掲示板過去ログ1(06/3/6〜05/12/11)


TIME : 2006/03/06(Mon) 18:08
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 奴隷売買そのものが消されている


 50万人という数字は初耳です。
 しかし無視されているのは、このような奴隷売買だけではなく、戦国の世の合戦は敵地の村や町を襲って放火・掠奪を行うのが常態で、とくに人々を捕らえて奴隷として売るのが常であったということ。この奴隷として売られた人々は国内だけではなく、東南アジアや遠くヨーロッパにも及んでいた(倭寇、日本人主体の初期倭寇も中国人主体の後期倭寇も、朝鮮や中国を襲って人々を拉致し、日本・東南アジアに奴隷として売り飛ばしていた)。戦国における奴隷狩りについては藤木久志著「雑兵たちの戦場」(朝日新聞社刊)に詳しい。
 15・16世紀の国際貿易の主な商品は奴隷であり、奴隷狩りは全世界的に行われていた。日本の戦国時代の奴隷狩りもキリシタンによる奴隷売買も、すべてその一環と考えられます。
 これらすべての奴隷売買が教科書からは消されている(ポルトガルによるアフリカでの奴隷狩り奴隷売買は掲載されていたが)。その流れに属するのでは。

TIME : 2006/03/06(Mon) 17:13
NAME : 奴隷売買
EMAIL:
TITLE: 日本の歴史教科書はキリシタンが日本の娘を50万人も海外に奴隷として売った事は教えないのはなぜか?


かつてキリシタンは50万人の日本女性を奴隷として輸出した。鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」P249〜257から、部分的に引用したいと思います。

「徳富蘇峰の『近世日本国民史』の初版に、秀吉の朝鮮出兵従軍記者の見聞録がのっている。『キリシタン大名、小名、豪族たちが、火薬がほしいぱかりに
女たちを南蛮船に運び、獣のごとく縛って船内に押し込むゆえに、女たちが泣き叫ぴ、わめくさま地獄のごとし』。ザヴィエルは日本をヨーロッパの帝国主義に
売り渡す役割を演じ、ユダヤ人でマラーノ(改宗ユダヤ人)のアルメイダは、日本に火薬を売り込み、交換に日本女性を奴隷船に連れこんで海外で売りさばいた
ボスの中のボスであつた。キリシタン大名の大友、大村、有馬の甥たちが、天正少年使節団として、ローマ法王のもとにいったが、その報告書を見ると、
キリシタン大名の悪行が世界に及んでいることが証明されよう。『行く先々で日本女性がどこまでいっても沢山目につく。ヨーロッパ各地で50万という。
肌白くみめよき日本の娘たちが秘所まるだしにつながれ、もてあそばれ、奴隷らの国にまで転売されていくのを正視できない。鉄の伽をはめられ、同国人をかかる
遠い地に売り払う徒への憤りも、もともとなれど、白人文明でありながら、何故同じ人間を奴隷にいたす。
ポルトガル人の教会や師父が硝石(火薬の原料)と交換し、インドやアフリカまで売っている』と。日本のカトリック教徒たち(プロテスタントもふくめて)は、
キリシタン殉教者の悲劇を語り継ぐ。しかし、かの少年使節団の書いた(50万人の悲劇)を、火薬一樽で50人の娘が売られていった悲劇を
どうして語り継ごうとしないのか。キリシタン大名たちに神杜・仏閣を焼かれた悲劇の歴史を無視し続けるのか。 

TIME : 2006/02/12(Sun) 11:10
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 投稿の削除


 長い間いろいろな投稿がありましたが、意見交換にもなっておらず時間の無駄であり、この掲示板が民族主義者に占拠された状態になっているので他の人が使えません。
 このため今回全部削除しました。

TIME : 2006/02/11(Sat) 23:04
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 前に進みましょう!!


あなたがまともに答えてくれないので、私の総括を書きます。

1自国民を殺していいと書いてあるではないですか!!

『全国同胞を一斉に犠牲に供する事を意味する、中国人の一人をも灰燼にきせしめる』というのは 自国民を殺してもいいという意味なんです。『三光作戦』というのは、それくらい”怖い作戦”なんです。日本軍には考えられない作戦なのです
 日本軍が近づいてくると、支那住民は逃げました。何故逃げたか?それは日本軍が怖いからではありません。支那軍は家を焼き尽くし、中国人をも殺し、日本軍に一切を利用されないように全てを灰にする、だから住民は”怖い“から逃げたのです。詳しくは東中野教授の本を読んでください。

あなたが自国民を殺すわけではないというのは、明らかにあなたの思い込みからくる誤りです。文章を素直に読めば、ご理解できるでしょう。

また、コアラさん、中国の戦後の『文化大革命』『大躍進政策』を考えてください。中国共産党は、平時に自国民をどれだけ殺しましたか?平時にですよ。戦争という有事に自国民を殺したとしても、何ら違和感がないのではありませんか?これが日本と中国の歴史・文化・伝統の違いなのです。これ以上変な理屈をつけて反論しないで下さい。
疲れますので!!中国軍は軍命令により『三光作戦』をやったのです。

2『関頭演説』は論拠として十分です!!
蒋介石の『関頭演説』は、論拠として使いものにならない・・・ではなく、使いものになるのです。これは軍最高指揮官による国民党軍人に対する軍命令だからです。これもあなたの軍に対する知識不足からくる明らかな誤解です。これほど確かな『証拠』はありません。あなたとしては”絶対に認めたくない現実“であろうことは同情します。

3最後の『日本軍のせいにした証拠』・・というのはあなたの単なる“妄想”です。

次回あなたのご質問にお答えしましょう。

TIME : 2006/02/10(Fri) 22:16
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: なにゆえにそう言えるのですか?


篠田様
いつものことですが、篠田さんの言われる事に、まったく異論はありません。「世界戦争犯罪辞典」は是非読んでみたいと思います。コアラさんもどうですか!!戦争犯罪について世界への視野が広まると思いますが。

TIME : 2006/02/10(Fri) 11:24
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 訴えられた東中野氏


 銚子次郎さんへ
 
 こんな新聞記事も見つけました。読売新聞です。

 2004年11月24日(水)  
南京事件検証した日本の書籍、中国で審理開始
 
 【上海=伊藤彰浩】日中戦争当時の南京事件を検証した日本の書籍で、被害者を装ったように書かれ、名誉を傷つけられたとして、中国人女性の夏淑琴さん(75)が著者の亜細亜大教授などに合計160万元(約2080万円)の損害賠償と謝罪を求めた訴訟が23日、中国・江蘇省南京の玄武区人民法院(簡裁に相当)で始まった。
 訴えられたのは「『南京虐殺』の徹底検証」の著者、東中野修道・亜細亜大学教授と、「『南京虐殺』への大疑問」の著者、松村俊夫氏、出版社の展転社。夏さんは、損害賠償、日中両国の新聞紙上での謝罪広告掲載などを求めた。

TIME : 2006/02/10(Fri) 11:17
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 捏造の応酬


 銚子次郎さんへ
 さっそく調べて見ましたら、東中野教授の本こそひどい捏造本だという「検証」サイトをみつけました。

 南京事件 小さな資料集
 http://www.geocities.jp/yu77799/

 よんでみると面白いですね。事件を検証すると言って、「中国の捏造」とする人、「日本を非難する人」双方で、資料を捻じ曲げて自説を展開する人がいるということでしょうか。

TIME : 2006/02/10(Fri) 11:08
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 出版元は?


 銚子次郎さんへ。いろいろお教え戴きありがとうございます。
 あなたがお読みになった松岡環という人の書いた本は、証言者の証言内容を無視して勝手に話をつくったものだということはわかりました。南京事件について騒いでいる人の中にはそういう人もいるということは了解です。ところでこの本の出版元はどこでしょう。
 しかしだからといって全ての証言がウソだと言う事にはなりません。「日本軍:塚本浩次法務部長」の東京裁判での証言というのを見ても少なくとも10件は軍も把握していたということでしょ。ということはもっとある。しかも一件一人ではない。これをもって「10件前後の不祥事」で片付ける事は出来ないと思います。また南京事件についての一証言本の「うそ」をもって、日中戦争・太平洋戦争時の日本軍の行動も「多少の不祥事はあれ・・ほぼ諸規定を守って・・戦った」と結論づけるのも早計だと思います。
 ともあれあなたがご紹介下さった本も読んでみたいと思います。
 ところで軍法務部長の証言というのは、どの本に書いてあることですか?。それから出来たら東中野教授の諸本の出版元をお教えください。

TIME : 2006/02/09(Thu) 22:48
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: ア○ヒの捏造など



銚子氏へ

某新聞のいい加減さについては今に始まったことではないので。久○ひ○しも、反主流を気取った主流なわけで、結局視聴率稼ぎです。程度の低い視聴者であれば喜ぶ内容を言っているにすぎません(まあ、卑怯といえば卑怯ですが)。要するに、日本の事を悪く言うようなことがリベラルで文化人のような風潮に乗っているだけです。まあ、そういった態度が島国根性むき出しなんですけれども。

「世界戦争犯罪事典」(講談社)を一読されることをお勧めしたいと思います。中立の立場で敗戦国だけでなく、連合国の犯罪も比較的詳しく説明しています。

日本、ドイツ(国防軍、つまりナチスではない)、アメリカ合衆国、イギリスは「戦争犯罪」という点ではほぼ同等であり、日本やドイツが特別だったわけではありません。中国しかり。日本の敗戦後は満州において多くの日本人女性が中国軍に強制的に「慰安婦」にされています。

別格に「悪」なのはソ連です。しかしながら、ソ連は戦勝国であるため、一般にはその悪行は良く知られていません。この辺が日狂祖のダブルスタンダードなところです。「共産主義国だったら悪くても許せる」といったことなのでしょう。また、ドイツでも「ナチス親衛隊」は国防軍とは違い、別格の悪行をはたらいています。

私は「他の国も悪かったんだからいいじゃないか」というつもりはありません。戦時国際法を破ったことは素直に反省すべきだと考えています。しかし、他の国の戦争犯罪を伏せておき、日本だけが悪かったかのような教育や報道は卑怯だと考えています。自分の国を貶めて、他国に迎合するような人間は結局のところ誰からも信頼されず、世界平和に何の貢献もしないと思います。日狂祖なんかは全くの少女趣味、国際的な世間知らずといったところではないでしょうか。

TIME : 2006/02/09(Thu) 20:35
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 訂正です


東中野教授は『日本南京学会会長』でした。日本南京学会は、この南京事件に関係したあらゆる資料の分析を行っています。日本軍の戦史史料、戦闘詳報、将兵の陣中日記等から支那軍史料、また当時南京にいた欧米人の史料、国際安全委員会がだした英文の資料、虐殺があったという人の発言・著書等を細かく分析し『南京の真実』に迫ろうとしています。私はその努力に敬意を払っています。

TIME : 2006/02/09(Thu) 19:13
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: こんなひどいことが行われている。


(松岡環は日教組女教師です)

平成14年8月15日の終戦記念日、久米宏の「テレビ朝日ニュースステーション」は、その日、出版されたばかりの本、松岡環著『「南京戦−元兵士102人の証言」なるものを取り上げ、『元兵士達は自らが行った虐殺や強姦の様子を生々しく語っています。ビデオカメラにも収められていて、今日は生の声をお伝えします。』として、番組はこの本で「証言」した何人かのインタビューを通じて日本軍がいかに非道・残虐な事をしたかを強調し、証言者の顔を隠し仮名を使い、15分にわたり報道しました。
私は直接この番組を見ました。
 
この本で証言した兵士は、所属部隊名は書いてありますが、全部「本名」ではなく、「仮名」になっています。

さて、その本の中に第16師団第38連隊第一大隊第一中隊:伍長:岡崎茂(仮名)という方が登場されます。(部隊名が書いてあり、証言内容の経歴・発言内容から誰かを特定できます)
その本の中の岡崎氏(仮名)の証言のタイトルは・・・・

 ・「千名の捕虜をトラックに積んで下関(シャーカン)で処分した」 となっています・・・

しかし、既存の戦史資料には、「第38連隊第一大隊第一中隊」が部隊として下関(シャーカン)で行動したという記録がないため、これの真偽を確かめるため「南京虐殺の徹底検証」の著者:東中野修道教授が、この本の出版から約2年後、岡崎氏の自宅を訪問したり、電話により3回にわたりインタビューし、それを「南京事件研究の最前線ー平成17・18年版」として、昨年末(平成17年12月13日)本を出版しました。
その『松岡本』の矛盾点を東中野教授・冨澤繁信氏・阿羅健一氏3名が批判しています。

(東中野教授は亜細亜大学教授で、『日本南京学会』委員長で『南京虐殺の徹底検証』は8年の歳月をかけて、第1次資料等、221の参考資料を元に彼独自の分析をしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東中野教授の本の中での東中野教授と岡崎氏とのやりとりです。

東中野『第1中隊が行けるはずもない下関までトラックで捕    虜を運んで、捕虜に対して発砲し
    殺したんやという(岡崎証言)のところが(戦史資    料)と矛盾している。話が合わないのです。
    『松岡本』を読んだ時、私は第一中隊にはアリバイ    があると書き込みをした程です。』
岡崎 『私が歩哨(門番)に立っている時、(支那)の兵隊    が門を通ってどこかに連れて行かれたと・・それは    見た、しかしそれを殺したかどうかは知らんと(松    岡さんには言った)』
岡崎 『ワシは門番の歩哨をしとるから、ずっと和平門にい    ました。(捕虜を)下関につれていったのが、どこ    の部隊か知らんですわ」
東中野『(岡崎さんは)南京では虐殺などなかったと言われ    るんですか?』
岡崎 『ないです。兵隊がトラックで(和平門の前を)行っ    たのは見たけど・・そんな何千人なんて・・多く見    たとしても(トラック)2、3台見ただけです。そ    れから、どうなったから知らんですわ、部隊が違う    から、ただ門番をしとっただけです。』
東中野『とすると、松岡さんの本に書いてある(証言)と違    いますね。』
・ ・・この『松岡本』を読まれた後。
岡崎氏は・・・・・『これは作文してあるんですわ』・・・・・・と発言されています。
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また、松岡は岡崎氏にインタビューにあたり、事前の許可もとらず、いきなり訪ね、インタビュー内容を本に記載する事も知らせず、また出版前にその証言内容を本人に確認させることなく、出版しました。
従って岡崎氏は東中野教授から「あなたの証言がこの本に記載されている」と聞かされるまで、この本の出版を承知されていませんでした。

とすると、松岡は高齢の岡崎氏をだまし、「証言を捏造」しこの本を出版したことになります。

この他にも「南京事件48人の証言」を書いた阿羅健一さんは、この『松岡本』には1000箇所を超える誤認・誤記があると書いています。証言者個々の兵士の証言内容の矛盾点を具体的に、この本の中に記述しています。

・ ・・・・従ってこの『松岡本』は『まったくの捏造本』ということになります・・・・・・・・

また、この本を検証することなく、それを終戦記念日に垂れ流した「テレビ朝日」もひどいものです。こうして「日本軍は残虐だった」という虚構は、「反日日本人」によりばら撒かれるのです。

コアラさん、あなたの言うとおり、私は支那事変に参戦された102名もの軍人の証言を読みましたが、この松岡のような『残虐な人間達?』が、このような卑劣な手段をも使い、南京事件をデッチ上げてきたのです。もちろん、元祖はアメリカ・中国・ソ連等の戦勝国であり、東京裁判でしょう。
また、松岡は錬心会という親中国団体の会長をしており、中立的人間ではありません。

私が今の時点で承知している南京事件の真相は、記録からすれば『10件前後の不祥事』という事しかいえないと思います。これは、日本軍:塚本浩次法務部長が東京裁判に証人として出廷し、サトン検察官から「南京では何件の事件を扱ったか?」という尋問に対して
『10件内外であったと思います。・・10件というのは1人1件ではございません。1件の中には数人を含む場合も相当あります』・・と証言しています。

・・・・この証言と、信用できる史料の分析からえられる結論は、ほぼ一致するのです。・・・・・

何故そういえるかはご自分でお勉強してください


結論としては、篠田さんがいわれるように「戦争に勝った方は善、負けた方は悪」ということかも知れません。

私は、日本軍人は多少の不祥事はありましたが、徴兵制の中、ほぼ諸規定を守り、勇敢に戦われたと思っています。戦争がどうであったかということは別問題です。

コアラさん、あなたの今までの反論の癖は『何を根拠に私が言ったことを否定するのか?』を示さずに、ただ『そうではない』という主張が多く、それは反論ではなく『あなたの思い込み』でしかないと思います。反論の作法を守り、ご意見があればお聞かせください。

TIME : 2006/02/08(Wed) 03:08
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 篠田さん有難うございます。


篠田様

私は、松岡環氏著「南京戦−元兵士102名の証言」を読み終えました。しかし、私が得ている今までの「南京戦の諸資料」からすれば、色々な事で矛盾していますし、著者にも少し疑念があります。それで、今この本を批判されている『別の本』を読んでいます、と同時にこの『松岡環氏』という方の事も調べています。後日、私の意見としてまとめ述べたいと思います。
また、篠田さんがご指摘された点につきましては、率直に聞き入れることができることばかりです。有難うございました。
私は戦争は知りませんが、戦争の実際の戦闘場面では「憎悪と憎悪」の対決のようなことになるのではないか、またそれは世界の戦争では「共通の様相」ではないかと思います。

今回の『三光作戦』にしても『南京事件』にしても「軍が組織的にやったか否か」は問題ですが、兵士個々の戦時国際法違反行為は各国共通の悩みではないかと思います。
それが戦争の現実では・・・・というとコアラさんに怒られそうですが・・・・・

しかし、戦後教育・マスコミは、それをことさらに、日本の軍隊だけが『残虐であった』と伝えてきました。これはGHQ・日教組・社会党・共産党等が明らかに政治的意図をもって行なった”宣伝“が多分にあった、と思っています。

私は日本の歴史を美化しょうなどとは考えていませんが、最近の歴史研究で明らかにされてきたことは、今までの知識からすれば『反対』の事が多いように思います。
その意味から色々な方のご意見を拝聴してる次第です。

私は明治以降の先人達が、国の独立を守るために「弱肉強食」の世界の中にあり、辛苦を乗り越えて来られたことに素直に感謝の気持ちを持っています。
今から見れば、色々と間違いがあったかもしれませんが、それは『その時代』の中で考えるべきことで、篠田さんが言われたように『過去の歴史を現代の価値観で裁くことは、歴史でもなんでもない』と思います。

篠田さん、もしよろしければ、今後ともご指摘、ご指導ください。
よろしくお願いします。

TIME : 2006/02/08(Wed) 00:43
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: 戦争犯罪について



銚子次郎氏へ

> 著者は松岡環氏という日教組の女教師です。102名もの証言だから信頼できると思います。わたしが誤解してたのかな?あなたが言うように、作戦要務令・軍人勅諭・戦陣訓に書かれた事は”たてまえ”かもね!
>

中国大陸における日本軍の軍規がゆるんでいたことは確かなようである。しかし、全部隊が規律がゆるんでいたわけではなく、「ゆるんでいた部隊がいた」というのが正しいと考える。実際、この種の戦争犯罪は末端の個人が行なったもので、当然、上からの通達では禁止されていた。末端の兵士による戦争犯罪はどの国の軍隊でも見られるもので、日本軍に特有のものではない。だからと言って開き直るのではなく、反省することは大切であるが。しかし同時に便意兵など、中国側の国際法違反もあったことも事実である。また、中国側の日本人虐殺(通州事件)もあった。

日露戦争時までの日本軍はその点においては非常に厳正な軍規を持っていたようである。義和団の乱の時には、欧米列強の軍隊が多く狼藉をはたらいたのに日本軍だけは一件もそのようなことをしなかったので、欧米列強が驚いたようである。

一方、このような戦争犯罪を「軍隊ぐるみ」で行なったのは「ソ連」のみである。これは共産党上層部が「ドイツ人を殺せ」「ドイツの女を犯せ」と奨励していたわけで、東部ドイツや満州では全く歯止めがなく、このような行為が行なわれた。これは「ベルリン陥落」や「世界戦争犯罪事典」(講談社)に詳しく載っている。共産主義国は一般に捕虜を虐殺したり、粛清を行なうなど、残虐性の点では「別格」である。

戦争が起こるとどのような事態が起こるかを知るには戦争時の各国の戦争犯罪を調べると良くわかる。日本やドイツだけでなく、連合国も同等の戦争犯罪を行なったことも事実だ。この点、アニメのように正義の味方は常に勝ち、かつ品行方正というようなことは全く無いことがわかる。「勝ったものが正義」とされ、勝った者の犯罪は裁かれないという事実がわかると思う。

TIME : 2006/02/05(Sun) 19:10
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: no title


あなたの指摘を受けて、実際に支那事変に参加した人のやった記録を読んでいます。あなたがいうようにひどい事をやったようですね。『南京戦ー元兵士102名の証言」です。

著者は松岡環氏という日教組の女教師です。102名もの証言だから信頼できると思います。わたしが誤解してたのかな?あなたが言うように、作戦要務令・軍人勅諭・戦陣訓に書かれた事は”たてまえ”かもね!

読後感は後日・・・・・

TIME : 2006/02/05(Sun) 15:18
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: no title


あなたに厳重に抗議します。

あなたが『日本軍は中国で『三光作戦』という殺し尽くし、焼き尽くし、奪い尽すという蛮行をやった』と言った。
また、南京では日本軍は数万の虐殺があったように書いています。それで私はあなたに「どうして三光作戦・南京事件があったと言えるのか、その発言の根拠をお聞きしました。

これに対してあなたは『私は知らない、教えてほしい、知っているのは三光作戦をやったという中国帰還者の証言だけです』と言いました。
自分でいっておきながら随分無責任な発言です。

それで私は日本軍については作戦要務令・軍人勅諭・戦陣訓』に書かれている、その思想・規範等からは三光作戦なるものをやったということが信じられないと書きました。

また、中国軍については、盧溝橋事件後に国民党軍の最高指揮官蒋介石が7月31日に行った『最後の関頭演説』に三光作戦をやれという“命令”がある。また、中国の歴史に「三光作戦をやったという」があるという説明をしたし、日本の高校歴史教科書には三光作戦がどのように記述されているかを書きました。
さらに「」三光作戦調査会」なるものに電話をし、『三光作戦があった』という人の意見を聞こうともしました。
私は信頼できる公式資料により私なりに総括しました。
私はこの事柄の真実が何かを知るために、少なくとも一生懸命、誠実に勉強してきたつもりです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この私のどこが『自分の信仰』を述べたことになるのですか、説明してください!
蒋介石の最後の関頭演説で、自国民を殺してもいいという点に関して、あなたはそうではないと断定している、何故そういえるのか、説明してください
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それに比べ、あなたは自分で『日本軍は蛮行をやった』といっておきながら、何の努力をしましたか?何の説明をしましたか?
あなたがこの件に関して説明したのは『中国帰還者』の証言だけです。昔の記憶を述べたに過ぎません。

あなたは特定の歴史教科書を批判はしてるが、歴史上の事柄は新しい資料の発見・研究により、その事実の評価が変わるという認識が薄く、自ら研究しようという姿勢はまったくない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、私に対して「まだ意見交換を続けたいのですか?」とは何事ですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの歴史上の批判は、その根拠はまったくなく、あなたの妄想、勝手な思い込みでばかりで、無責任極まりない批判ではないですか。

あなたが、これに反論の意見を書くのは自由ですが、ピントをはずさないように、よく整理して書いてください。いつもぴんとはずれています。

TIME : 2006/02/05(Sun) 12:22
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 「信仰」告白


 銚子次郎さんへ

 どうしても「意見交換」を続けたいのですか。
 あなたが「中国軍が三光作戦をやった」という論拠としてあげたものは、みんな使い物になりません。蒋介石の演説は「たとえ国土が焦土と化しても断固として侵略に抵抗する」という意味でしかありませんし、日本軍が侵攻して来てとめられないのなら国土を焼いてもという意味であっても、自国民を殺すことは意味しません。
 一般論を述べた資料が三光作戦を中国軍がやったとする資料にならないことは、日本軍の道徳律の高さを「たてまえ」として示す資料が日本軍が三光作戦をやっていないとする資料にならないのと同じです。また中国の歴史の中で三光作戦のようなことを中国人自身がやっているという資料も、同じ性格の戦争を日本人も歴史の中でやっているのですから何の証拠にもなりません。鎌倉から戦国時代の戦争は、「なで斬り」「乱捕り」「火付け・刈田狼藉」は通常の作戦です。敵の基盤をなす村や都市を焼き払い・奪い尽くし、人を全て奴隷として売りさばく(抵抗すれば皆殺し)というのは、自分以外の全てが敵となっていたこの時代には当たり前のことです。信長の「なで斬り」だけが有名になっていますが。
 近衛は中国における戦争拡大に反対だった。その彼が殺し尽くし・焼き尽くし・奪い尽くしなど言うはずもないのです。
 もっと「大東亜戦争」を巡る情況全体について学習してください。自国の歴史に目をふさいで、日本軍の蛮行は中国のでっち上げなどとふれる行為は、そんなことはあってはならない・あるはずがないという、ご自身の「信仰」を告白しただけですよ。
 さまざまな証言に耳を傾けるべきです。
 中国などでの日本軍の蛮行の証言者が限られているのは、やってしまったことへの深い後悔が罪の意識となって自分を苛め、それを相対化できないまま、手を下した人自身が今でも苦しんでいるからです。ビルマで住民を捉えて試し切りでたくさん殺したという人を知っています。今でも飛行機の爆音が聞こえると彼は包丁を取り出して家の外へ飛び出し「殺せ!!」とわめいています。今でも自分が殺した老若男女の顔が浮かび襲いかかってくるのだそうです。
 自分が行ったことを社会に公開すればどんな謗りをうけるかという思いも、話せない理由なのでしょう。
 中国共産党軍の捕虜になり、その中で自己の行為を相対化するチャンスを得た中国帰還兵たちは、この意味で幸せであり、勇気のある方々です。これを共産党の回し者と呼ぶことは、人間として最低の行為だと思います。
 自身の「信仰」に基づいて過去の戦争を見ようとするあなたと私(私のこともあなたは「信仰」に基づくとおっしゃるが)とで「意見交換」したところで、これは永久に平行線ですね。互いに交わる事はないと思います。

 このいたずらは、ここでの『意見交換』とは何の関係もありません。よくあるのです。くだらないサイトへ誘導するための大量の書きこみが。それで掲示板を閉鎖してしまった人を何人もしっています。アドレスを次々と変えてくるので書きこみ禁止もできません。毎日削除するのも煩わしいし。
 三光作戦や南京虐殺を日本軍の行為として真摯に捉えようとしている人にとって、ここでのあなたとわたしのやり取りを妨害する必要などありません。

TIME : 2006/02/04(Sat) 11:41
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 『三光作戦』総括


あなたが言われた「中国の日本軍の蛮行・三光作戦」という発言の根拠は「中国帰還者」の証言のみでしたか!

これはあなたが言われるように、信憑性はありませんね。とすると、南京事件が『あった』というのも、その程度の根拠になりますかね?

さて、日本軍が「三光作戦」をやったか否かはさておき、中国軍は「三光作戦」をやったか否かですが、

例えば・・・・・
支那事変当時の日本の総理大臣は近衛文麿ですが、蒋介石が「最後の関頭」演説でいったと同じ事を、もし近衛文麿が言ったという記録があれば、コアラさんあなたは「日本軍が三光作戦をやったという明快な証拠ではないか」というでしょう、当然ですね!!
国民党軍の最高指揮官が「日本軍に利用されないためには、支那軍人・支那人を殺してもいい、都市を焼き尽くしてもいい、いかなる犠牲を払っても三光作戦をやれ」と全国民党軍に“命令”しているのですから、「命令された事をやらなければいけない」のは軍の特徴です、だから国民党軍は「やった」のです。
これ以上の確固たる証拠はないではないですか?中国が「三光作戦」をやったということは認めるんでしょう!!!

実際、南京城内では国民党軍督戦隊により、城内から逃亡しようとした支那兵は大量に射殺されていますし、南京城内の主要な建物は、日本軍が南京城内に入城したときは放火・破壊されていますから・・実際に命令されたとおり、国民党軍は「三光作戦」をやったのです。
・・・まだ、疑問がありますか・・・「真実に近づくには」ではなく、真実でしょう!!
ご理解できなければ一年しっかり勉強して下さい。

日本軍が「三光作戦」をやったか、どうかですが、高校歴史教科書を読むとだいたい次のようになります。(やったという時期は教科書によりバラバラです、確定してないことを教科書に記述していいのかと疑問があります)
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1940年頃、から、華北において、中国共産党の指導の下、住民を巻き込んだ抗日ゲリラ活動が活発になり、日本軍はこれに悩まされていた。そのため日本軍は、抗日ゲリラの掃討を目的として、共産党抗日ゲリラ根拠地を攻撃した。これを中国側は『日本軍の三光作戦』と呼んで非難した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というようになります。これは両国戦争下での、ゲリラ掃討作戦であり、戦時国際法上問題になることではありません。

中国共産党は、この三光作戦とか三光政策というのは、日本軍だけではなく、蒋介石軍に対しても使い、また、文化大革命期においても、政敵を非難するための『言葉』として用いたようです。(田辺敏雄著「検証 旧日本軍の蛮行」)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本軍がやったとされる『殺し尽くせ』『焼き尽くせ』『奪い尽せ』は、また例により中国のプロパガンダということになりますね。本当に中国の云う事は信用できませんね、あツコアラさんにとっては、ソ連崩壊後の理想の国家でしたかね!!日本人?でありながら、自国を根拠もなく非難・中傷し、中国の肩を一方的にもった不確実な発言・主張の数々なので、つい、そう思うちょります!!
私の妄想であれば、ご勘弁くださいね!

あ、それと『中国帰還者連絡会』と『三光作戦調査会』は日本共産党の下部組織ですか?これ教えてもらえませんか?

TIME : 2006/02/03(Fri) 12:20
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 真実に近づくには


 銚子次郎さんへ

 三光作戦を日本軍がやったという証拠を示せないわけではない。しかし僕がもっているのは中国帰還兵(共産党軍の捕虜となった人々)の証言だけ。これだとあなたたちは共産党に強要されたものとして一蹴するだけでしょ。だからその後どのような研究がなされたのかを調べたいだけですよ。だから僕の見解は保留する。
 ただ一言言わせてもらうと、あなたが調べた日本軍の作戦要綱や道徳律に三光作戦に関することがあるわけありません。あの世界を自由で平和にするという高い理想で組織されたアメリカ軍だって、ベトナムやイラクで大量住民虐殺をやっているのです。軍隊を動かす基本原則は、なるべく味方の損害を少なくして迅速に敵を征圧すること。したがって敵が誰だか分からない時、まわりの全てが敵だと考えられる時には、きわめて冷酷な作戦を行います。イラクのファルージャはその最近での良い例です。またゲリラ戦に巻き込まれて混乱した時には、作戦としてではなく同様な行為をしてしまいます。
 大事なのは「たてまえ」を調べるのではなく、実地にあたることでしょう。被害を受けた人が中国にいるのですからその人達にあたる。中国にも共産党の統制を脱して自立的に真実を極めようとする学者もいるのですから、その人達とも協力する(残念ながらまだ少ない。この意味で日中双方の協力で真相を解明するにはまだ路は遠い)。そして大事なことは実際に手を下した人達が日本にはたくさんいる。生存者にあって話を聞き、死亡された方々の場合は多くの戦記を読む。こういう地道な活動が大事です。
 三光作戦は中国軍のしわざみたいなことを言っていても真実はあきらかになりません。
 あなたと議論していても始まらない。僕は僕で一年かけて様々な研究を調べてみようと思っています。納得がいったら、作る会教科書の批判として見解を明らかにします。それまでお待ちください。

TIME : 2006/02/03(Fri) 10:26
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 三光とは関係ありませんが・・・


この前、水谷容子著「反日解剖」という本を読んだのですが、その中に「ネット規制の怪」として中国ではネットの規制・取締りが以前にも増して厳しくなったとし「国家転覆煽動罪」で逮捕される新聞記者、民主活動家が年々植えているそうです。
また中国共産党を批判する民主化・反体制・独立運動が取締りをうけているそうです。
・・・日本に生まれて良かったですね。・・・・・

このいたずら本当に執拗ですよね、これって中国共産党の仕業ですかね?それとも日本の同じ考えの○○党ですかね

TIME : 2006/02/03(Fri) 00:46
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 中国・中国軍の「三光作戦」について


あなたは、自分で述べた「中国での日本軍の蛮行、三光作戦・南京事件」について、私からその根拠を聞かれ「よく知らない」と書いてます。それは理解しました。
それについては、後の機会に・・・・

さて、中国軍の三光作戦についてですが・・・
その前におさらいをしておきましょう!!

私は日本軍の思想・規範に「焼き尽くし」「殺し尽くし」「奪い尽す」という「三光作戦」なるものは、作戦要務令・軍人勅諭・戦陣訓等のどこにも書かれていないと述べました。

逆に戦陣訓には・・・・

●「皇軍の本義に鑑み、心恕の心能く、無辜の住民を愛護せよ」・・・・・
(罪もない住民に対しては、情の深い思いやりを十分に持ち、愛護しなさい)

●「敵産・敵資の保護を要する。徴発・押収・物資の燼滅等は規定に従い指揮官の命によるべし」・・・・

と書かれ、「住民の愛護」と「略奪を戒めている」

では、中国軍(国民党)には「三光作戦」は思想・作戦としてあったのか?

これは国民党軍の最高指揮官:蒋介石の演説内容と、中国の歴史に「三光作戦」が明快に記録として残っています。以下紹介しましょう

昭和12年7月31日、蒋介石は「最後の関頭」演説を発表します。
・・「すでに最後の関頭に到れば、絶大の決心と勇気を持って犠牲をなすべきである。・・吾人が自己を犠牲に供するのみならず、全国同胞を一斉に犠牲に供することを意味する。・・中国人の一人をも、一塊の土をも、灰燼に帰せしめて、敵の手には渡さぬ決意である。・・大小都市の論なく、これを灰燼に帰せしめなければならぬ」・・・

 と演説しており、軍の最高指揮官が、敵が利用できないように自分も、自国民を犠牲にしてもかまわないし、都市を灰燼にしてもかまわないとし、「三光作戦を実施せよ」と厳命している。

では、中国の歴史に「三光作戦」は有るのかどうか?
晉の正史「晉書」にある。
東晉(4世紀)は国家戦略として、城壁を堅固にして守りを固め、野には何も残さないように焼き尽くした。前者が堅壁、後者が清野である。
「中国民衆叛乱史」の年表1798年には「堅壁清野の策、教軍に打撃を与え始める」と書かれている。
つまり、清朝が反乱軍(白蓮教従軍)鎮圧策としてやったのである。

・・中国では支那事変の時には軍最高指揮官が自ら「三光作戦を行え」と厳命し、また、中国の歴史には「三光作戦をやった」という記録がある。

コアラさん、あなたは「日本軍が三光作戦なる蛮行をやった」といいましたが、それの証拠を示せなかった。また、日本軍にはそのような思想・規範はなかった。

私は「軍は上級部隊・上官・上司の命令で動く」と書きました。

さて、コアラさん、客観的に見て日本・中国どちらが「三光作戦」なるものを軍の命令でやらせたと思いますか、ご意見をお聞かせください!!

TIME : 2006/02/02(Thu) 12:28
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 僕も知りたい


 銚子次郎さんへ

 決め付けてしまって、失礼いたしました。ただ僕の感想ですが、日本の軍隊について詳しくお知りになりたいのなら、研究書をお読みになったほうが良いと思います。僕もまだ読んでいないのですが、飯塚浩二著「日本の軍隊」(岩波書店同時代ライブラリー)あたりが入門書として手ごろかも。また大江志乃夫著「日本の参謀本部」(中央公論新書)も良いと思います。

 三光作戦や南京事件。僕も詳しくは知りません(だからこの部分の教科書批判がまだ書けない訳)。ネットで様々な資料の所在がわかったら僕のほうが教えて欲しいです。
 ちなみにネットでさまざまな出典を乗せてあるページがありました。
 「対抗言論のページ」
 http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/index.htm

 ここに南京事件などの資料や文献が載っていました。
 またこのサイトで三光についての議論が行われていて、そこにもさまざまな書物が紹介されていました。
 http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/sankou/970128-0205.htm

 いろいろ読んで勉強してみてください(僕は今すぐには読めませんので、資料のありかを探して、適当な本を手に入れておきたいと思います)

TIME : 2006/02/02(Thu) 10:36
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 南京事件の事について


三光作戦と並行的に「南京事件」についても、勉強しています。次の事を教えてください。

 1この事件での日本軍による虐殺の人数は?また、その出  展・根拠は?
 2陥落前の南京城内の市民人口は何万で、どこにいました  か?またその5週間後の人口は何万ですか?

私も必死で事件の真実が何かを勉強しています。よろしくです。

それにしてもこのいたずら、なかなかのものですね。

私はこのサイトへのいたずらなどする必要もなく、そのような趣味も持ち合わせていません。「正々堂々」と人生を歩んでいます。念のために!!

TIME : 2006/02/01(Wed) 16:54
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: まず、「三光作戦」について


コアラさん、そんなに色々な事を「決めつけ」ないで下さいよ。

あなたも私も戦後世代で戦場にいったわけではありませんでしょう!何もお互いに知らないのですから。勉強しましょうよ、思い込みをやめて、いかがですか?

また、あなたが書かれたことは一応戦場とはそういうものだろうとは思いますが、それは戦争ですからね、しかしあなたがいわれた「三光作戦」は「焼き尽くし」、「殺し尽くし」、「奪い尽くす」というのは、いかにも残虐で、無辜の一般市民を平気で殺したというように聞こえます。このような事を軍が命令し、本当にやったのかという事です。これが問題です。

しかし、コアラさんも日本軍の精神性の高さと、道徳律の高さを、これらの文章から感じられたようで、調べた甲斐がありました。私も調べてみてそう感じました。

さて三光作戦と南京事件ですが、あなたからご指摘をうけ、とりあえず「三光作戦」について調べてみようと思い、色々とネットで探しました。

そしたら「三光作戦調査会」というのがあったので、早速、東京に電話したら初老の方が出られたので「三光作戦について教えてください」というと、いぶかしげに「大学の人ですか?」といい、どうも私が何者かとさぐっているような感じでした。「一般市民です」というと、いきなり「阿部晋三がどうの、岡崎寧次がどうの」と独演会が始まりました。

「共産党は戦前ひどい取締りを受けた」とか、あんたは三光作戦がなかったと思っているのだろうとか」、・・・それで、「私にも喋らしてください」と言ったのですが、その後も自説を述べ続け、「あんたも一緒に中国に行きませんか」となりました。「いや、私はこれがどんなものであったのか、事実をお聞きしたいと思って電話したのです」いうと、何かを言った後「私は忙しいので・・」といい、いきなり「ガシヤン」と電話が切られました。私はあっけにとられました。そして、その老人の語り口が誰かに似ているな・・と考えていたら、「あツ、共産党の不破さんだ」と気づきました。そっくりでした。これはその老人が語った内容からも「共産党」の下部組織ではと思っています。

さて、私にとり不思議だったのは、自分達がある運動をしていて、そこに電話がかかってくると「自分達の主張をしっかり訴えようとする」と思いませんか?この方は明らかに自分のやっていることに”うしろめたさ”を感じながら、やっていると感じました。わざわざ、ネット上でHPを開きながらですよ、おかしいと思いませんか?それで、ここでは結局「三光作戦」なるものは、何だったのか判りませんでした。

コアラさんは三光作戦はあったと言われる。どこで、どのような「作戦」が行われたのか、是非教えてください。「作戦」という以上は、相当大規模なものだったと思いますので、当然軍隊ですから、命令がなければいけません。命令で各部隊を統制しないと組織的な戦闘はできないようです。

日本軍の基礎知識に書きましたように「三光作戦」は、日本軍の色々な規範からすれば、考えられないのです。よろしくです。

TIME : 2006/02/01(Wed) 12:28
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 軍隊を突き動かすものは?


 このしつこいいたずらは何でしょうか。
>このいたずらは”○○党”ですかね?やりかねないですね!!推定ですが・

 この○○党って何ですか?。以前しつこく同じような書きこみをして僕が消すたびに1日に10回以上も書きこんでいた人がいましたね。

 ところで日本の軍隊に課せられた様々な道徳律をご紹介されましたがこれと「日本軍の蛮行」とどのような関係があるのでしょう。まさかこれほどの高い精神性と規律で組織された日本軍が「蛮行」などするはずはないとおっしゃりたいのですか?。
 軍隊は道徳律では動きませんよ。戦場は生死を賭けた場ですから。特に敵が誰だかわからず何処から攻撃してくるかわからないときには、どんなに高い道徳律と使命感で組織された軍隊も狂ってしまいます。ましてや軍隊と言うものは、極端な能力主義と身分差別が共存しているものであり、特に日本の軍隊は、その内部においては悲惨なほどの身分差別があって陰惨ないじめが横行していたのですから。パニックになった時は怖いと思いますよ。

TIME : 2006/01/31(Tue) 22:43
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 訂正です


無辜(むこ)が(もこ)になっていました。

TIME : 2006/01/31(Tue) 22:29
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 「戦陣訓」を追加します


このいたずらは”○○党”ですかね?やりかねないですね!!推定ですが・・・

日本軍軍人としての「規範」になったものに「戦陣訓」を追加しました。戦場での「いましめ」とか「たしなみ」とかが書いてありましたので、あなたが主張された”日本軍の蛮行”に関連ある項目を記載しました。字が読めず、意味が判らず、結構苦労しました。


・・・・・戦陣訓・・・・・
陸軍省
 
本訓 其の二
第二 孝道
 忠孝一本は我が国道義の精粋にして、忠誠の士は又必ず純 情の孝子なり。
 戦陣深く父母の志を体して、克く尽忠の大義に徹し、以て 祖先の遺風を顕彰せんことを期すべし。
第八 名を惜しむ
 恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励 して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死し て罪禍の汚名を残すこと勿れ。
第九 質実剛健
 質実以て陣中の起居を律し、剛健なる士風を作興し、旺盛 なる士気を振起すべし。
 陣中の生活は簡素ならざるべからず。不自由は常なるを思 ひ、毎事節約に努むべし。奢侈は勇猛の精神を蝕むものな り。
第十 清廉潔白
 清廉潔白は、武人気質の由つて立つ所なり。己に克つこと 能はずして物慾に捉はるる者、争(いか)でか皇国に身命を 捧ぐるを得ん。
 身を持するに冷厳なれ。事に処するに公正なれ。行ひて俯 仰天地に愧ぢざるべし。
本訓 其の三
第一  戦陣の戒

 敵産、敵資の保護に留意するを要す。徴発、押収、物資の 燼滅等は規定に従ひ、必ず指揮官の命に依るべし。

●じん‐めつ 【燼滅】 - 国語辞書(大辞)・・
 焼き尽くすこと。滅ぼすこと。また、滅びてなくなること


 皇軍の本義に鑑み、仁恕(じんじょ)の心能(よ)く無辜 (もこ)の住民を愛護すべし。

●じん‐じょ 【仁恕】 - 国語辞書(大辞泉)・・・・・・
 1 情け深く、思いやりがあること。2 相手をあわれんで罪  を許すこと
●よく 【善く・良く・好く・能く】・・・・
 念を入れてするさま。十分に。程度がはなはだしいさま。 非常に。たいそう。
●む‐こ 【無辜】 - 国語辞書(大辞泉)
《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。


 怒を抑へ不満を制すべし。「怒は敵と思へ」と古人も教へ たり。一瞬の激情悔を後日に残すこと多し。
 軍法の峻厳なるは特に軍人の栄誉を保持し、皇軍の威信を 完うせんが為なり。常に出征当時の決意と感激とを想起  し、遙かに思を父母妻子の真情に馳せ、仮初(かりそめ)に も身を罪科に曝すこと勿れ。
第二 戦陣の嗜(たしなみ)

 尚武の伝統に培ひ、武徳の涵養、技能の練磨に勉むべし。 「毎事退屈する勿れ」とは古き武将の言葉にも見えたり。

 刀を魂とし馬を宝と為せる古武士の嗜を心とし、戦陣の間 常に兵器資材を尊重し、馬匹(ばひつ)を愛護せよ。

 総じて武勲を誇らず、功を人に譲るは武人の高風とする所 なり。
 他の栄達を嫉まず己の認められざるを恨まず、省みて我が 誠の足らざるを思ふべし。

 諸事正直を旨とし、誇張虚言を恥とせよ。

 常に大国民たるの襟度を持し、正を践み義を貫きて皇国の 威風を世界に宣揚すべし。
 国際の儀礼亦軽んずべからず。

TIME : 2006/01/31(Tue) 17:26
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 帝国陸軍の基礎知識について


あなたも私も戦後世代です。軍隊ということについてほとんど知りません。

それで、あなたがいわれる“日本軍による中国での蛮行”を考える場合、「日本軍」はそれに関係することについて、どう教育していたのかを記してみました。
軍隊が他組織と違うのは「生死」が隣りあわせということでしょう。それゆえ他の職場と倫理観が違うと思います。

1軍人は上級部隊・上官・上司の命令で行動した。また、これに服従することを義務づけられており、これに反した場合は厳しい処罰を受けた。
また「独断」については、作戦要務令第5で「上官の意図」を明察し、大局を判断し最良の方法を選ぶことは認めていた。しかし、これも上官の意図の範囲内と書かれている。

2軍人勅諭には軍人の規範が書かれており、これを行動全般の規範とせよと軍は教育した
    1軍人は忠節を尽くすを本分とすべし
    2軍人は礼儀を正すべし
    3軍人は武勇を尚ふべし
    4軍人は信義を重んずべし
    5軍人は質素を旨とすべし

3陸軍将校が教育をうけた「作戦要務令」では「軍規」について以下のように書いており、将兵はこれを厳守することを義務づけられていた。

・・・「作戦要務令」第四・・・・・ 
軍紀は軍隊の命脈なり、 戰場到る處 境遇を異にし且諸種の任務を有する全軍をして上將帥より下一兵に至る迄、脈絡一貫克く一定の方針に從ひ、衆心一致の行動に就かしめ得るもの 即ち軍紀にして其の弛張は實に軍の運命を左右するものなり 而して軍紀の要素は服從に在り 故に全軍の將兵をして身命を君國に獻げ、至誠上長に服從し其の命令を確守するを以て第二の天性と成さしむるを要す。

文中にあるように「軍規の弛緩」は、「実に軍の運命を左右するもの」であり、そのためには「服従」が大事である。と書かれている。軍の規律を厳正に守るよう教育されていた。

今後、私はこれを帝国陸軍の基礎知識として考えたいと思っています。 何かご意見があればどうぞ!

TIME : 2006/01/29(Sun) 23:04
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 悪しからず


 銚子次郎さんへ

 書けないものは書けないですよ。ただいま中世の部分の批判を書くために勉強中。悪しからず。順次やっていきます。完成は1年後。お楽しみに。

 中国における日本軍の蛮行ですか。焼き尽くし・殺し尽くし・奪い尽くすという三光作戦。中国共産党の支配地域で行った虐殺。共産党のゲリラに悩まされての結果でしょうか。南京事件。30万ではなく数万でしょうが、これも日本軍がはじめて遭遇した都市ゲリラに悩まされての結果でしょう。ベトナムでアメリカ軍がベトコンのゲリラに悩まされて虐殺をやったように。他にも満州でもいろいろあったようですね。

TIME : 2006/01/29(Sun) 22:45
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 訂正です。


タイトルは「対案を書けないなら、批判すべきではないのでは・・・」です。断定はいけません、間違いました。訂正です

TIME : 2006/01/29(Sun) 22:36
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: 対案を書けないなら、批判すべきでない。


今の時点では、「簡単に書けない」
、そうですか、まだあなたにとって事実と確定できてないことがあるということですか。その部分は()書きで現在調査中で結構です。

植民地支配の全体像は当然つかんでいるのでしょう。
それを書けばいいではないですか。そしてそれを現代の価値観で裁いてください。私は後者の方が関心がありますので!!

それから、あなたが書いた「中国での日本軍の蛮行」どうなりました?

今までのあなたとのやり取りの経験から、あなたが事実のように断定して言われるたことは、ほとんどがあなた自身の勝手な思い込みで、出展・根拠を聞くと答えられないことが多く、また事実は逆の方が多いものですから、また今回もかなと思っているんです・・

意見交換の作法をお互い守りましょうよ
・・・よろしくお願いします・・・・

TIME : 2006/01/29(Sun) 15:29
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 知らないことも多い


 銚子次郎さんへ

 教科書の批判は簡単には書けませんよ。短く要約してあるので一つ一つの言葉を吟味し、何を意味しているのか確認し、何がかかれていないかを確認しないと無理。
 韓国併合の記述で疑問なのは、併合の数年前に当時の大韓帝国皇帝がハーグの平和会議(これが後に国際司法裁判所になる)に密使を送り日本の韓国支配の不当性と独立を訴えたはず。この訴えをハーグ会議が受理しなかったあたりをきちんと記述した方が、欧米列強こぞって植民地化に賛成した動きがよくわかります。なぜこれをみんな(どの教科書も)書かないのか。この植民地化に最後まで一人で抵抗した皇帝が死去し、その葬儀が行われた1919年3月1日に大規模な独立運動が起こるのですから。さらに併合の時に韓国軍隊が蜂起したはず。
 このあたりの経緯を確認するとともに、「つくる会」が併合を合法とした理由を調べてみないと、きちんとした批判は書けません。ぼちぼち勉強していきますのでお待ちください。

TIME : 2006/01/28(Sat) 19:48
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: no title


過去の日本の戦争とか植民地支配は、二度と過ちをおかさないように現在の価値観で裁くべきということのようですが、
あなたの教科書批判では「日韓併合」について、まだ書かれていません。

あなたが書くとどのようになるのですか?簡単に書いてみてください。そのイメージがまったく沸きません。それを是非拝見したいですね。歴史教師だし、相当勉強されているようだし、他教科書を批判できる人ですから、直ぐ書けるでしょう。是非教えてくださいよ!!簡単には書けないなんて言わないで下さいね。他を批判するには対案が必要です。これは「意見交換する場合の作法」だと思います。

ちなみに私は過去の事を現在の価値観で裁くなどというのは、歴史でも何でもないと思っています。篠田さんの意見に賛成です。

それと、あなたが「中国での日本軍の蛮行」と書いています。それをあなたに私が聞いています。

TIME : 2006/01/28(Sat) 12:34
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 私の意見


 銚子次郎さんおひさしぶり。

 政府はすべての文書を公表しません。都合の悪い事は特に公表しません。アメリカのように30年(?)経つと全ての文書を公表する仕組みを作っていない日本や韓国の場合は、30年たっても都合の悪い事は公表されません。韓国政府が補償問題で当時の独裁政権が個人補償を少なく見積もり結局補償しなかったことを公表したねらいは、独裁政権の酷さを白日の下に晒し、その関係者の責任を追及するためです。そしてこの補償問題のときの日本の対応を公表しないのは公表することで反日感情が激化して外交が頓挫する事を恐れてのことです。
 このように政治の世界は公表された事柄だけではなく、事実関係のつらなりを元に背後の事情を推理しないとわかりません。その推理を「妄想」で片付ければ、批判を封殺するのと同じです。

 80年代に拉致問題を放置した日本国政府が「国のために死ぬ」という意味の愛国心の問題を真剣に考えているはずがないとのお説ですが、80年代と現在では、日本国政府の政治姿勢には大きな断絶があります。90年代にその姿勢は大きく変わっているので、拉致問題への過去の対応を理由として愛国心問題を考える事はできません。

 過去を現在の価値観で評価するのはそれが今・今後の未来に必要な時だけです。しかしそれは道徳的断罪ではありえません。今ネット上に僕が書いている「つくる会」教科書批判は、それ自身で僕の書いた教科書になります(通常の教科書の5倍の分量になりますが)。ご興味があればお読みください。
 江戸時代の身分差別が厳しいものだったとのお説ですが、「つくる会」教科書の新版でも「かならずしも厳格で固定されたものではなかった」(p108)と正しい説明がなされていますよ。身分差別ではなく身分による職業・社会的役割の分担と考えたほうが正しいです。江戸時代についてのこの教科書の説明は他の教科書よりはるかに正確です。さすが大石慎三郎さんの監修です。

「中国での日本軍の蛮行」と聞いて、どの事件とどの事件とを思い浮かべられますか?。

TIME : 2006/01/27(Fri) 20:35
NAME : 銚子次郎
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: no title


名前を次郎に変えました。お披露目もかねまして・・

久しぶりに覗いてみたら。いや、すごい論争になってますね、篠田さん、大変でしょう、お察しします。

さて、コアラさんあなたと日韓条約の事で、色々と論争しましたが、私は「日本は誠実に個人補償も含め戦後補償をした」といいました。しかし、あなたは「日本は個人補償を値切った・無視した」と断定し、主張されました。

それであなたに「その根拠は何ですか?とお聞きしたら、あなたは〔428〕で「10年ほど前に勉強したことなので、内容は記憶しているが、出典までは思い出せない」といいました。それで私が日韓条約締結交渉時の「韓国が公開した公文書」であなたの「勝手な思い込み」であったと指摘しましたよね。
日本が「個人補償を値切った。無視した」などという事実は締結交渉では、どこにもありませんでした。

今回篠田さんから「国が考えている愛国心は、国のために死ぬことだ」というあなたの意見に対して、「根拠は何ですか?」と問われて、「確かに国の公表された文書や要人の発言にはない」と書いています。文章にもなく、ビデオにもない・・・ということは・・・あなたの妄想ということではないですか?

これって、私との論争の時とまったく同じではないですか。

あなたは、国を敵としてきた人ゆえでしょうか、とにかく自分の勝手な思い込みをもって、国が考えてもいない事を妄想する癖がありませんか?

これって、あなたがいう「意見交換する作法」に反していませんか。だから話がいっこうに前に進まないですよね

コアラさん、考えても見てくださいよ、北朝鮮による日本人の拉致事件、これってアメリカなら戦争になるかもしれない「日本の主権が侵害された事件」ですよね、

それに対して日本政府はどういう対応をとりましたか?1988年当時の国家公安委員長の梶山静六議員が「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚」と国会で発言してますが、その後、長期にわたり、ほったらしたではないですか。

また日教組の支持政党・社会党を中心とした国会議員133名が拉致実行犯シンガンスの釈放要望を韓国に出した国ですよ、このような国・政府が「愛国心は国のために死になさい」などという事を考えていると思いますか?

もしそうならば、ある意味立派ではありますが、これも、あなたの独善・妄想ではありませんか、

コアラさん!!教師は相手が子供、周りは日教組教員、支持政党は社会党・共産党支持、この中だけだと情報は極めて限定されますよね。そのせいで、かごの鳥になった・・・というと失礼ですかね・・

それと歴史を今の価値観で裁くことは「間違いではない」という主張のようですが、コアラさん是非教科書を書いてくださいよ。特定の教科書など批判してないで!

私が書いて欲しいのは「関が原の戦い」です。これをあなたが「歴史教科書」に書くとこうなりますかね・・・

「白昼堂々、大の大人が関が原に多数集まり、東西に分かれ、凶器として鉄砲、刀、弓等を使用し、相互に大量殺人を行なうという蛮行を行いました。これは、現代の法・価値観からすれば絶対に許されないことです」
・このようになりますか?間違いがあれば、教えてください。

別に日韓併合問題だけに限定せず、たとえば江戸時代の「士農工商」もひどい差別であったとか・・・・なかなか面白い教科書ができると思います。期待してます。

それから中国での蛮行とは何のことですか?

TIME : 2006/01/27(Fri) 11:46
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 意見交換の続き


1:愛国心について
 国が「国の為に死ぬこと」を強制しているという論拠をしめせとおっしゃる。たしかに国の公表された文書や要人の発言にはない。だからといって「国のために死ぬこと」を強制していないと言う論拠にはならない。愛国心を強制する時にはかならずそれは「国の為に死ぬこと」を意味していたからだ。憲法9条改正問題では「普通に戦争できる国にする」と言われて来た。戦争をするということはその戦争がどんな目的の戦争であろうと、そこにおいて国の為に死ぬということを意味する。これが愛国心が国の為に死ぬことである傍証だ。愛国心の涵養を教育の目的に入れる動きと9条改正は一体だ。
 ところであなたは国が愛国心出してくる事を「純粋に日本という国に誇りをもち、外国とより良い関係を築くための指針」だという。純粋に日本と言う国に誇りをもたせるために、わざわざ教育基本法に愛国心の涵養を入れ、自衛隊を正式に国軍として海外にも派兵可能にする動きが必要なのだろうか。そしてこれが外国、特にアジアの近隣諸国とより良い関係をつくることにつながるのだろうか。

2:歴史教育について
「侵略(というか戦争)についてはよっぽどの人で無い限りは知っている。韓国が日本の一部であったことや、日中戦争、太平洋戦争などもよほどの人で無い限りは知っているだろう」とおっしゃるが、これは認識が甘い。今でも韓国人や台湾人の老人が流暢な日本語を話す事を不思議がる若者がたくさんいるくらいだ。そして多くの日本人は日中戦争中や「大東亜戦争」中の日本軍の蛮行を知らない。

3:教科書の記述について
 「侵略の実態を詳しく書こうと思えば数十冊は下らない量になるだろう。それは別に日本についていえることでなく、世界のどの国についてもいえることだろう」。一般論を言っているのではない。日本の台湾・満州での植民地支配の実態と特に日中戦争・「大東亜戦争」中の日本軍の蛮行については一言も触れられていない。韓国の植民地支配については簡単に触れられているが。一言触れておくだけで良いのだ。そして戦争中の蛮行については被害者にとっては忘れる事の出来ない悲惨な事実だ。教科書は薄い。詳しく書けないのはあたりまえ。授業の中で補足すれば良い事だ。そして植民地支配の実態をきちんと叙述する事は何も日本についてだけではない。欧米が400年以上にわたってやってきたことについても同様だ。そうしてこそあなたがおっしゃるように「植民地支配の功罪を論ずる」ための基礎であろう。
 それにしても「つくる会」教科書は、日本だけではなく欧米の植民地支配の実態についてあまりに語っていない。
 光と影とについてだが、従来の教科書だって、影の部分だけを描いてきたのではない事は事実だ。ただし影の部分の記述があまりに事実の羅列におわり、それぞれの事実の意味・なぜそういう選択をしたのかが語られていないという「つくる会」教科書の指摘は正しいが。
 しかし「つくる会」教科書の日本の光の部分についての記述の中にもいくつもウソがあることも確かではある。

4:今の価値観で過去を断罪する事

 法の上では犯罪はその当時の法でしか裁けないのはあたりまえ。しかし歴史上の出来事を今の価値観で裁くことと過去の犯罪を現在の法で裁こうとすることとは異なる位相の問題だ。
 歴史上の出来事を現在の価値観で裁くのはあくまでも「植民地体制の「功罪」を議論し、それが現在では「良くないこと」とされるにいたった経緯を明らかに」するためであり、2度と再びそのような行為が起きないために行なうのだ。断罪すると言っても道徳論で行い、日本人を悪徳民族と断罪するためではない。
 韓国や中国の非難の仕方にはそうではない過去の断罪だけの側面があることは事実だ。しかしそれは日本人がきちんと過去の自己の行為を直視していないことに対する反発でもある。外国から言われるからではなく、日本人自らの手で、日本人の過去の行為を直視する歴史記述をなすことは必要だと思う。
 しかし植民地支配を当時は合法だと言い切ってしまって良いのだろうか。例えば「つくる会」教科書は2001年版の白表紙本で「韓国併合は合法的に行われた」と記述して検定で削除されているが、この合法の根拠はなんであろうか。ご存知であればお教え願いたい。

TIME : 2006/01/27(Fri) 01:03
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: 補足


コアラ氏へ

追伸:

「現在の価値観をもって過去の出来事を断罪する」ということは普通、「法的」にはできない。現在は違法だが、過去においては違法でなかったことはいくらでもある。たとえば、「売春」はかつては合法であったが、現在では違法である。では昔売春をしていた人が現在の法によって裁かれることがあるか?といえばそんなことはない。ましてや売春をしていた人の子孫が裁かれることもない。そういったことを認めてしまうと、社会はめちゃくちゃになってしまう。今アナタのしている何気ない行動が将来、「違法」になる可能性だってないとはいえないからだ。

断っておくが、私は植民地支配などの事実を反省するなと言っているのではない。当時はそれが国際法的に「合法」であった事実を踏まえた上で、植民地体制の「功罪」を議論し、それが現在では「良くないこと」とされるにいたった経緯を明らかにすべきだと思っている。歴史教育は道徳教育の場ではないのだ。まして、ある特定の国を断罪するのは、仮にそれが自分の国であっても非常に不健康なことだと思われる。なぜなら、「特定の国」を挙げた時点で、それはもう道徳でもなんでもなく、「政治」の問題になってしまうからである。

たとえばアナタという人物を論評するに際してアナタの欠点だけをリストアップし、脚色して説明したら、アナタを極悪人に仕立てあげることも可能である。そういったことはアナタにも周りの人にも何のメリットもないことは明らかであろう。アナタを「貶めようとしている人」やそれによって「金儲けをしようとしている人」にのみメリットがあるのである。

「政治の問題」を「道徳の問題」と履き違えているのが大きな問題であると思われる。さらに歴史は道徳の問題ではないのだ。

TIME : 2006/01/26(Thu) 23:15
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: 意見交換の作法


コアラ氏へ

人の意見を「罵倒」と主観的判断されるのは困るが、
まず、アナタの言い分には根拠が無い。

> 1:愛国心について
>今日本国政府が強制しようとしているのはこれ。だからこそ、これを明言できない。それを思いこみというのは詭弁です。

アナタのその意見の根拠はなんだろうか?根拠を示さずに断定するのは「思い込み」である。それにしても「詭弁」という言葉がお好きなようで。。「詭弁」の意味はご存知でしょうか?

>  僕は愛国心について質問した。強制で愛国心が生まれるの?、今強制で愛国心を押しつけようとするのはなぜ? 

私は国が「国のために死ぬ」という愛国心を押し付けているとは考えていない(そんな記述はどこにも無い)。純粋に日本という国に誇りをもち、外国とより良い関係を築くための指針だと考えている。とにかく、「国のために死ぬ」ことを強制している証拠を提示されたい。

>
> 2:歴史教育について
> しかし、「蔑国心」が生まれたのではなく「国に対する無関心」が生まれたのであって、侵略の事実すら忘却されているのが現状だと私は指摘しました。この指摘に対するあなたのお考えを聞きたい。

それは無いだろう。国に対する無関心という風潮はあるが、侵略(というか戦争)についてはよっぽどの人で無い限りは知っている。韓国が日本の一部であったことや、日中戦争、太平洋戦争などもよほどの人で無い限りは知っているだろう。

>
> 3:教科書の記述について
>
>  「つくる会」教科書は侵略の事実経過をきちんと書いているとおっしゃるから、概略的な経過は書いているが侵略の実態に付いては書いていないから侵略の事実を隠したのと同じだと私は指摘しました。この指摘に対するあなたのお考えを聞きたい。

--> 実態についてもある程度は書かれている。どこまで書くべきかというのは人により異なる。飽くまでアナタにとって「不十分」ということなのだろう。自分の意見が絶対と思うべきではない。それこそ、侵略の実態を詳しく書こうと思えば数十冊は下らない量になるだろう。それは別に日本についていえることでなく、世界のどの国についてもいえることだろう。

>  光と影の問題ですが、私は日本の歴史の光の部分を教えるなとは一言も言っていない。影を認識しないでどうして日本という国のありかたを多面的に理解できるのかと言っただけ。影を見ることの大事さを指摘したことにたいして影だけ見るのは「日本民族悪玉教」だと罵倒しても何にも生まれない。

別に罵倒はしていない。影と光をバランス良く記述することが大切だと思っているということだ。それこそが歴史の本質を知るきっかけになる。「光だけ」も良くないが、「影」だけも何のメリットももたらさないだろう。
 
> 4:意見交換をする際の作法
>
>  これは「つくる会」教科書の冒頭の「歴史を学ぶとは」に書かれた論理とまったく同じです。しかし「植民地をもつことは力のある国にとっては当然」という考えは、19世紀20世紀当時にあっても正しい考えではない。まさしく西欧強国の勝手な論理。強盗の論理ですね。植民地にされる側はこれを認めない。

「正しい考え」とは誰が決めるのでだろうか?古今東西、過去未来で普遍のことなのだろうか?それとも「アナタ」が決めるのだろうか?「西欧強国の勝手な論理」というのも「現在だから」言えることだろう。現在の価値観から過去の事象を裁き、ある特定の国を断罪するのは「法の精神」を無視した行為であると考える。もちろん、現在では「植民地は良くない」のだから、二度と「植民地を持つような世界にしてはいけない」と教育するのは良いことだろう。しかし、ある特定の国をつるし上げて、現在の価値観からバッシングを行なってもなんの意味も無いことだろう。


> 時代の変化の中で間違っていたと認識されるようになった価値観とそれに基づいた行動は、今の価値観に基づいて断罪するしかないのです。それを「自虐史観」と呼んで攻撃すること事態が、独善的な歴史観に基づいた暴挙です。

--> 暴挙と決め付けるアナタこそ「独善的」で暴挙を犯しているのではないだろうか?アナタが上でのべていることはアクマでも「あなたの考え」であり、「法制化」されていることではない。アナタの考えを持って裁こうとするのは「私刑」に他ならないのだ。

>  歴史を学ぶと言う事は未来をどうするかということと一体です。日本の歴史の影の部分を見つめる事を拒否して、あなたはアジアの国々とどのような未来をつくろうというのでしょうか。お答えいただきたい。

-->私は影を見つめることを拒否しているのではない。影だけを過度に強調して教えることを拒否しているのだ。アナタ個人でもすばらしいところもあれば醜い部分もあるだろう。アナタは自分の子供に自分の醜い部分だけを教えるだろうか?そんなことをしても未来のために何もならないだろう。繰り返すが、「影」を教えるなということではない。「光と影」を各国バランスよく記述することで、歴史の本質が見えるようにすることが大切だと考えているのだ。

> 質問への回答を避けて相手を罵倒するだけでは、それこそ共同作業と言う未来はなりたちません。

--> 質問への回答を避けているのはアナタの方であろう。「愛国心」についても、国がどこで「国のために死ぬことを要求しているか」の証拠を挙げるように私が質問したことについてあなたは「そうに違いない」と主観だけを述べている。

もう一度冷静に「思考する」ことをお勧めしたい。

TIME : 2006/01/26(Thu) 12:05
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 意見交換の作法


1:愛国心について
 愛国心についての定義をあいまいにしてしまったのがいけないですね。僕が肯定した愛国心は「自分が住んでいる町や郷土に対する愛情・愛着」としての「愛国心」。これは正確には愛郷心。これは自然に生まれるものです。しかし「国の為に死ぬ」という意味の「愛国心」は通常は自然には生まれません。これが自然に生まれるのは愛する町や郷土が外国や他民族の侵略にさらされる時。この場合の愛国心は排除すべきではありません。しかし強制的に政治的に作られる「愛国心」は、「国のために死ぬ」という意味でしかありえないのです。そしてこれは軍事力で他国に対して何かをなそうと言う時。これは歴史的に証明できます。
 今日本国政府が強制しようとしているのはこれ。だからこそ、これを明言できない。それを思いこみというのは詭弁です。
 僕は愛国心について質問した。強制で愛国心が生まれるの?、今強制で愛国心を押しつけようとするのはなぜ? と。この場合の愛国心は上の二つの意味をもっていると考えてお答えください。

2:歴史教育について
 「戦前の日本が全て悪かったかのような考え」は別に歴史教育の場だけの問題ではない。敗戦を終戦と呼びかえて国民は被害者で悪いのは軍部だとしてしまう風潮が社会的に生まれたとき、この「戦前の日本が全て悪かったかのような考え」が広がり、ある意味で国民的合意ができたのです。文部省の検定もこの立場で行われてきた。戦後の歴史教育はこれに基づいている。もちろんこれは間違った考え。責任はアジア侵略を支持した大衆自身にもあるし、戦前の社会・政治構造に原因はあるのですから。
 しかし、「蔑国心」が生まれたのではなく「国に対する無関心」が生まれたのであって、侵略の事実すら忘却されているのが現状だと私は指摘しました。この指摘に対するあなたのお考えを聞きたい。

3:教科書の記述について

 「つくる会」教科書は侵略の事実経過をきちんと書いているとおっしゃるから、概略的な経過は書いているが侵略の実態に付いては書いていないから侵略の事実を隠したのと同じだと私は指摘しました。この指摘に対するあなたのお考えを聞きたい。
 光と影の問題ですが、私は日本の歴史の光の部分を教えるなとは一言も言っていない。影を認識しないでどうして日本という国のありかたを多面的に理解できるのかと言っただけ。影を見ることの大事さを指摘したことにたいして影だけ見るのは「日本民族悪玉教」だと罵倒しても何にも生まれない。
 ところで「つくる会」教科書は、その光の部分にかなりのウソがあります。特に古代史・中世史・近世史の部分。それも文化史。これは別途、私の論考をお読みください。中世までで、原稿用紙で1500枚もあるから読む気がしないと思いますが。

4:意見交換をする際の作法

『たとえば現在では植民地支配とうものは「良くない」という価値観が世界中に広まっている。しかし、20世紀初頭は植民地を持つことは力のある国は「当然」と考えられていた。今の価値観では良くないが、昔の価値観では良いとされていたことは沢山ある。そういった歴史の流れを無視し、独善的な視点から歴史に裁断を下してもそれは歴史から何も学んだことにはならないであろう』
 これは「つくる会」教科書の冒頭の「歴史を学ぶとは」に書かれた論理とまったく同じです。しかし「植民地をもつことは力のある国にとっては当然」という考えは、19世紀20世紀当時にあっても正しい考えではない。まさしく西欧強国の勝手な論理。強盗の論理ですね。植民地にされる側はこれを認めない。
 しかし昔の価値観の存在を認める事と、その価値観に基づいて行われた事を肯定することとは別です。時代の変化の中で間違っていたと認識されるようになった価値観とそれに基づいた行動は、今の価値観に基づいて断罪するしかないのです。それを「自虐史観」と呼んで攻撃すること事態が、独善的な歴史観に基づいた暴挙です。植民地にされた側はこれを決して認めませんし、植民地にされた側と植民地にした側とが双方が過去を乗り越えて共同の歩みをつくっていこうとする側にとっても、この独善的行動は許容できません。
 歴史を学ぶと言う事は未来をどうするかということと一体です。日本の歴史の影の部分を見つめる事を拒否して、あなたはアジアの国々とどのような未来をつくろうというのでしょうか。お答えいただきたい。
 この部分の考えをすり合わせないでの論理のぶつけ合いは永久に平行線です。問われるべきは未来のありかたであり、そして過去の出来事の何が事実であったのかと言う具体的な突き合せです。それにはお互いの質問・疑問に誠実に答えあうことが大事でしょう。質問への回答を避けて相手を罵倒するだけでは、それこそ共同作業と言う未来はなりたちません。

TIME : 2006/01/25(Wed) 20:21
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: 結局は



コアラ氏へ

結局のところ、アナタの主張はアナタの「考え」や「感じ方」であって、それが「正しい」という証明にはなっていない。要するにone of them の考え方に過ぎない。要するにアナタが自分の考えを元に他の考えを「間違っている」というのは全くの独善に過ぎないと思われる。

愛国心についてアナタは以下のように言っている。

> 「国の為に死ぬこと」(=アメリカ流に「自由と平和を守るために死ぬこと」と言い換えても良い)抜きの愛国心なんてありえません。

--> 全くの「決め付け」であろう。アナタの最初の意見では「愛国心」は良くても「国のために死ぬ愛国心」は良くないと言っていたはずである。それがいつの間か「愛国心」とは「国のために死ぬこと」になっている。要するにアナタの思い込む愛国心は「国のために死ぬこと」ということなのだろう。しかしそれは飽くまでアナタの「考え」だ。辞書にもそんな定義は無い。アナタの考えをもって善悪を他人に押し付けようとするのはファシズムの思想そのものであろう。

> 2:従来の歴史教育
>  日本がやってきた負の遺産をきちんと直視する事で「蔑国心」が生まれたとは思いません。

そうだろうか?確かにそれだけではなく、敗戦により、社会の雰囲気が「愛国心」に対して冷ややかになったこともあるだろう。つい最近までは「国防」の話題を出すだけで、「右翼」だとか「軍国主義者」とか言う風潮もあった。しかし、根本には「戦前の日本が全て悪かったかのような考え」を歴史教育などを通じて「布教」した影響が強いと思われる。これはある意味アナタもその犠牲者ということだと思われる。いったんこのような史観に染まってしまうと、歴史を中立的な立場から眺め、多角的に分析し、今後の世界政治の指針に生かそうとする発想は生まれなくなる。いつまでたっても「日本民族悪玉教」にすがり付き、自慰行為だけに走るようになる。これでは何も世界平和に寄与することはないだろう。

>
> 3:教科書の記述について
>  

アナタの意見をみると要するに「光と影」の「影」の部分だけを強調するべきだということなのだろう。「光」を述べることはアナタの中では「正当化」と響くのかもしれない。歴史をいろいろな立場や側面から眺めることが大切といっておきながら「影」に執着するのは全くアナタの言うことと行動することが全く一致していないことを意味する。

また、たとえば現在では植民地支配とうものは「良くない」という価値観が世界中に広まっている。しかし、20世紀初頭は植民地を持つことは力のある国は「当然」と考えられていた。

今の価値観では良くないが、昔の価値観では良いとされていたことは沢山ある。そういった歴史の流れを無視し、独善的な視点から歴史に裁断を下してもそれは歴史から何も学んだことにはならないであろう。

TIME : 2006/01/25(Wed) 11:50
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 事実は・・


1:愛国心について
 国(政府要人)が「愛国心とは国の為に死ぬことだ」なんて言う事は今の状況では決してないですね。そんなことをしたらせっかく出来そうな教育基本法改正も憲法改正も吹っ飛んでしまう。しかし「国の為に死ぬこと」(=アメリカ流に「自由と平和を守るために死ぬこと」と言い換えても良い)抜きの愛国心なんてありえません。

2:従来の歴史教育
 日本がやってきた負の遺産をきちんと直視する事で「蔑国心」が生まれたとは思いません。戦後の日本人は日本の国については無関心。国のありかたを考えないようになっていったので、侵略の事実すら無関心の渦の中に忘却されたのが真実です。歴史なんて受験知識の一つにまで格下げされていた。でも正しくは従来の教科書もこの負の遺産については直視していません。

3:教科書の記述について
 私の批判の何処を読まれたのかと思ったら、個々の記述の批判ではなく、総論のところなのですね。ここに具体例を詳しく述べるわけもありません。「つくる会」教科書のウソは近現代史だけではなく、原始・古代・中世・近世においても酷いと感じますので、最初から一つ一つ批判をしていますので近現代史の批判の完成には来年までかかります。乞う、ご期待。
 と言ってもなんですので、一つだけ指摘しておきます。たしかに「つくる会」教科書は侵略の事実経過についてはちゃんと書いています。でもこれは当然のこと。ここまでウソは書けません。検定官も近現代史についてはかなり厳しくチェックしていますし。しかし侵略の事実の中でまったく記述されていない事があります。例えば朝鮮を植民地にしたあと具体的に何をしたのか。満州国をつくって具体的にはどんな統治を行ったのか。中国に攻め入ってどのような蛮行を行ったのか。「大東亜戦争」の名の下で、東南アジアの占領政策は具体的にはどのようなものであったのか。こうした具体的な侵略の事実を削除されては、その実態を隠したのと同じです。
 もっとも従来の教科書の多くも、このあたりになるとかなりあいまいですね。これも併せて批判することに成ると思います(古代・中世については「つくる会」教科書とともに従来の教科書の批判も行っています)。

TIME : 2006/01/23(Mon) 22:39
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: 事実に即して語るのは


コアラ氏へ

1.愛国心の解釈:まず、アナタは「今の政府は国のために死ねという愛国心を押し付けてくる」とおっしゃっているが、これは「被害妄想」に過ぎない。国の正式な声名で「国のために死ねる愛国心の育成」などあっただろうか?仮に多くの論者がそういっていたとしよう。しかしそれは「国」の意見ではない。これこそ事実を曲解しているのではないだろうか?

また、私は愛国心は強制すべきものではないと考えている。同時に、国の暗部だけをことさらに強調し、国を貶めることもするべきでないと考えている。人間個人を取り上げても、どんな人でも「光と影」があるようにどんな国家にも「光と影」はある。その点、バランスの良い視点が必要だと考える。従来の歴史教育は「日本の影」ばかりを強調し、「愛国心」ではなく、「蔑国心」をつくってはいなかったか?

歴史観について:
これはアナタの「作る会」の教科書についての批判はそのままあなたの解釈についての批判になる。以下に例を示すことにする。

「もっともひどい事実の切捨ては、日本による周辺諸国への侵略の事実と、侵略の意図を削除し、そうせざるをえなかった事実ののみを強調することによって、他国を侵略征服したことを合理化する態度である。」

--> この教科書で侵略の事実と意図は別に削除されていない。韓国併合や太平洋戦争にいたる戦争を全て取り扱っている。そしてどの記述によって「侵略征服を合理化した」かをアナタは指摘できていない。ようするにアナタの妄想がつくりだした「神話」であろう。

「しかし過去の事実を曇りのない目で、とらわれのない目で見、事実を多面的にとらえることがどうしていけないのか。」

--> これは最もな意見である。事実を多面的に捉えることは大切だ。では今までの教科書はそうできていたのか?逆に、戦勝国や韓国、中国の視点だけから書かれてはいなかったか?アナタが「つくる会」の教科書だけでなく、今までの「偏った」教科書も同時に批判するのであれば、私はアナタの上の意見に賛同する。ところがアナタの批判は「つくる会」の教科書だけに偏向している。

アナタは

「事実の多様な側面を、一方だけ切り捨てることなく記述するのであれば、歴史的評価を正面に立てた歴史叙述の書としての教科書は意味のある、有意義なものになるであろう。」

と言っておきながら、そうではなかったいままでの教科書についてはまったく触れてはいない。これは明らかなダブルスタンダードであろう。

TIME : 2006/01/23(Mon) 16:39
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 事実に即して語ろう


 篠田さんへ

2:愛国心について
 あなたは「愛国心は自然に生まれるもの・強制すべきではない」とお考えになっている。僕が聞いたのは、今政府が愛国心を押し付けてくる事についてだ。
 国旗・国歌の法制化のときも、そして基本法に愛国心を入れるという今回の議論のときも、愛国心の究極の形は「国のために死ぬこと」だと多くの論者が言っている。これはまさに強制。
 「自分の国を愛せないような人間は外国なら尚更愛することは出来ないし、世界平和に何の貢献もしない」。これは正しい。しかし強制でこのような信念を持った人を作り出す事ができるのだろうか。強制されなくてもたくさんの人が日本のため世界のために働いているのが現状だ。なぜ今愛国心を強制する必要があるの。そしてこれで本当に愛国心を持った人を作り出す事ができるの?。これが僕の聞きたい事だ。

3:歴史観について
 「アナタの言う「ウソ」とは「考え方のウソ」をさしているのだろう。」とあなたは言う。これこそ思いこみ・決め付け。なぜなら僕が「つくる会」教科書のうそ・間違いを指摘した文書に即して述べていないからだ。抽象論ではなんとでも言えますよ。まず僕の批判を読んでみて一つ一つ反論することです。
 それから一言。教科書検定は「事実」であるかないかを検定してはいません。政府の立場から政府の考え方にそくさない記述を検定しているだけ。扶桑社の教科書に限らず多くの教科書に間違いがあることはそれこそ事実です。
 そして歴史的事実と言うのは、数字に限らず、物事の性格なども、歴史的前後関係・相互関係を過不足なく説明できるかどうかという「事実と認められる蓋然性が高い」ということで確認ができるのです。

TIME : 2006/01/22(Sun) 16:02
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: コアラ氏へ


コアラ氏へ

>
> 1:私が「共産主義国」を信奉しているというご判断。何を根拠にしていますか?。これこそ思いこみに基づく決め付け。

そうですか。この点は失礼いたしました。私があった日狂祖の人は大体そうだったので。共産主義国の犯罪には目をつむり、それこそ「事実と反する」ことを言っておられた方が多かったものですから。

>愛国心は、自分が住む町や郷土を愛するという意味では自然に育まれるもの。しかし国家を愛するという意味・国家のために死んでも良いという愛国心は自然には出てきません。これはその国家がどこか別の国家に侵略されるとか征服されるとかいう危険を身に感じた時初めて出来てくるもの。ところで今の政府はその愛国心を押しつけてくる。これはそれこそ自然ではない。なぜ今これが必要なの?。

-> これは違うだろう。これこそアナタの「思い込み」である。「(有事のときは)国のために死ぬべきだ」などという押し付けは全くされていない。日の丸、君が代を教えることが何故国のために死ぬことを教えることになるのか?
日の丸、君が代という形式的なものだけでなく、日本をいう国がどのような道を歩いてきたのか、また先人たちがどのような苦労をして日本を築いてきたのかを冷静に学び、先人に感謝をすることが大切だという教育ではないだろうか?
自分の国を愛せないような人間は外国なら尚更愛することは出来ないし、世界平和に何の貢献もしないだろう。
 

> 2:歴史観は人によって違うという相対主義は、その歴史観の間違いまたはウソを合理化するだけの物言いに過ぎない。

アナタは「歴史観の間違いまたはウソ」とおっしゃっているが、何を基準に「間違い」「ウソ」と言っているのだろうか?また、その基準が「間違い」や「ウソ」ではないという証明ができるのだろうか?自然科学はある理論を唱えても、それが実験事実と反する場合は「ウソ」と判定できる。しかし、歴史の事象については立場により観点が異なるのはむしろ当然ではないか?「ウソ」とはたとえば「10万人が死んだ」という「事実」に対して「10人しか死ななかった」ということである。しかし、その死が「正しかった」か「悪かった」の判断は各人がさまざまな側面から自分で判断することであると考える。その点で「事実」と異なる記述は新しい歴史教科書には書かれてはいないだろう(もしあったら、検定には通らないだろうし)。アナタの言う「ウソ」とは「考え方のウソ」をさしているのだろう。しかし、考え方に「ウソ」は無い。「ウソ」と決め付けるのはファシズムに通ずるものがあるだろう。


> 3:私がどこで「絶対」と言ったのか。「絶対」なものはどこにもない。それはそのとうりだ。だから「絶対」な間違いもウソもないとまで言いたいのだろうか。これは相対主義。これこそ詭弁。

-->上で述べたように「10万人死んだ」事実に対して「10人しか死ななかった」とうのは「絶対的」な間違いである。しかし、その死の意味についての解釈は何通りもあってもおかしくない。その点について「ウソ」と決め付けるのは独善以外の何者でもない。

(繰り返すが、自然科学において、「解釈(理論)」は「実験」により正しいか否かが判断される。しかし歴史の解釈にはそういった基準は無いだろう。)

TIME : 2006/01/22(Sun) 14:05
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: 長いことお世話になりました。


あなたとは、色々と意見の交換をしてきましたが、やはり基本的な事での違いはいかんともしがたく、このサイトを離れたいと思います。参考になることもありました。
お世話になりました。

TIME : 2006/01/22(Sun) 12:56
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 決め付けと詭弁


 篠田さんへ

1:私が「共産主義国」を信奉しているというご判断。何を根拠にしていますか?。これこそ思いこみに基づく決め付け。あれは「共産主義」でも「社会主義」でもなく、それになりそこねた「官僚独裁の国家」。だがらこそ国内の矛盾の爆発をさけるため愛国心を宣揚する。愛国心は、自分が住む町や郷土を愛するという意味では自然に育まれるもの。しかし国家を愛するという意味・国家のために死んでも良いという愛国心は自然には出てきません。これはその国家がどこか別の国家に侵略されるとか征服されるとかいう危険を身に感じた時初めて出来てくるもの。ところで今の政府はその愛国心を押しつけてくる。これはそれこそ自然ではない。なぜ今これが必要なの?。日本はそれが必要な危険に直面しているのだろうか。

2:一般論として人が言ったり書いたりしたことを捏造とかうそとか決め付ける事は可能。私が「つくる会」教科書を批判して書いたことを「うそ」「捏造」ということができると言ってもそれは批判したことにはならない。一般論でしかない。具体的にどこが捏造でどこがウソか指摘しなければ批判にはならない。そして歴史観は人によって違うという相対主義は、その歴史観の間違いまたはウソを合理化するだけの物言いに過ぎない。

3:私がどこで「絶対」と言ったのか。「絶対」なものはどこにもない。それはそのとうりだ。だから「絶対」な間違いもウソもないとまで言いたいのだろうか。これは相対主義。これこそ詭弁。

 博多っ子純情さんへ

1:また論点をずらしましたね。社会的にさまざまなことの「押しつけ」が横行している事をもって国家が価値観をおしつけることを当たり前と肯定する事。それこそ閉鎖的・非社会的物の見方です。

2:軍国主義の復活と言っていませんよ。まあ愛国心教育反対派の多くはそういう物言いをしていますが。今の世の中において軍国主義は復活できないしその必要もないでしょう。

3:「国の体制」という言葉をどう理解するかによりますね。それに私はこの言葉を使用していない。「国家のありかた」としか言っていない。戦後の日本の「国家のあり方」は戦争をしない、軍隊をもたないというものであった。それをなし崩し的に変えてきて、今、名実ともに変えようとしている。これは「国家のありかた」を変えようと言う事。あなたの言葉で言えば「国の矛盾を改善する」ということ。憲法や教育基本法を変えるということは、この意味で「国家のありかた」を変えると言う事。もちろん議会制民主主義や資本主義を変えるという意味での「国家体制の変革」(普通はこういう使い方をしますね)ではありませんし、その必要もありません。

4:これはそのままあなたにお返しします。いつも論議の途中で答えににつまるとあなたが使う手だ。結局は相手の意見を注意深く吟味して討論しない、現実を見ない決め付け。「あなたの意見に共通しているのは、現実無視、イデオロギー優先・独善的、視野が狭いと思います」。

 では、お元気で。

TIME : 2006/01/22(Sun) 08:13
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: 私の意見


1日教組が「日の丸掲揚に反対」し「国歌斉唱に反対」するということ自体がまったく不自然なことです。公教育ではアメリカはアメリカ人を中国は中国人を、日本は日本人を育てると思います。その象徴たる国旗・国歌に敬意を払って何が問題ですか。国家による押し付けが問題との事ですが、社会人としての経験からすれば”押し付け“はごく日常です。日教組の閉鎖性、非社会性が原因かと思います。

2道徳教育の復活―愛国心の高揚―軍国主義の復活とつながりますかね、これこそ、アメリカの占領政策そのもので、「日本人としての精神的背骨を抜き、二度と再びアメリカの敵にならないように」と考えたその目的にぴったりです。あなた達はアメリカに利用されたと思います。

3私達は国の矛盾(教育基本法。憲法等)を改善していきたいと思いますが、国の体制を変えようと思ったことはありません。

4あなたの意見に共通しているのは、現実無視、イデオロギー優先・独善的、視野が狭いと思います。

5篠田さんの意見には、賛成です。私も「絶対」には注意したいと思います。有難うございました。

TIME : 2006/01/21(Sat) 11:30
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: コアラ氏へ


あなたが本当の「左翼」であるかどうかはまだわからないが、本当の左翼と本当の右翼な仲が良いと聞く。それは本質的な点において「愛国者」であるからだろう。

愛国心とは自然に生まれるものであり、強制するべきものではないと私は考えているが、私の住んだことのある外国は共同体意識が強く、皆「国」に対する義務感を持っていたように思う。愛国心を邪悪なもののように扱うのはいかがなものか?そもそもアナタの信奉する「共産主義国」が最も愛国教育をしているのではないだろうか?

最後に歴史教科書についてだが、「歴史観」は人によりさまざまである。また、人の書物にケチをつけることはいくらだって出来る。これはアナタの意見の隅々まで「ウソ」「捏造」とケチをつけようと思えばいくらでもできることと同じである。

何事も「絶対」と考えることが一番危険なことだと考える。どんな優れた理想や考えも、それが「絶対」であるとして強制した時点で、非人間的、非人道的なものとなるということを歴史は証明している。

あと、

TIME : 2006/01/21(Sat) 11:14
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: お答えします


一つ目の質問。指導部と大衆との関係について
 指導部と大衆が同じ思想を共有はしていないということ。例えばかつての君が代・日の丸反対闘争において、指導部はその闘争のはてに社会主義を夢見ていた。でも大衆は違う。君が代・日の丸の強制にかつての軍国主義への復活への怖れを抱いて、指導部の方針に賛成した。運動方針と闘争の場では社会主義などということは語られない。「軍国主義復活の阻止」だけ。だから大衆が国旗・国歌として日の丸・君が代をあたりまえと思うようになるとこの闘争そのものが形骸化し、やがて指導部が大衆から浮いてしまう。この時、指導部同士が左翼どうしのそれぞれの利害をかけた分派闘争をやりはじめると大衆は組合に嫌気がさし組合をやめてしまう。東京でかつて起きた事態はこれ。
 昨年の衆議院選挙で小泉自民党を日本の指導部に選んだ大衆が小泉指導部の新自由主義という思想を共有しているのではなく、なにかわからないが今の閉塞状態を打破してくれるという淡い期待で動いていることも、指導部と大衆の関係を良く示しています。

 二つ目。「私たちがやっていることのどこが・・・」というご質問に。
 道徳教育の復活は愛国心の宣揚と「戦争ができる普通の国家」へ日本の国家のありかたを変える動きと一体。教育勅語のような道徳を復活すれば今の社会の危機も救えるという発想は、「国家転覆」ではないにしても、国家のあり方を変えれば社会も変えられると言う発想です。だから国家のありかたの基本である教育基本法と憲法を変えるということでしょ。それこそ衆議院の絶対多数を握っていると言う国家権力を使って(1930年代の右翼なら、そのために議会に基礎を置く立憲君主としての天皇ではなく、臣民の親としての神聖天皇を戴く国家に日本を改造するために、軍事クーデターとしての国家転覆を企画したでしょう。これも国家を改造すれば社会も改造できるという発想です。今これを発想しないのは、議会制民主主義の下でも権力を動かせるからです)。

 歴史観・歴史教育の問題については長くなるので割愛します。僕の見解を知りたければ、サイトの中の『「うそ」と間違いだらけの「新しい歴史教科書」−捏造された「国民の物語」』をお読みください。「つくる会」教科書の全ページ批判を試みていますが、まだ中世の末までしかできていませんが。
 では。

TIME : 2006/01/21(Sat) 00:46
NAME : 篠田
EMAIL:
TITLE: まああれだ


まあ、学校の教師は一般的に非常に視野が狭い。これは彼らが置かれている状況から仕方の無いことだろうと思う。まあ、日狂祖なんかはその典型である。外国に住んだ経験もないくせに外国を崇めるところは全く少女趣味に近い。国から金をもらっていながら国の批判をするのは親離れしていない子供が親を悪くいうのと全く同じ精神レベルである。学校を変えるにはそういった教師を廃絶することからはじめる必要があるだろう。企業経験者とか、政治家、研究者とかあらゆる業種の転職者を受け入れ、幅の広い価値観が見える環境にすることが理想的だ。

TIME : 2006/01/20(Fri) 19:43
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: どういう意味ですか?


日教組と左翼は違うということですか、一般国民から見ればまったく同じに見えます。日教組の指導部には左翼が多いと書いてあります、他の教織員はそれを認めているのではありませんか。指導部は皆さんの意思で決めたのではないのですか?

「権力さえ変えれば社会は変えられる」というのは、日教組・左翼の考えで、私は権力を変えようなどとはまったく思っていませんし、天皇も憲法に規定されたとおり今の象徴天皇でいいと思っています。どういう意味ですか?

あなたは戦前の日本は全部悪、戦前の資本主義は間違いといいましたよね。私は2000年余にわたる先人の行為に素直に感謝の気持ちを持ちたいと思っています。

歴史観についても,戦後の歴史教育はアメリカの歴史観をあなた達が引継ぎそれを確信して子供達に教えてきました。しかし、戦後の歴史研究により明らかになった多くの歴史事実、また欧米が500年にわたり世界でやってきた事等を重ねていくと、一方的な歴史観であったと思います。

戦争は片方が善、他方が悪などという単純なものではありません。複雑の要因で起きています。事実を曲げようなどという事はまったく考えていません。

歴史教育は、ある事柄について「その当時の人がどう考えて、そうしたか」を教えればいいと思いますし、そしてどういう歴史観を持つかは、教育をうけた生徒が自分自身で考えればいいと思っています。
また、人間として、社会人としての道徳教育の必要性も訴えてきました。

私達がやっている事のどこが「権力さえ変えれば社会を変えられるデスか?

これがあなたには「どっちもこわい」と思えますか?

TIME : 2006/01/19(Thu) 08:10
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: どっちもこわい


 どちらも、社会のありかたをそれぞれが考える「正しいありかた」に変えるためには、国家権力のあり方をどう変えるかという発想です。「権力さえ変えれば社会は変えられる」という考え方をしている点で左翼と右翼は双子の兄弟です。どちらも間違い。どちらも間違った考えを広め混乱を導くと言う意味でこわい。現在の日本のような高度に発展した社会では、国家の有り方を変えても社会を変える事はできない。社会自身の再組織をして初めて国家も変わるということ。
 それから一言。日教組と左翼をいっしょくたにしないこと。日教組は大衆団体。左翼は政治団体。日教組の指導部には左翼が多いけど、大衆団体としての日教組は社会改造・国家改造など夢見たことはありません。この違い、わからないかな?。

TIME : 2006/01/19(Thu) 05:25
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: 日教組は”こわい”ですね


また、また、おじゃまします。私も色々とたてこんでおりまして・・・

コアラ「アメリカ的価値観が広がっていく事にただただうろたえ、道徳主義の復活しか唱えられなかった保守派・右派・民族主義者、そしてただただ資本主義の崩壊を夢見て政治主義的突撃主義で臨んだ左翼。どちらもなすすべがなかったという意味で今日の惨状に責任がありますね。」

これって、コアラさんの本音ですよね。
特に「そして、ただただ資本主義の崩壊を夢見て政治主義的突撃主義で望んだ左翼」・・・これって、「国家転覆」ですよね?

保守派・右派・民族主義者の「道徳教育の復活」と、日教組・左翼の「国家転覆を夢見た」事は同列ですか??

TIME : 2006/01/12(Thu) 15:39
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 僕も一言


 今日の日本の惨状の原因の第1が「アメリカの占領政策」、第2が左翼思想ですか。アメリカ的考え方と左翼思想は右翼・民族主義者から見るとほとんど同じ物ですから、アメリカ的・左翼的思想が原因と考えていると言う事になります。
 しかし真実は、第一に「アメリカ的な欲望を極限まで肥大化させる資本主義を導入したこと」。第二に「その危険性を踏まえ、それに抵抗する思想と社会組織の形成を志向しなかったこと」です。抵抗する思想は右派が考えるような「教育勅語的道徳の復活」では無理です。大事なのは「個人の自立と社会的連帯」を基礎にした「自主管理社会」の形成とそれによる「資本の野放図な動きの規制」とその方向に国家を動かす「国家の市民管理」です。そういう思想に基づいて日本を改造していく努力をしておれば今日ほど酷くはなかったでしょう。
 アメリカ的価値観が広がっていく事にただただうろたえ、道徳主義の復活しか唱えられなかった保守派・右派・民族主義者、そしてただただ資本主義の崩壊を夢見て政治主義的突撃主義で臨んだ左翼。どちらもなすすべがなかったという意味で今日の惨状に責任がありますね。
 拉致問題は政府にどのように取り組ませるかが大事。その意味でなぜ政府が放置したかを究明する事は不可欠。ぜひ政府の責任は追及してください(左翼の自己反省も必要ですが、これはあなたのおっしゃる通り、「社会主義思想」そのものに間違いがあったのです)。
 道徳教育ついて文部省も放棄した責任を初めて認められましたね。日教組にも責任があるのは自明のことです。戦前の道徳に代る新しい道徳を作ろうとしないでただただ拒否しかしなかったことが。
 教師が個人の資格で政治活動をすることには何の問題はありません。教師の立場を利用した政治活動は禁止されていますが。しかし君が代・日の丸闘争は政治活動ではなく、ひとえに教育問題です。教育のありかたを巡る問題。教育に日の丸・君が代を持ちこみ、教育を政治的に利用しようとする文部省・政府にこそ問題があるのですよ。もっとも組合の取り組み方にも問題はあります。それこそ政治主義的にただ反対をわめき実力行動をしてきただけで、教育のありかたとして問題にしてはこなかったのですから。教育の場において国のありかたを考えることには何の問題もないし、シンボルとしての旗や歌の導入自身には何の問題もなかったのです。強制さえしなければですがね。
 社会党議員がなぜ要望書に署名したかは部外者なので知り得ず、お答えできなくて申し訳ありません。
 ともあれいろいろ勉強させられました。お元気で。

TIME : 2006/01/12(Thu) 04:49
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: ひとこと


私は、あなたが元日教組の教員であり、日教組の支持政党は社会党でしたので、この掲示板では日教組・社会党に関する事だけを書いているのであって、現日本の惨状は「アメリカの占領政策」が当然一番大きな影響を与えていると思っていますし、次には左翼思想だと思っています。米ソの影響をもろに受けていると思っています。日教組だけに原因があるなどとは思ってもいませんし、そう書いてもいません。それこそ被害妄想です。

それから拉致問題ですが、これには3つの問題点があるように思います。
@何故長期にわたりこの問題を政府等は放置したか、また野党は政府を追及するには格好の材料なのに何故追求しなかったのか?
A社会党は何故北朝鮮の拉致の事実を認めなかったのか
B何故日本の社会党を中心とした国会議員133名がシンガンスの罪状が判っていたにもかかわらず署名し、これの釈放に加担したのか

私はこの内のAとBを日教組・社会党に関係あることとして
取り上げただけで、@については当然政府・各政党・官僚多いに反省してもらわなければなりません、しかしこれは問題が広がりすぎ、私自身まだ知らない事が多いのでこの場で取り上げなかっただけです。私はそのように書いています。

道徳教育は文部省が放棄したからやらなかったということですが、当時日教組は国(政府)を敵として何でも国の言うことには反対していたのではないですか?それで文部省も摩擦を避けたいために放棄したのではないですか?当然文部省にも責任があります。道徳教育をやるように法(学習指導要領)を作ったのですから、国は当然やりたかったはずです。

教育基本法で禁止されているのは学校で教師ではないという事ですが、日教組は学校で政治活動をしなかったということですか?例えばあなたの「日の丸・君が代闘争」ですが、これは教師たるあなたが学校でやったのではありませんか?

今回はシンガンスの釈放要望書を何故社会党議員等は出したのかをお聞きしたかったのですが、回答なく残念でした。
私もこれで終わりにしたいと思います。

TIME : 2006/01/11(Wed) 18:15
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 無意味なやりとり


 あいもかわらず、今日の日本の惨状の原因はすべて日教組にあるといわんばかりの言説。事実誤認というか被害妄想というか、あきれます。こういう方と「討論」は成立しませんね。無意味です。

 教育基本法で政治活動を禁止されているのは「学校」であって「教師」ではありませんよ。そして学校が日教組に支配されてきたと言うあなたの認識そのものが非現実的な「うそ」ですね。
 社会党の間違えですが、1と2は正しいと思います。しかし3は前に言ったように違います。文部省自身が放棄した。4はその通り。5は勝手な言いがかり。具体的経緯も調べないでの決め付け。

 拉致問題が明らかになっても動かなかったのは社会党だけではなく自民党も公明党も共産党も、そして右翼も同じでしょ。そして拉致に対して実効的な措置がとれる唯一の存在である自民党・政府に対して、どうして拉致が明らかになっていたにもかかわらず対応措置をとらなかったのだと批判しないのか。要するに「左翼」が全て悪いと言いたいのでしょうね。これはためにする議論。
 拉致問題が放置された背景を究明しないでただ「左翼」を非難するだけの態度。これは何物も解決しません。やりとりはこれでおしまいです。

TIME : 2006/01/11(Wed) 16:40
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: 教育者は違法行為を止めてください。


私が申し上げたいのは、教育者が違法行為である政党支持・政治活動に関与することの危険性についてです。

教育基本法第8条では(政治教育)について次のように定めています。
 ●法律に定める学校は、特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治活動をしてはならない。
 
となっています。日教組の支持政党は社会党でした。社会党が間違ってきた主要なことを列挙します。
 
1国家体制の理想を社会主義とした事
 世界の社会主義国では共産党一党独裁体制のもと自国民の 大量虐殺をやり、また経済的にも困窮していたという現実にまったく無知であった事。
2日米安全保障条約を否定し、「非武装中立」などという空論を主張していた事。
東西冷戦下では「力のバランス」で平和が保たれたいたにもかかわらず、この現実を無視し、空論を述べていた事
3道徳教育を「戦前への回帰」として拒否をし、行わなかった事
4日本人拉致事件では、政府が北朝鮮による10名の拉致を公表していたにもかかわらず、キムジョンイルが拉致を認めるまで拉致の事実を認めなかった事。
理想国家が野蛮な犯罪行為をやっていたとは、当然認めたくなかったでしょう
5日本人拉致の実行犯シンガンスの罪状が明らかになり韓国で死刑の判決を受けたにもかかわらず、韓国大統領に社会党を中心とした国会議員は釈放要望書を送り、これの釈放に加担した事。
北朝鮮の意向をうけ、彼の国の奴隷として党が存続していたのでしょう

私が考えただけでも、これだけの歴史的錯誤、間違いがあります。日教組はこの政党を支持してきたわけです。

これ等の事が、被教育者たる生徒、国民にどれだけ悪影響を与えたか計り知れません。教育者には政治に関与するだけの資質もなければ、視野もありません。あなたが「学校をかえよう」というならば、このような違法行為である政党支持とか政治活動をやめるようこれ等のの反省を踏まえ、日教組教師に働きかけていただきたい。

今回の拉致実行犯釈放署名事件について、活動家であったあなたがまったく知らなかったといわれる。本当にあきれます。

拉致問題を長期にあたり放置したことには、コアラさんがいわれるように全政治家に反省してもらわなければなりません。しかし、これに加えて拉致実行犯の釈放要望を出した社会党議員等には「まぬけ!!」と叫びたくなります。

TIME : 2006/01/11(Wed) 10:47
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 責任を問う意味は?


 繰り返しますが、1989年当時の社会党議員の多くが在日の政治犯釈放に関する嘆願に署名した事情についてはまったく知りませんのでお答えのしようがありません。
 またこの行動によって結果として拉致実行犯を釈放してしまった事について彼らに議員辞職を要求するかどうかについてもお答えする義務はありません。いったい何を僕に言わせようとするのでしょうか。当時の社会党を擁護すれば「拉致を容認するのか」とか非難したいのでしょうか。
 ともあれ見解の一端を述べて終わりにします。
 責任を問うというのであれば、拉致を知っても長い間動こうとしなかった自民党政府の責任も同時に問われるべきだと思います。それを問わずに社会党だけ責任追及するのは、拉致問題を政治的攻撃に利用する行為だと思います。大切なのは今どのようにして拉致被害者を取り戻すのか。そのための最善の方法は何かについて、一切の政治的打算抜きで考える事でしょう。

TIME : 2006/01/11(Wed) 01:46
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: コアラさんの支持政党がはっきりしなかったのでお尋ねしました。


日教組・コアラさんの当時の支持政党は社会党だと思っていましたが、はっきりしなかったのでお尋ねしました。

コアラさんは〔398〕では「私は日教組左派」と書いてますし、「日教組の支持政党は、社会党が分裂するまでは左派、右派とも社会党」と書かれていますが、今回の回答では「私自身の支持政党はない。必要に応じて社会党とも共産党とも」というように書いています。はっきりしないでしょう!独立左派というのは初めてですし・・・

それで社会党も時により支持されたようですし、日教組の支持政党は右派・左派とも当時は社会党であったようですし、また、この署名の大半が社会党議員であり、コアラさんは社会党の事は私より当時の実態を良くお知りだと思いますので、私がコアラさんにお聞きしたつもりですが??いかがですか?

社会党支持者だったとしての反省の意味もこめて教えていただけませんか?

TIME : 2006/01/10(Tue) 17:29
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: まるで思想調査


 なぜ僕の質問に答えるのに支持政党を確かめる必要があるのですかね。支持政党によって答え方が変わってくるということでしょうか。まるで思想調査ですね。
 ともあれお答えしておきます。
 僕は日教組左派ではない。日教組左派は社会党(左派)。僕は日教組内でいえば「独立左派」。どこの党にも属さないし、日教組内では必要に応じて左派とも共産党とも組む。支持政党はない。その時々の必要性から、社会党・共産党、そして今は民主党も選択の対象になる。ついでに僕の愛読新聞は日経新聞。愛読週刊誌は時事通信の世界週報。日経は資本よりの中間派。世界週報は右派より。でもどちらも記述は客観的で分析的。歴史的に物事を把握しようと言う態度も同じ。事実と識者の考え方を知るには最高です。愛読書は歴史の研究書。好きな音楽は宗教音楽。歴史小説とオペラが好きなら小泉首相と同じだね。同じなのは好きな歴史上の人物。織田信長。
 これで、思想調査のお答えになりましたでしょうか。

TIME : 2006/01/10(Tue) 16:09
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: その前にちょっとお尋ねします


ご質問にお答えする前に、お尋ねします。
日教組の支持政党は「旧社会党」、今は「社民党」ですよね。それでわからないのは、日教組左派といわれたコアラさんの支持政党です。社会党ではないとなると、共産党ですか?

TIME : 2006/01/09(Mon) 11:41
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 85年当時の対応は?


 85年の話しですか。20年前。
 この当時は臨時教育審議会が戦後教育の見なおしをしていて教員免許のあり方も改正されるということで、日教組はほとんどこれに忙殺されていたと思いますね。それに労働戦線統一の動きが絡んでいたから。他のことには関心がなかったかもしれませんね。

 ところで85年にこの件が明らかになったとき、日本政府はどのような動きをしたのでしょうか。この時に断固たる処置をしておればもっと早く解決したのではないでしょうか。さらに、諸政党やマスメディアはどんな動きをしたのでしょうか。もしご存知なら教えてください。

TIME : 2006/01/08(Sun) 17:05
NAME : 博多っ子純情
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: 1985年の朝日新聞記事です!!


    朝日新聞 夕刊 1985年(昭和60年)6月28日 金曜日
 
日本人ら致、身代わりスパイ
宮崎から北朝鮮に
韓国発表 工作員ら3人拘束
 【ソウル二十八日=小林(慶)特派員】韓国の国家安全企画部は二十八日、大阪の中華料理店に勤務していた日本人コックを朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にら致し、本人になりすまして日本に住み、スパイ網をつくって活動を続けていた北朝鮮スパイ、辛光洙=シンガンス(五六)=朝鮮労働党所属=と、辛に抱き込まれスパイ活動を行っていた金吉旭(五七)=大阪市、衣類小売商=、方元正(五〇)=東京都、ニューコリアン酒屋経営=の三人を国家保安法違反、スパイ罪などの容疑でソウル地検に身柄とともに送検したと発表した。日本人になりすましてスパイ活動をした例は過去にもあるが、そのため日本人を北朝鮮にら致したケースは今回が初めてといわれる。
 同部の発表によると、主犯の辛は北朝鮮の最高首脳から「日本人をら致し、本人になりすまして在日工作を続けよ」との指令を受け、八〇年四月、李三俊・在日朝鮮人大阪府商工会元理事長らと計画を練り、李氏が経営する中国料理店「宝海楼」=大阪市天王寺区下味原=に勤める日本人コック原敕晃(ただあき)さん(四九)が独身で身寄りの少ないことに目をつけた。八〇年六月、原さんを「良い職場を世話する」とだまして宮崎県青島にある李吉炳・在日朝鮮人大阪府商工会長所有の別荘に連れ込んだ。さらに青島海水浴場の児童公園に誘い出したうえ、ここで待ち構えていた北朝鮮工作員四人と力ずくで口をふさぎ、手足をしばった後、袋に入れて八人乗りゴムボートで五百メートル沖に待機していた北朝鮮の工作船に移し、辛が同行して北朝鮮へ連れ去ったという。このあと辛は、原さんの経歴、家族の構成、過去の生活から中国料理法までマスター、完全に本人になりすまして、八〇年十一月、日本に不法入国し、原さん名義の旅券、運転免許証、国民保険証などの発給を受け、韓国へ来るなどしてスパイ活動を続けていたという。
 辛は、日本で在日僑胞十二人のスパイ網を作り上げる一方、朝鮮総連系の在日僑胞を在日韓国居留民団(韓国系)に偽装転向させ、その友人である李成洙氏(四七)=会社副社長=らを巻き込んで韓国の国家機密を集めていたという。去る二月二十四日、辛は組織点検のためソウルを訪れたが、李副社長が自首したためスパイと分かり同月二十六日逮捕された。 同部は主犯、辛が日本人になりすました際使っていた戸籍などの各種文書、北朝鮮の指令受信装置、暗号書、抱き込み対象者名簿など多数を押収し発表している。
 さらに同部によると、原さんは本籍が島根県松江市天神町四五ノ九で、長崎市鍛冶屋町七二で生まれ、長崎で中学校を卒業したあと、長崎市立商業学校を三年で中退、五八年から大阪市の中華料理店を転々としながらコックを務めていたという。原さんは身寄りが少なく、母親の違う兄、原康二さん=長崎市浜町在住といわれる=がいるが、この二十年間接触がなかったという。
 辛の自供によるとら致された原さんは北朝鮮で「元気でいる」という。


このように、シンガンス釈放要望書が出された1989年の4年前には、かの捏造新聞・朝日新聞でさえ詳しく報じています。まさか日本人の生命・財産を守る最高機関・国会の社会主義を理想国家と考えていた国会議員が、「日本人を拉致するようキムジョンイル指令をうけた犯人が逮捕された」というニュースを知らなかったとはいえないはずですし、もしそれを本当に知らなかったならば、被拉致家族及び日本国民に全員で謝罪会見を行い、即議員辞職は当然と思いますがいかがですか?

コアラさんは当時日教組教員でした。このニュースを本当に知らなかったのですか?横田めぐみさんは当時中学生です。コアラさんの教え子も拉致される可能性があったはずですが・・・???

私でさえ、このニュースを知っていましたよ。

TIME : 2006/01/08(Sun) 14:28
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: 事実関係の確認が不可欠


 日教組の支持政党が社会党であったわけですが、一般の組合員の大部分は社会党員ではなく、僕も社会党員ではないので、この手のことの事情は全くわかりません(日教組の社会党党員協議会のメンバーは知っているかもしれませんが)。
 またこの件について論じるには、この署名がなされた1989年当時において「日本人拉致事件」がどの程度明らかになっており、辛光洙(シン・グァンス)がこの件にどう関わっていたのかということを、署名した国会議員がどの程度知っていたかということを確認することが必要です。
 当時の社会党は党内左派の社会主義協会派が牛耳っていて、協会派にとって北朝鮮は「社会主義の祖国」の一つですから、この国を疑ってはいなかったということは確認できますが、彼らとて拉致事件をどこまで知っていたかと言う事が明かにならないと、彼らの行動を論評する事はできません。

TIME : 2006/01/08(Sun) 11:24
NAME : 博多っ子
EMAIL:
y_f1012@ybb.ne.jp
TITLE: コアラさん、お久しぶりです。ご意見をお聞かせ下さい


遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
仕事の方は落ち着きましたか?
さて、早速ですが次の点についてコアラさんのご意見、見解を教えてください。

日教組について、色々の事を教えていただきましたが、その中で日教組の支持政党は当時の「旧社会党」といわれ、その当時コアラさんも教員として、現職でしたね。それで詳しくその当時の事を当然知ってあると思いますのでお尋ねします。

原さん、地村さん夫妻の実行犯として確定している在日韓国人シンガンスは、横田めぐみさんの実行犯でもあったという曽我さんの証言がでてきました。

シンガンスは北朝鮮のスパイとして韓国で逮捕され、死刑判決を受けましたが、その後釈放され、今は北朝鮮の英雄として報道されています。

この凶悪な犯罪者シンガンスの釈放について日本の国会議員133名が署名し、韓国大統領に「在日韓国人政治犯釈放に関する要望」なるものを送り、シンガンスを含む政治犯29名の釈放を要望しています。その氏名が公表されていますが、村山富一元総理を始め、土井たか子社会党党首、田英夫議員、渕上議員等旧社会党の多くの議員と、管直人元民主党代表、江田五月議員等の旧社民連の議員が名を連ねています。(下記の文章参照)

日本人を多数拉致した実行犯を、日本の国会議員多数が釈放要望し、そして北朝鮮に逃がしたということになります。

これについてコアラさんのご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。



辛光洙(シン・グァンス)
「在日韓国人政治犯の釈放に関する要望」
 
私どもは貴国における最近の民主化の発展、とりわけ相当数の政治犯が自由を享受できるようになりつつあることを多とし、さらに残された政治犯の釈放のために貴下が一層のイニシアチブを発揮されることを期待しています。
在日関係のすべての「政治犯」とその家族が希望に満ちた報せを受け、彼らが韓国での社会生活におけるすぐれた人材として、また日韓両国民の友好のきづなとして働くことができる機会を与えて下さるよう、ここに心からお願いするものであります。

1989年

大韓民国
盧泰愚大統領貴下

                 日本国国会議員一同

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
署名した現職国会議員(05年7月現在)
土井たか子 衆議院 社民党 兵庫7区 (日朝友好議連)
菅直人 衆議院 民主党 東京18区
田 英夫 参議院 社民党 比例 (日朝友好議連)
 (2004年引退)
渕上貞雄 参議院(社民党副党首) 社民党 比例 (日朝友好議連)
江田五月 参議院 民主党(元社民連) 岡山県
 (2004年辞職 詐欺容疑で逮捕)
伊藤忠治 衆議院 民主党(元社会党) 比例東海
田並胤明 衆議院 民主党(元社会党) 比例北関東
山下八洲夫 参議院 民主党(元社会党) 岐阜県 (日朝友好議連)
千葉景子 参議院 民主党(元社会党) 神奈川県
山本正和 参議院 無所属の会 比例 (社民党除名)(日朝友好議連)等133名署名

TIME : 2005/12/12(Mon) 10:33
NAME : コアラ
EMAIL:
TITLE: おつかれさま


 銚子いちろ〜さん。お疲れ様でした。
 結局僕が提起した疑問には何もお答えされないのですね。
 たしかに僕は韓国政府が今年公開した議事録のことは知らずに「賠償を日本政府が値切った・無視した」と言いました。しかし韓国政府が公表した議事録で明らかになったことは、日本政府が個人補償を提起したのに韓国政府がそれを断り一括支払いを要求し日本政府もそれを容認した。そして韓国政府は個人補償をほとんど行わなかったということに過ぎません。この公文書からは、なぜこういうことになったのかという背景が読めません(背景を把握してはじめて事実は確定できるのです)。おそらくその背景のを証明は、公開議事録の他に今回公表されなかった秘密文書と公開されていない日本側の議事録と秘密文書が明かにならないと不可能なことです。したがってこの韓国公開文書をもってしても「日本政府が誠実に賠償をやった」と断定する事は出来ません。
 歴史的事実は、公文書などの一次資料だけでわかるものではなく、それに基づいてそれに対する疑問点を推理して初めて明らかになるものです(これが歴史研究の正道)。私の疑問を放置したまま「日本政府は誠実に補償した」と叫ぶ事は、これ自身がまだ一個の仮説であり推理に過ぎないと言う事を認めたと同じことです。

 僕の疑問にお答え戴けない以上、これで意見交換は終わりですね。意見交換は結局平行線の堂々巡り。しかし僕にはいろいろ参考になりました。右翼的言辞の根拠がよくわかったし、改めて戦後補償についての研究書にざっと目を通したり、まだ読んでいなかった研究書を手に入れることができました。この意味で実り多き意見交換でした。長い間、おつかれさまでした。さて僕も自分の仕事に戻る事としましょう。

TIME : 2005/12/11(Sun) 15:50
NAME : 銚子いちろ〜
EMAIL:
honngaku3ah@yahoo.co.jp
TITLE: さようなら


あなたが事実と断定された
@日本は個人補償を値切った。
A日本は個人補償を無視した。

これについては、韓国公開公文書に
・・・交渉過程では、日本が「韓国の戦争被害者に対しては、日本が個別に補償を行う」と提案したが、韓国政府が「個人への補償は韓国政府が行うので、韓国政府に一括して支払って欲しい」と主張した。・・

と書かれており、こあらさんの勝手な推測であったと理解できました。(あなたは、この議事録をもとに推測されたのではありません。出典についても説明できなかったではありませんか)

私は、この公文書により「日本は韓国への戦後補償は個人補償も含め誠実に行った」と思っています。これは、推測ではありません。普通に読めばそう理解できると思います。

これ以上あなたと意見交換する意思も意欲もありません。さようなら!!


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