大旗戦争人名録

 『ローズ・トゥ・ロード』シリーズは、叙事よりは叙情を重視したゲームと思われがちです。
 しかし長い年月の間に紡ぎ出された様々な固有名詞を眺め渡すならば、さながら大河ドラマのごとき趣があります。
  ここに挙げるのは「大旗戦争」前後の時代におけるユルセルーム世界の人名録です。

凡例
 五十音順に配列。フルネームが判明している者は名・姓の順に記載した。貴族には姓の後に爵位を付してある。二つ名はフルネームの後に表記。
 名前の青色は男性、赤色は女性。
 →『  』は出典。


ア行

アイメリノイロ・ガイルトーグ、“銀灰色の石” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者。将校を輩出した戦士の家系に生まれる。西方軍学校を卒業したが軍務を好まず、レボン村の牢番となるが失火事件により免職。賢者メストメッドの弟子となり大旗の探索に赴く。
 銀色の直毛、温和で飄々とした人柄。メソンという名の精悍な黒犬を連れている。戦後は栄達を固持し牢番に復職。
→『忘れえぬ炎』

アウィーム侯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。御座艦隊“ライネル・フュリス”司令官。デュラ艦隊に対しストラディウム湾の制海権を確保、首都を海から支える。ラムッド海峡の海戦には南西艦隊と合流し勝利を決定づける。
→『大旗戦争』

アウムクスト侯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ドゥーロン公主兼大陸総軍司令官。セデム要塞救援の途上、マルムでデュラ軍に包囲され戦死。
→『大旗戦争』

アウムスト・ロジス、“青歯の” [人間・ナーハン]
 ルノットを牛耳る「八本足委員会」の委員長。スラム街の孤児からのしあがったルノットの豪商で、デュール派との結託を噂された。
 色白で福々とした外見だが、目的のためには手段を選ばない冷酷非情な性格。ブルーベリージャムを愛好し、いつも口の中を青く染めている。
 ナーハンに襲来したヒュノー軍と結ぶが、デュール派の敗退を見て再度寝返る。
→『剣と魔法』

アガタ・グラニオル [人間・ギュノロン]
 マダオ市前評議会議長。“商帝”マダオ・グラニオルの子孫。
→『月歌物語』

アガーン [人間・デュラ]
 デュラ本島遠征軍の予備軍司令官。
→『大旗戦争』

アステノリエ・アレル公女、“彼方の礎” [人間・ストラディウム]
 アレル公家嫡女。第11軍団司令兼首都方面軍司令官。
 家族との確執から不幸な少女期を過ごす。13歳でセルトーグ元帥の副官となり、北方戦役で功を挙げ将官に昇進。第11軍団司令に就任後は少年兵から「母なるアスティ」と呼ばれ熱狂的な崇敬を払われた。
 軍部における反宰相派の指導者。ヌクセン動乱では首都方面軍を率いてディアリムイ・ベミオクと戦うが敗北。のちベミオクと共にリンアートでヒュノー軍を撃破、元帥に列される。本島戦役ではクリーク地帯の遅滞作戦や首都防衛に活躍。大陸奪還作戦では第2方面軍司令官となり、ファーイーレンでデュラ内陸軍を撃破。
 緋色の髪、青い瞳。誇り高く禁欲的、自他共に厳格だが理解した相手には援助を惜しまなかった。馬術と鷲撃刀の達人であり、戦術にも管理にも熟達していた。アレル公位を固辞して生涯独身を守り「緋色の姫将」「処女元帥」と呼ばれた。
→『RPGセッションガイド』『月歌物語』『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

アルセスィス・フィリエ・エルダ、“鏡面の星精霊” [妖精・エルダ]
 大旗探索者の同志。故郷のエルダを出て大陸各地を放浪後、ユールの町で出会ったメーラやバウブオズローと友情を結ぶ。
 銀色の髪と瞳を持つ、非常に美しい上級妖精。若く見えるにもかかわらず極めて博識で、温和で沈着な性格。夢想弓と終始剣の使い手だが、たとえ敵であろうと命を奪うことには嫌悪感を抱いていた。のちメーラとバウブオズローをエルダの森に誘った。
→『忘れえぬ炎』

アルナ・ディアネイス女伯、“望月の” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。アウムクスト元帥の参謀長となり、元帥の戦死後は大陸総軍司令官代理としてデュラ沿海軍の侵攻を退ける。粘り強く管理能力に秀で、防衛に手腕を発揮したが攻撃には積極性を欠いた。黒髪の温和な女性。三弦琴を奏で詩作を好んだ。
→『大旗戦争』

アロゴ・システィファン公 [人間・ストラディウム]
 システィファン公家当主。温厚な人柄で早くからヌクセンの危険性を見抜いていたが、ウェルセード大公暗殺の嫌疑をかけられ家族と共に逃亡、家領のサスフォーン村に潜伏。のち首都に帰還し、大陸奪還作戦時には近衛予備軍司令官としてミヌウェレス摂政を補佐した。
→『忘れえぬ炎』

ウィクサーリオ、“汚れた一角獣” [人間・ローダニゾン]
 風来坊の戦士。「大旗戦争」前夜に大陸各地を放浪した。戦いで失明した左目に布を巻き、統一王朝時代の長大な刀「ゾイ」を携えている。
→『大旗戦争』『ユルセルームは遠くない』

ウィンシス・ドゥアクステル伯、“鉄の右腕” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。東方艦隊司令官。海賊“赤髭の”トゲルン征討に尽力。本国救援に戦力を引き抜かれた東方艦隊を率いてヒュノー海賊に対抗し、大陸南岸の奪還に貢献した。
→『剣と魔法』『大旗戦争』

ヴィンスロイ [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。メイルンの旧家出身で内乱では宰相軍に加わったが後に帰順。本島戦役でもメイルンを守備するがファイウェノールに破れた。
→『大旗戦争』

ウェルユーン、“魔音” [古の妖精・ヒュノー]
 ヒュノーの南西海太守。「大戦」の頃より島主アガルッドの腹心として仕え、薄暗がりの時代には南西諸島に居城を構える。空前の大艦隊を組織してストラディウムに侵攻するが、ディアリムイ・ベミオクに殲滅され、南西諸島に脱出して大旗探索者を妨害した。
 燃えるような緋色の髪を持つ妖艶な美女。邪悪にして狡猾だが、古の妖精にしては感情に駆られやすく、とりわけ美しいものへの破壊衝動を押さえることができなかった。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ウェンゴルフ [人間・デュラ]
 デュラ遠征艦隊大提督。出自は不明だが寝返ったストラディウム人との説あり。容貌魁偉な巨漢。有能な航海者で管理能力にも秀で、千隻を越える大艦隊を編成、大陸西岸を制圧してストラディウム侵攻を果たす。ラムッド海峡の海戦で戦死。
→『大旗戦争』

ウ・ゴルゲ [人間・ヒュノー]
 ヒュノー“略奪”大艦隊司令官。辺境の凶暴な蛮族ゴルゲ族の首長。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ウォズ [半鬼・ヒュノー]
 ヒュノー“暴龍”大艦隊司令官。ウェルユーンの命を受けノールの町を攻囲する。勇猛な半鬼だがノール攻略に失敗、モス丘陵で敗死。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

エステイファ・アスルモルド、“頂の光芒” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。生家はヴィンデスト家に仕えた家系で、自身もフェルノシェロスの従者として彼を支える。軍事的才能にも秀で、フェルノシェロスと共に南西海で「闇と炎の大旗」を探索したとも、ディアリムイの下で一軍を指揮したとも言われる。
 健康的な小麦色の肌を持つ金髪の好青年。謙虚で礼儀正しく、騎士然とした人柄。首都攻防戦の末期に戦死。「闇と炎の大旗」を翻したと伝えられる。
→『忘れえぬ炎』

エスルミューレ・ジリデムンド公女 [人間・ストラディウム]
 ジリデムンド公家の公女。ヌクセンの弾圧を逃れて南西諸島に亡命。ヌクセン失脚前夜、身をやつして首都の宿屋に投宿し、怪事件に巻き込まれる。白金の髪を持つ典雅な少女。
→『大旗戦争』「漂流譚」

エファ・システィファン公女、“微笑みの灯火” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者。システィファン公家の末娘。一族の汚名を晴らすべく、父と共にサスフォーンに亡命したが、汚名を晴らすため道化“笑い鍋”ファイファロモイモイ(ファイファ)として曲馬団に加わる。ベスデオ大公の祝宴に紛れ込み陰謀を暴くが、ヌクセンの呪いにより道化の化粧が顔から剥がれなくなってしまう。毒を仰いたミヌウェレス公子を冥界(ライヴァスロ)から連れ戻した。
 本来の姿は栗色の髪と瞳を持つ典雅な令嬢。気転のきくやや勝ち気な性格で、鞭撃術を修得していた。
→『忘れえぬ炎』

エルファ [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。マレス守備隊司令。ファイウェノール軍に破れる。
→『大旗戦争』

エンディフォ伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ヒュノー戦役では市民兵を指揮してノールを守備、一カ月にわたりウォズ軍の猛攻を支える。本島戦役では第2予備軍司令官。大陸奪還作戦では第3方面軍司令官としてアウロン奪還を指揮。パルチザンを用いた不正規戦に秀でる。
→『大旗戦争』

オズィセン伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。大陸総軍の北東方面軍司令官。老練な叩き上げの将軍。
→『大旗戦争』

オズモグ [半鬼・ヒュノー]
 ヒュノー“魔眼”大艦隊司令官。クリア会戦で戦死。
→『大旗戦争』

オスルラウム、“天の一角獣” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム医療院の医師。若年ながら懇篤な名医として知られ、大旗探索者を度々援助。後にモルティー・ヴァッサラを妻に迎える。
→『忘れえぬ炎』

オスレヴェーグ・マバール大公、“天上の波” [人間・ストラディウム]
 西方守護ウェルセードの嫡男。早くからその才を期待され、父より後継者に指名される。次弟ベスデオの謀略で父を殺され、自らは変装して逃亡。本島各地を流浪後、首都に帰還してヌクセンの陰謀を暴き、内戦に勝利して西方守護に就位。デュール派諸国の大侵攻を撃退し、分裂に瀕した連合王国の統一と再建に努める。
 政策的には柔軟で旧宰相派からも人材を登用。海国派の改革路線を継続したが、戦争を通じて得た威権と戦時非常体制を結合させ、強力な指導力を発揮して成功を収める。軍務に関しては旗下の将帥に用兵を委ねたが、本島決戦から大陸奪還作戦にかけては終始陣頭に立ち全軍を鼓舞、「剣の手の君」と崇敬された。
 金褐色の髪と瞳、赤銅色の肌を持つ長身の青年。洞察力に優れた公正な人柄。公人としては禁欲的で厳格だが、私人としてはユーモアを解する暖かみのある性格で、即位後も放浪者に身をやつし市民との交流を好んだ。
→『RPGセッションガイド』『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

オタサム・ウオジフォ、“狂える魔道師” [?・?]
 「薄暗がりの時代」の魔道師。タキット砂漠の中央に塔を建てたが嵐の日に失踪。その著書『神、悪魔、その他の偉大な種族について』は聖都ファラノウムにおいて禁書となる。大旗戦争期には頻繁にストラディウム各地に出没、マレス市を陥没させた他、猟奇な言動で人々を煙にまいた。覗き見と無銭飲食の常習犯。
→『忘れえぬ炎』



カ行

ガイルドゥア・モルオライネ、“氷の炎” [人間・ヘリア]
 ヘリアの賢者。学友メストメッドと世界の本質について議論し、誓約を結び悪の追求者となる。ストラディウムの人心を荒廃させ、精霊の加護を奪うよう画策を続けた。本島戦役末期、メストメッドと再び合い見える。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ガムダドゥルディ [人間・デュラ]
 デュラ沿海戦域軍元帥。沿海軍を率いてアウロンを制圧、アウムクスト元帥を戦死させファストディウムに迫るがハウレス・ニセイ元帥に撃退される。本島遠征のため配下の戦力を引き抜かれその攻勢は頓挫。大陸奪還作戦では先手を打ったストラディウム軍によりアウロン南部に圧迫され、戦力を結集し頽勢挽回を挑んだアリアゼイオン会戦に敗れ戦死した。
→『大旗戦争』

グスルツェン [人間・デュラ]
 デュラ沿海戦域軍・南部監察軍司令官。ラウ=アウロンを拠点に恐怖支配を施く。アリアゼイオン大会戦で戦死。
→『大旗戦争』

ゲルデク [人間・ストラディウム]
 宰相親衛隊司令官。大陸の傭兵出身。ヌクセンの親衛隊長に抜擢され、親衛隊および内務軍を編成する。ヌクセン動乱前期には北部戦線でメランバルと戦う。ベルム会戦では選抜近衛軍団に密集突撃を挑むも戦死。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

クーム [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ヒュノー軍侵攻から本島戦役にかけアドンを守備した。
→『大旗戦争』

ゴルヌキーゼ [人間・デュラ]
 デュラ内陸戦域軍元帥。内陸軍を率いて「血の壁」を突破、ヒュールミスル西岸を制圧する。ロードン攻略を策するも度々阻まれ、アウモディウムを占領するが大陸派遣総軍の反撃を受け、セムス=ファーイーレン会戦で決定的な打撃を被り本国に敗走。
→『大旗戦争』



サ行

ザブダラフ [人間・デュラ]
 デュラ内陸戦域軍・左岸侵攻軍司令官。ゴルヌキーゼの命によりヒュールミスル渡河を試みアウモディウム市を陥落させるが、セムス会戦でディアリムイに破れ戦死。
→『大旗戦争』

ザルノイロ [髭小人・モラムス]
 モラムス義勇軍指揮官。髭小人の王族。義勇軍を率いてロードンに来援した。
→『大旗戦争』

サレック伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ロードン予備軍司令官として国民兵の動員と訓練を監督した。
→『大旗戦争』

シジュール・ノネスティン、“甘果実” [半妖精・ファライゾン]
 大旗探索者の同志。半妖精の女優。美貌と才知を武器にユルセルーム中を渡り歩きながら、ファラノウム貴族の間諜として働いた。出自からどちらの種族に対しても信を置けず、本音を隠して言動を偽り続ける屈折した性格の持ち主。
→『忘れえぬ炎』

シレーン伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。西方艦隊司令官。ラマン湾の暴風で大半の艦を失い、ファストディウムに避退する。
→『大旗戦争』

スィスレーヌ・アマウライエ、“春露の” [人間・ストラディウム]
 フェルノシェロス、エスティファの幼馴染みの美女。生家は統一王朝期に溯る旧家で、領地として授けられたラカ村への居住をヌクセンに強制された。その血統に秘められた精霊の加護を狙ったヌクセン派に襲われ、精神に異常をきたす。
→『忘れえぬ炎』

スライナハト、“七つ弓” [人間・ラムザス]
 ラムザス首長の甥。鋼の強弓を引く才知に長けた戦士。カルの渡し場で奮戦。
→『剣と魔法』

ゼラ [人間・ストラディウム]
 薄暗がりの時代の著述家。マルセス山脈近辺の農村で生涯を過ごし「ルーデルファーン」などの伝承を遺した。
→『水晶の王者』『大旗戦争』

セルベス・セルトーグ侯、“龍牙侯” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ロードンの入植農民の家に生まれる。デュラに家族を殺され10歳で軍に身を投じ、近衛将校を経て将官に進む。メリューン反乱の鎮圧、ダー要塞遠征など一連の戦役に功を上げ元帥となる。近衛長官としてヌクセンの干渉に抵抗、オスレヴェーグ公子の首都帰還に尽力する。
 体に多くの戦傷を残した老将。卓抜した戦術家であり優れた戦略家。“龍の牙(ムイラムバウセ)”と呼ばれ兵士の威望を集め、近衛長官としてオスレヴェーグを支えた軍の柱石。寡黙だが公正で暖かい人柄。アステノリエ公女の師となり、ディアリムイ・ベミオクを庇護した。
 大旗戦争ではオルフ会戦で宰相親衛隊の猛攻を撃退し、ユールでヒュノー軍を撃破。本島戦役では東部総軍を指揮し三度にわたりドゥクゼ・バイアーの大軍を退ける。大陸奪還作戦では近衛軍を率い、オスレヴェーグのロードン入城を果たした。著書『北方聞略』『遠征録』。
→『RPGセッションガイド』『月歌物語』『大旗戦争』『忘れえぬ炎』



タ行

ツェバイ [人間・デュラ]
 デュラ内陸戦域軍・右岸侵攻軍司令官。セムス=ファーイーレン会戦で敗走。
→『大旗戦争』

ディアリムイ・ベミオク伯、“木陰に憩う飛竜” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ドリアの雑貨屋に生まれ、家業の傍ら町の治安衛兵隊に勤務。ヌクセン動乱ではドリア市参事会に推されて義勇軍司令官となる。二度にわたりアステノリエ公女を破るが、ビスボイグスの中傷により投獄。のち許されてオスレヴェーグに仕え、リンアートでヒュノー軍十万を粉砕し元帥となる。本島戦役では西部総軍の指揮を執り、苦境に立ったオスレヴェーグを救う。苦闘の末に知将ファイウェノールをシグリタルトで破り首都を解放。大陸派遣総軍の総司令官となり、アリアゼイオン大会戦やセムス=ファーイーレン会戦で大陸のデュラ軍を殲滅した。
 「彼の存在は五万の軍隊に匹敵する」と言われた名将。平素は温和で受動的だが、戦場では卓抜した胆力と知略を発揮。部隊の機動と予備の運用に熟達。敵の心理の洞察に長け、先の先を見越したその用兵は悪魔的とすら評された。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ディクレグス、“三本指の” [鬼族・ナーハン]
 ナーハン北部エスラムス山脈を拠点とする鬼族で山賊団の頭目。
→『剣と魔法』

ディヴァルグーゼ、“終焉の炎” [人間・デュラ]
 妖精の血を引く魔道師。十人の美少女を侍女に従えた冷酷なエゴイスト。ダー要塞総督だったがセルトーグ元帥に破れ、アタティオン山脈に逼塞。のちデュラ遠征軍の第III侵攻軍司令官となるが、オスレヴェーグの近衛軍に敗退。のちベミオク元帥により壊滅的敗北を被る。
→『剣と魔法』『大旗戦争』


ディルピロン・シクシキーナ、“黒うさぎ” [丘小人・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。食いしん坊で脳天気な性格。その身を犠牲に「闇と炎の大旗」を掲げたと言われる。
→『忘れえぬ炎』

ティングル伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。大陸総軍カイラ予備軍司令官。
→『大旗戦争』

デュルヴィバイゼ、“虚無の恩寵” [人間・デュラ]
 親衛黒龍騎兵軍団元帥。人間でありながら半神に近い知性を持つと言われ、千年先を見越したその計画は誰にも理解不能であった。早くから大旗探索者に関り、彼らを南西諸島に誘導する。黒龍軍団を率いて「人間族の大門」に最終的な攻撃を行うが、“闇と炎の大旗”顕現により姿を消す。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ドゥアゼンレメルウェ伯、“火中の児” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。西方大書庫司書館。乳児の時に戦災で家族を失い、みずからも火傷を負う。騎士アイヴァンドゥルス・メディモッドの養子となり、最年少で高等文官試験に合格。大書庫司書官として書誌編纂に従事する一方、ヌクセンの専横に対し抵抗運動を組織。のちにその軍略と管理能力を評価されディアリムイ・ベミオクの幕僚となり、大陸奪還作戦に辣腕を振るう。戦後も西方大書庫に勤務の傍ら元帥府・軍務省の要職を歴任、文官ながら元帥位に列された。
 黒髪、蒼白の容貌。論理的で感情を見せず、冷徹なため人から好かれなかったが、妻子とは睦まじい家庭を持った。著書『兵学提要』他。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ドゥクゼ・バイアー、“走魔火” [人間・デュラ]
 デュラ遠征軍元帥。混沌の力を体内に取り込み、醜怪な巨体を持つ。破壊のための破壊を奉じ残虐非道。数十万の大軍を率いてストラディウムに上陸、人間族の大都を包囲する。正面からの急進突破と徹底した破壊を信条とする点で典型的なデュラ軍の指揮官だが、膨大な兵力を湯水のように投じるその攻撃は恐怖を呼び起こした。首都攻防戦末期、体内の魔力を放って魔物に変じるが、大旗探索者に討たれる。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ドル・ズルア [人間・デュラ]
 デュラ内陸戦域軍・予備軍司令官。セムス=ファーイーレン会戦直後の追撃により戦死。
→『大旗戦争』

トゲルン、“赤髭の” [人間・ヒュノー]
 ヒュノー“大斧”大艦隊司令官。南西諸島に勢力を持つ、狡猾で狂暴な海賊の頭目。
→『剣と魔法』『大旗戦争』

ドレグモス [人間・デュラ]
 デュラ沿海戦域軍・北部監察軍司令官。アウロン北部を支配するが大陸派遣総軍によりアタティオン山脈に敗走。
→『大旗戦争』


ナ行

ナーシグリタ・オズィナイ、“恵みの案山子” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者。自己の出自を知らぬまま、南西海の孤島で物言う山羊に育てられる。メストメッドに拾われて育ち、大旗を探索。のち故郷を見出したと言われる。
→『忘れえぬ炎』

ナゴロウド伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。南西諸島総督兼南海方面軍司令官。父祖以来、南西諸島開発に尽くした名門貴族。ベレドール家の公子たちと協力して海賊を撃退、南海艦隊を公子らに委ね本国に送り出した。
→『大旗戦争』

ナルスレス伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。北方艦隊司令官。アウロン湾やファストディウム沖でデュラ艦隊を撃破。ラマン湾の暴風で艦隊の過半を失うも屈せずドゥーロン沿岸を守る。
→『大旗戦争』

ナルセヴァーン・ベルゲ侯、“沿海侯” [人間・ナーハン]
 ナーハン貴族。没落騎士の家に生まれ、傭兵として大陸中部を転戦。メリューン侯家と関わり、ギュノン執政の殺害に関与。メリューン戦争ではストラディウム派遣軍に加わり、侯家滅亡後に政略結婚で辺境侯領を継承。パークス男爵らと「河川同盟」を締結、侯領を発展させる。大旗戦争ではルノットを拠点とするヒュノー軍の攻囲を耐え抜く。
 肥満体の好色漢で悪ふざけを好むが、公正かつ有能な統治者。ナーハン執政位に野心を抱き続けた。
→『剣と魔法』『大旗戦争』

ヌクセン・クオノラーザ、“変転越える運命” [人間・ナーハン]
 魔道師。前半生は不明だが、ストラディウムに渡り魔法使として名声を得る。海国派官僚と親交を深め、ベスデオ公子の寵臣となる。
 崇高な理想を抱く高潔な学者だったが、「忘却の呪縛」についての知識を求め“骨の商人”グドルと取引きを結んだために堕落。ユルセルームに君臨する野心を抱くに至る。暗愚なベスデオ公子にウェルセード公暗殺を唆して権力を掌握、宰相として専横を振るった。
 ヌクセンは執政官の職務を停止、書記官長と監察官を兼務し「宰相」の称号を得ると、海国派の改革案を急速に施行した。ヌクセンの施策は官僚組織の再編成による効率化、重商主義政策の推進など見るべき点も多い。しかし権力集中が腐敗と不正を蔓延させ、ベスデオの乱行もあり不満が高まる。ヌクセンは治安警察力の強化による専制に走ったが、宰相親衛隊の発足は軍の反感を買い、秘密警察の濫用は市民の支持を失う結果となる。
 首都に帰還したオスレヴェーグに陰謀を暴かれ、宰相親衛隊を率いて反乱を起こすが敗北、ベスデオを殺害し南西諸島に逃亡。以後も復権を窺ったが大旗探索者に倒された。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ネイラ・ケヌエヌーロ、“不死緑樹” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。森の中の一軒家に住む少女。性格はコギャルそのもの。
→『忘れえぬ炎』


ハ行

バウブオズロー・ゲスティ、“牙の血” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。鬼の血を四分の一交えた狂戦士。メーラやアルセスィスの戦友となる。戦後三人で大陸に旅立ち、エルダの妖精たちに受け入れられ不死緑樹の下で生涯を終える。
→『忘れえぬ炎』

ハウレス・ニセイ侯、“緋槍侯” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。急襲重騎兵第9軍団司令。門閥貴族の出身。少年期は無頼の徒と交わるが、近衛騎兵将校に任官して頭角を現わし“緋槍侯(ガルプドゥルス)”の名で知られる。大旗戦争初期にはオルフ会戦で宰相親衛隊を撃滅。大陸派遣軍を指揮しドゥーロンに赴く。一連の会戦で決定的勝利を逃したものの、ファストディウム正面ではデュラ沿海軍の撃退に成功。本島戦役ではドゥクゼ軍や黒龍騎兵軍団と戦い重傷を負う。大陸奪還作戦では騎兵予備軍司令官となり「一万騎の総突撃」で敵を殲滅。ファーイーレン会戦でもアステノリエ公女を来援し活躍。
 戦略眼には欠けるが勇猛かつ有能な騎兵指揮官。馬術と槍術の達人。物惜しみせず陽気、美女と名馬に囲まれて暮らす豪放な快楽主義者。セルトーグ元帥とは肝胆相照らす親友。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

パークス男爵 [人間・ギュノロン]
 ギュノロン貴族。メリューン戦争に戦功を立て、男爵に授封される。規律を重んじ厳格だが有能で公正な領主。ベルゲ沿海侯らと河川同盟を結び、ナーハン・ギュノロン間の通商路安定に貢献。第十五義勇軍団の指導者としてヒュノー軍と交戦した。
→『RPGセッションガイド』『大旗戦争』

バルグ [人間・ヒュノー]
 ヒュノー“七旗”大艦隊司令官。ユール近郊でセルトーグ元帥に破れ死亡。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ビスボイグス、“三つ割れの舌” [人間・デュラ]
 デュラの間諜。ヌクセンの秘書官として台頭し宰相の専制を助ける。内乱ではディアリムイ・ベミオクを中傷し投獄するが、シウメで大敗し遁走。のちデュラ遠征軍の監察軍司令官として赴任、讒言によりファイウェノールに代わる。シウメ渓谷に前進するがその軍はディアリムイによって壊滅、行方不明となる。
 上司には卑屈、配下には慇懃無礼かつ無責任。密告や中傷を好む。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ファイウェノール、“死の吹雪” [人間・デュラ]
 デュラ本島遠征軍第II侵攻軍司令官。奴隷階級の出身と言われ、北方戦線で卓越した手腕を発揮。本島戦役ではドゥクゼ・バイアーの副司令官としてストラディウム本島西部を制圧、ディアリムイと死闘を繰り広げる。
 冷徹な知性を持つ優れた用兵家で、その才はディアリムイ・ベミオクにすら比肩すると評された。しかしデュラ軍が機動性と柔軟性に欠けたこと、その戦争目的がデュール新教のイデオロギーに制約されたものであることから、その真価を十分に発揮できなかった。
 シグリタルト会戦でディアリムイに破れた後、デュルヴィバイゼと共に姿を消した。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ファルセス伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。辺境総軍南西方面軍司令官。
→『大旗戦争』

ファルセム・オズィラン侯、“不機嫌な” [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍元帥。ロードン公主兼辺境総軍司令官。アレル家の末流出身で清廉派(保守派)に属したが、内乱には中立を固守。デュラ軍の侵攻に対して巧みな機動防御戦術を行い、「陣没者墓地の戦い」に勝利してロードンを守った。
 長身の高貴な容貌。誇り高く冷徹な人柄で兵士からは好かれなかった。ヌクセンを嫌悪すると同時にオスレヴェーグにも複雑な心境を抱き、ロードン解放後に引退。
→『大旗戦争』

フェルドヴェーグ伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。東部予備軍司令官。
→『大旗戦争』

フェルノシェロス・ヴィンデスト、“麗しき冠” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者。ストラディウムの騎士の嫡男に生まれる。親友エステイファと共にヌクセンの陰謀を暴き、大旗の探索を命じられる。
 繊細で高貴な容貌の赤毛の美男子。母親に去られたことから女性不信の気がある。幼馴染のスィスレーヌに対しては心を許したが、彼女はデュール派に拉致され精神を蝕まれる。
 戦後は栄達を固持しエステイファの遺骨を抱いて帰郷、スィスレーヌの側で暮らした。
→『忘れえぬ炎』

フレア・パークス=コーデ女伯、“光の瞳” [人間・ギュノロン]
 ギュノロン貴族。パークス男爵の嫡女。叔父コーデ伯の封地を継承、家臣や領民を率いてナーハン防衛に従事。軍事の経験には乏しいが、明朗快活な性格が人望を集め、ナーハン市解放に貢献した。
→「影はせせら笑う」『RPGセッションガイド』『大旗戦争』

ベスチゲーラ [魔族・?]
 正体不明の魔族。異界「月明かりの森」に入りこんだ大旗探索者と出会い、人間界への興味から旅に加わる。生死の区別を理解せず、何事にも超然としていた。
→『忘れえぬ炎』

ベスデオ・マバール大公 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム大公。西方守護ウェルセードの次男。ヌクセンの教唆により父を殺害し大公となるが、近衛軍に西方守護就位を阻まれる。
 軽薄で粗暴な放蕩家。その人となりは「名家の残り滓」というに尽きる。政治的識見は皆無で、宰相ヌクセンが政府の全権を握ったが、次第にその性を顕わし民心が離反。兄オスレヴェーグの帰還により宰相と共にメイルンに逃亡。オルフ会戦の最中、ヌクセンから用済みとみなされ殺害される。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

ヘルレイ・ストラメリューン [人間・ギュノロン]
 ギュノス森林の略奪者。メリューン侯家の血筋にあたり、自由を主張して諸侯の支配に抵抗。
→『剣と魔法』

ベレドールの双鷹 [人間・ストラディウム]
 ベレドール公家の公子兄弟。正確な名前は未詳。
 大旗戦争前夜、セルトーグ元帥の援助でリンデディウムに亡命。南西諸島を巡ったのち、リンデディウム沖に海賊を撃破。南西艦隊を率いて本国に帰還、ラムッド海峡の大海戦でデュラ艦隊を殲滅、制海権を奪還した。
→『月歌物語』「南風の影に」『大旗戦争』


マ行

マフィニス・ジゼノイル [人間・ローダニゾン]
 古ロードン貴族の血を引く放浪者。水晶「ラオラレナンの涙」を所持することから長い歳月を老いることなく過ごし、ヌクセン失脚直後にその生を終える。
→「シリ山脈の氷宮」「ファライゾンの王座」『大旗戦争』

マレグ侯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。辺境総軍南部方面軍司令官。歴戦の指揮官だが大旗戦争では判断力に陰りが見られ、指揮に積極性を欠いてアウモディウム失陥を招いた。
→『大旗戦争』

ミスロアモン・メリオール、“流魚” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。ストラディウムの軍人であったが上司と衝突、軍を辞し大陸に渡り傭兵となる。故郷シグリタルト村を襲った山賊を撃退したことが機縁となり、大旗探索に加わる。シニカルだが実は情にもろい。
→『忘れえぬ炎』

ミヌウェレス・マバール大公 [人間・ストラディウム]
 西方守護ウェルセードの三男。ミヌウェレス出産時の産褥で母親が死亡したことから次兄ベスデオの憎しみを受けて育つ。エファ・システィファン公女の幼馴染で、システィファン家が謀反の嫌疑をかけられた際、エファに急を告げて一家を脱出させる。長兄オスレヴェーグの公宮潜入を助けてヌクセンの陰謀を暴くが、ベスデオの死に責任を感じて服毒、一命を取りとめたものの盲目となる。
 オスレヴェーグの大陸奪還作戦に際し、盲目ながら摂政となる。以後も賢明に兄を補佐、オスレヴェーグを継ぎ西方守護に即位。ストラディウムに長期の平和と繁栄をもたらし「イルサドの再来」と称えられた。
→『大旗戦争』『忘れえぬ炎』

メーラ・アエナムール、“月明りの娘” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者。ストラディウム商人の娘に生まれる。船を襲った海賊に家族を殺され、自信は南西諸島の島で奴隷として働かされ、残虐な女島主に片目を潰される。モルティーと共に逃走して賢者メストメッドに救出され、その庇護の下で剣士となる。
 匂いたつような魅力をたたえたクールな赤毛の美女。月光刀と龍戦拳の達人。戦後バウブオズローやアルセスィスと共に大陸に旅立つ。
→『忘れえぬ炎』

メストメッド・イクスティリオ、“至高の霊” [人間・ヘリア]
 ヘリアの賢者。論敵ガイルドゥアと誓約を結び、世界の善たることを証だてるために活動。逃亡中のオスレヴェーグ公子を助け、保護した大旗探索者たちを大いなる旅に導く。本島戦争末期、ガイルドゥアと対決し倒れる。
→『忘れえぬ炎』

メディオネラ女伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。本島戦役ではノール守備隊司令。のち西部予備軍司令官。兵站管理にも優れた手腕を発揮し、元帥府の兵站総監として大陸奪還作戦に貢献した。
→『大旗戦争』

メランバル [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。老練な軍人でアステノリエ公女の西方守護擁立を策したこともある。ヌクセン内乱では北部方面軍、ヒュノー戦役では西部方面軍を指揮。本島戦役ではベミオク元帥の下で南部方面軍を指揮するがファイウェノールに破れ敗走。大陸奪還作戦では第4方面軍司令官。
→『大旗戦争』

メリディアン・ファーイーレン [人間・ストラディウム]
 伝書使。ドゥーロンの農村に生まれ、平凡な前半生を暮らし村長を勤める。出奔した夫を捜してストラディウムに入り、アステノリエ公女から託された文書を聖都ファラノウムに運んだ。
→『RPGセッションガイド』

モアバーグ [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。大陸総軍の東部義勇軍司令官。
→『大旗戦争』

モルティー・ヴァッサラ、“やわらかき力” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の仲間。南西海の奴隷農場からメーラと共に脱出し賢者メストメッドに保護される。メストメッドの下で医術と魔法を学び、メーラと共に探索に赴く。
 慈愛に満ちた金髪の華奢な美少女。のちストラディウムの医療院で働き、医師オスルラウムの妻となる。
→『忘れえぬ炎』



ラ行

ラコイ [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。ヒュノー戦役ではヘリオ守備隊司令。デュラ軍の本島侵攻に際しては北部方面軍司令官として戦うが、圧倒的な兵力差により玉砕する。
→『大旗戦争』

ラバント伯 [人間・ストラディウム]
 ストラディウム軍人。マキット方面軍司令官。アウムクスト元帥戦死後、参謀長ディアネイス女伯を支えドゥーロン防衛に貢献した。
→『大旗戦争』

ラミアン・ラー [人間・?]
 古デュール派の魔女。「さまよえる白銀宮」を探索し、賢者オファト・ファファールとも対決する。ヌクセン失脚直後、ストラディウムで姿を消した。
→『彷徨える白銀宮』『大旗戦争』

ラモルトゥッド、“岩屋の大槌” [山小人・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。半地下都市シウメに居住する刀鍛冶。シウメを襲った異変を機に大旗探索者と知り合い、旅を共にする。朗らかで忍耐強く、頼りになる老戦士。

ルコレ・ベリロップ、“南海の蒼星” [人間・ストラディウム]
 大旗探索者の同志。南西諸島の住民。騎士への出世を夢見て本島に渡り、曲馬団一座で働きエファの友人となる。頑健で情熱的、陽気で涙もろい黒人。精霊ハロタミナを崇める。
→『忘れえぬ炎』

レイシア・ボルデア、“流るる風の瞳” [人間・ストラディウム]
 女賊。地主の家の箱入り娘だったが、悪党に拉致されたことから犯罪者の道を歩む。各地で窃盗や墓泥棒などを続けた。ヌクセンの密偵となり、大旗探索者を折あるごとに妨害する。
→『忘れえぬ炎』

ロド・ファンダート [人間・ギュノロン]
 マダオ商評議会議長。アガタ・グラニオルと評議会の支配権を争う。
→『月歌物語』


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