季刊午前22号

<扉の詩>  吉貝甚蔵

一歩のための小さな一歩

そんな空の青い日

街を封鎖する大樹に絡まれ

鳥の残影に震えているのだ

だから さあ 日暮れまでに

公園へ行こう

そこに貼り付いた影があれば

ボクら 話そう 夜の間に

街と街の先のこと それは

ボクらのむず痒い背中のことだ

聞く耳なら手のひらにのせて

ちょっと恥ずかしいけど

かざすよ だから さあ

次元に向けて 鳥の影を放とう

小説 

残された村 片岡永

水音 野見山潔子

アウト・オブ・バウンズ 古木信子

チョウチョウウオの口 西田宣子

時雨まで 杉真理子

西海橋コラソンホテル 橋本明

倒れゆく者たちへ 脇川郁也

刻・春・切り通 刻・秋・風の道 鹿野至

エッセイ

背中の手(蔭の棲みかの読後に) 天谷千香子

シュゴレー 中川由記子

マイ・フェイバリット・シアター

生きる場所ー海の上のピアニスト 岸本みか

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