組織


皇宮警察・警備四課

神聖魔法国ヴァジュラム


[皇宮警察・警備四課]
…こんな組織は原作にはありません。もちろん現実にも(笑)。
 しかし、要石の星・地球の守護神であるパステリオンが、有史以来何世代にも渡って、地球を狙う無数の悪の手から守り抜いてきた彼女たちの存在を快く思わない人々がいたかもしれない。
 要するに、人知を超える力を持つ彼女たちを、いずれはこの世界を滅ぼす者ではないか恐れ、彼女たちを含む超能力者の全ての抹殺を企てる組織が少なくないのではないかと…
 そんな抹殺組織から日常生活を営む彼女たちを守るべく、神武天皇誕生と同時に発足した天皇直属の護衛組織…それが、現在の警備四課の原型です。
 警備四課として社会に現れたのは、パステリオンが対ヴァジュラム戦を終えた頃…つまり、高原刑事が署員を煽動(?)し、アルティメットゴーレムを逮捕しようとしたものの、見事に玉砕(笑)し、その責任を取らされて懲戒免職寸前の彼を出向という形で引き取るためである。
 警察側は厄介払いが出来、警備四課はパステリオンとの表向きのパイプが出来る…利害は一致した!
 警察からの出向であるため、高原刑事はおおっぴらにパステリオンたち(美琴のみ?)の警備活動が出来る。これは抹殺組織に対しての大きなプレッシャーとなり、抹殺組織側はさらに手出し出来ない要因となっている。
 四課は、表向きには警備一課〜三課の厄介者のふきだまりとされているが、その実体は呪術師や傀儡師、陰陽師など…つまり、裏社会の暗殺のエキスパートたちが揃っているのである。
 そして、彼らの共通点は…『鈴美さん萌えっ!!(課長)』や『ミコちゃん萌えっ!!(高原)』など(笑)…課員の全てが、パステリオンの誰かの熱狂的なファンであるという事である。しかし、ファンといっても近頃のストーカーに成り下がる軟弱者とは違う…彼らは、究極のサユリストといえる者達なのである! 影に日向に彼女たちパステリオンを見守り、殺意ある者が迫れば「悪・即・斬」である。そして彼らは、守るべき彼女たちに決して見返りを求めない…それが彼らの掟なのだから…。
 課長曰く…「所詮、人間の敵は人間だよ…」…課長、パクリはいかんよ…


[神聖魔法国ヴァジュラム]
…原作では地球侵略(実は破壊)を企む悪の総本山、摂政アントナン=ギガイルが統べる軍事国家であったが、パステリオンたちの活躍により、首謀者アントナンは消滅、D−アーネと法王陛下はラブラブ(笑)となり、めでたく大団円!これにて終劇…
 …となりましたが、彼らはこれからが大変なのです。 何が大変か?

その1…地球侵略(移民)の道を断たれ、寿命も僅かのヴァジュラム本星と運命を共にしなければならない事。

その2…強大な軍事力が不要となり、闘うことが全ての行場を無くした兵士達の処遇。

その3…アントナン政権時代に隠蔽されていた被侵略国に対する賠償問題。

その他諸々、問題は山積みである。


 …しかし、あれから四年余り…新生ヴァジュラムは伊達じゃない!と言わんばかりの国の復興が着々と進んでいたのである!


その1の解決策…発明おじさんをスーパーバイザーとして招致し、その超科学技術とヴァジュラムの魔法技術を併合、本星を再生(リ・テラフォーミング?)する計画を発動させる。 気の遠くなる話であるが、他の星を侵略するよりははるかにマシであり、これは彼らの意地でもある。

その2の解決策…侵略軍を一旦解体し、本星直衛と緊急派遣軍とに軍を組みなおす。 緊急派遣軍とは、かつての被侵略国や、軍備の薄弱な国が他の国から侵略行為を受けた場合に速やかに出動し、その侵略軍を撃退、あるいは殲滅するために組織された軍隊である。 これはかつての被侵略国に対する罪滅ぼしでもあり、ヴァジュラムの信用を取り戻す唯一の手段でもある。 その献身的な活躍により、ヴァジュラムとの同盟関係を結ぶ国家は後を絶たないという。

その3の解決策…上記の緊急派遣軍は勿論の事、有事に際する負傷者などの救護、都市建築物の再建、天災などによる救難活動、ヴァジュラム以外では不治の病とされている難病患者の治療など…無論無償である。 金銭的賠償は当然であるが、懸命な彼らを目の前にして、各国家外相は「金銭賠償を打ち切りたい」と申し出たいう。

 以上の解決策をもって、「侵略国家ヴァジュラム」のイメージは払拭され、神聖魔法国ヴァジュラムを中心とした「同盟星系国家」が形成されつつある。同時に、同盟各国の人材・技術提供により、ヴァジュラム本星の再生が驚異的な速さで進む結果を生み、現法王の存命中に再生計画は完了する予定である。


 そして、パステリオン最大の危機を迎えた今、彼らの力が必要となる時が来た!