展望台の上には、明治37年(1904)の日露戦争の際にバルチック艦隊を監視した船のブリッジを模した石造りの旧海軍望楼がある。戦争2年前の明治35年(1902)の建造といい、北の国境として過去の重みが伝わってくる。他に宗谷海域海軍戦没者慰霊碑、世界平和の鐘、子育て平和の鐘、昭和58年(1983)に起こった大韓航空機撃墜事件の遭難者慰霊と世界恒久平和を願った祈りの塔が、丘陵を更に登った頂上付近にはゲストハウス「アルメリア」があり宗谷丘陵を一望することが出来ます。宗谷丘陵は周氷河地形という氷河期に土が凍結と融解を繰り返し、ボロボロに崩れて生まれた、なだらかな斜面と浅く複雑な谷で構成され道北地方には多く見られる地形です。ちなみに、夏期に宗谷岬展望台には大岬郵便局臨時出張所が置かれ、ここから出した手紙には最北端のオリジナルの消印が押されるらしい・・・


ゲストハウス「アルメリア」
2000/10/09撮影

旧海軍望楼
2000/10/09撮影

 アクセス 

★JR稚内駅前バスターミナルより、宗谷バス大岬行き(1日4便程度)で50分。
尚、稚内駅ではJRとバスの接続時間が少ないので時刻表で事前にチェックしてバスターミナルへ行くこと!

車の場合(無料駐車場あり)
★稚内市街から国道238号(宗谷国道)沿い約30km
稚内空港からは約25分。

過去レンタカーで2回訪れた北の最果ては天気が良いとサハリンが見えるという。サハリンは第2次世界大戦までは日本では樺太(からふと)とよばれていた、私の母の故郷でもあります。

1回目は大学4年の1997年10月に友人4人で来訪。この時だけ晴れ間が見えて、岬の広場を見て回っただけでした。2回目は2000年10月に1人で来訪。この時も朝から雨が降っていましたが岬に着いた頃から天気が回復し、高台にある宗谷岬公園まで足を伸ばし旧海軍望楼やゲストハウス「アルメリア」などに立ち寄り2時間ばかりノンビリしていました。

もし、今度行くような機会があったら今度は晴れて欲しい・・・

 

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